ゆきさん、こんにちは。
商品以外の財貨、たとえば、備品、建物、土地、有価証券などを売買したときに、
財貨を受け取っているのに、お金を払っていない場合が「未払金」です。逆に、財貨
を渡しているのに、もらえないお金がある場合は「未収金」です。
さらに、財貨を受け取る前に支払ったお金は「前払金」で、財貨を渡す前にもらっ
たお金は「前受金」です。
このように、継続性のない一回きりの取引における、財貨の受け渡しと、お金の支
払の、時間差を表す場合は「××金」と言うようになります。
「××費用」というのは、たとえば保険料、家賃などの、継続的な用役に対する、
支払の時に使います。
保険料は1年間分をまとめて先払いすると、割り引いてくれたりするので、年度の
残りが4カ月の時に、1年分の一括払いをしたとします。そうすると、今年度に、実
際経過した保険期間は4カ月で、残り8ヶ月分は来期の費用になります。このため、
残りの分を「前払費用」という科目で、来期の費用として繰り越すのです。
未払費用は、アパートを借りて家賃を1年後に後払いしますと、今期の残りが、
4カ月契約した場合、4ヶ月分の家賃は未納なのに、役務を提供(アパートを使っ
て)いるので、その費用を「未払費用」という科目で、今期の費用として計上しま
す。
[2001/10/04 09:27:37]