記事タイトル:帳簿決算 


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お名前: DIJ   
決算で帳簿を締め切りますよね?
その時、費用と収益に関しては、損益勘定に振り替え、
そして、利益(損失)を資本金に振り替えますが、
なぜ、費用・収益に関しては損益勘定に振り替えるんですか?

自分なりの答えとしては、『費用・収益は次期繰越をつかえないから』
と覚えましたが、何で、次期繰越をつかえないんですかね?
また、次期に繰り越せないのに、なぜ、費用・収益は
見越し繰り延べをするのでしょうかね?

『費用・収益は次期繰越をつかえないから』
と言う考えは正解ですか?
また、上記の質問教えてください。
お願いします。
[2000/11/06 23:21:10]

お名前: さすらい人   
 簿記の根本的理解に関わる質問ですね。ホントはここではとても説明しきれない問題なの
で、大夫はしょってしまいますが、お答えします。
 費用収益は次期繰越が使えないというのは正しいです。しかし、なぜ使えないかというと難
しいものがありますね。
 簿記の勘定には予めいくつかの性質を暗黙のうちに持たせていて、それを余り教えずにいっ
てしまうから判らなくなってしまうのです。ここでは費用収益は期末になると消滅する、フロー
の勘定という性質が予定されているのです。この損益を約束事の決め方によっては別の勘定で処理
することも出来ます。例えば、費用、収益を全て費用勘定、収益勘定に置き換えて
  ○○ ××/収益 ××
  費用 ××/○○ ××
という仕訳をする、という約束事を作ることも出来ます。さらには費用収益を損益勘定で全て
処理してしまうという約束事も可能です。
  ○○ ××/損益 ××
  損益 ××/○○ ××
つまり、あらかじめの決めごとによってはどのように処理するかも変わってくるのです。そし
て、簿記の決めごととして、費用収益は期末には損益勘定に集計してしまう、という約束事が
あるのです。逆に言えば、費用収益は損益勘定の明細であるともいえます。上の仕訳のように
費用と収益の全部を損益勘定で処理するのはいかにも乱暴ですし、後でみても何がなんだか
サッパリ分からないということになってしまいます。
 これが、費用と収益を損益勘定に振り替える理由です。
 そして、損益勘定がなぜ繰り越せないかというとこれは、損益の勘定であって、貸借対照表
の勘定ではないからです。計算するための勘定だからです。これを資本金に振り替えなければ
なりません。
 そして費用と収益を繰り越せないのに見越し繰り延べをするのはなぜか、という問題です
が、これは勘違いです。当期の費用収益でないものは繰り越せます。そもそも貸借対照表は、
費用収益と支出収入の期間的なズレを収容する残高表である、ということを聞いたことありま
せんか?貸借対照表は、未来の費用収益や過去の支出収入で当期の費用収益でないものを収容
しているのです。
 だから、例えば建物は未来の減価償却によって費用となるもので、将来の費用を繰り越した
ものなのです。
 大きなテーマをコンパクトにしてしまったため判りづらいかもしれませんが、これでよろ椎
でしょうか、DIJさん?
[2000/11/11 14:32:06]

お名前: さすらい人   
 訂正
 大夫−大分
 よろ椎−よろしい
こんな変換するか?
[2000/11/11 14:39:14]

お名前: さすらい人   
 よく見たら、下でtakuyaさんが解答してるじゃん。全くの無駄足。ま、気が向いて読んだ
ら、読んだでもと返事下さい。
[2000/11/11 22:52:03]

お名前: takuya   
>読んだでもと返事下さい。

この場合、「読んだでも!」という返事をするんでしょうか?
ちょっと気になっただけなんですが、単なるミスだったらすみません。
[2000/11/12 00:51:22]

お名前: さすらい人   
 「読んだとでも」の間違いです。解るでしょ(笑)。
[2000/11/14 18:24:45]

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