記事タイトル:貸倒れについて 


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お名前: SWEET   
売掛金・受取手形の期末残高8000円に対して5%の貸倒れを見積もった。
ただし貸倒引当金残高が100円ある。

この仕訳は 洗替法だと

(貸倒引当金)100   (貸倒引当金戻入)100
(貸倒引当金繰入)400 (貸倒引当金)400

差額補充法だと

(貸倒引当金繰入)300  (貸倒引当金)300

となると教わりました。貸倒引当金は400−100=300だから
差額補充法で貸方(貸倒引当金)300となるのはわかりますが
貸倒引当金戻入と貸倒引当金繰入は違う勘定科目なのに
400−100=300というように引いていいんですか?

差額補充法は洗替法の2つの仕訳をまとめたものだと教わりました。
もし貸倒引当金戻入と貸倒引当金繰入が違うものだとすると方法によって
仕訳が違う形になってしまうような気がします。
[2001/01/24 00:30:04]

お名前: すこーる    URL
ええ、つまり、貸倒引当金戻入 という勘定は出てこなくなります。

これは、割賦販売(3級で出題されるかどうかはわかりませんが・・・)
でも同じような事があります。
 対照勘定法ともう一つの方法。
割賦売上したときに、
割賦販売売掛金  XXX   割賦仮売上  XXX
というのを、実際にお金を回収したときには、
割賦仮売上   XXX   割賦販売売掛金 XXX
と、する方法と、
この上記の勘定を使用しない方法があります。
↑本当に全部理解していないので、もっと詳しい方が居たら、
教えて下さい。
[2001/01/24 11:34:30]

お名前: こすこす   
貸倒引当金の設定についてですが…
洗替法は、毎期貸倒引当金を精算するということです。
つまり、「前期末に残ってる売掛金・受取手形に対して当期の貸倒れを
予想して設定した貸倒引当金が使わずにすんで、余ったから戻してあげよう」
ってことです。
で、「当期末に残ってる売掛金・受取手形の残高に対して来期の貸倒れを
予想して貸倒引当金を計上しよう」というかたち。
一会計期間で、貸倒引当金をリセットしようということです。

で、差額補充法は、「当期に貸倒引当金を400円にするけど、残高が
100円あるじゃん。だったら、あと300円足してあげれば400円に
なるぞ!」ということ。貸倒引当金を、「設定したい額と現在ある残高との
差額を補充してあげればいいでしょ」っていうのが、差額補充法です。

まとめると、洗替法は、繰入から戻入を引くんじゃなくて、一回貸倒引当金の残額を
リセット(なくして)あげて、貸倒引当金をゼロにしてあげてから、
改めて貸倒引当金を計上するんです。

こんな説明でわかってもらえるかなぁ。
[2001/01/25 01:58:11]

お名前: こすこす   
ちょいと文章になってなかったので…。(^^;;;

貸倒引当金の設定についてですが…
洗替法は、毎期末に貸倒引当金をリセット(精算)するということです。
つまり、「前期末に残ってた売掛金・受取手形に対して、貸倒れを
予想して貸倒引当金を設定してたんだけど、使わずにすんで余ったから戻してあげよう」
ってことです。
で、その後に改めて「当期末に残ってる売掛金・受取手形の残高に対して来期の貸倒れを
予想して貸倒引当金を計上しよう」というかたち。

で、差額補充法は、「当期に貸倒引当金を400円にするけど、残高が
100円あるじゃん。だったら、あと300円足してあげれば400円に
なるぞ!」ということ。貸倒引当金を、「設定したい額と現在ある残高との
差額を補充してあげればいいでしょ」っていうのが、差額補充法です。

まとめると、洗替法は、繰入から戻入を引くとかいう考え方じゃなくて、
一回貸倒引当金の残額をリセットして(なくして)貸倒引当金をゼロに
して(これが戻入)、改めて貸倒引当金を計上する(これが繰入)
…というための仕訳です。

こんな説明でわかってもらえるかなぁ。
[2001/01/25 02:08:22]

お名前: SWEET   
すこーるさん、こすこすさん、ありがとうございました。

と、いうことは貸倒引当金戻入と貸倒引当金繰入は貸倒引当金と同等の物
なんですか?
[2001/01/26 12:06:35]

お名前: こすこす   
設定してある貸倒引当金を戻し入れて、それを収益計上する勘定が貸倒引当金戻入で、
貸倒引当金を設定するために、費用計上する勘定科目が貸倒引当金繰入なんですよ。

簡単に言っちゃえば、設定してある貸倒引当金をいじるための勘定って言うと
(こんな言い方もどうかと思うけど)わかりやすいのかな?
[2001/01/27 01:10:23]

お名前: すこーる   
貸倒引当金は貸借対照表計上です。
貸倒引当金繰入と戻入は損益計算書計上です。

基本的に利益が上がると、支払う税金も高くなりますよね。
ここで、考えるのが、貸倒引当金が1000の時と2000の時では、
2000の時の方が負債が1000増えるので、利益は1000下がります。
ので、税金も少しで良いのです。

 そして、引当金繰入も費用として、多く計上すればするほど、
利益が下がりますので、税金を支払う量が少なくなります。
 つまり、引当金を計上することによって、会社の中に資金を蓄え、
その上、税金(法人税など)の支払いが少なくて済むということです。
[2001/01/29 12:23:51]

お名前: こすこす   
引当金とは、将来の特定の費用または損失であって、その発生が当期以前の
事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積もることが
できる場合には、当期の負担に属する金額を当期の費用または損失として引当金に
繰入れ、当該引当金の残高を貸借対照表の負債の部または資産の部に記載する
ってものです。(こんな難しいもの出さずに説明したかったんだけど)

貸倒引当金にしても、合理的に見積もった金額を算定するんですよ。
当期末の売掛金等が次期以降回収できない(損失ですよね)であろう金額を
合理的に見積もって、計上(費用計上)してあげるんです(これが貸倒引当金繰入)。
で、次期に貸倒れ(損失)が発生したら、その原因は当期以前の売上に対する売掛金に
あるから、その分を貸倒引当金から取り崩して填補してあげるんです。


すこーるさんの考え方も正論なのかなぁ。実務的にそうなんですか?
おいら大学生なのでそういうところはわからないんですが…。(^^;)ゞ
ただ、すこーるさんの今回のカキコだと税金対策のために貸倒引当金が
使われてるようなイメージ持っちゃう気がしたんで…。
[2001/01/30 01:41:39]

お名前:   
>こすこすさん。
・・・・・図星な点がちょこっと。。。^^;
原理的にはそうなりますけど、会社の考えとしては、やっぱり
少しは考えちゃったりしますけど、、、これは少し問題発言でした。
すみません。
 が、ちゃんと株主さんや税務署(は関係あるかな?)がにらみを
効かせているから、あまり過激に計上は出来ないです。
 う〜んぅ。ツボをついたご質問でした。。。
[2001/01/30 18:57:00]

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