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お名前: ひさし
こんにちは。ただいま日商簿記3級にむけて、勉強しているのですが、
”有価証券の記帳方法”と言う項の、端数利息の意味が良く解りません。
説明文では…
「利付債券である社債や国債は一部、利息の支払いをすることがある。
これを端数利息と言い有価証券の取得原価には算入せず有価証券利息勘定で
別途処理する。」となっており、
また、例題には
「問 資金的な余裕が出来たため、B社発行の社債500,000円を購入することとした。
なお購入に際して、端数利息相当額1,500円と合わせ小切手を振り出した。
答え (有価証券) 500,000 (当座預金)501,500
(有価証券利息)1,500」
となっています。
なぜ、こちらが社債を購入したのに利息を含めた金額を
支払わなければならないのか、わかりません。
利付債券と端数利息って、どんなものなのですか???
どなたか、教えて下さい。
[2001/01/19 21:57:54]
お名前: BJ
有価証券利息は、受取利息のなかま「収益」です。
ところで、有価証券には、株式と社債がありますよね。
取得側からみると、
株式は、その株式会社にたいする持分を意味します。
社債は、貸付(厳密にはちがいますが)を意味します。
株式は、配当金を受け取れます。
社債は、利息を受け取れます。
株式の配当金は、その株式を持っている人が全額受け取ります。
社債の利息も、その社債券を持っている人が全額受け取ります。
ちがうところは、
株式は貸付という性質を持たず、その配当金は利息ではありません。
受け取った配当金は、ぜんぶ、受け取った人のものです。
社債の利息は、社債券を持っ(貸し付け)ていた期間の分だけ受け取ることが
できます。
利払日の翌日〜次の利払日の間に社債券を買った場合、
取得日の翌日〜次の利払日までの有価証券利息を受取ることができます。
しかし、次の利払日に受け取る有価証券利息は、利払日の翌日〜次の利払日の期間分です。
ラッキ〜〜・・・ちがいます。
利払日の翌日〜取得日の間は、持っ(貸し)てなかったのですから、利息は受け取れません。
買ったときに、その期間分の利息を、その期間に持っ(貸し)ていた人に払っておけば、
正味の有価証券利息は、帳じりがあいます。
だもんで、取得時の仕訳に出てくる、借方:有価証券利息は、「収益」の減少をを意味します。
有価証券利息勘定の借方は、「費用」の発生ではない、っつうことを覚えておくと、
いいことがあるかもしれませんよ(なんじゃそりゃ・・いやホントっす)。
うんちく?
取得日(売った側では売却日)の利息は、たいてい、売った側のものになります。
なんでだろ?・・・よくわかりませんが、解答上こまることはありません(むせきにん)。
[2001/01/20 02:11:11]
お名前: タカシ
蛇足ですが。
日数の数え方は、原則として最初の日を数えません(初日不算入)。
これは民法上の原則です。
例えば1月の20日から1月の21日の間は1日ですが、
1月20日はカウントせず、1月21日をカウントして1日としているわけです。
利払日の翌日から売却日までの日数計算を行う場合も、利払日の翌日(初日)をカウントせず、売却日は日数に含めます。
ですから売却日の利息は売った側のものになる(売った側の日数計算でカウントされる)ことになります。
[2001/01/20 17:27:04]
お名前: BJ@雪好き
あいや!・・タカシさんではありませんか。こないだはどもどもでした。m(_ _)m
いや〜民法上の問題でしたか。さすがですね〜〜。
んむっ。また一つカシコクなったぞぉ〜(^O^)
[2001/01/21 01:28:05]
お名前: ひさし
タカシさん、BJさん、ご回答、どうもありがとうございました。
お陰でよくわかりました。
端数利息は、自分が取得していなかった期間の利息分の収益を、
先に減少させておくと言うことなのですね。
確かに、これで帳尻が合いますね。
”借方:有価証券利息は、「費用」の発生ではなく「収益」の減少を意味する。”ということ、
良く覚えておきます。>BJさん
端数利息の初日不参入と手形の割引などの両端入れ計算が
ごっちゃにならないように、がんばって覚えようと思います。
>タカシさん
お二方ともありがとうございました。
また、質問がありましたら、よろしくお願い致します。
[2001/01/22 00:16:47]
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