初めて質問します。仕訳の問題で解らないので教えて下さい。下記の仕訳で、なぜ借方の車両運搬具が210万になるのか解りません。新車を買ったのだから230万ではないのでしょうか?
問題)
営業車(取得価額180万、減価償却累計額1,480,400円)を下取りに出し、230万の新車に買替えた。下取価格50万(実際の評価は30万)で差額は小切手を振出した。
解答)
借) 車両運搬具 2,100,000 貸)車両運搬具 1,800,000
減価償却累計額 1,480,400 当座預金 1,800,000
固定資産売却益 19,600
[2001/07/17 23:32:06]
はじめまして。
鬼太郎さんのおっしゃる、
「下取価格50万円は売却した車両の本来の売却額30万円と値引額20万円に分割され」
というのが結論になるのですが、この取引を車両の売却と購入に分けて考えてみます。
☆売却☆
減価償却累計額 1,480,400 車両 1,800,000
未収金 300,000
車両売却損 19,600
時価(30万)で売却したと考えます。←通常の売却はそうですよね。
未収金というのは仮に立てた勘定で、新車購入の際に相殺消去されます。
☆新車両の購入☆
車両 2,100,000 未収金 300,000
当座預金 1,800,000
時価と下取価額の差額というのは、値引の性格を持ちます。
本来の価値(時価)よりも高く買い取ってくれた分は「値引」として、
新車両の取得原価から控除します。従って、230万から値引の20万を控除した
210万が新車両の取得原価になります。
上記の売却と購入の仕訳をあわせたものが正解の仕訳になります。
☆簿価・時価・下取価額の関係☆
下取価額 ⇔ 時価 ⇔ 簿価
《値引》 《売却損益》
このような関係になります。
[2001/07/18 16:32:14]