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お名前： 社会人受験生
皆様こんにちは。某経理学校の社会人通学生です。そこの経理学校の問題です。
特殊商品販売の総合問題ですが解答のみでしたので、どなたか解説をお願いします。
問題 次の資料より損益計算書を作成しなさい。
資料1. 決算整理前残高試算表 試算表見づらくてすみません
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
割賦売掛金 39,600 ｜ 繰延売上利益 7,600
繰 越 商 品 25,000 ｜ 一 般 売 上 157,000
未 着 品 3,800 ｜ 未 着 品 売 上 25,600
積 送 品 180,000 ｜ 積 送 品 売 上 180,000
試 用 品 5,330 ｜ 試 用 品 売 上 96,250
仕 入 373,000 ｜ 割 賦 売 上 216,000
試用販売契約 12,100 ｜ 試 用 仮 売 上 12,100
資料2.
1.期末手許商品棚卸高 30,000円 期末積送品 24,550円
2.期首未着品 1,000円 期首積送品 20,000円
3.期首割賦売掛金残高 24,000円、そのうち当期に20,400円回収
4.当期に試送した商品1,100円（売価）が返送されたが未処理である。
決算整理前残高試算表の試用品売上には、前期試送分7,150円が含まれている。
試用仮売上には前期試送分は含まれていない。
5.割賦販売は一般販売の2割増、試用販売は一般販売の1割増、
未着品販売は一般販売の2割引で当期は販売されている。
以上、よろしくお願いいたします。
[2001/01/02 09:14:35]
お名前： Nirvana
解答が以下であっているか確認して下さい。
間違いがあれば修正して下さい。顔洗って出直します。
あってたら説明させてもらいます。
�� 売上高
１．一般売上 157,000
２．未着品売上 25,600
３．積送品売上 180,000
４．試用品売上 96,250
５．割賦売上 216,000 674,850
-------
�� 売上原価
１．期首商品棚卸高
(1) 手許商品 25,000
(2) 積送品 20,000
(3) 未着品 1,000
(4) 試用品 5,330 51,330
------
２．当期商品仕入高 535,800
--------
合計 587,130
３．期末商品棚卸高
(1) 手許商品 30,000
(2) 積送品 24,550
(3) 未着品 3,800
(4) 試用品 8,000 66,350 520,780
------ ------- --------
当期売上総利益 154,070
繰延割賦売上利益戻入 6,460
繰延割賦売上利益控除 12,000
-------
売上総利益 148,530
=======
[2001/01/03 02:15:55]
お名前： 社会人受験生（東京）
Nirvanaさん 早速の回答ありがとうございます。
ご名答です。パーフェクトです。解説よろしくお願いします。
[2001/01/03 09:31:30]
お名前： Nirvana
１）割賦売上
（前年度分）
------------------------------- 資料2の3より期首割賦売掛金残高＝24,000で
| 割賦売掛金残高| 回収 | そのうち当期に20,400回収したので、未回収は
| 24,000 | 20,400 | 3,600です。
|（利益：7,600) | (利益：6,460) | 期首割賦売掛金残高24,000に含まれる利益は
| |---------------| 前T/Bの繰延売上利益7,600なので、回収分の
| | 未回収 | 20,400に含まれる利益は 20,400×7,600/24,000
| | 3,600 | = 6,460になり、P/Lにおける「繰延割賦売上利益
| | （利益：1,140) | 戻入」となります。
--------------------------------
（当年度分）
------------------------------- 前T/Bの割賦売掛金39,600は前年度売上の未回収分
| 割賦売上 | 回収 | 3,600と当年度売上のうち未回収分の合計なので、
| 216,000 | 180,000 | 当年度売上未回収分＝39,600−3,600＝36,000と
| |---------------| なります（これに含まれる利益は後で計算）。
| | 未回収 |
| | 36,000 |
| | |
--------------------------------
（２）積送品売上
-------------------------------- 資料2の1と2で期首積送品=20,000、期末積送品=
| 期首積送品 | 積送品売上原価 | 24,550が与えられており、前T/Bの積送品180,000
| 20,000 | 155,450 | は期首積送品と当期積送高の合計です。
|--------------| (差額計算） | したがって積送品売上原価は180,000−24,550=
| 委託販売の | | 155,450になります。
| ための積送高 | |
| 160,000 |---------------|
| | 期末積送品 |
| | 24,550 |
--------------------------------
（３）試用品売上
-------------------------------
| 期首試用品 | 試用品売上原価 ｜ <売価> 資料2の4「試用仮売上には前期試送分
| 5,330 | (前期試送分) | 7,150 は含まれていない」から期首試用品の
| | 5,330 | すべてが買取りの意志表示がされた
-------------------------------- ことになります。
| 当期試送 ｜ 試用品売上原価 | <売価>
| | | 89,100 ←前T/Bの試用品売上96,250と前期試送
| | | 分7,150との差額
| |----------------|
| | 期末試用品 | 11,000 ←前T/Bの試用仮売上12,100から
| | | 返送未処理分1,100を引いたもの
--------------------------------
実を言うと前T/Bの試用品5,330が期首試用品原価である根拠を説明できません。
ただ、5,330が期末試用品原価とした場合資料2の5から売上原価がすべて計算
されてしまい、この手の問題の解法としてそぐわないことから判断しました。
どなたかこの根拠が説明できる方に説明頂きたいと思います。
（４）統合原価ＢＯＸ
--------------------------------
| 期首手許商品 | 一般売上原価 | <売価> <一般売価ベース>
| 25,000 | �� | 157,000 157,000
|----------------| |
| 期首積送品 |---------------|
| 20,000 | 割賦売上原価 | 216,000 −→ 180,000
|----------------| �� | （÷1.2）
| 期首試用品 |---------------|
| 5,330 | 積送品売上原価 | 180,000
|----------------| 155,450 |
| 期首未着品 |---------------|
| 1,000 | 未着品売上原価 | 25,600 −→ 32,000
|----------------| �� | （÷0.8）
| 仕入 |--------------- |
| 373,000 | 試用品売上原価 |
| | （前期試送分） | 7,150
|----------------| 5,330 |
| 仕入勘定から |----------------|
| 積送品勘定に | 試用品売上原価 |
| 振り替えられた | （当期試送分） | 89,100 −→ 81,000
| ままの金額 | �� | （÷1.1）
| |----------------|
| 160,000 |手 30,000 |
| |----------------|
|----------------|積 24,550 |
|未着品原価の調整 |----------------|
| |未 3,800 |
| |----------------|
| 2,800 |試 �� | 11,000 −→ 10,000
---------------------------------- （÷1.1）
ＢＯＸ左側の合計＝587,130
ＢＯＸ右側の� 銑グ奮阿旅膩廖�219,130
したがって� 銑イ旅膩廚�587,130-219,130=368,000
� 銑ナ�の一般売価ベース合計＝460,000
したがって一般売価ベースの売上原価率は368,000/460,000=80%になります。
あとは� 銑イ琉貳滅箍船戞璽攻盂曚�0.8をかけるとＢＯＸが埋まります。
（５）繰延割賦売上利益控除
当期割賦売上のうち36,000が未回収であったので、これに含まれる利益を
控除します。
原価＝36,000÷1.2×0.8=24,000
利益＝36,000-24,000=12,000
以上です。へたくそな説明で申し訳ありません。どなたか補足・指摘等
お願いします。
[2001/01/04 11:34:44]
お名前： 社会人受験生(東京)
Nirvanaさん どうもありがとうございました。
「へたくそな説明で申し訳ありません」なんて、とんでもありません。
BOX付き(タイピングが大変なんですよね)の丁寧な解説、
本当にありがとうございます。
熟読させて頂き胸の閊えが取れスッキリしました。
しばらく時間を置いてこの問題に再チャレンジし
この解説に戻ってきたいと思います。
今年6月の受験になりますが、あと半年間ジックリ頑張っていきたいと思います。
今後もよろしくお願い致します。
[2001/01/04 21:09:02]
お名前： BJ
「前T/Bの試用品残高5,330が期首試用品原価である根拠」
・試用販売の会計処理：1．手許商品区分法：（1）売上の都度、試用品原価を仕入勘定に
振り替える方法
（2）上記の振り替えを期末に一括して行う方法
2．対照勘定法
試算表に「試用品」があるので、一見、手許商品区分法と判断してしまいそうですが、
対照勘定法で用いる勘定「試用販売契約」「試用仮売上」も使われています。
2つの会計処理方法を併用することは考えられないので、どちらの会計処理によるものであるかを判断する必要があります。
手許商品区分法には対照勘定は使われません。しかし、対照勘定が使われているため
手許商品区分法ではないことがわかります。この時点で、既に対照勘定法だと判明しますが
直接、判定してみましょう。
対照勘定法の場合、期中（試送時・売上時）における原価ベースでの記録は行われず、売価
ベースでの記録のみ行われます。つまり、当期に試送された試用品の原価は、期末まで
仕入勘定に含まれたままになっています。また、期首の試用品原価は、一般商品販売の三分法
と同様に繰越商品もしくはこれに類する勘定に記帳され、翌期の決算整理で洗い替えされます。
試算表にある「試用品」が、上記の「繰越商品もしくはこれに類する勘定」であるとしても
対照勘定法の条件を満たすことができます。
以上から、この問題の試用販売の会計処理は対照勘定法によっていると判断でき、
期首試用品原価は試用品勘定残高の5,330であることが判明します。
対照勘定法における期首試用品は、日商検定では「繰越商品」、税理士試験（簿記論）では
「繰越商品」または「繰越試用品」で勘定処理されるケースが多かったと思います。
この問題のように、手許商品区分法で通常使われる「試用（送）品」で勘定処理するケースは
まれだと思います。
[2001/01/05 04:42:16]
お名前： BJ
「訂正」
3段落目・上から4行目
×「類する勘定に記帳され、翌期の決算整理で」
○「類する勘定に記帳されていて、期末に決算整理で」
他にもおかしなところがあったら教えてくださいませ。
[2001/01/05 04:59:59]
お名前： 社会人受験生(東京)
ＢＪさん、会計処理法から捉えた丁寧な解説、誠にありがとうございます。
今回初めての質問だったんですが、このように多数の方が、解説、ご指導
いただけることを、大変うれしく感じました。
一級合格まで永い道のりになると思いますが、今後もよろしくお願いします。
[2001/01/07 10:22:32]
お名前： takuya
>ＢＪさん
私が解いてきた問題では、「繰越試用品」は皆無に近かったです。
「試用品」が一番多くて、次に「繰越商品」に含まれているケースですね。
というより、ＴＡＣでは「試用品」が一般的です。
ＴＡＣで勉強されている方にとっては、稀なケースではないですね。
ＢＪさんは、「手許商品区分法」という言葉をお使いになっていますから、
御存知なくても無理はないと思いますけどね。
因みに、ＴＡＣでは「三分法」という言葉を使っています。
[2001/01/07 14:41:55]
お名前： takuya
>ＢＪさん
私が解いてきた問題では、「繰越試用品」は皆無に近かったです。
「試用品」が一番多くて、次に「繰越商品」に含まれているケースですね。
というより、ＴＡＣでは「試用品」が一般的です。
ＴＡＣで勉強されている方にとっては、稀なケースではないですね。
ＢＪさんは、「手許商品区分法」という言葉をお使いになっていますから、
御存知なくても無理はないと思いますけどね。
因みに、ＴＡＣでは「三分法」という言葉を使っています。
[2001/01/07 14:43:10]
お名前： takuya
>ＢＪさん
私が解いてきた問題では、「繰越試用品」は皆無に近かったです。
「試用品」が一番多くて、次に「繰越商品」に含まれているケースですね。
というより、ＴＡＣでは「試用品」が一般的です。
ＴＡＣで勉強されている方にとっては、稀なケースではないですね。
ＢＪさんは、「手許商品区分法」という言葉をお使いになっていますから、
御存知なくても無理はないと思いますけどね。
因みに、ＴＡＣでは「三分法」という言葉を使っています。
[2001/01/07 14:41:54]
お名前： takuya
>ＢＪさん
私が解いてきた問題では、「繰越試用品」は皆無に近かったです。
「試用品」が一番多くて、次に「繰越商品」に含まれているケースですね。
というより、ＴＡＣでは「試用品」が一般的です。
ＴＡＣで勉強されている方にとっては、稀なケースではないですね。
ＢＪさんは、「手許商品区分法」という言葉をお使いになっていますから、
御存知なくても無理はないと思いますけどね。
因みに、ＴＡＣでは「三分法」という言葉を使っています。
[2001/01/07 14:44:45]
お名前： takuya
多重書き込みすみません。
[2001/01/07 14:44:37]
お名前： BJ
takuyaさん、訂正ありがとうございます。
ご指摘下さった内容は、次のとおりでよろしいでしょうか。
すみませんが、今一度確認させて下さい。
・TACでは、試用販売における対照勘定法ではない会計処理を三分法と言う。
・TACでは、試用販売における対照勘定法での期首試用品は、試用品勘定で
処理されるケースがほとんどで、次に繰越商品に含まれている場合が多い。
また、繰越試用品勘定を使うことはほぼ皆無である。
なお、これらはどの「日商・全経、税理士・会計士（簿記論・財務諸表論）」の試験
に該当する内容なのでしょうか。
よろしくお願いします。
[2001/01/07 16:20:08]
お名前： takuya
>ＢＪさん
確認された内容ですが、その通りです。
>なお、これらはどの「日商・全経、税理士・会計士（簿記論・財務諸表論）」の試験
>に該当する内容なのでしょうか。
手許には会計士のものしかありませんが、
少なくとも、会計士の簿記には該当しています。
因みに、会計士の財表では、税理士のような計算問題がありませんので、
特商の細かい処理方法には言及していません。
[2001/01/07 21:43:48]
お名前： BJ
takuyaさん、ご回答ありがとうございます。
会計士試験の簿記でしたか。
TAC税理士講座の簿記論の内容と、ご指摘の内容が食い違っている理由が
ようやくわかりました。
日商は独学だったので、学校による違いは知りませんが、
繰越商品に含める方法以外の方法は見たことがありませんでした。
試験による違いが大切ですね。
博識のtakuyaさんとやりとりできてうれしいです。では、失礼します。
[2001/01/08 01:20:19]
お名前： Nirvana（オランダ）
恐れ多くも冒頭の問題で説明させてもらった者です。
ＢＪさん、takuyaさん詳しいご説明ありがとうございました。
それと社会人受験生（東京）さん、私は在外の独学野郎で
練習問題が不足がちなので、この手の問題には飢えています。
書き込んでくれて感謝しています。
[2001/01/09 04:11:16]
お名前： あっちん
はじめまして。
最初の問題の解説でどうしても理解出来ない点があるのですが教えて下さい。
単純なことかもしれませんが、試用品売上のところで「試用仮売上には前期試送分は含まれていない」ことから何故、期首試用品のすべてが買い取りの意志表示がされたことになるのでしょう？こんなことも分からないのかと思われるでしょうが宜しくお願いします。
[2001/01/23 23:05:47]
お名前： あっちん
はじめて書き込みしたもので、改行してないです。
読みづらくてすみません。
[2001/01/23 23:09:04]
お名前： Nirvana
元記事が下がっていたので、気付くのに遅れました。
試用販売の目的で試用品を客先へ送付した場合、本問のように対照勘定で
処理した場合、
（借） 試用販売契約 XXX （貸） 試用仮売上 XXX
(試送品の売価） （試送品の売価）
と仕訳するというのは、教科書に載ってると思います。
これらの対照勘定が取り崩されるのは、
�� 顧客が買取りの意志表示をした場合
�� 買取らないとして返品された場合
で、上記仕訳の逆仕訳をするというのも教科書に載っていると
思います。
（借） 試用仮売上 XXX （貸） 試用販売契約 XXX
（試送品の売価） （試送品の売価）
したがって、対照勘定の残高は『試用販売のために試送している商品の売価
のうち、顧客が買取るか買取らないか決めかねているもの』と言えます。
問題文の『試用仮売上には前期試送分は含まれていない。』を別の言い方を
すれば、『前期に試送したものはすべて買取りか返品かでケリがついている。』
となります。
すべて買取りの意志表示があった場合、[2001/01/04 11：34：44] の説明通り
です。
前期試送品の一部が返品されていた場合、いろいろと考えましたが、返送分の
原価なり売価なりが問題文で与えられていない限りこの問題は解答できないという
結論に至りました（この結論に至った過程をうまく説明できないので省きます）。
雑な説明になりましたが、これで答えになっていますか？
[2001/01/29 22:58:26]
お名前： あっちん
ご返答ありがとうございます。
どうも「前期試送分は含まれていない」という言葉の
意味に躓いていて、うまい言い方をして下さったので
なんだか見えてきました。もう一度じっくり問題を考えて
みようと想います。
ありがとうございました。
[2001/01/30 08:26:10]
お名前： adsl good よ
この問題の解答のなかで、未着品のとらえ方がどうしても私の頭では理解できません。
総合原価ボックスの中の『未着品原価の調整 2.800』の意味合いが？なのです。
未着品の処理が分記法でされている問題に出会ったことがありましたが、
「未着品勘定残高」「未着品売上」「未着品販売益」「未着品販売の利益率」
の4つの与えられた数字から、未着品のみの原価ＢＯＸを作って
未着品の売上原価をもとめることができました。
基礎的な理解ができていないのかもしれませんが、どなたか解説いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
[2001/12/01 21:02:09]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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