私が意識していたのは、
「工業簿記固有の勘定の流れ」と「製造の過程をイメージすること」でした。
工業簿記には、商業簿記とは異なる勘定がありますが、その流れ(体系)を把握し、
常に勘定の流れと結びつけるような感じの学習がよいと思います。
具体的には、
現金等 → 材料 →(製造間接費)→ 仕掛品 → 製品 → 売上原価 → 月次損益
労務費
経費
という流れを、仕訳、勘定記入ともに確実にこなせるようにして、
以後もこれに結びつけるような感じです。
それからできるだけ具体的な製品を念頭におくと理解しやすい場合も少なくないと思います。
ラーメンでも机でも構わないと思いますが。
製造間接費の配賦は、単なる按分に過ぎないと割り切ってしまうのも手かもしれません。
出そうな問題を類型ごとに解く → 解答解説を見て確認する
ということを「全く同じ問題」で繰り返すのも手かもしれません。
工業簿記は確かにとっつきにくい部分があると思います。
しかし、一度できるようになるとなかなか抜けにくく、
むしろ得点源になる可能性も高いと思います。
試験まであと二週間ですが、これからが工業簿記の追い込み時期です。
ぜひ頑張って下さい。
[2001/02/10 13:52:33]