記事タイトル:再振替仕訳 


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お名前: 大内国雄   
 
 こんにちわ。私は11月受験を目指しているものです。そこで、みなさんに再振替仕訳について具体的な問題でお聞きしたいことがあります。
 
 借入金1000は01年2/1に以下の条件で借り入れたものである。当期は12月31日で終わる1年間である。
 
 利率 年6% 借入期間2年間 利息の支払は元金返済時に一括して支払うものとする。

 という決算整理事項の仕訳問題です。
 
 答えは 1000×6%×11ヶ月÷12ヶ月=55 

     支払利息55/未払利息55 で分かります。しかし、これ以降の仕訳が良く分かりません。というのも、再振替仕訳を行う場合と行わない場合で答えが変わってくると思うのです。
 
 再振替仕訳を行う場合。
    01年12/31 支払利息55/未払利息55
    02年 1/1  未払利息55/支払利息55(再振替仕訳)
    〃  12/31 支払利息60/未払利息60
    03年 1/1  未払利息60/支払利息60(再振替仕訳)
    〃   2/1  支払利息120/現金120
 
 とすると、支払利息に関して、01年 55 
               02年  5
               03年 60  となってしまいます。
 しかし、これでは、02年と03年が逆になってしまうという結果になってしまうので、再振替仕訳を行わないとします。
 
 再振替仕訳を行わない場合。
 
  01年 12/31 支払利息55/未払利息55
  02年 12/31 支払利息60/未払利息60
  03年  2/1    未払利息115/現金120
            支払利息  5 
 
 となり、支払利息に関して 01年 55 
              02年 60
              03年  5 と正しい結果を表していると思います。
 
 以上、長々と書いてきましたが、再振替仕訳をしなくてはならないことになっていますが、この場合、再振替仕訳をすると、正しい期間費用をあらわさなくなってしまうと思うので、再振替仕訳をしなくてもいいのでしょうか?すごく悩んでしまっています。どうしたらいいのでしょうか?
[2001/10/13 01:39:44]

お名前: LILY   
01年12/31 支払利息55/未払利息55
これの後に次の仕訳が実際はあります。
未払利息 55/次期繰越 55(決算手続きの締め切り)
そして、翌日の02年1月1日には次の開始仕訳をします。
前期繰越 55/未払利息 55
そして当期の利息の計上仕訳を行います。
支払利息 60/未払利息 60とします。
そうすることによって、当期(2年目)の利息は支払利息60となり、未払利息は繰越分と
合わせると115になります。
補足ですが、支払利息は開始記入には存在しません。
なぜなら、支払利息は費用であり、繰越すことはできないからです。
支払利息を繰越す場合は、利息のうち前払い分がある場合に考えらます。
その場合は、前払利息 xxx/支払利息 xxx とします。
最後に、これは細かい点ですが厳密に言えば未払利息の勘定科目は誤りです。
未払利息は利息の支払日になっていない分に対して使用するもので、
今回の場合は決算日と利払日が同じであり、単に支払いを後でまとめてという事だけなので
未払金勘定が正しいと思われます。
こんな説明でお解かり頂けますか?
以上です。


 
[2001/10/13 14:20:52]

お名前: 大内国雄   
 返答ありがとうございます。未払利息勘定ではなく、未払金勘定が正しいですよね。未払金勘定で考えれば、再振替仕訳などでてこないので、正しく解答できます。ただ、もし、未払利息勘定でやってしまうと、経過勘定なので、再振替仕訳をしなくてはならないですよね。そうすると、解答がおかしくなってしまいますね。ですから、やはり未払金勘定で処理をすればいいということですね。これなら納得できました。
[2001/10/14 13:43:38]

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