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お名前: あき
問題
×5年7月1日に額面総額1000000円で期間5年、利率年8%(利払日 6月末、12月末) 当期は、×10年3月31日を決算日とする1年である。
×8年3/31の仕訳 社債利息 20000/ 未払利息 20000
×9年4/1の仕訳 未払利息 20000/ 社債利息 20000
×9年6/31の仕訳 社債利息 40000/ 当座預金 40000
×9年12/31の仕訳 社債利息 40000/ 当座預金 40000
×10年3/31の仕訳 社債利息 20000/ 未払利息 20000
当期の社債利息は80000円となる。
この仕訳はあっているのでしょうか?誰か教えてください。
[2001/02/09 20:57:24]
お名前: まさむね
はじめまして。
まず当期の社債利息ですが、償還日は×10年6/30ですから、当期中には償還されないので
単に1,000,000円の8%が当期の費用たる社債利息になります。
ですから80,000円で正解です。
次に仕訳ですが、社債利息の貸方、「未払利息」なっていますが、その他の利息と区別する
ために「未払社債利息」とすべきです。期首再振替の借方も同じく「未払社債利息」です。
そもそも「社債利息」という勘定も本質的には支払利息の性格ですが、その他の支払利息
と区別するために「支払利息」でなく、「社債利息」勘定で処理しています。
それから、解答には関係ないことですが問題の流れ的に最初の仕訳は9年3/31では…。
もちろん、8年3/31でも同じ仕訳ですが…。
[2001/02/10 17:12:04]
お名前: あき
ご指導ありがとうございました。最初の仕訳は9年3/31でした。ごめんなさい。
ところで、×9年6/31の仕訳 社債利息 40000/ 当座預金 40000 は、9年の1月から6月
までの利息についてのものですよね?
当期は4/1からなので9年6/31の仕訳における社債利息の金額は
1000000×8%× 3ヶ月/12ヶ月=20000円 ではないのですか?
基礎的すぎてごめんなさい。
[2001/02/11 18:24:50]
お名前: まさむね
こんにちは。
それでは社債利息のT勘定を書いてみましょう。
まず期首再振替仕訳について貸方20,000を記入します。
次に6/30と12/31の利払日の仕訳から借方に40,000を二回記入します。
この場合の仕訳ですが実際に社債保有者に対して支払うべき金額で仕訳します。理由は後ほど。
その次に3/31の決算整理仕訳で10年1−3月分の社債利息の見越計上分の
20,000を借方に記入します。
この結果、社債利息勘定の借方は100,000で、貸方は20,000となり貸借差額の80,000が、
当期の費用たる社債利息の金額になりますね。
9年6/30の仕訳でご指摘のように20,000としたいところですが、
期首再振替において9年1-3月分は当期社債利息から控除されるべき形になっています。
ですから利払日においては実際に支払うべき金額で仕訳を行なうのです。
そのことにより9年4/1から10年3/31の社債利息の額が決定します。
カユイところに手が届くような解説ではなかったかもしれません。
もしわからないようでしたら、その旨をレスしてください。
[2001/02/11 20:32:56]
お名前: あき
こんにちは。わかりやすかったです。最後に確認してもいいですか?
先の問題に 10年12/31に額面500000を買入償還した と付け加えると
12/31の利払日に支払う社債の金額は
1,000,000×8%× 9ヶ月/12ヶ月=60,000 ですよね?
この60000の内訳は 6月の利払日に40000円
12月の利払日に40000円
4月の再振替の20000円を引いて 60000円
こっれてあってますかね?
この様に4月の再振替をするのは、利払日が9月末、3月末以外の場合ですよね?
だから利払日に注意しないといけないんですよね?
質問ばかりすいません 宜しくお願いします。
[2001/02/13 18:05:05]
お名前: まさむね
こんにちは。
納得されるまで質問してもいいと思います。気にしないでください。
ですが、今回のご質問の内容がちょっとわかりません。
先の問題ですと、10年6/30に全額償還されてますから、10年12/31現在買入償還すべき社債
がありません。また買入償還したとしても、償還分、未償還分どちらも利払の必要のある日で
すから、社債利息には変化がおきませんね。12/31の利払の支払総額は40,000です。
6/30の利払はどうしたのですか?
ご指摘の金額ですと、6/30には一円も利息を支払っていないことになります。
ご指摘の金額は12/31に支払う金額ではなく、12/31現在の社債利息勘定の残高です。
また、再振替が必要になるのは利払日と決算日が異なる場合です。
利払日が年に一回の場合もあるのでご注意を。
社債の問題をもう少し解いてみてはいかがですか?
社債利息の実際支払額と費用たる社債利息の金額との関係がいまひとつ理解できていないのでは…
と思います。キツイこと言ってごめんなさい。
タイムテーブルと社債利息のT勘定を書いて、時間の流れを追いながら仕訳していくと
だんだん理解が深まってくると思います。
その上で、疑問点がでてきたらまた質問してください。
こちらの掲示板でもいいですし、メールでも結構です。
頑張ってください。
[2001/02/13 20:56:22]
お名前: まさむね
社債利息の基本問題の確認をしてみましょう。タイムテーブルと社債利息のT勘定を用意して
時間の流れを追って解いてみましょう。
◎平成11年9月1日に額面総額4,000,000円の社債を次の条件で発行した。決算日は3/31。
利率 年 6%
利払日 2月末日と8月末日
償還期限 5年
収支はすべて当座預金によるものとする。
問1.平成12年2/28(利払日)の仕訳
問2.平成12年3/31(決算日)の仕訳
問3.平成12年3/31(決算日)における社債利息勘定残高(決算整理後)
問4.平成12年4/01(翌期首)の仕訳
問5.平成12年8/31(利払日)の仕訳
問6.平成13年2/28(利払日)の仕訳
問7.平成13年3/31(決算日)の仕訳
問8.平成13年3/31(決算日)における社債利息勘定残高(決算整理後)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
解答 問1.社債利息 120,000 当座預金 120,000
問2.社債利息 20,000 未払社債利息 20,000
問3.社債利息勘定残高 140,000円 → 損益計算書に営業外費用として計上される。
問4.未払社債利息 20,000 社債利息 20,000
問5.社債利息 120,000 当座預金 120,000
問6.社債利息 120,000 当座預金 120,000
問7.社債利息 20,000 未払社債利息 20,000
問8.社債利息勘定残高 240,000円
どうでしたか?
1級社債の学習論点としては利息のほかに、社債発行差金、社債発行費の償却、
買入償還や分割償還など論点が盛りだくさんです。
難しいものもありますが、一つづつ丁寧に勉強していけば、かならず身につくはずです。
ポイントを整理して、たくさんの良問を解いてみてください。
[2001/02/14 15:07:11]
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