損益計算書と貸借対照表を作成する問題で
【問題】
社債は平成１０年４月１日に額面￥１００につき￥９５で発行したもので
利率は年８％、利払日は３月３1日と９月３０日の年二回、
償還期日は平成１５年３月３１日である。
社債発行差金は償還期間にわたり月割りで毎期均等額の償却を行っている。

（残高試算表：社債６００，０００　社債発行差金３０，０００　社債利息２０，０００）

と、いう問題でなぜ下記のような仕訳をしなくてはならないのか
どなたか教えていただけないでしょうか


【仕訳】

社債発行差金　４，５００　　　　社債発行差金　　４，５００
社債利息　　　４，０００　　　　未払金　　　　　４，０００
社債利息　　１２，０００　　　　未払費用　　　１２，０００

[2001/02/20 22:38:56]

決算日は10年12/31でいいですか？

・社債発行差金
　　　600,000×5/100　＝　30,000
　　　30,000×9/60　＝　4,500　　　（月割償却）
仕訳　社債発行差金償却　4,500　　社債発行差金　4,500

・社債利息
　　　見越計上分
　　　　600,000×8％×3/12＝12,000　　　　　10年10/1から12/31の分
仕訳　　社債利息　12,000　　未払社債利息　12,000　

通常はここまでで決算整理は終わりなのですが、前Ｔ/Ｂをチェックしてみます。

前Ｔ/Ｂ上では社債利息が　20,000になっています。
10年4/1から9/30までの半年間の利息は本来24,000のはずなのですが、
20,000しか支払われていないのです。
差額の4,000は未払金として処理します。
仕訳　　社債利息　4,000　　未払金　4,000

未払社債利息というのはまだ支払うべき義務は生じてはいないのですが、
適正な損益計算を行なうために見越計上して経過勘定としています。
それに対して、9/30に支払うべき社債利息を支払っていないのですから、
4,000は未払金として処理します。

[2001/02/20 23:13:30]

まさむねさん、

たいへん丁寧なご回答、ありがとうございました。
とてもよくわかりました。
どうも社債は苦手です。

[2001/02/20 23:32:38]