以下のような問題があったのですが
-----------------------------------
次の資料に基づいて、賃金の当月消費額を計算しなさい。
前月賃金未払額 280,000
当月賃金支給総額 1,500,000
控除額:源泉徴収 52,000
社会保険料 42,000
当月賃金未払額 330,000
-----------------------------------
回答は 1,500,000 + 330,000 - 280,000 = 1,550,000 でした。
控除額はマイナスする必要はないのでしょうか?
もし問題文が、“当月賃金総支給額”ではなくて“当月総支給額”
ならばマイナスする必要が出てくるのでしょうか?
どうかお願いします。
[2001/09/14 01:20:56]
そのとおりです。
以下、
再振替仕訳を使わず(試験ではおそらく×になりますが勘定残高(結果)は同じです)、
源泉所得税と社会保険料を控除し忘れ、数ヶ月後にそれに気づき、従業員から現金で
受け取った(まずありえないことです)という一連の取引です。
当社は製造業を営んでいる。給与計算は毎月20日締・25日払である。
1.前月(6月)末に未払いの給料(6月21日〜6月30日分)を帳簿記録した。
6/30 給 料 280,000 未払費用 280,000
======締==========め======
2.当月(7月)25日に給料(6月21日〜7月20日分)を現金で支払った。
7/25 未払費用 280,000 現 金 1,500,000
給 料 1,220,000
3.当月(7月)末に未払いの給料(7月21日〜7月31日分)を帳簿記録した。
7/31 給 料 330,000 未払費用 330,000
======締==========め======
4.7月25日に支給した給料(6月21日〜7月20日分)から源泉所得税と社会保険料を
控除し忘れていたことに気づき、10月12日に従業員からこれを現金で徴収した。
(源泉所得税 52,000円、社会保険料 42,000円)
10/12 現 金 94,000 預り金 94,000
社会保険料は事業主が半額負担するので、上の取引の場合は月次決算上の法定福利費の
額がズレてしまい、製造原価も正しくなりません。ただ、このような問いはまず出ない
はずですから気にしないで下さい。
とにかく、おっしゃるとおり源泉所得税と社会保険料は「賃金給料」には影響を与えません。
[2001/09/14 22:30:10]