ももさん、こんにちは。荷為替手形の仕訳ですね。
当座預金547,000 売上700,000
割引料 3,000
売掛金 150,000
となります。
貸方は現物の商品を販売しているので売上700,000です。船荷証券を転売したときは未着品売上になります。販売したものが現物の商品か、船荷証券かに注意してください。
荷為替手形は遠距離への販売の際、販売代金の一部を早期に回収するときに使います。博多商店(販売者)は、船荷証券を担保に、販売代金の一部を、為替手形を振り出しそれを銀行で割り引くことで早期に回収します。銀行は、船荷証券と為替手形を帯広商店(購入者)に呈示し、帯広商店が為替手形を引き受けると船荷証券を渡します。(為替手形は引き受けた人が手形代金を支払いますよね。また、海運業者は船荷証券と交換に現物の商品を渡します。) 後日、船が着くと、帯広商店は船荷証券と交換に現物の商品を手に入れることができます。そして、手形の期日が来ると、帯広商店は手形代金を手形を保有している銀行に支払います。銀行は、手形代金をはじめに博多商店に支払って、後で帯広商店から回収する、つまり立て替えて支払っているようなものです。その分割引料を手にすることになります。
博多商店の仕訳の借方には、回収した当座預金547,000と割引料3,000が、そして残額は商品を販売して未回収の金額なので売掛金150,000がはいります。
[2001/11/15 20:23:31]