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お名前： はじめ
資料：受取手形および売掛金の期末残高（割引手形を含む）にたいして２％
の貸し倒れを見積もる。洗いがえ法とあり、残高試算表では
受取手形 120,000借方
売掛金 100,000借方
貸倒引当金 3,000貸方
割引手形 40,000貸方
と計上されてます。
こたえは、
貸し倒れ引当金繰入 4,400 貸し倒れ引当金 4,400
受取手形120,000（割引手形を含む受け手）「120,000＋100,000」ｘ２％＝4,400
とあります。
割引手形を含む受け手、、というところをどのように理解すればいいのでしょうか？
割引手形40,000貸方に来ている数字は、この式のどの部分に反映されるのでしょうか？
よろしくお願い申し上げます。
[2001/06/06 21:36:53]
お名前： タカシ
受取手形に対する貸倒引当金の設定については過去ログにも何度か登場しているようですので、
そちらもごらんになってください（そちらのがわかりやすいので）。
割引手形がある場合の受取手形に対する貸倒引当金の設定についてのポイントは、偶発債務の
処理にあると思います。
この問題では、偶発債務の処理は評価勘定法によって処理されているようです。
試算表の数字を総額で仕訳におこしてみると、
【手形受取時】
受取手形 120,000※ 売上等 120,000
【手形割引時】
現金と割引料等 40,000 割引手形 40,000※
この※印部分に注目して下さい。
手形の割引は、手形を銀行に譲渡するのと同じです。
つまり手形はもう手許にはありません。
もう手形はないけれども後でその代金を請求され、損をする可能性があるので、その分を
記録にとどめたくて、受取手形を直接減らすのではなく、割引手形という科目を使います。
つまり手許にある手形は受取手形勘定の残高120,000円から40,000円を引いた残額の筈です。
割引手形残高は、受取手形勘定にたいするマイナス勘定（評価勘定）の意味を持ちます。
少し意味は違うのですが、減価償却の場合の間接法をイメージするとわかりやすいかもしれません。
貸倒引当金の設定について「割引手形を含む」といった場合には、手許にある手形80,00円と
割引いて（銀行に譲渡して）手許にない手形40,000円の合計120,000円です。
この120,000円は、評価勘定法をとる場合には、
試算表上の受取手形勘定の残高120,000そのものということになります。
ご質問の40,000円は、この120,000円のなかに含まれています。
対照勘定法の場合についてもむしろ一度自分で仕訳を切りながら貸倒引当金の設定対象は、
いくらなのか？を考えると割引手形を含む、含まないという点で迷うことも少なくなる
のではないでしょうか。
[2001/06/06 23:46:12]
お名前： モグタン
☆割引手形を含む受け手、、というところをどのように理解すればいいのでしょうか？
仕訳を考えてみればわかると思います。もともと受取手形は減ってないのです。
☆割引手形40,000貸方に来ている数字は、この式のどの部分に反映されるのでしょうか？
この式をもとに考えるのではなく割引手形を控除するというときの計算式をベースに考えると
反映されている部分がわかると思います。
割引手形を控除しなければその分引当金の額が増えるので「相殺される」みたいな感じに考
えればいいのではないでしょうか・・・。
[2001/06/06 23:48:45]
お名前： モグタン
☆割引手形を含む受け手、、というところをどのように理解すればいいのでしょうか？
仕訳で考えてみてください。もともとは割引手形が発生しても受取手形は減ってないのです。
☆割引手形40,000貸方に来ている数字は、この式のどの部分に反映されるのでしょうか？
この式というよりも割引手形を控除した場合の計算式を元に考えれば反映されている部分
がわかると思います。
[2001/06/07 00:01:15]
お名前： かんしーたーしぇ
まず、割引手形という勘定は、受取手形を銀行で割り引いたときに使う評価勘定です。
例えば、10,000円の受取手形を銀行で割り引き、100円手数料を取られて残りを預金したときは一旦、
（当座預金）9,900 （割引手形）10000
（割引手数料）100
としておき、その手形が決済されれば
（割引手形）10,000 （受取手形）10,000
といった仕分けを行います。ここで大切なのは、割引手形という「モノ」は、実際には存在しないということ。また、割引しただけでは（決済されなければ）残高試算表においては受取手形は減らないことです。
つまり現実的には、割り引いた時点で受取手形は手元から無くなっているわけですが、
万一手形が決済されなかったときの責任のようなもの（偶発債務）は自分に残るので
この責任を忘れないように書き記しておいたものが、割引手形と考えるとわかりやすいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、割引手形を含む、というのは受取手形を、割引したものも含めるので残高試算表通りにとらえることになりますよね？
逆に含まない、というのは実際手元にある手形だけを受取手形と考えるので割引した受け取り手形は無視・・・
つまり帳簿上の受取手形から割引手形を引いた額こそが、貸借対照表においての受取手形である、ということです。
長々と要点を押さえきれないまま語ってしまいましたが、少しはお役に立てたでしょうか・・・
[2001/06/07 01:13:25]
お名前： keiko
【間違ってたら教えてください】←私も2級受験者なので。
こんばんは。私は自己流ですが、わからなくなったら以下のように思い出すように
してるのですが、だんだん自信がなくなってきてしまいました。
＜割引手形を含む ＝期末 有高＞→ほっとく（割引手形には触らない。計算にも入れない）
＜割引手形を含まない＝期末実際有高＞→引く（割引手形を探し、計算に入れる）
＜＞の中はたとえば『割引手形を含まない』という言葉じゃなくて、『期末実際有高』という
言葉で出てきても混乱しないようにと、『実際有高』だから、割引手形を引いた貸借対照表
と同じようなかんじ？と思いながらといてました。
もしかして・・・これであってるのですよね？ちがかったら教えてください！
[2001/06/07 02:12:11]
お名前： はじめ
偶発債務ですね。
納得できました。
ありがとうございました。
[2001/06/07 06:27:31]
お名前： イソギンチャク
手形の割引については、評価勘定も対照勘定も無くなっています。
検定ではどうか知りませんが。
以下参考までに・・・
●割引時の処理
（当座預金） 9,000 （受取手形）10,000
（手形売却損） 1,000
（保証債務費用） 500 （保証債務） 500
●決済時の処理
（保証債務） 500 （保証債務取崩益） 500
[2001/06/07 08:23:34]
お名前： 借金大魔王
↑
保証債務 500
というのは、手形遡及義務の時価評価額です。
（どういう風に「時価評価」するのでせうか？
いそぎんちゃくさんおしえてください。）
[2001/06/07 08:36:32]
お名前： かんしーたーしぇ
keikoさんへ。
それでオッケーですよ〜(^-^ )
検定までほんっとにあと少し！お互い頑張りましょうね♪
[2001/06/07 22:55:32]
お名前： タカシ
ちょっと確認ですが、今回と次回の日商の検定は従来のままです。
さて、
新会計基準については、不勉強でよく分からないのですが、手形割引時の偶発債務の処理方法
としての評価勘定法、対照勘定法は消えてなくなってしまうのですか。
手形割引時の偶発債務はなくなる訳ではないのですよね。
どうして処理方法だけなくなってしまうのですか？
誰かおしえてくれませんか。
[2001/06/08 00:08:45]
お名前： ふく
（実務上の流れから）評価勘定法も対照勘定法もなくなっていません。
とりあえずは今までどおりの仕訳を覚えてください。
検定向けの本にその事が記載されていましたよ。（２級向け）
[2001/06/08 00:35:53]
お名前： ぐれ
こんにちは、タカシさん
【私からも。これは今回と次回の日商検定とは関係ない話題です。】
１．手形債権の消滅
金融商品会計基準は債権債務の発生と消滅をいつの時点で認識すべ
きであるかをはっきりさせました。
従来はたとえば手形割引の時に「割引料」という利息類似の費用を
立てていたわけですから、一種の「手形を担保とした借入」と見て
いた面があったわけです。他方、Ｂ／Ｓ表示の面では割引手形額を
受取手形から控除していましたから、手形債権は消滅したと考えて
いた面もありました。中途半端だったんです。
割引・裏書により「手形に対する支配」は他人に移転します。金融
商品基準によれば、これは債権の消滅の要件を満たします。そこで、
割引についての差額は「借入時に支払う利息」ではなく、「債権譲
渡に伴う財務上の費用」となりまして、「手形売却損」という科目
で処理することになりました。（裏書の時は差額がありません）
（借）当座預金 ４９０ （貸）受取手形 ５００
手形売却損 １０
２．偶発債務の処理
金融商品会計基準は時価主義の考え方を大幅に取り入れました。
従来は手形額面＝偶発債務額だったわけです。
割引・裏書によって旧手形債権は消滅しましたから、新基準による
と、この偶発債務は新たな債務の発生ということになります。この
ように、金融債権債務の構成要素をばらばらに分解して考えるのも
金融商品会計基準の考え方の特徴です。このときに以下のように処
理します。
（借）当座預金 ４９０ （貸）受取手形 ５００
手形売却損 １０
（借）保証債務費用 ？ （貸）保証債務 ？
さて、時価主義により、この新たな偶発債務（手形保証債務と称し
ます）を計上するときに時価で評価するわけですが、これは結構大
変らしい（具体的な手法が確立していない）です。
考え方としては、手形支払人の倒産・不渡により、この偶発債務が
確定債務になる可能性を見積もり、これを額面に乗じて計算するこ
とになります。この「可能性」は予想貸倒確率ということになると
思います。
たとえば、ある手形について手形支払人の倒産確率が１％であれば、
割引手形・裏書手形について実際に遡及される確率が１％というこ
とになります。現在、割引や裏書きに付しているすべての手形に、
それぞれの遡及される確率を乗じたものを合算すれば、いわば、現
在割引・裏書に付している手形についての「遡及されるかもしれな
い金額の期待値」となります。
これは、結局、貸倒引当金と同じことではないでしょうか。期末の
イメージとしては、従来の「割引手形裏書手形を含んで貸倒引当金
を計算する」場合の、割引裏書手形分の貸倒引当金繰入額と貸倒引
当金を分離して別の名前をつけたような感じでしょうか。
ただし、処理は違います。期末に立てるのではなく、偶発債務が発
生するごとに立てて、決済が終わるごとに消していきます。
〔手形割引時点〕
（借）当座預金 ４９０ （貸）受取手形 ５００
手形売却損 １０
（借）保証債務費用 ５ （貸）保証債務 ５
〔割引に付した手形が決済された時点〕
（借）保証債務 ５ （貸）保証債務取崩益 ５
３．評価勘定法・対照勘定法は消えるのか？
Ｂ／Ｓ表記が上記の考え方に沿っている限り、社内の仕訳でどうい
う処理をしても良いわけですが、一応の処理の方法が示されたこと
により、今後、このような処理が増えるのではないかと思います。
ただし、保証債務を時価評価できない場合は、従来の対照勘定法に
より、額面を備忘記録しておくと聞きます。この場合は、従来の対
照勘定法がそのまま残るわけです。
また、財務諸表に注記すべき「手形割引高・裏書高」の金額は、従
前のとおり、手形額面金額とされています。ということは、割引や
裏書に付している額面を知る必要があるわけですから、上記の処理
のうち、
（借）当座預金 ４９０ （貸）受取手形 ５００
手形売却損 １０
の部分を、
（借）当座預金 ４９０ （貸）割引手形 ５００
手形売却損 １０
とか、
（借）当座預金 ４９０ （貸）受取手形 ５００
手形売却損 １０
（借）手割義務見返 ５００ （貸）手割義務 ５００
とやって、Ｂ／Ｓ表示のときに、従来と同じような組み替えをして
も観念的には良さそうな気がします。なお、このときでも、
（借）保証債務費用 ５ （貸）保証債務 ５
の処理は必ず必要になります（時価評価できる限り）。
２の最後に書いた処理の方法は、どの本にも載っている仕訳ですの
で、確実なものです。３に書いた仕訳は私が考えただけなので、あ
まり信用しないで下さいね。
[2001/06/08 07:16:35]
お名前： イソギンチャク
＞ぐれさん
解説どうも有り難うございました。たいへん勉強になりました。
この偶発債務の時価評価については、米国では頻繁に行われていると聞きました。
もっと勉強していかないと、ついていけなくなっていまいそうで、恐怖まで感じて
しまう今日この頃です。
[2001/06/08 13:29:39]
お名前： King
たしかにイソギンチャクさんの言うように勉強しないと大変ですね。
それに、ぐれさんの知識の深さには言葉がありません。。。。
国際的には時価会計が主流なので今後は日本もどんどんと変わっていくのでしょうね。。。。
[2001/06/08 15:03:10]
お名前： タカシ
ふくさんへ
どうもありがとうございました。
ご指摘の検定向けの本を見てきました。
確かに評価勘定法、対照勘定法についての記述がありました。
ぐれさんへ
たいへん詳細、明確かつ平易なご回答をいただき感謝しております。
一応、金融商品にかかる会計基準の本などを買って該当箇所などを読みましたが、
このような立派な解説を頂けると分かっていたらいらなかったかなとも思っています。
これをきっかけに新基準も少しは（所詮少しですが）勉強するようにいたします。
偶発債務に限定して自分なりに整理させていただきますと、
新基準では、保証債務を時価評価して認識するが、
従来の処理法（評価勘定法、対照勘定法）が並行して行われる場合も考えられる。
保証債務は、信用リスクが低い場合には計上されないようなので、
保証債務が計上されない場合には、従来の処理が行われる。
こんな感じでいいのでしょうか。
もっとも従来の処理といっても偶発債務の処理を行わない方法もあった訳ですから、
偶発債務の処理を行わないことも当然考えられますが。
平成14年度（来年）から出題範囲の改定が実施されますが、
その改定に伴い全く消滅してしまうような処理は、出題者の心理を考えますと
それ以前においても出題しにくいのではないかとも考えられます。
全くなくなってしまう処理ですと出題可能性に若干の影響があるかなとも思ったのですが、
よくよく考えると前回の第３問に評価勘定での出題がありました。
結論としては、従来どおりということです。
たいへんお騒がせいたしました。
失礼いたしました。
[2001/06/08 23:28:50]
お名前： タカシ
ふくさんへ
どうもありがとうございました。
ご指摘の検定向けの本を見てきました。
確かに評価勘定法、対照勘定法についての記述がありました。
ぐれさんへ
たいへん詳細、明確かつ平易なご回答をいただき感謝しております。
一応、金融商品にかかる会計基準の本などを買って該当箇所などを読みましたが、
このような立派な解説を頂けると分かっていたらいらなかったかなとも思っています。
これをきっかけに新基準も少しは（所詮少しですが）勉強するようにいたします。
偶発債務に限定して自分なりに整理させていただきますと、
新基準では、保証債務を時価評価して認識するが、
従来の処理法（評価勘定法、対照勘定法）が並行して行われる場合も考えられる。
保証債務は、信用リスクが低い場合には計上されないようなので、
保証債務が計上されない場合には、従来の処理が行われる。
こんな感じでいいのでしょうか。
もっとも従来の処理といっても偶発債務の処理を行わない方法もあった訳ですから、
偶発債務の処理を行わないことも当然考えられますが。
平成14年度（来年）から出題範囲の改定が実施されますが、
その改定に伴い全く消滅してしまうような処理は、出題者の心理を考えますと
それ以前においても出題しにくいのではないかとも考えられます。
全くなくなってしまう処理ですと出題可能性に若干の影響があるかなとも思ったのですが、
よくよく考えると前回の第３問に評価勘定での出題がありました。
結論としては、従来どおりということです。
たいへんお騒がせいたしました。
失礼いたしました。
[2001/06/09 00:02:34]
お名前： ぐれ
こんにちは、タカシさん、みなさん
いつも丁寧な返答をなさっているタカシさんが疑問を呈しておられ
たので、思わず書き込んでしまいました。場の趣旨にはそぐわなかっ
たかもしれませんので、申し訳なかったです＞ＡＬＬ。
》新基準では、保証債務を時価評価して認識するが、
》従来の処理法（評価勘定法、対照勘定法）が並行して行われる場合も考えられる。
》保証債務は、信用リスクが低い場合には計上されないようなので、
》保証債務が計上されない場合には、従来の処理が行われる。
私は、おおむね、タカシさんがおっしゃるような感じで捉えていま
す。ただ、保証債務が計上されないのは「信用リスクが低い」場合
というより、「信用リスクを計算することが不可能」な場合と言っ
た方が良いかもしれないと感じています。
「信用リスクが低く、かつ、額面が小さい」場合に、重要性の原則
から個々の保証債務について負債を計上しないことができるのか、
私にはいまいちわかりませんです。裏書手形がひとつしかなければ
いいのでしょうけど。
では失礼いたします。
[2001/06/09 09:31:42]
お名前： keiko
かんしーたーしぇ さんありがとうございました！
昨日の簿記の授業で、『割引手形を除く』とでてきてびっくり！
普段使わない言葉でださないでよぉ！(T-T)と思ってしまい、さっそく復習します。
あとすこし！がんばります！
[2001/06/09 19:24:59]
お名前： タカシ
ぐれさん たびたびどうもおそれいります。
私自身、この掲示板で評価勘定法等のことを長々と書いているもので、これが新基準のもとで
なくなると聞いたものですから、狼狽してお尋ねした次第です。
新基準そのものは今日の検定とは直接関係がないのですが、私が新基準について素人なもので
たいへん助かりましたし、参考になった人も多いのではないかと思います。
あいかわらず検定とは離れますが、
私が確認させていただいたのは、
�／郡霆爐里發箸琶歉攤通魁柄無攀遡魁砲了�価での認識が行われたとしても（位置づけは後退
するかもしれませんが）従来の偶発債務の処理（評価勘定法等）がなくなる訳ではない。
�∧歉攤通海了�価での認識が行われない場合には従来の処理法が残る。
という二点でした。
このうちの�△砲弔い討料按麌�分ですが、優良な手形で信用リスクがほとんどないような場合
には、保証債務を認識する必要はないとの記述が私がたまたま見た新会計基準についての本に
ありました（もちろんただの受け売りですが）。
それを「信用リスクが少ない」という表現で片付けてしまったのがいけなかったと思います。
せめて「信用リスクが極めて少ない」とでもしておくべきだったかもしれません。
公認会計士協会で編集している解説書に、「優良手形を割り引く場合は、保証債務はほとんど
ゼロと考えることができるものと解されます」とのコメントがありました。
この記述も優良な手形（信用リスクの極めて少ない手形）について、保証債務の計上をしない
処理を示唆しているように感じられます。
実は、この前提部分は、いったん書いた時点では、「時価評価が困難な場合」という表現でし
た。
ぐれさんのおっしゃる「信用リスクを計算することが不可能」という表現とはややニュアンス
が異なるかもしれませんが。
この前提部分を「信用リスクが低い」と改めたのですが、なぜ改めたのかといいますと、
一つは時価評価の具体的方法そのものがよく分からなかったためです。
いま一つは、時価評価が困難であるものについて時価評価を行わないという論理がしっくりこ
なかったためです。
これは実際に正しいかどうかというよりも、自分が納得ができるかできないかというレベルの
話です。
そもそも割引手形等にかかる保証債務に明確な意味での時価がある訳ではないでしょう。
時価評価が困難なものについて時価評価の代替的方法を求めるというのならまだ分かります。
しかし、時価評価が困難であることを理由に時価評価そのものを放棄するというのでは何か
変だと考えました。
時価評価が困難→時価評価をしないというのが、実際に誤った処理ということではなく、
「信用リスクが少ない」という表現に、いわば逃げたと理解（むりやり納得）していただけな
いでしょうか。
もちろん保証債務の評価に実践的な困難が伴うのであれば、実務上は、これを評価しないか、
あるいは一定の比率等による簡便な方法をとらざるを得ないとは思います。
保証債務の金額を評価しないことをもってその代替的方法だと考えることもできなくはないの
かなあなどとも考えていました。
いやいや、ほとんど言訳ばかりになってしまいましたが、
今回は新基準について、その一部ですが、とても勉強になりました。
本当にどうもありがとうございました。
また何かありましたらよろしくご指導ください。
[2001/06/10 10:05:23]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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