やたらに広い、装飾の無い部屋に円卓が一つあり、その席には5人の老人が座っている。 老人達はお互いを「太一」から「太五」とそれぞれ番号で呼び合い、相手の正体を詮索しないのが通例になっていた。 そこへ現れるのは銀のように輝く白髪を長く伸ばした長衫姿の若い女。 彼女こそ人里離れた山中で毎年行われる「回春の宴」の主催者、「大老」だった。 大老の年齢は全く分からなかった。外見こそ若いが、彼女は老人達がこの宴に参加するずっと前からこの姿のままだった。 大老が手を叩くと、部屋の奥から中華服を着た二人の娘が現れる。 一人は二十才過ぎの肉付き豊かな長身の娘。歩を進める度に長衫に包まれた大きな乳房がゆさゆさと重そうに揺れる。 その影に隠れるようについてくるのはまだ初潮前の小柄な童女。短衫の袖から出る小さな指先が愛らしい。 「本日お選びしたのはこの姉妹、二一歳の桃花と八歳の桃音です。」 老人達から口々に賞賛の声が上がる。 「桃花、桃音、お前達の身体をお客様にご覧に入れなさい。」 大老が素早く命令すると、二人は一礼してからゆっくりと服を脱ぎ始める。 桃花が胸元の止め具を外し、恥じらいながら胸元をはだけると、袖から腕を抜き、そのまま長衫を足首まで落とす。 下着を着けていなかったらしく、長衫を脱いだだけで桃花は象牙のような艶を持つ裸身を露わにする。 既に裸になった姉の手を借り、桃音の指がもどかしげに短衫の止め具を外す。 頭から短衫を脱ぎ、丸めて足元に置くと、桃花も下着を着けていなかった事が分かった。 姉妹の肢体は実に対照的だった。 桃花の一抱えもある大きな乳房には赤黒くしこった乳首が付いており、むっちりとした恥丘には黒く艶のある 縮れ毛がびっしりと生え揃っている。一方桃音の方はやはり初潮前とあって胸はまだ膨らむ気配すら感じさせず、 腿の間にある女性器もただの縦筋でしかない。 「姉の方は随分とまあ野放図に繁らせておりますな」 太四が桃花の股間に見入りながら言うと、大老は桃花の腕を上げさせ、脇の下にこれもびっしりと繁る腋毛を見せる。 「局所に毛の多い娘は肉質柔らかく佳味にして滋養に優れます。」 次いで大老は桃花の尻を老人たちに向けさせ、足を開いて上半身を前屈させてから尻肉を引き開かせると、 密生した縮れ毛の中に埋もれたぽってりとした陰唇と縮れ毛に縁取られた肛門を指で押し出して露わにする。 「特にこの通り尻穴までびっしりと生え揃う物は脂の乗り良く舌触りも極上です。」 自らの性器と肛門を他人に品定めされ、桃花は羞恥心に頬を赤く染める。 「さて、本日は特に処女でないと味わえない一品ですので、こちらの二人は処女のままご用意致しました。  お前達、お客様に初花をご覧に入れなさい。」 大老の言葉と共に桃花と桃音は一礼し、丸テーブルの上の回転台に背中合わせで座り、膝を曲げて足を開く。 老人達の目の前で二人は陰裂に指を添え、そろそろと開いていく。更に小陰唇を掻き分け、その奥に埋もれた 尿道口や膣口を晒し、 「私達は正真正銘の生娘、未だ精も浴びず自慰も知らぬ穢れ無き身でございます。」 声を合わせて言うと、人差し指を膣口の入り口に引っ掛け、横に引いて処女膜を老人達が観察できるようにする。 「ひっ!」「ぎゃっ!」 慣れない痛みが二人のもっとも敏感な箇所に走り、処女の姉妹に思わず悲鳴を上げさせる。 「…その証に、未だ破られぬ初花をご覧下さいませ…」 涙を浮かべた二人の言葉が終わるか終わらないうちに、老人達は二人の性器に顔を寄せた。 「しかし、これはまた…」 「随分とまあ粉っぽい花ですな。」 太二と太六がそれぞれ桃花と桃音の性器を一瞥して声を上げる。 二人の性器には一面に恥垢が溜まっていた。まだ幼い桃音の恥垢は量も少なく薄黄色で微かな乳酸臭を放つ程度だが、 既に「女」として成熟した桃花の性器には、刺激臭とも言えるほどきつい臭いを放つ濃黄色の恥垢が陰核と包皮の隙間や ぽってりとした小陰唇の襞の間、そして膣口から処女膜に至るまでねとねとと貼り付いていた。 「二人ともこちらに来てから一度たりとも性器を洗わせておりません。気穴がある場所ゆえ、下手に洗うと気が抜けるのと」 「きゃう!」 大老は小指の先で桃花の尿道口を軽く引っ掻いて恥垢をこそぎ取ると指先で粘りを確かめる。 「生娘の恥垢は良い酒粕になってくれますし、慣れると結構な珍味なのですよ」 赤い舌で指先をぺろりと舐め取り、 「見立て通り、桃花の恥垢は素晴らしい熟れ具合をしております。肉にも期待できましょう」 大老は薄く笑う。 「では下ごしらえに掛かります。お前達、卓を降りてこちらに来なさい。」 桃花と桃音はまた先程と同じ様に老人達の前に立つ。大老は手を叩いて様々な道具を持った侍女を呼ぶと、彼女達に 手伝わせながら桃花と桃音の下ごしらえを始める。 まず二人は湯と石鹸で徹底的に全身の垢を落とされ、結った髪をほどかれ丁寧に洗われた。 濡れた髪を侍女が手早く編み上げ直すと、二人は手摺りの付いた椅子に座らされ、性器と肛門を突き出すような具合で 折り曲げた足を手摺りまで上げ、背もたれに沿って手を上げた姿勢にされ、手足を椅子に縛り付けられる。 姉妹とも身動きが取れない事を確かめると、侍女の手が桃音の陰裂に伸び、先に自分でやった時よりも強く、そして広く引き広げられる。 「いっ!ぎひいぃぃぃ!」 突然引き裂かれるような痛みが桃音の幼い性器に走った。薄桃色の粘膜に引っ掻いた跡が残り、うっすらと血がにじむ。 大老は侍女の手で陰裂を大きく開かれた桃花の前にしゃがみ、耳掻きのような金属製の匙を手にすると、小陰唇の表面に うっすらと溜まった恥垢をこそぎ取り、受け皿に落としていく。 「ひっ、ひぅ!ひぎぃ!いひっ…痛っ!うぐぁ!」 苦痛にうめく声を無視しながら大老は徐々に匙を深く差し込み、細く繊細な膣襞に溜まった恥垢を取り始める。 桃音が恥垢を取られている間に、侍女の手が桃花の腋と恥丘に泡立てた石鹸を塗り、良く研いだ剃刀をその中に滑らせる。 「はぅ…く…」 敏感な箇所に冷たい刃が滑っていく感触と、太い陰毛がぷつぷつと切れていく感覚に、桃花は切ない表情を浮かべる。 青々とした剃り跡を残して腋毛と陰毛が綺麗に剃り落とされると、侍女は次に毛抜きを取り出し、肛門を囲む毛を1本づつ丁寧に引き抜く。 「ひぃっ!…ひっ!…あぅ!…」 毛を抜かれる度に桃花の悲鳴が響き、茶色く色素の沈着した肛門が痛みにきゅっとすぼまる。 桃花の肛門が綺麗になる頃には大老は一通り桃音の恥垢を取り終わり、薬液で濡らした綿棒で桃音の襞を拭うように侍女に命じてから、 新しい匙と受け皿を手に桃花の前にしゃがむ。 自分が剃毛を施されている最中に妹が何をされていたか見ていただけに、桃花は一瞬怯えた視線を大老に向けたが、侍女が陰裂に指を掛けると 観念したように目を閉じ、唇を噛む。 「うぐっ!」 侍女が陰裂を大きく引き開き、恥垢にまみれた粘膜をさらけ出すと、やはり慣れない痛みに悲鳴が漏れる。大老は桃花が痛みをこらえる顔を ちらりと見ると、匙を小陰唇に押し付け、黄色く粘る恥垢を次々に受け皿に落としていく。 「んっ!…んぐ!っくはぁ…ぎ、ひぃ…」 桃音ほどではないが、未だ処女の桃花にとっては細い匙もかなり大きな異物に感じるらしく、匙が出入りする度に眉根をしかめている。 そのうち匙の挿出が快感を呼び覚ましたらしく、桃花の頬が薔薇色に染まり、透明な粘る滴が桃花の肉襞を伝い始める。 「ほほう、男の味を知らなくても女の本能は正直じゃのう、匙を突っ込まれてよがりよるわ」 太四が腰をくねらせる桃花を見てにやにやと笑う。 桃音よりも時間を掛けて桃花の恥垢を取り終わると、大老は息をつく暇もなく次の作業に取り掛かる。 侍女が薬液の入った点滴瓶やぬるま湯を張った洗面器を運び込み、大老は他の侍女に手伝わせて桃花と桃音の肛門にワセリンを塗り、 同じくワセリンを塗ったゴム管を差し込み、そろそろと直腸の奥まで差し込んでいく。 「ひ、ひぃ、いい、ひ、」「うぐ…ぐぅ…はぐぅ…」 直腸の中を進むゴム管の感触に二人は眉根をしかめる。 ゴム管の反対側からワセリンを塗った栓を通すと肛門にねじ込み、そして次々に薬液を腸の内に流し始めると、襲い掛かる強烈な 便意と腹痛に二人の顔が青ざめる。 「ぎぃ、ひ、や…め…てぇ…出る…で…ちゃうぅ…」 桃音の腸がぎゅるぎゅると妙な音を立て始め、大きな目にあふれた涙が頬を流れる。 「く…ぐぅ…駄目、もう、が…まん…が…」 桃花もうっすらと涙を浮かべ、肛門をすぼめて栓を食いしばり、必死に便意をこらえている。 「まだ入れるのかね?」 徐々に二人の腹が張り、そして膨らみ始めるのを見て太一が声を掛ける。 「はい。少量では直腸にある大便しか排泄できません。」 大老は点滴瓶に薬液を継ぎ足し、 「皆様に清潔な料理をお出しするためには、腸の奥に残る宿便を全て吐き出させる必要があります。」 桃花の腹を押して腸の張り具合を確かめ、 「三日も絶食させればこのような手間を掛けずに勝手に出てくる物ですが、そうすると脂が落ちますので。」 侍女に命じて湯を張った大きな桶を二つ、それぞれ桃花と桃音の前に置かせると、ゴム管を引き抜き肛門にはまった栓に指を掛ける。 「苦しいか?」 「ひっ…ひっ…ひぎっ…」「げほっ…けふ…は…はひっ…」 脂汗と涙を振り絞ってがくがくと二人は頷く。 「よし、出せ。」 大老は二人の栓を一気に引き抜くと素早く脇に退く。 次の瞬間、 「はひぃぃぃぃぃ!ひいっ!ひぎいいいいっ!」 「ああああああああっ!見ないでっ!見ないでええええっ!」 二人の肛門がひくつき、茶色く染まった薬液をぴゅっと噴いてから、桶の中に大量の軟便を吐き出し始めた。 「ほう、出るわ出るわ」 「あのような顔をしていてもあれほどの糞を腹の中に溜めておるのか…」 「まるで噴水ですな」 口々に老人が言ううちに、二人が排泄する物が茶色い大便から黒く固まった宿便の塊へと変わり始め、 更に排便に刺激されたのか、二人の陰裂からほぼ同時に黄色い尿が噴き出し、緩やかな弧を描いて桶へと落ちていく。 二分ほど掛けてようやく宿便が出終わった頃には、桶にちょっとした糞の山が出来ていた。 肩で息をする二人に休む間も無くまた薬液が流し込まれ、取り替えられた桶に残った宿便のかけらを吐き出させる。 こうして四度の浣腸が終わる頃には、二人の吐き出す薬液はすっかり綺麗なままになっていた。 大老の合図に侍女が桃花と桃音の陰裂を再度開くと、手にした細い管を尿道に突き立て、ゆっくりと奥へ押し込んでいく。 「ひぎいぃぃ!いたっ、痛いっ!痛いいいっ!」 「んんぐっ!ぐ…う、つっ!ふぐっん…」 桃音と桃花の悲鳴をまるで気にせずに侍女達は黙々と作業を続け、管を膀胱の辺りまで押し込み、管の端から流れ出る尿を 茶碗に受けていく。 残尿を最後の一滴まで搾り出してから、侍女達は管を引き抜き、二人の縛めを解く。 足腰も立たなくなった二人を侍女達は四つん這いにさせると、口を開かせ、しっかりと手で引き広げる。 大きく開かれた口に細めのゴムホースを差し込み、徐々に食道から胃の中にまで送り込む。 苦しさの余り暴れ出そうとする二人の手足を他の侍女達が押さえている中で、大老はゴムホースの端に付いている漏斗へ 大量の水を流し込む。 「うげぼっ!げほっ!ごぅえぇえっ!」 「ぐがはっ…げえええええ!」 最後に食べた食事の名残が水と一緒に混じって二人の口や鼻の穴から噴き出し、そして何も出なくなるのを確かめてから、 大老はゴムホースを引き抜かせ、再度身を清めた後で口・肛門・尿道・膣口にホースを差し込ませると、二人の空になった消化管に 蜜・生姜・花酒を混ぜて暖めた臭い消しを流し込む。 「うぐっ…うぐ…ううーっ…」「ごほっ…んぐ、ん、ごぶっ…」 既にそれまでの浣腸と胃洗浄で体力を使い果たした姉妹は、逆らう気力も無く、ただ自分の中に注がれていく、甘く、熱い液体が 腸を押し広げていく鈍い痛みを感じているだけだった。 蜜と酒で妊婦のように腹が膨れ上がると、酔いのために足元のおぼつかない二人は再度老人達の前へ引き出され、侍女達に促されるままに 膝をついて顎を上げ、喉を晒す。 「では、これより二人の屠殺と血抜きを行います。」 大老は大きな鉢を持った侍女を数名呼んでから姉妹の後ろに立ち、手を伸ばして桃花と桃音の首筋に指を滑らせる。 「な…に?」「うぁ…?」 呂律の回らない声で二人が呟いた直後、大老の指が二人の肌に突き刺さり、引き掻くようにして頚動脈と気管を切り裂いた。 姉妹は同時に悲鳴を上げるが、気管を切られ、頚動脈から血が溢れ、その声はごぼごぼと咳き込むような音になる。 がくがくと全身を震わせ、何が起こったのか分からないままに窒息と失血で急激に死へと向かっていく。 溢れ出す鮮血は侍女が手にした鉢で受け止めるが、次々に一杯になっていく。 「がふっ…かふ…けほっ…げぇ…」 そのうちに桃音の息が途絶え、身体の震えが止まる。肛門と陰裂から腸の中に一杯に詰められていた臭い消しの蜜と酒が噴き出し、 床に甘く香ばしい香りの水溜りを作る。 侍女が支えていた手を離すと、桃音の死体は自ら作り出した甘い池にうつぶせになって崩れ落ちた。 「ごぼっ…ごぼ…ごふっ…ぐぇ…」 妹の後を追うように桃花が絶命した。桃音の吐き出した蜜に自分の腸に詰められていた分を継ぎ足しながら、全身の力を失った桃花の死体が 仰向けに倒れこむ。 「見事な腕ですな。」 太一が誉めると、大老は一礼し、 「では調理に掛かります。」 侍女の持ち寄った濡れたタオルで手に飛んだ血飛沫をぬぐった。 侍女が大きな樫の机を持ち込み、桃花と桃音の死体を持ち上げて並べ、その脇に様々な調理器具を並べていく。 大老は調理器具の中から長い肉包丁を取り出し、ごく当たり前に桃花の鳩尾に突き立て、そのまま毛を剃られた恥丘まで刃を滑らせる。 良く研がれた包丁が抵抗なく桃花の腹を切り開くと、桃色にぬめる腸が腹圧で押し出され、切り口から次々にこぼれ出す。 大老は手を切り口に滑り込ませ、手早く包丁を動かして肝臓を取り出すと老人達に示す。 「いかがですか?この色、この艶、極上の処女の肝です。」 続いて手を動かすと膣から子宮、更に繋がる卵巣を取り出す。 「処女はここが良く締まっていて歯応えが良いのです。気を練らせていたので味も格別でしょう。」 桃花の「女」の部分を別に置くと、大老は胃から大腸に至る消化管のほとんどを引き出し、脇に置いたバケツに全て空ける。 胸腔に手を差し込むと肺と心臓を切り出し、腎臓を始めとした残った内臓を全て切り取ると別のバケツに空け、腹腔内を清めた。 侍女が消化管を更に清め、女性器を除く他の内臓を切り刻み、更にミンチにしていく間に、大老は桃花の乳房の脇に切れ目を入れ、 更に手足の数カ所から細身の包丁を差し込み、器用に骨を取り除いていった。 最後に大きな平皿に赤い液体を張り、その中に内臓と骨を抜いた桃花の身体を浸す。 「これで桃花の下拵えは終わりました。次に桃音を解体します。」 大老は桃音の滑らかな腹に包丁を滑らせ、姉と同じように内臓と骨を取り除き、乳房に隠し包丁を入れ、平皿に張られた白い液体に浸す。 姉の物よりもずっと小さく、清らかな薄桃色に輝いている桃音の女性器を大老が脇に置いた時、太一は微かに溜息をついた。 その間に侍女は桃花の内臓を全て挽き終わり、続いて桃音の内臓を切り刻み始めた。 「続いて味付けと詰め物を作ります。」 大老は挽いた桃音の内臓に他の具を加えると手早く味付けを済ませ、侍女の一人に手伝わせて桃花の消化管に詰めていく。 「ほう、腸詰めか!これは旨そうだ!」 太四がにやにやと笑う。 桃花の内臓で腸詰を作り終えると、ちょうど出来あがった桃音の内臓ミンチに味付けを済ませ、これも桃音の消化管に詰める。 「少し挽肉が残っておりますが?」 太一が言うと、 「わざと残したのです。こうするために…」 大老は桃花の挽肉の残りを桃花の乳房の脇に入れた切り込みから押し込み、大きな乳房を更に丸く膨らませた。 同じように桃音の薄い乳房も挽肉で膨らませ、容姿に不釣合いな丸い乳房を作り上げる。 「こりゃあいい!なかなかいい形じゃないか!」 太四が手を叩いて下卑た笑い声を上げた。 大老はその声を無視し、先に取っておいた桃花と桃音の女性器を取り出し、二組の卵巣をすり潰し、そのペーストを桃音の子宮に詰め、 更に桃音の子宮を桃花のそれに収める。 詰め物の終わった桃花の子宮を桃音の腹腔に収め、更に出来上がった桃音の「腸詰」を詰める。 桃音の腹を縫合すると、先ほど浣腸を受けていた時のような妊婦腹に仕上がった。 「なるほど、孕み腹に見立てているのか…」 太一が興味深そうに大老の動きを見守る中、大老は桃音の口・膣口・肛門に小振りの白桃を詰め、桃花の腹腔に桃花の「腸詰」と 桃音を詰め、すっかり膨らんだ腹を器用に縫合した後で、飾りの白桃を桃音と同じように詰める。 「これで仕上がりました。これを天火に掛けて桃花を焼きますと、中に入った熱で桃音が蒸し上がる寸法になっております。」 大老は手を清め、侍女が桃花の全身にたっぷりと蜂蜜を塗り込めるのを確認してから調理場のオーブンへ入れるように指示した。 「髪の毛にも蜂蜜を塗っておりましたが?」 「あれは熱避けです。焼き上がった時に美しい外見を保つようにするのも調理の一つですので。」 一刻が過ぎる頃、老人達の前に焼き上がった姉妹の料理が運ばれた。