書き込み欄へ
ヘルプ
お名前： ガク
減資について教えて下さい。
減資には実質的減資と形式的減資があるとのことですが、実質的減資において例えば、
＜例題＞
株主総会の特別決議により、発行価額＠50,000円の株式10株を1株につき＠40,000円で
買入消却した。代金は小切手を振り出して支払った。
＜解答＞
（借） 資本金 500,000 （貸） 当/預 400,000
減資差益 100,000
という問題で、その解答をみてもよくわかりません。
資本の勘定科目が示している金額は、実際にある金ではなくてあくまで株主が払い込んだ
金額や、会社が留保した金額ですよね？それを金を払って減らすって・・？？？
テキストには、減資は「�〃臑擦鯔笋畊腓錣擦覘�配当負担を軽くする�Ｇ枦�性向や株価を
維持・上昇させる�す臺讃魴錣里弔蟾腓い鬚箸襦△箸い辰震榲�で行われる」と書かれて
いますが、これらの目的と『減資』という行為が私の頭では全く結びつかないのです。
そもそも『減資』は、危険水域に入った会社がヤケクソで行うものなのですか？ダイエーとか…
どなたかこの迷いすぎた子羊に教えてください。
また、『資本』についてわかりやすく説明されてる本などご存知でしたら教えてください。
よろしくお願いします。
[2002/01/26 21:26:01]
お名前： 閑人
ここでは借方の「資本金」を「自己株式」に置き換えていいと思います。そうすれば少しは
分かりやすくなりませんか？
[2002/01/26 22:56:53]
お名前： 簿記四級
こう考えればわかりやすいのでは？
借入金 500.000 現金 400.000
益 100.000
超簡単に言いますと
資本金とは会社運営のために株主から集めた金です。
返済するかしないかという点では違いますが、運営のための資金という意味では
同類のモノです。
その集めた金のうち500000ぶんが免除になるのに400000しか払ってないとしたら
100000の益がでていても変ではありませんよね。
捉え方として資本金というモノが実際に金庫にあったりするわけではなく
それは資産として形を変えて存在しているだけで
あくまで概念的なモノなのでそのへんを間違えると意味不明になってしまうと思います。
また減資はやりたくてもすぐできるモノではありません。
商法で厳格な規定が定められているからです。
株主の持分を資本の部と考えると株価は
純資産/発行株式数で算出されます。（あくまで理論上）
とすると減資により資本の部を減少させることは
即株主の持分を減少させることになり株主を害するからです。
ですので普通の会社はやりません。
ちなみに資本を理解するのはかなり面倒なので普通にテキストを何回も
やるべきだと思います。学者の本は偏りがあるのでテキストがベストなのでは・・・？
一級だと軽すぎるので会計士用なども見てみてはどうでしょうか。
[2002/01/26 22:56:55]
お名前： 閑人
あの、揚げ足をとるつもりはないのですが、誤解のないように一応言っておきますと、
減資差益は「収益」ではなく「資本」に属するものです。以前は「資本準備金」となって
いましたが、商法改正で「その他の剰余金」（←新たにできた）として記されます。
[2002/01/26 23:11:14]
お名前： 簿記四級
もちろんわかっています。
益と表示されているのほうが良かったですね。
[2002/01/27 09:35:25]
お名前： ガク
閑人さん、簿記四級さん解説有難うございます。
自分なりに整理して考えてみました。
[形式的減資]
＜例題＞
当社（発行済株式総数50株、資本金2,500,000円）は、株式総会の特別決議により
欠損金1,200,000円を填補するため、2株を1株に併合した。なお、欠損金は未処理損失勘定
で処理している。この時の仕訳を示せ。
＜解答＞
（借） 資本金 1,250,000 （貸） 未処理損失 1,200,000
減資差益 50,000
この時の「資本金」は、「自己株式」に置き換えて考えてもいいのですか？
そうすればかなりわかりやすくなるのですが・・・・・
《疑問点》
形式的減資……純資産額の減少を伴わない減資。
�―禹饂些曄畛駛椶粒曄� なんか減少している気が・・・
なんとなく形式的だというのはわかるのですが・・
形式的減資は、欠損金の埋め合わせ等を目的として行うもの。借金の額は減るが、手持ちの金が増えるわけではない、と考えるに至ったのですがどうでしょうか？
�⊆村租�減資と形式的減資の違い
私が考えるに至った「形式的減資」の特徴（かなり間違ってるかもしれませんが・・）は、
「実質的減資」にも当てはまってしまっている感じがします。そのため私は、“この2つの
『減資』は単にプロセスが違うだけ”という区別しかつきません。
「実質的減資」のメリット、デメリット、（メジャーな）目的を大雑把で構いませんから
教えていただけないでしょうか。
以上、�，鉢△�私の疑問点です。よろしくお願いします。
[2002/01/28 21:22:28]
お名前： 簿記四級
この仕訳
（借） 資本金 1,250,000 （貸） 未処理損失 1,200,000
減資差益 50,000
は
（借） 資本の部 1,250,000 （貸） 資本の部 1,200,000
資本の部 50,000
というカンジなので、純資産額は減少していませんよね
これが形式的減資です。あくまで計算上の話なので形式的といいます。
資本と金は違うこと、これを頭において考え直してみてください。
また実質的減資は教科書的には事業規模縮小に伴い行うといわれることがおおいです。
純資産額が減ればその分の資本調達コスト減少が利点です。
[2002/01/29 01:03:01]
お名前： ガク
簿記四級さん、たびたびすいません。おかげさまでだいぶのみ込めるようになってきました。
でも、↑↑のレスの一番最後の一文が・・？
これは、『減資』によって（おおむね）株価が上がるため、資金繰りが（前よりも）楽になる、
ということで考えてもいいのですか？
[2002/01/29 20:12:44]
お名前： 簿記四級
たとえば10株発行していたモノを4株分消却したとすると
配当を支払わなくてはイケナイ分が6株に減りますよね。
そういう意味です。
[2002/01/29 22:49:11]
お名前： ガク
なるほど！そういうことだったのですか。
どうもありがとうございました。
[2002/01/30 21:37:28]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る