記事タイトル:正常減損について教えてください。 


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お名前: まま   
はじめて書き込みします。11月の2級受験します。
2回目の受験で、今度は何がなんでも受かりたいと思っています。
早速ですが、どなたか教えて下さい。

TAC予想問題集の第1回第5問ですが、工程別総合原価計算で

(第2工程)
月初仕掛品   800kg(0.7)
当月投入     4000
減損         800(0.5)
月末仕掛品   500(0.6)
完成品      3500

となっていて、「()内の数値は加工費進捗度および減損の発生点を示している。」
となっているのですが、どの点から減損の発生点を読み取ることができるのでしょうか。

また、解説では
「正常減損の発生点<月末仕掛品の加工費進捗度なので、完成品と月末仕掛品の両者が
正常減損費を負担する」
となっています。
この不等号式の意味も分からないのですが・・・。

すみませんが、どなたか教えていただけませんか。
よろしくお願いします。
[2001/10/27 15:37:28]

お名前: タカシ   
減損の発生点というのは、作業の過程で減損が発生する時点のことです。
基本的には、月末仕掛品の進捗度と同様に0.5とか、50%という形で表示されます。

問題の 減損  800(0.5) ← これが減損の発生点です。
この場合、
月末仕掛品ですと、月末仕掛品の加工が50%終わっているってことですけど、
減損の場合ですと、50%作業が進行した時点で減損が生じているということです。

例えば製品を造るのに作業の工程の50%時点で加熱するとします。
加工乳(牛乳)をつくるときも加熱(殺菌)するらしいですけど、このときにいくらか蒸発し
たりする訳です。
これが減損の典型です。

問題では、月末仕掛品の進捗度は0.6ですから、減損の発生点(0.5)を通過しています。
これって月末仕掛品も加熱して蒸発している(減損が発生している)ということですよね。
これは月末仕掛品も減損の影響を受けている訳ですから、月末仕掛品にも減損費を負担させる
方が合理的です(両者負担の取扱い)。

解説の「正常減損の発生点<月末仕掛品の加工費進捗度」
というのは、減損の発生点よりも加工進捗度が大きい、つまり、減損の発生点(加熱)したあ
とに作業をやめて途中になっているということです。

結局
正常減損の発生点 ≦ 月末仕掛品の進捗度 → 両者負担
(終点発生も含む)

正常減損の発生点 > 月末仕掛品の進捗度 → 完成品のみ負担
(始点発生も含む)
という取扱いになります。

わかりにくかったらまたいってくださいね。
[2001/10/27 23:12:00]

お名前: まま   
タカシさん、どうもありがとうございました。
すごくよくわかりました!感激してます。
これでまた、勉強をすすめられそうです。
本当にありがとうございました!
[2001/10/28 08:31:50]

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