記事タイトル:困ってます。 


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お名前: 喜怒哀楽   
今、私は大変困っています。それは、繰延資産がややこしく感じるからです。
二級のテキストを見てもよく解らない箇所があります。
まず、「当期において支出を行い、その支出の効果が当期に発生する場合には、支払額の
全額が当期の費用となる。」というのは理解できたのですが、「その支出の効果が時期以降
にも及ぶ場合には、その支出を当期のみの費用とするのではなく、次期以降の費用として
繰り延べるため、いったん資産として処理することがみとめられる。」これは、
どうしてですか?なぜ、資産とできるかが不思議です。教えてください。
また、それらを償却するときに、○○償却としますが、全て損益計算書では、
営業外費用に記載されるのですか?
[2001/12/11 09:51:11]

お名前: HOP   
株式発行や起業時にかかる巨大な費用を、すべて当期の費用にしてしまうと負担が大きい。
それで、何年かに分割して費用に計上する。
と、私は覚えています。

だけど、それがどうして「資産」となるのかは不思議ですね。
私も2級勉強中の身、とても気になります。。
[2001/12/12 02:50:34]

お名前: ko   
2級範囲で繰延資産の代表というと「創立費」などが挙げられると思いますが、
これが「会社を設立する際の費用」と大まかに考えますと、
その効果は会社が存続しつづける限り永久に続きますよね。

ありえない話ですが、わかりやすい喩えを用いるとすれば
仮に「会社を50年だけ続けよう」と初めから決めてあれば、
50年分の費用ですから創立費を50で割って、毎年1年分を負担させればいいわけです。

もちろんこんな話はありえません。理解の方法程度に考えてください。
社債発行費は社債の償還期間が決められているにも関わらず、
3年の期割均等償却と定められていますしね。

そういう風に考えてみれば「なぜ資産と計上されるのか」というのは
「前払い費用」と同じような感覚で捉えればいいんじゃないでしょうか?
あらかじめ先々までの費用を払ってあるので資産に計上されている。
というのはどうでしょうかね。
[2001/12/12 05:51:01]

お名前: 喜怒哀楽   
HOPさん、koさんありがとうございます。koさんにまた質問なんですが、
繰延資産は、すでに役務を受領している計算擬制的資産であるのに対し、
前払費用は、将来に役務を受領するという費用の前払分であり、効果の及ぶ期間が
明確である。ということがわかりました。しかし、私は頭が悪いため、
二つの違いを図に書けと言われると解りません。図があれば更に理解ができると
思うんですが、単純でも十分うれしいので、申訳ないですが、図で教えてくれませんか?
できたら、擬制資産って何なのか?また、繰延資産だけのことをそう呼ぶのか教えてください。
[2001/12/13 08:20:49]

お名前: ko   
すいません、私にはコレを図で解説するのは不可能でした。


極論してしまえば二つの違いは
「既に役務が終了している」かどうかです。

役務が終了している訳ですから換金価値はまるでありません。
もちろん「にも関わらず効果が将来に渡って発現する」と考えられてます。
前払い費用は未来の役務に対しての支払いですからこの点がまず違います。

繰延資産と呼ばれる全8項目は
費用を翌期以降に計上させる為に
資産にして持ち越す必要があります。

だから、本来資産価値なんてないけど
繰延資産という形をとって資産に計上しとく必要があるのだ。
と考えていただければいいかと思います。つまり帳尻合わせです。

その計算のための資産なので「計算擬制資産」と呼ぶんじゃないですかね。
[2001/12/13 22:48:17]

お名前: HOP   
koさんの解説と喜怒哀楽さんのツッコミのおかげで、
繰延「資産」の「資産」たるワケがイメージできました。
感謝いたします!!
[2001/12/16 04:05:06]

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