記事タイトル:正常減損について教えてください |
教えてください。 正常減損費を月末仕掛品と完成品に負担させるという問題ですが、 いったん減損費を算出して仕掛品と完成品にいくらずつ負担させたかを求める場合、 例えば、 材料費 月末仕掛1200個22800円、 減損600個11400円、 完成品10200個193800円 の時は納得できるんですけど、 加工費 月末仕掛720個41040円、 減損300個17100円、 完成品10200個581400円の時でも 月末仕掛品と完成品の数量を基準に配賦するということで 1200個と10200個を持ってくるというのが理解できないでいます。 そういうものなんでしょうか???[2001/09/28 00:05:21]
んっ。 二級では、減損費を抜き出して計算する方法(非度外視法)は範囲外ですよね。 一級の問題なんでしょうか。 きっと一定時点で減損が発生している場合の減損費の負担計算のことをおっしゃっているんじ ゃないかと思いますが(ちがうかな)。 この場合の負担計算は、完成品に換算しない数量按分が理論的です。 減損等が一定時点で発生している場合に、進捗率にかかわらず期末仕掛品と完成品の負担関係 は対等じゃないとおかしいです。 期末仕掛品が翌月に持ち越されて完成した場合、他の条件が全く同じだとすると完成の単位あ たりの原価は減損費(加工費分)の負担計算で期末仕掛品に進捗率を加味した分、当月完成品 の方が高くなってしまいます。 これは同じじゃないとおかしいんです。 ですから進捗率を加味しない生の数量を使う方が理論的です。 この結果、いわゆる度外視法による計算結果とは一致しないことになりますが、これは度外視 法がむしろ(理論的には)簡便計算であることによります。[2001/10/01 00:08:11]
タカシさん 丁寧な説明、どうもありがとうございました。 繰り返し、理解していきたいと思います。 また何かありましたら宜しくお願いします。[2001/10/02 11:12:02]