例えば本店から支店へ商品を送る際10%の利益を加算している
という設定の問題があったとします。
すると
仕入先 ⇒ 本店 ⇒ 支店
100 110
という関係になりますよね
この商品が外部に売れた場合
仕入先 ⇒ 本店 ⇒ 支店 ⇒ 得意先
100 110 150
1企業という観点から見た売上総利益は150-100=50となります。
今回のように内部利益が加算されている場合
本店⇒支店で10円、支店⇒得意先で40円の利益が上がるため
合併財務諸表を作成した場合、1企業としての利益と本店と支店を合算したものが
同額な為特に修正要りませんがこの商品が期末商品として残ってしまった場合に
問題が発生します。
仕入先 ⇒ 本店 ⇒ 支店
100 110
1企業という観点から見た売上総利益は売れていないので0となります。
それにもかかわらず内部利益が加算されている場合本店⇒支店で10円の利益が上がるため
合併財務諸表を作成するときにこの分を内部利益として期末商品と利益から
控除する必要があるわけです。
それでは内部利益はどのように控除するかというと
本店と支店の間を移動している間に原価に10%の利益が加算される
すなわち原価の1.1倍になっていると考えます。
上記の例でいうと100円×1.1=110円になっているということですね。
逆に考えると支店の110円を1.1で割ってやると原価がでてきます(100円ですね)。
この原価と支店の商品の額との差額が内部利益になります。
こんな感じでいかがでしょうか?
[2001/12/06 15:38:46]