この問題の全部原価計算による損益計算書を作成する問題で第2期の原価差異(答え、400,000)がわかりません。
★問題★
平成製作所は製品Hを製造販売している。下記の資料にもとずき、全部原価計算による損益計算書を作成しなさい。
[資料]
1.製品Hの販売単価 10,000円
2.製品Hの単位当たりの製造原価
原料費 2,500円
加工費 3,000円
計 5,000円
(注1)当製作所では、加工費発生額は、製品Hの期間生産量が1,200単位のとき
3,200,000円、期間生産量が600単位のとき2,600,000円と予定されている。
(注2)製品単位当たり加工費3,000円は、基準操業度を1,000単位として基準操業度における
加工費予算3,000,000円を1,000単位で除して算出されている。
3.販売費および一般管理費
変動販売費(製品単位当たり) 600円
固定費販売費(期間総額) 900,000円
一般管理費:すべて固定費(期間総額) 700,000円
4.製品Hの生産販売在庫数量
第1期 第2期
期首 0単位 0単位
当期製品生産量 1,000単位 1,200単位
当期製品販売量 1,000単位 900単位
期末製品在庫量 0単位 300単位
(注)各期首・期末に仕掛品は存在しない。
損益計算書(全部原価計算)
売上高 (9,000,000)
売 原 (4,950,000)
原価差異 ( 400,000)※これがわからない!!
計 (4,550,000)
売上総利益 (4,450,000)
販・一 (2,140,000)
営業利益 (2,310,000)
以上よろしくお願いします。
[2001/11/17 21:22:32]
1200個作るときの加工費の発生額は、
>注1)当製作所では、加工費発生額は、製品Hの期間生産量が1,200単位のとき
> 3,200,000円、期間生産量が600単位のとき2,600,000円と予定されている。
ということから、3,200,000だということがわかります。
いっぽうで、
>(注2)製品単位当たり加工費3,000円は、基準操業度を1,000単位として基準操業度におけ
る
> 加工費予算3,000,000円を1,000単位で除して算出されている。
ということから、
加工費は、1単位につき3,000円で、製造中の製品の原価に配賦されることがわかります。
加工費の製品への配賦は、製品を生産するときに行われます。
すると、
生産量が1,200単位のときには、
3,600,000円の加工費が製品の製造原価に配賦されて加わることがわかります。
発生額が3,200,000円で、配賦額が3,600,000円なので、
400,000円配賦しすぎています。
そこで、あとで売上原価が400,000円減ることになります。
[2001/11/17 22:21:05]