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ひとりごと
1997年11月
1997/11/01
岡田斗司夫さんの書いた『オタク学入門』『東大オタク学講座』という本が
某ボードで話題になっていましたので、興味を惹かれて読んでみました。
世に言う“オタク”という言葉には人によってその言葉の定義するものにか
なり大きな隔たりがあると思うのです。
私の頭の中ではある分野に関しての知識や経験が非常に豊富で研究熱心、ア
ニメなどの分析能力などもかなり高い人たちというイメージがありまして、私
程度では“オタク”というレベルにはまだまだ遠く及ばない、ある意味で憧憬
の対象という感じなのですが、世間一般的には暗い、友達いない、うちに籠っ
て青白い顔をした、いい年してアニメや二次元の美少女に夢中になってる気味
の悪い奴、というようなある意味で差別用語的な使い方をされているようです。
またマニアという言葉の代替としても使われているようです。カメラおたく、
釣りおたく、ゲームおたくに鉄道おたく、などなど。
基本的にアニメファン=オタク=変態、みたいなイメージがつきまとってい
て、これには少々私としても閉口してます。確かにいい年してアニメに夢中に
なってたり、ときメモにはまっているというのは一般的ではないのかも知れま
せんが、面白いものは面白いですし、そんなの人の勝手じゃないかぁ、と言い
たくなります。
で、そのオタクの定義なんですが、『オタク学入門』によりますと、
・映像の世紀と呼ばれる20世紀に生まれた、映像に対する感受性を極端に進
化させた人間たち。
・高性能のレファレンス能力を持つ人間
・「社会適応力がない」と言われるほど、自分のおもしろいに忠実な人間。
と、いうような定義がなされているようです。個々の詳細については省きま
すが、かなりプラスのイメージで捉えられているようです。(岡田氏自身が
“オタキング”などと名乗っているところから考えるとプラスのイメージにな
るのは当然だとは思いますが。)
勿論、これは岡田氏の独自の定義ですし、必ずしもこの定義が絶対的なもの
ではないとは思いますけど……。
でも“オタク”というのは自分の好きなものを自分で選択出来る人たちであ
るという定義は気に入りました。流行に迎合するのではなく、自分が好きなも
のや面白いと思う物は自分自身で選択出来る、“子供番組だから”とか“自分
はこういう年齢だから”というような固定観念に縛られずに自分の好きなもの
を追い求めることが出来る、、多くのアニメファンにも共通した傾向ではない
かと私も思います。
私自身、アニメにしてもゲームにしても、世間の評価に拘わらず、自分の好
きなものは好き、嫌いなものは嫌いと、この点にはそれなりにこだわりを持っ
ているつもりです。
アニメやゲームのファンの間でも好みについては千差万別ですが、パソコン
通信のアニメのゲームのボードでも他の人は殆ど誰も見ていない、プレイして
いないにも拘わらず、一人でその作品をプッシュしていた、というようなこと
が過去にも何度かありましたし(^^;、ボードで話題が盛り上がっているにも拘
わらず私自身はイマイチ気分が乗らない作品などもありました。
自分の好きなものに忠実である、という点については私にもオタクの資格が
あるのかも知れません。
唯、私の場合、アニメを見るにしてもゲームをするにしても、分析的な視点
で見るというようなことは苦手ですので、岡田氏の定義からするとオタクとい
うよりは単なるアニメファン、ゲームファンという範疇に留まりそうな気がし
ます。オタクであるとしてもかなりライトな部類なんでしょうね。
ま、私自身、アニメやときメモのファンであることに関して、“恥ずかしい”
という気持ちが全くない訳でもないんですけどね。(この辺は世間の目に引き
ずられている面もやっぱりあるみたいです(^^;。だからと言ってアニメファン
をやめるつもりなんて毛頭ないですけど。)
世間一般のオタク、ひいてはアニメファンなどに対するネガティブなイメー
ジがもう少し好転してくれると助かるんですが……。でも逆に弾圧(というと
ちょっと言葉が大袈裟ですが(^^;)されているからこそ、プライドを持つこと
が出来るという側面もある訳で……。(なんじゃそりゃ(^_^;))
う〜ん・・・、てなところで、なんだか結論が出ないままに終わる眠夢であ
った。(^_^;)
1997/11/01 眠夢
1997/11/06
一週間ほど前からプレイしていたプレイステーションの『こみゅにてぃぽむ』
というゲームをクリアしました。このゲーム、発売前には特に目をつけていた
という訳でもなく購入するつもりもありませんでした。
であるにも拘わらずなんで購入したのかといいますと、何か面白そうなゲー
ムはないかなぁ、と思って、PS雑誌等を見て色々と思案していたのですが、
複数の雑誌で意外とレビューの評価が高くてコメントも結構好意的だったのが
目につきました。
他に『MOON』『ワールドネバーランド』などのゲームも検討の対象にし
ていたのですが、色々評価を読み比べた結果、かわいい感じが好みかなぁ、な
んて思って『こみゅにてぃぽむ』を買うことにしました。
最近のPSはソフトが無闇矢鱈と発売されていることもあって、選択にも苦
労するんですよね。大きなメーカーのゲームとかヒット作の続編などは雑誌で
も大きく取り上げられていて、こういうゲームはそれなりのレベルもキープし
ているでしょうし、安心感もあるんですが、そういうゲームだけじゃちょっと
物足りない、という気持ちが私にはありまして……。
元々、プレイステーションではあまり聞いたこともない無名のメーカーのゲ
ームとか新しい試みをしているゲームとか、あまりメジャーでないゲームの中
にも結構いけるゲームがありまして、そういう中から珠玉の一品を見つけるの
も楽しみの一つと私は捉えていました。今までにも前評判はさほど高くなかっ
たものの、発売後そのゲームの持つ力でヒット作になった作品もありましたし、
さほど世間では話題にならなかったものの、プレイしてみるとなかなか面白か
ったゲームなども何本もありました。
しかしこれだけ沢山のソフトが発売されるとなると、一つ一つのソフトの情
報も限られてきますし、雑誌等もどうしても大きなメーカーの話題作等の扱い
が中心になってしまって、隠れた逸品を見つけ出すというのが難しくなってき
ます。
そんな中で雑誌のレビューのコーナーなどは大作だけでなく発売される全て
のソフトに点数や短いながらもコメントもつけています。勿論、ゲームの評価
と言った場合にはどうしても評者の主観も大きなウエイトを占めることになる
と思いますが、私の好みのジャンル等とも照らし合わせていろいろ読み比べて
みると、随分参考になるものです。
さてそういう訳で今回購入した『こみゅにてぃぽむ』なのですが、プレイし
てみるとサクサクと遊べるアクションRPGって感じで、さほど難しくもなく
雰囲気もほのぼのしていて、気楽に楽しめる作品って感じでした。ところどこ
ろ詰まった部分もあったのですが、ある程度はそういうのもないと手応えがな
さ過ぎますしね。基本的には初心者向きのバランスだったと思います。
ストーリーの方は一人の少女が冒険を重ねていって、やがて地球の危機を救
うというもので、オーソドックスなRPGの文法を踏襲していて、そういうパ
ターンの中の一つのバリエーションという感じでした。そういう意味では目新
しくはなかったのですが、ぽむの育成という要素が付け加えられているところ
が目新しい点だったでしょうか。
元々、主人公のルルという魔法使いの女の子も地球を救うだとかなんだとか
大袈裟なことを考えて行動していた訳ではなく、ぽむという不思議な生物が人
間たちによって駆逐されてしまいそうになったのを可哀想に思って、世界にち
らばるぽむたちをこみゅにてぃに集めることによって、守ろうとした、という
のが発端なんですよね。
大上段に振りかぶって“世界を救う”なんていうものではない、そういう主
人公の設定もほのぼのとした雰囲気を醸し出すのに一役買っていたかも知れま
せん。
総合的に見て、私は楽しめましたし、なかなかの良作だったと思います。
それはそうと昨日の新聞で読みましたが、PSはまた値下げするそうですね。
今度の値下げは19800円が18000円になるという程度でさほどの下げ
幅ではありませんが、アナログコントローラーが標準装備になるそうな。
1997/11/06 眠夢
1997/11/09
武内直子さんの『コードネームはセーラーV』第三巻を読みました。これは
『美少女戦士セーラームーン』の外伝的なお話で、セーラーチームに加わる前
の美奈子ちゃんがセーラーVとして活躍するお話です。外伝とは言っても元々
こっちが先にあって、その延長線上にセーラームーンが出来たということだっ
たようですが。
『美少女戦士セーラームーン』の中でも登場した時には最強のセーラー戦士、
セーラー戦士たちのリーダーという設定で出てきた筈の美奈子ちゃんも、話が
進むにつれて、いつの間にか五人の中の一人でしかなくなってしまって、また
主役のうさぎの影に隠れるような感じになって、いまいち目立ちませんでした
が、実はセーラーVの方がセーラー戦士としては原点なんですよね。
でもセーラー戦士の中では亜美ちゃんがダントツの人気ナンバー1って感じ
でしたが、私はVちゃんが好きです。(ほたるちゃんは別格ですけど……。で
もほたるちゃんはセーラー戦士として好きという訳ではないような気がしてま
す。)唯、その好きはアニメの中でのセーラーヴィーナスだけではなくて、
『コードネームはセーラーV』中での美奈子ちゃんの要素も加味してのものと
いうことになります。
しかし『コードネームはセーラーV』ではなんといっても美奈子ちゃんが主
役です。セーラームーンの方は原作ではどうもシリアスになりがちでしたけど、
セーラーVの方は純然たるギャグって感じで、お元気娘の美奈子ちゃんがぷっ
つんパワーを爆発させて大活躍してくれますので、実は私はムーンよりもこっ
ちの方が好きだったりするんですよね。(^_^)
セーラームーンというと今世紀最大のキャラクターだそうで、日本でもすご
い人気でしたし、海外でも大人気なのだそうです。しかし日本での人気は判る
んですが、海外で人気があるってのは以外でした。
そもそもセーラー服というのは日本では女子学生の制服ですけど、元々は水
兵さんの着る服なんですよね。日本人の場合、セーラー服に思春期の少女のイ
メージを重ねて見る場合も多いでしょうし、青い果実に対する憧憬とでもいい
ましょうか(^^;、そういう思い入れ、或は思い入れとまで行かなくともほのか
な憧れを持っている人もいるかと思います。ドラマの『スケバン刑事』では斎
藤由貴や南野陽子がセーラー服を着て活躍して大いに人気を博しましたし……。
そういうイメージを持たない海外の人がセーラー服の女の子にどういう印象
を持つのか、少々興味の湧くところです。
でも女の子が男なんか押しのけて大活躍するというのは、キューティーハニ
ー以来、アニメの一つの定番になってますが、男のヒーローが活躍するのとは
また一味違ったかっこよさがありますし、そういうかっこよさは海外の人も感
じるのかも知れません。
唯、これらは大人のアニメファンを対象として考えた話で、セーラームーン
はいい歳した大人のアニメファンだけではなく、子供たちにも絶大な人気を博
した作品なんですよね。やはりテレビアニメの場合、ターゲットは子供たちと
なることが多いでしょうし、アニメファン&子供たちという両方にアピール出
来たことがあれだけブレイクした原因でしょう。個性的なセーラー戦士たち、
ギャグとシリアスを適度にミックスした面白さ、かっこいいお姉さんたちの活
躍、というのは子供にとってもはまれる作品だったのでしょうね。
私の場合はアニメの方は一年目とほたるちゃんの出てきた三年目は結構真剣
に見てましたけど、それ以外は殆ど惰性で見てたみたいな感じになってました
が……。
セーラーVも第三巻で最終回だそうでちょっと残念です。Vちゃんパワーを
もっと見たかったんですけどねー。
1997/11/09 眠夢
1997/11/12
先日、新しいLDプレイヤーを購入しました。実は今まで使ってたものが少
し前に故障してしまいまして、修理に出そうかそれとも新しいのを買おうかと
迷っていたのですが、結局買うことに決めました。
取り合えずCLVの特殊再生が全く出来ないのでは悲しいですので、デジタ
ルメモリーはついているものをと考えていたのですが、CLD−R6Gという
機種が税込みで49800という値段で出ていたので買ってしまいました。
今度買ったのは、前に使っていたものと違って両面自動再生でCD/LDコ
ンパチで、でも値段は半分以下でした。(^^;
最初のLDプレイヤーを買ったのは1986年でしたから、もう十年以上に
なります。その年は天空の城ラピュタを始め、ウィンダリア、ガルフォース、
プロジェクトA子などなど、盛んにアニメの映画が公開されていた頃です。
OVAなどもそろそろ盛り上がり始めていて、LDは画質がよくて劣化しな
い、ランダムアクセスが容易、またビデオソフトより価格が安い等のメリット
があった為、アニメファンの必須アイテムになりかけていた頃ですね。
買ったのはソニーのLDP−730という機種で当時、パイオニアのLD−
S1と並んで初めてCLVでの特殊再生を可能にしたというので話題になって
いた機種でした。これを買った頃は両面自動再生なんてまだありませんでした
し、CD/LDコンパチ機は高かったです。
唯、当時はLD以外にビクターの開発したVHDというビデオディスクもあ
りまして、結構熾烈なシェア争いなんかやってて、どっち買おうか悩まされた
ものです。特にウィンダリアというとても好きなアニメがあったのですが、そ
の頃VHDでしかディスクが発売されてなかったのが悩みの種でした。迷った
挙げ句結局LDを買って正解でしたけどね。(ウィンダリアはその後、LDで
も発売されました。)
巷ではDVDなどの登場してますし、今更新しくLDプレイヤーを買い直す
のもどうかなぁ、という気持ちもあったのですが、今まで買った100枚近い
(^^; LDソフトもありますし、アニメのLDボックスも次から次へと発売さ
れてますので、やっぱりすぐにはDVDに移行出来ないんですよね・・・。L
D/DVDのコンパチ機という選択肢もあるにはあったのですが、DVDに関
してはソフトも徐々に出ているとはいえ、まだまだのようですし、プレイヤー
自体もまだ発展途上みたいな気がしますので今回は見送りました。たぶん二〜
三年後にはDVDも買うことになると思いますが。
テレビのニュースなどでは大型家電商品ということで、各家電メーカーもD
VDに大きな期待を寄せているという話ですが、なんでDVDが売れると思え
るのか私はすっごく疑問に思ってます。
そもそも現在のDVDってLDの代替という以上のものではありませんよね。
勿論、LDに比べればコンパクトですし便利だとは思うのですが、映像を所有
したいと思う人がどれだけいるかってことです。
現にLDの普及率って大したことありません。アニメファンなどのような映
像に対して執着を持っている人は別ですけど、一般の人の中には「LDって見
たことない。」って人も結構いるみたいです。
そういう意味ではDVDもLDからの乗り換え需要とかまだLDを所有して
いないアニメファンにとっては魅力的なアイテムとなるかも知れませんが、一
般の人にとってはやっぱり縁のないものなのじゃないかと思うのです。世の中
レンタルビデオ店なんぞも沢山ありますし、わざわざ高価なディスクを買って
まで所有しなくても……、と思う人の方が大半でしょう。
それにアニメファンにしてみても魅力的なアイテムではありますが、今迄に
買った膨大なLDソフトがある訳ですし、LDボックスも次から次へと発売さ
れてますので、おいそれとDVDに手を出せる状況ではありません。(ま、録
画出来るようになったりとか、ソフトが大幅に安く販売されるようになったり
すれば、状況は変わってくるかも知れませんけど。)
私の思うに家電メーカーが本気でDVDを普及させたいと思うなら、もっと
アニメファンを増やす努力をすべきですね。例えばエヴァンゲリオンのような
一般の人の間でも話題になるようなアニメにもっとお金を出して、どんどん一
般の人をアニメの世界に人々を引き込むべきです。一億総アニメファン化計画
とでも名付けましょうか。そうすれば、きっと映像を所有したいと思う人も増
えるでしょうし、DVDも大型ヒット商品として日の目を見ることになるでし
ょう。その上、みんながアニメファンになってしまえば、アニメファンに対す
る偏見もなくなるでしょうし、私としても万々歳です。(^_^;)
話がそれてますが、そんな訳でDVDは将来の課題ということで、取り合え
ずLDプレイヤーを購入しました。買って以来カリ城、レダ、フレア、炎トリ
ッパー、イクサー1、ナウシカ、などなど次から次へと手持ちのLDを見てた
りします。(^_^)
新しいソフトも買いたいものは沢山あるんですけど、安いものではないです
し、なかなかおいそれとは手を出せない状態です。(^_^;)
タイガーマスクのLDセットが欲しいんだけどな。他にもメモルとか、えり
子とかようこそようこ、エースをねらえetc..。欲しい者は沢山あれど、
なかなか買う決心がつかずにLD屋さんで指を咥えて眺めてたりする最近の眠
夢なのでした。(^_^;)
1997/11/12 眠夢
1997/11/17
日本代表、勝ちましたねー。あ、勿論、昨日のW杯サッカーアジア第三代表
決定戦の話です。(^_^)
なんかスポーツニュース等でも連日話題にしてましたし、随分、盛り上がっ
てたみたいでもし負けたら反動が怖いかも……、なんてことも思ってたりした
のですが、杞憂に終わってよかったです。(監督解任とかカズの車に生卵を投
げ付けられたりとかいろいろありましたからね。ある番組では「この試合にJ
リーグの存続がかかってるんじゃないか。」なんてことまで言っていたようで
……。(^_^;))
昨日の試合は私も夜更かしして見ていたのですが、一点先取して「やったや
った!!」と喜んで、逆転されて「ああ、またか」と悪い予感が頭を横切って
落胆し、同点に追い付いて「おおっ、今日の日本は一味違うぞ!」と、またま
た喜んで……、起伏に富んだ実に面白い試合でした。
これで勝てばW杯出場が決定する大一番でしたし、日本もイランも随分気合
が入ってましたもんね。例えて言えば、プロ野球日本シリーズのような、高校
野球の甲子園出場を賭けた決勝戦のような、大相撲で言えば、優勝決定戦のよ
うな……。普段の試合も勿論、一生懸命プレイしているんでしょうけど、それ
以上の緊迫感、必死の思いというのが感じられて、やはり一発勝負の面白さと
いうのは一味違います。
“起伏に富んだ”と言えば、今回の二次予選全体通してもそんな感じでした
けどね。でもすんなりと決まってしまうよりもハラハラさせられた分、Vゴー
ルを決めて漸く勝利が決定した時には、選手もファンも感慨ひとしおだったの
ではないでしょうか……。
さてこれでいよいよ念願の来年のW杯出場が決定しました。世界のレベルと
比べると日本はまだまだだとは思いますが、昨年のオリンピックでのブラジル
戦のようなこともありますし、スポーツというのは何が起こるか判りません。
優勝とまではいくらなんでも言えませんが、ここは一発世界に日本サッカー
をアピール出来るような、応援している日本のファンがわくわく出来るような、
そんな活躍を期待しています。
1997/11/17 眠夢
1997/11/22
98ノートを買ってからずっとインターネットもパソコン通信も98ノート
でやっていたのですが、この度、全部、デスクトップのキャンビーの方に移行
することにしました。
元々、98ノートは出稼ぎ中の一時凌ぎの為に買ったもので、帰ってきたら
またキャンビーに戻るつもりだったのですが、HDも残り少ないし、インター
ネットのファイルとか移すのが面倒だったのでずっとノートを使ってました。
しかし先日、お茶をこぼしてノートの方がおかしくなってしまったので、慌
ててハードディスクを買ってきて、キャンビーに移行したという……、緊急事
態が起こらないと面倒なことはやる気にならないんですよね、私・・。(^_^;)
しかし、それはよいのですが、DSTNの液晶画面で試るのとCRTディス
プレイの画面で見るのと、ホームページの画面の色とか随分印象が違います。
ノートの方ではどちらかというと淡い色合い、悪く言うとぼけたような色だ
ったのですが、CRTの画面でははっきりくっきりした色が出ます。
このホームページの背景の色とか文字の色とか、ノートの画面のイメージで
決めていたのですが、キャンビーで見ると自分が考えていたイメージと随分違
ってしまっています。
インターネットのホームページなどはその人の使っている環境で違って見え
るってのは聞いたことがありますが、実際に自分でそれを体験するとちょっと
ショックですねぇ。SSのコーナーなどちょっと見にくいようなものもあるみ
たいで、背景の色を変更したいような気分になってたりするんですが、でもめ
んどくさいですし……(^^;。今後の課題ということでいつかその内なんとかす
る、ということにしときましょう。(^_^;)
それとノートの時は640*480、フォントサイズ(大)で使っていたの
が、今は800*600と画面も広くなりました。このひとりごとのコーナー
や物語の部屋のSSや小説のコーナーは<PRE>タグを使っていて、640
*480のフォンとサイズ(大)だと画面の端から端まできれいにきちっと収
まるのですが、画面が広くなると、文章が全体的に左に寄ってしまって少し見
栄えが悪いですね。800*600のフォンとサイズ(大)だとこれもさほど
ではないんですが、1024*768のフォントサイズ(小)とかだったらか
なりバランスが悪くなるんじゃないかと思います。これは以前にも指摘された
ことはあるんですが、自分の使っている環境で問題がなかったので、そのまま
にしてました。
で、取り合えず表紙のひとりごとだけは、ちょっと真ん中に寄せてみました。
SSのコーナーとかひとりごとの部屋とかも<PRE>タグを使った表示にな
ってますんで、少し直した方がいいかも知れない、という気がしますが、やっ
ぱりめんどくさいのでこれも今後の課題です。(^_^;)
(でもフレームを使ったページなどは画面が広くなると見易くてよいですね。)
話は変わりますが、ハードディスクを買う為に日本橋まで行ったついでにP
S・ザ・ベストのノエルとワイルドアームズを買ってきました。いろいろパソ
コンの方の厄介な設定とかファイルの移転とかやっていたので、まだ全然プレ
イしてませんけど……。来週はクラクラ2も購入予定。クラクラ2は前作のデ
ータを使うと何かいいことがあるみたいなんで、そのデータを作る為にもう一
度前作もプレイしておかないといけません。
あと、ときメモボードで連載中のSSもありましたよね。あれもさっさと仕
上げてしまわないと……。
てな訳でいろいろ忙しいので(と、言ってもゲームをしたりとかSS書いたり
とかですけど)、上に書いた色とか見た目のバランスとかの問題は、それらの
課題を片付けてからまた考えることに致しましょう。(^_^;)
1997/11/22 眠夢
1997/11/24
元大関小錦が九州場所限りで引退しました。小錦と言えば高見山に続く二人
目のハワイ力士として入門時から話題になっていた力士です。とんとん拍子に
出世して僅か二年で入幕、そして小錦が急速に注目を集めることになったのは
確か昭和59年、蔵前最後の場所となった秋場所でした。
あの場所、横綱、大関の成績が奮わず、平幕で多賀竜、小錦が星を伸ばして
中盤あたりから俄に波乱含みの様相を呈してきました。
その場所小錦は入幕二場所目で番付は前頭六枚目でしたが、白星を積み重ね
ていた関係で横綱、大関との対戦を組まれることになります。ここから正に黒
船来襲という形容が相応しいような小錦の大活躍が始まります。
当時の小錦は200kgそこそこの体重で今と比べると随分軽かったのです
が、それでも幕内力士の中で飛びぬけた巨漢という印象がありました。そして
その巨体から繰り出す突き押しは脅威的でした。
当時の横綱隆の里、千代の富士、大関若嶋津を相次いで破ります。若嶋津は
その前の場所で優勝していてその場所は横綱がかかっていました。その若嶋津
の前に大きな壁として立ちはだかり、大相撲の末粉砕し、更には千代の富士ま
で僅か数発の突きで突き出してしまいました。
千秋楽の琴風戦では大相撲の末破れ、優勝は多賀竜にさらわれてしまったも
のの、それ以上に小錦は強烈な印象を相撲ファンの間に焼き付ける結果となり
ました。
あの時の小錦の勢い、凄まじいパワーを考えると、こいつだけはどうにもな
らない、近い将来小錦のパワーが角界に君臨することになるのではないか、と
誰しもが思ったのではないでしょうか?
しかし結果的にはそうはなりませんでした。59年秋場所では当時の横綱大
関陣も初顔ということで小錦のパワーに圧倒されましたが、次の場所から千代
の富士は小錦に連勝を重ねるようになり、また大関の北天佑が小錦に対してう
まい相撲を取り、小錦にとっての苦手力士となりました。
それと怪我等も多かったのは不運でしたね。あの巨体ですからやはり体にか
かる負担が大きかったのだと思います。
その為、横綱、大関への初挑戦の場所で強烈なインパクトを与えた小錦でし
たが、その後はちょっと壁に突き当たることになりました。私などは当時は外
人の単に体の大きい、しかも相撲を始めて間がない力士にあっと言う間に席捲
されてしまうようでは、いくらなんでも情けないんじゃないか、という気持ち
でおりましたのでこの展開にはなんとなくほっとした気分になってたりしまし
たが……。やはり横綱、大関にも意地があったでしょうし、その辺で小錦もそ
のままの勢いで快進撃を続けるということは出来なかったのでしょう。
唯、それでも小錦は土俵上で常に注目された存在でした。当時、花のサンパ
チと呼ばれて、後の北勝海、双羽黒、また一年年上の大乃国などとともに将来
の角界を背負って立つ逸材として期待を集めていました。
その小錦も含む、若手力士たちの前に大きく立ちはだかったのが、後に双葉
山、大鵬、北の湖などと並び称される大横綱となった、横綱千代の富士でした。
昭和63年春場所、千代の富士が休場し、大乃国と北勝海の間で優勝決定戦
が行われた時には千代の富士の時代も終わり、これからは若い世代の時代にな
るんじゃないかと思った物ですが、その次の場所から千代の富士は連勝を重ね、
53連勝という大記録を打ち立てます。
結果的には小錦も他のサンパチ組の力士たちも自分たちの時代を築くまでに
はいたらず、千代の富士時代の名脇役という形になってしまいましたが、名脇
役がいたからこそ、千代の富士の強さもより一層光を増した訳で、土俵を盛り
上げる上では大きく貢献していたのは確かです。
平成元年九州場所、小錦涙の初優勝の時には私もなんだか胸にぐっと迫って
くるものがありました。それまではどちらかというとアンチ小錦って感じだっ
たにも拘わらず、その場所だけはなんだか小錦を応援したい気分になってしま
って……。ハワイからたった一人でやってきて、言葉の違い、習慣の違い、ま
た外人、巨体ということからくる、反感みたいなものを持つ人もありましたし、
怪我で苦しんだこともありました。それらを乗り越えての見事な初優勝、万感
の思いが胸を去来してあの涙になったんでしょうね。そしてだからこそ見る者
の心をも打ったんだと思います。
その後、横綱昇進のチャンスもありましたが、果たせず平成五年の九州場所
で大関陥落。しかし霧島とともに大関を陥落しても相撲を取り続けました。
体重が増え過ぎたこともあり、陥落してからは精彩を欠く相撲も多かったの
ですが、時には往時の片鱗を垣間見せる相撲を見せてくれることもあり、人気
力士であり続けました。
その小錦も遂に土俵を去る時が訪れました。世代交代は人の世の宿命である
とは言え、一つの時代を作り、その中で強烈な光を放ち続けた力士だけに一抹
の淋しさは免れません。
しかし花は散るから美しいという言葉もありますし、美しく咲いたからこそ、
より美しく散ることが出来たとも言える訳で、そういう意味では小錦は美しく
散ることが出来た一人ではないかと思います。
なにはともあれ、土俵は去ってもこれからの第二の人生で活躍してくれるこ
とを期待しています。
1997/11/24 眠夢
1997/11/27
この間まではキャンビー、98ノートともハードディスクの残り容量がギリ
ギリで新しいソフト等をインストールしたくても、なかなか出来ない状態だっ
たのですが、2GBのハードディスクを増設した関係で随分余裕が出来ました。
で、早速、買ってきたのが、お絵描き用のソフトだったりする訳です。以前、
MACで少しお絵描きをやっていたこともあったのですが、故障してからは全
然、やらなくなってしまってたので、パソコンでお絵描きするのは実に久しぶ
りです。
でも絵を描くのって結構好きなんですよね。子供の頃の私の教科書やノート
は落書きだらけでしたし、マンガ家になりたい、なんてちらっと思ったことも
ありました。(ま、アニメやマンガの好きな人なら、大抵の人が一度くらいは
そんな風に思ったこと、あるんじゃないかと思うんですがどうでしょう?)
唯、私の場合は根気がないのとなかなか絵がうまく描けなかったので、すぐ
に挫折しちゃったのですが、押し入れの中には未だに昔描いたマンガ(に似た
ような物)がしまってあったりします。(^_^;) (勿論、こんなものは絶対人
には見せられない代物です。もし癌かなにかで“あんたの命はあと一ヶ月だよ
〜ん”なんて宣告されたりしたら、昔書いてた日記などと一緒にしっかり処分
してしまわなければなりません。“もし見られたら”と思うと恥ずかしくて安
心してあの世にもいけませんので……。(笑) だからもし癌かなにかで余命
あと少し、とかってことになったら隠したりしないで、ちゃんと告知して貰わ
なくては困るんですよね。て、話がそれてますね。(^_^;))
インターネットでホームページを回っていると、さほどうまくなくても楽し
いイラストを描いておられる人って結構いらっしゃいますよね。そういうのを
見ていると私も無性に描きたくなってしまったのでした。
そんな訳でお絵描きソフトを買いまして、描いてみたのが、背景に使ってみ
た小錦の絵であり、表紙に掲載した古式さんの絵だったりする訳ですね。
しかしやっぱり下手ですよねぇ。思うような絵ってなかなか描けません。小
錦の絵はビデオキャプチャーでテレビから取り込んだ画像の輪郭をなぞって描
いた代物でしたし……。
でもなんもないところから描くってのは非常に難しいのですが、お手本を見
ながら描けばある程度はなんとかなるんです。表紙に掲載した古式さんのイラ
ストは水沢めぐみさんの『おしゃべりな時間割』というマンガの単行本前編の
表紙の絵をお手本にして、顔を古式さんに、抱いていたぬいぐるみをハニワに
描きかえたものです。(なんだかランスシリーズのハニーみたいなハニワにな
っちゃいましたが……。)
うまくはないんですが、お絵描きを楽しむという主旨からすると、それなり
の代物じゃないかと自分では思うんですが如何なものでしょう?(^_^)
こういう描き方でも結構楽しいのですが、でもやっぱりもっとうまくなれた
らいいな、と思います。
思うに絵を描くってことはある種の記憶力が重要なのではないでしょうか?
普通の人って普段何気なく見ていて、形を知ってるものとかでもいざ絵に書こ
うとするとはっきりしたイメージが頭の中で作れないものではないかと思うん
ですよね。でも絵のうまい人はちゃんとしたイメージを作れてそれを形に出来
るんですよね。私の場合も見ながら描けばそれなりに描けるけど、お手本なし
ではデッサンが狂いまくって、ちゃんとした絵にならないってのはその辺じゃ
ないかと思うのです。
だからいろいろ描いていろいろなものの形をそれなりに把握していくことが
出来れば、段々、うまく描けるようになるんじゃないのかなぁ、と思うのです
がどうでしょうかね。
私自身のことを言えばデビルマンだったら顔だけなら、見なくても描けるん
です。昔、よく描いてたからだと思うんですけど、たぶんあの形は頭だけでな
く指先がしっかり記憶してるんだと思います。同じように仮面ライダーやウル
トラマンとかも顔だけなら見なくてもちゃんと描けます。(て、これは誰でも
描けるかな?(^^;)
唯、体は難しいですね。まっすぐ前を向いているならなんとかならないこと
もないですが、ポーズをとった姿となると途端に描けなくなります。それに人
間の手、指が五本もあってそれぞれが好き勝手な方向を向いてたりするもんで、
非常に難しく感じます。人間の顔の表情とかも難しいですよねぇ。
ま、難しい難しいと言ってても仕方ありませんので、取り合えずはお手本見
ながらとか、落書きみたいなものでもよいので、いろいろ描いてみたいと思い
ます。(輪郭なぞるってのは邪道でしょうけど。(^^;)描くこと自体は好きで
すし、楽しいですし、完成した時の充足感ってのはまた格別ですしね。(これ
はSSも同じですね。)
もう少しうまく描けるようになったら、SSに挿し絵をつけたい、というよ
うな野望も持ってたりするのですが……、道はとっても遠そうです(^_^;)
1997/11/27 眠夢
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