引当金の要件
1.将来の特定の費用または損失である
2.当期以前の事象に起因する
3.発生の可能性が高い
4.その金額を合理的に見積もることができる
偶発損費(偶発損失及び費用)は上の1と2の要件を満たしたものです。そのうち3と4の要件
を満たしたものが引当金として計上されます。偶発損費のうち3と4の要件を満たさないものは
発生可能性が低い場合を除き、重要性があればB/Sに注記されます。
__YES___________引当金
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__YES __第3要件_|
| 偶発損費 第4要件 |
| | __下記以外___注記
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第1要件_| | |
第2要件 | |_NO_|
| |__発生可能性低い___F/Sに開示
| しない
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|____NO______________________F/Sに開示しない
引当金と積立金の相違点
どちらも計上した分だけ不特定資産が企業内部に留保される
引当金は利益が計上されたかに関係なく要件を満たせば計上する
積立金は利益が計上されてる場合のみ株主の意思で計上される(利益処分計算書)
引当金はB/Sの負債または資産の部に計上される
積立金はB/Sの資本の部に計上される
図がきたなくてすみません。
[2001/01/27 10:50:42]