記事タイトル:貸倒引当金について 


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お名前: イナヅキ   
はじめまして。今更なんですがどうしても気になって眠れないのでどなたか教えてください。

貸倒れ引当金の設定額と差額補充法ですが、前期に設定した貸倒れ引当金に残高がある場合は、
当期に設定した額に前期分を引いて「貸倒引当金繰入」として当期の費用を出す、ここまでは
分かります。問題は貸方の「貸倒引当金」のほうなんですが、差額補充法によって仕分けされた
後、貸借対照表には前期分を引く前の設定額、つまり当期の設定額のみ記載しますよね?
そこで分からなくなってしまったのはなぜ、前期分と当期分をたした「貸倒れ引当金」を
記載しないのか?です。貸借対照表は期末における財政状態を表すのですから、当期分だけ
ではなく、前期と当期分を足したものを記載すべきなのでは?と考えるのですが・・・。
[2001/11/13 01:15:46]

お名前: 松   
イナヅキさん こんにちは
貸倒引当金の意義について考えてみてはいかがでしょう?
貸倒引当金は期末に残っている売上債権のうち
貸倒れると予想される金額を見積り、貸倒引当金として計上する事により
売上債権と言う資産から貸倒見積り額を間接控除しているのです。

当然、当期末に残っている売上債権は当期に発生した分もあれば
前期から引き続き残っている分もあります。
ですから、この貸倒引当金の額は期末に残っている
当期&前期の売上債権に対するものとなるわけです。

貸倒引当金の決算整理前の残高は前期末に存在した売上債権に対する
貸倒見積り額の残り、すなわち前期末に貸倒れると予想したにもかかわらず
貸倒れなかった分=見積間違えしていた分ということになります
本来、見積間違え分を一旦修正し、貸倒引当金を0にしてから
当期の貸倒見積額をする方法(これを洗替法と言います)を用いるべきなのですが
3級ではそれを簡便化した、前期の分を修正せずに今期の分で調整する方法である
差額補充法を使って処理しているのです。
そのため貸倒引当金の金額と貸倒引当金繰入額の金額とが
異なってしまう結果となるのです。
[2001/11/13 13:34:10]

お名前: イナヅキ   
松さん、どうもありがとうございます!!とてもよく分かりました!!
洗替法は2級からでてくる方法ですよね?そっちのやり方の方が私は納得します。
18日の試験後、2級の勉強をしますので今から楽しみです!!
本当にありがとうございました!!
[2001/11/13 14:51:15]

お名前: イチゴ   
後期試験に出る!と先生に宣言されたのですが、どうしても分かりません。どなたか教えてください。
なぜ、企業は貸倒れ引当金が出た際に洗替法を採用するのでしょうか?また、洗替法と補充法のそれぞれ長所と短所を教えていただきたいです。お願いします。私を助けてください。
[2002/01/19 16:07:02]

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