記事タイトル:借方と貸方が理解できません |
はじめまして。 この質問をかなり古い日付のスレッドに書いてしまったので、 再度、新しいスレッドとして書きこみをします。 資産の増加、負債の減少、資本の減少、費用の発生 は借方(左)に。 資産の減少、負債の増加、資本の増加、収益の発生 は貸方(右)に。 というのをこちらの掲示板で拝見して、その通りのことが私の本にも 書かれているのですが、理解できないことがあるのです。(--;) 教えていただければ、幸いです。 1.資本は借金したから、増えたら右にくるのですか? どして資本が左じゃないのかなあと・・。 左が増加額で右が減額というのが基本と思っているものですから。。。 2.どうして費用が発生すると左にきて、収益が発生すると右になるのか、わかりません。 反対では?と思うものですから。 費用は減少額で収益は増加額ですよね・・・?? どなたかご説明をしていただければありがたいです。 どうぞよろしくお願いします。[2001/10/12 22:15:21]
まず資本は借金と言えばそういう感じもありますが、資本は負債ではありません。 例えば、資本金は株式の発行によって構成されますが、株式会社は株主のものでも社長のもの でもありません。法律によって独立した別個人格をもったものです。 だから、法人というのです。 それはさておき本題ですが、増加が左で減少が右という考え方に問題があります。 なぜ、左なのか理由はありません。そういう風に決めただけのことです。 借方と貸方というのはご存知ですね。 例を書いたほうがわかると思いますので下にかいておきます。 商品を現金で売り上げた場合仕訳は (借方)現金 100 (貸方) 売上 100 となります。 もし、左が増加というのなら200となりませんか?(売上は増えたのだから) でも実際は100ですよね。だから違うということです。 仕訳は必ず借方と貸方を使います。 そう考えると左と左はありえませんね。 上の仕訳で現金が増えましたので左ですね。一方売上はというともう右しかないという ことです。 だから、売上は右になります。 資産の増加が左という前提で考えると負債というのは資産を減少させる要素ですよね。 つまり、資産とは反対の右に書くのです。 また、資産ー負債=資本という約束事があります。 これを変形すると資産=負債+資本になります。 要するに負債と資本を足すということは同じ位置になくてはなりません。 負債の増加は右ですので足すためには資本も右でなくては足すのに不便ということから 決められたのです。 こんな感じでおわかり頂けますか? 結局は約束事みたいなものなので覚えるしかありませんが頑張って下さい。[2001/10/12 23:08:11]
LILYさん、詳しいご説明のレスをありがとうございます。 とても助かりました!! なるほど、増加額は左、減少額は右にという考えを、変えなくてはなりませんね。 つじつまが合わなくなってしまう、覚え方なのですね。 対してLILYさんの教えてくれたように、約束事をまずはそのまま覚えてしまうことが 初心者には良いのですね。 資産ー負債=資本の考え方は大変助かりました。 こうした理由を知る事ができるとほっとします。 簿記の入門者はまずはその通りの公式のような感じで覚えるのがいいようですね。 でもきっと上級まで進まれた方はその公式も理由があってそうなっているのだということ を知っていらっしゃるのではないですか?つまり、理由がちゃんとあって、右と左に振り分けられているから、その通りにすればちゃんと数字が最後には現実のものと合うという 結果が出る、そのための法則が理由ずけられている、という意味の。。 なんだか一見単純そうにみえる仕訳と思っていたけれど、もうつまづいているのです。(--;) でも、いつかすっきりとするように、続けて勉強しようと思っています。( ^ ^ )[2001/10/13 08:57:34]