記事タイトル:対照勘定と評価勘定がわかりません。 


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お名前: ケン   
今度2月に日商簿記2級を受験しようと思ってるのですが、仕訳にある対照勘定とか評価勘定という言葉が書いてあるのですがどういった意味なのでしょうか?
解説を読んでもはっきり分からないのです。誰か教えてください。
[2001/01/06 08:16:07]

お名前: くにあき   
こんばんは!レスが遅いので見てもらえるか分かりませんが、僕の分かる範囲で説明したいと
思います。

対照勘定による会計処理、、、。
  二つの勘定がペアになっている(=対照に)というのが最大のポイントです。すなわち、同一金額で
貸方・借方にそれぞれ同時に発生し、同時に消滅する特徴があります。
これは、簿記上で借方・貸方双方に発生するので取引の要素(資産の増加)等に分けることは
できません。あくまで、これはメモ的な備忘記録です。
例としては、、、、2級では手形の裏書で
 手形裏書義務見返   ???,????     /    手形裏書義務    ???,????
のように使われますね。

評価勘定による会計処理、、、、。
 その名の通り、ある一つの勘定科目を評価する勘定科目です。
特徴としては、この評価勘定科目が減少するときには、相手科目に評価している勘定科目がくると言う点です。
例えば、2級では手形の裏書きの問題で、
仕入れ6000円を先に受け取っていた手形で支払った。。。。
評価勘定を使わなければ、
仕入  6000     /  受取手形  6000
ここの受取手形は確かに減少と考えられるのですが、遡及される可能性があります。
よって、本当にこの手形が決済するまでは受取手形を減少させずに、評価だけしておくと
いう形をとる。これが、評価勘定の利用です。
仕入   6000    /  裏書手形   6000
となります。手形が実際に決済されたら、評価勘定はやくめを終えますので、
裏書手形 6000    /  受取手形   6000
となります。これは先に説明した評価勘定の特徴ですね。
評価勘定はその他に、○○減価償却累計額(建物に対する評価なら建物減価償却累計額)
○○引当金(債権(掛け金や手形の貸し倒れに対する評価なら貸倒引当金)などがあります。

また、仕訳問題では必ず、評価勘定による仕訳か対照勘定による仕訳が明記されています。
(対照勘定は備忘記録としてという言葉もポイントですね!)
決算問題で出題される場合には、問題文及び解答にでてくる勘定科目を利用します。
[2001/01/09 23:38:38]

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