記事タイトル:銀行勘定調整表 |
銀行勘定調整表のことで聞きたいこと。 企業残高基準法,銀行残高基準法の説明のところで, 「一方の残高を基準とし,これに合わせる方法であり,修正仕訳とは関係なく行われる」とありますが, 『これに合わせる』というのがどーもわからないんです。 「企業残高基準法だったら,企業残高の数値を基準にスタートして,いろいろ『加減』して,最後に銀行残高にその数値を合わせる」 ということではないのですか? 「これに合わせる」では「企業残高に合わせる」というふうに見えてしまうのですが・・・。 余談 実質の数値を素直に求めるのであれば,企業残高基準法・銀行残高基準法より両者区分法(企業残高・銀行残高区分調整法)のほうが断然いいのではないでしょうか。[2001/06/17 20:18:57]
サスラーさんのおっしゃるとおりだと思います。 テキストの表現は必ずしも適切ではないかもしれません。 銀行勘定調整表は必ずしも法令等によってその書式が定まっている訳ではなく、その形式や作 成すること自体も企業の任意です。 ですから企業残高と銀行残高との不一致がはっきりしてさえいればどのような形式をとろうと も全く自由です。 もっと端的にいえば別に表形式にする必要もありません(もちろん試験は表形式ですが)。 企業残高基準法や銀行残高基準法という名称自体も(私自身は)無理に命名したものという程 度に考えています。 決算整理を考えれば両者の調整法(とくに企業側の修正)をきちんとおさえておくことが大事 になると思います。 ただ、実際に表形式にフォームを作る場合に両者の調整法ですと、欄がそれぞれの加算・減算 が必要になり、結局、4桁になります。 銀行勘定調整表そのものはおそらく(実務的には)月次ベースで作成することが多いと思われ ますが、この場合には2桁のシンプルなものがかえって使い勝手はよいようです。 実際のところ不一致のパターンは、試験とは違って画一的で、その方がかえって使いやすいよ うにも感じます。 また、現実の流れとしては、当座預金出納帳の残がまずでて、その後に銀行取引の照合表(銀 行の残高)がくるという形になります。 このような点が実際の出題等に影響しているかもしれません。 そういえば過去の出題(86回)も企業残→銀行残の表と決算修正仕訳を求めるという形式のも のでした。 単一の基準法 → 実際の使い勝手がよい(実際の流れのとおり) 両者の調整法 → 決算修正の理解に役立つ という感じでしょうか。[2001/06/17 22:22:13]
タカシさん,ありがとうございます。 なるほど,僕が思ってた以上にけっこう曖昧なものなんですね。 最後の3行くらいはしっかり覚えときます。[2001/06/19 00:58:12]