すみません、全経1級の会計を勉強しているのですが、子会社の資産・負債の時価評価
（部分時価評価法）がどうしても分かりません。
問題が長くなってしまうので、必要と思われる部分のみ書きますが、

取得原価1900千円、投資割合70％、取得時のＳ社の資本…資本金2000千円、連結剰余金500千円、なお、Ｓ社の諸資産が簿価よりも100千円高かった（部分時価評価法を採用する）

とあるのです。仕訳も分かりません。100千円×70％と考えるのは危険な間違いなのでしょうか。どうかお教え下さいませ。よろしくお願いします。

[2001/10/22 20:31:42]

どの部分を説明すべきか迷いましたので一応全部書いて置きます。
まず、諸資産の評価替の仕訳を書きます。
　諸資産 70/評価替剰余金　70
資本連結等の仕訳は次の通りです。
　資本金　2000/S社株式　1900
　連結剰余金　500/少数株主持分　750
　評価替剰余金 70/
　連結調整勘定 80/
仕訳は以上です。
ここで補足しておきます。
部分時価評価法は諸資産及び諸負債を時価にするもので、全面時価評価法と部分時価評価法とが
あります。
今回の数字を全面時価評価法で行うと次のようになります。
諸資産　100/評価替剰余金　100
結局のところ親会社分だけを評価替するのが部分時価評価法で親会社及びそれ以外の少数株主
の分も評価替するのが全面時価評価法です。
シカさんの考え方で正しいです。
S社の資本全体は2000+500+70=2570です。
ただし、仕訳を考える上では70は後付として下さい。
つまり、2500のうち70%の1750は親会社持分、残りの30%は少数株主持分になります。
ただし、親会社には評価替した70がありますので1750に70を加算して下さい。
従って、親会社持分は1820で少数株主持分は750となります。
また、親会社は1820しか価値のない株式を1900で取得してわけですから差額80は
連結調整勘定として借方に80残ります。
少数株主持分からは連結調整勘定は発生しません。
その理由は少数株主はそもそも連結の範囲に入っていない為です。
こんな感じでよろしいでしょうか？
以上です。

[2001/10/22 21:21:35]

LILYさん、すごく丁寧な説明ありがとうございます。なんとなーく、理解しかけてきました。

もしも、「Ｓ社の諸資産が簿価よりも100千円安かった（部分時価評価法を採用する）」場合は
評価替剰余金　70/諸資産 70　でいいんですか？　

また、当期純利益の少数株主持分への振替は、当期純利益×少数株主持分（上の例だと30％）
で算出すると思うのですが、当期純損失の場合も同様なのでしょうか。
とんちんかんな考え方だったらごめんなさい。
何度もすみませんが、よろしくお願いいたします。

[2001/10/23 20:49:58]

LILYさん、すごく丁寧な説明ありがとうございます。なんとなーく、理解しかけてきました。

もしも、「Ｓ社の諸資産が簿価よりも100千円安かった（部分時価評価法を採用する）」場合は
評価替剰余金　70/諸資産 70　でいいんですか？　

また、当期純利益の少数株主持分への振替は、当期純利益×少数株主持分（上の例だと30％）
で算出すると思うのですが、当期純損失の場合も同様なのでしょうか。
とんちんかんな考え方だったらごめんなさい。
何度もすみませんが、よろしくお願いいたします。

[2001/10/23 20:52:21]

↑２回もごめんなさい

[2001/10/23 20:55:02]

シカさん、こんばんわ。
簿価より時価が下落した場合、計上すべきかどうかはものにもよると思います。
下落した参考例は見つけられませんでしたので、確実なものではありませんが、恐らく
質問されたとおりでよろしいかと思います。
そして、もう一つの質問についてですが、純損益の計算自体はあっております。
当然のことですが、純利益の時と純損失の場合では仕訳は反対になります。
具体的に一応示して置きます。
（純利益時）少数株主損益　xxx/少数株主持分　xxx
（純損失時）少数株主持分　xxx/少数株主損益　xxx
以上です。

[2001/10/23 23:12:59]

LILYさん、本当にありがとうございます！！！
こんなに丁寧に教えてもらって、感激です。すっごくやる気が出てきましたよ。
今、一生懸命解いてます。

また分からない点が出てきてしまうと思いますが、その際も、お時間がありましたら
よろしくお願いします。

[2001/10/24 20:18:25]