記事タイトル:手形の名あて人? |
手形取引のなかで<名あて人>でいまいち納得の いかないぶぶんがあります、約束手形では手形を 受け取り手形と引き換えに代金を受け取る人を <名あて人>と呼びますよね、 なのに為替手形では、手形代金の支払いを依頼され た人を<名あて人>といいますよね?呼び方の意味 がまったく逆なのはなぜなんでしょうか?そのように おぼえてしまえばいいのかな?[2001/05/10 18:18:04]
名宛人とは、手紙でいう「宛先」のことです。 約束手形では、 ○○ 殿 (金額欄) 上記金額をあなた(中略)へこの約束手形と引き替えにお支払いいたします。 となっており、為替手形では ○○ 殿 (金額欄) ××殿(中略)へこの為替手形と引き替えに上記金額をお支払いください。 となっています。 この「○○ 殿」が名宛人となることは、これを手紙として考えればわかりますよね。 そして、名宛人に対して「お支払いいたします」となっているのが約束手形、「お支払い ください」が為替手形ですから、名宛人の役割は反対になります。[2001/05/11 00:06:53]