変な質問じゃないですよ。
前払費用と前払金はまったくの別物です。これらは負債の部ではなくて、資産の部に計上されます。
前払金とは、商品仕入の際に仕入れる前に代金の一部を前払いした時に生じる借方科目です。
問題文では内金とか手付金などの表現をされることが多いです。
前払金 ××× 現金 ×××
前払費用とは、経過勘定項目の一つで現金を支払ったものの、当期においては費用にはならず、
次期以降において費用にするために経過的にB/Sに計上されるものです。
ちなみに経過勘定項目というのは、他に未収収益、前受収益、未払費用があります。
資産の部に計上 …前払費用、未収収益
負債の部に計上 …前受収益、未払費用
仕訳 当期4/1に向こう一年間の保険料100,000を支払った。
支払保険料(保険料)100,000 現金 100,000
決算日(12/31)において、保険料の繰延処理を行なう。
前払費用 25,000 支払保険料(保険料)25,000
(前払保険料)
このように、その会計期間の損益を正しく計算するために決算時のおいて経過勘定に振替える
ことがあります。この結果、P/Lの支払保険料は75,000であり、B/Sの前払費用は25,000と
なります。
[2001/02/19 21:45:57]