記事タイトル:級数法について 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: キム   
問題 平成7年4月1日に備品¥500,000を購入し、事業の用に供した。なお、耐用
   年数は5年、残存価格は取得原価の10%、級数法で減価償却を行う。(間接法)
   。この場合で平成9年3月31日時点での仕訳を示しなさい。
という問題で、備品減価償却の計算式が
         (500,000-50,000)×4/15=120,000    で答えが
(借)備品減価償却費  120,000  (貸)備品減価償却累計額  120,000
なのですが、ここで、計算式の「4/15」の分母の計算は分かるのですが、分子の「4」
はどこからきたのか分かりません。
独学で簿記をやり、また日も浅いので、初歩的な質問をしてしまったのかもしれませ
んが、おしえてください。よろしくおねがいします。
[2002/02/15 15:44:27]

お名前: こえだ   
簡単に書きますね。
詳しくは一級で質問すれば良いと思いますよ。

以下のような図を作ると分かり易いと思います。
耐用年数が5年なので一番左に5個の■を書きます。
あとは一年に一個ずつ減らしていきます。

■の合計は15個あります。これが分母です。
平成9年3月31日では4個(分子)の■になりますので
4/15になります。

■ ■ ■ ■ ■
■ ■ ■ ■ ↑
■ ■ ■ ↑ 平成12年3/31(■が1個)
■ ■ ↑ 平成11年3/31(■が2個)
■ ↑ 平成10年3/31(■が3個)
↑ 平成9年3/31(■が4個)←今回の問題
平成8年3/31(■が5個)
[2002/02/15 23:56:52]

お名前: タカシ   
級数法っていうと、次のような感じで減価償却費を徐々に減らしていく方法です。
平成8年3月期 → 5
平成9年3月期 → 4
平成10年3月期 → 3
平成11年3月期 → 2
平成12年3月期 → 1
   この合計  15
各期の償却費は、(取得価額−残存価額)×上の数字/その合計
になります。

問題では、平成9年3月期の償却費を求めろってことですから、
償却費の計算は、(取得価額500,000−残存価額50,000)×上の数字4/その合計15
ってことになると思います。
[2002/02/15 23:59:54]

お名前: おじさん   
級数法
1から耐用年数までの和を分母とし、各期首から数えて残っている耐用年数を分子とする割合
を、取得価額から残存価額を差し引いた金額を乗じて、その都度の減価償却費を求める。
分母=1+2+3+4+5
┌──┬────┬────┬────┬────┬────┐
│  │1年目 │2年目 │3年目 │4年目 │5年目 │
├──┼────┼────┼────┼────┼────┤
│分子│  5 │ ☆4☆│ 3  │  2 │  1 │ 
└──┴────┴────┴────┴────┴────┘
[2002/02/16 00:08:22]

お名前: キム   
こえださん、タカシさん、おじさん、夜分遅く親切な説明ありがとうございます。
図に描いたり、分かりやすいまとめ方をされたので、一読しただけで、すぐに理解
できました。どうもありがとうございます。
[2002/02/16 10:37:08]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る