1998/01/01 お正月ですね〜。私の場合、だからどうだという訳でもないのですが……。 お正月と言えば、お年玉に初詣、お雑煮、おせちに……、って感じでしょうか。 一人暮らしを始めたばかりの頃はお正月というと近所のスーパーとか全部休 んでしまって、年末にはしっかり食料を確保しておかなくてはいけなかったの ですが、最近は元旦から営業してる店も多くて便利なのはよいですけど、“お 正月”という気分はちょっと削がれてしまうような気がします。 お年玉と言えば貰えなくなってから随分経ちました。昔は親戚の家に行って、 お年玉を貰うのがお正月の一番の楽しみだったのですが……。で、おもちゃを 買いに行くんですよね。(お正月でも開いてるおもちゃ屋さんがいくつかあり ました。) 私が子供の頃はまっていたおもちゃと言えば、タイガーマスクや仮面ライダ ー等のソフトビニール人形に、変身サイボーグ、ミクロマンなどの人形類が多 かったのですが、今で言えば、アニメキャラのフィギュア等にはまっているア ニメマニアなどとも一脈通じるところがあった知れません。関係ないですけど、 この間ある雑誌を立ち読みしていて、近々タカラが変身サイボーグを復活させ る、なんて記事を見つけました。う〜ん、楽しみだなぁ、とか思ってしまって たりする眠夢です。昔の変身セットとかも復刻してくれるんだろうか……。 お雑煮と言えば関西では白みそです。しかし私は帰省しない人なので、一人 暮らしを始めてからはあんまり食べる機会がなかったのですが、最近は自分で 作ったりもしてます。と、言っても正式なお雑煮ってどんなのかよく判らない のでかなり自己流って感じで、要するに白みその味噌汁にお餅を入れればお雑 煮みたいなものになるだろう、とかって感じで適当に作ってます。“お雑煮” というよりは“お雑煮らしきもの”という方が正しいかも知れません。(^_^;) 取り合えず初詣には行く予定。何をお願いするかなぁ。ときメモだと恋愛、 学業、健康と三択が出て、神様が“その願い叶えて進ぜよう”と言ってくれて、 パラメータが上がるのですが、そんなに御利益のある神様いませんかねぇ。 うちから一番近い有名な神社というと北野天満宮というのがあります。うち から北へ向かって歩いて15分〜20分くらいでしょうか。学問の神様として 有名な菅原道真を祭った神社ですね。しかし元々天神さんってのはたたり神だ ったんですよね。道真が左遷先の太宰府で死んで以来、都では落雷が頻発して 道真の追い落としを謀った人の中にも雷に打たれて死んだ人とかいたそうで、 その魂を静める為に作られたのが北野天満宮だったとかって話です。でもそれ なら学問のみならず、復讐云々とかでも御利益がありそうな気がするんですけ ど……。そんな危ない御利益は言われてませんね。(^_^;) あと、よく行くのは八坂神社とかでしょうかね。どんな御利益があるのかは よく知らないのですが、家内安全とかだったかなぁ。 清水寺の方にもよく行きます。清水寺の中に地主神社というのがあって、こ こは恋愛成就とかの神様として有名なのだそうです。中に入ると恋愛云々のグ ッズ(?)類がいろいろあって、それを眺めるのも結構面白かったりします。 しかし私はお願いして叶ったことありませんけど……。(^^; 『夢のほとり』関係では取り合えず今年の目標はアクセス数で年内一万到達っ て感じでしょうか。昨年は約半年かけて約3000でしたから今までのペース を維持出来れば十分達成可能な数字です。しかし今年のペースを維持するとい うだけでは物足りない気もしますので、もう少し上乗せして“目標12000” とでもしておきましょうか……。(さて、今年の年末にはどうなっていること でしょう?) あと個人的にはいい加減に定職に就かないと……、てのがありますね。いい 加減年も年ですし、いつまでもふらふらしてられないよなぁ・・・。(^^; 今年こそは結婚を!! などという殆ど実現不可能なお願いはやめときまし ょう。(^_^;) ほんじゃま、そういうことで、今年もよろしくお願いします。(^_^) 1998/01/01 眠夢 |
1998/01/04 お正月も三が日を過ぎました。でももう暫く表紙はお正月バージョンのまま でいきたいと思います。 今年のお正月はほぼ寝正月って感じだったのですが、取り合えず初詣には行 きました。それ以外は家でテレビ(主にスポーツ)をごろごろと見ていたり、 パソコンに向かって何かやってたりって感じでした。(ま、毎年似たようなも んですけどね。) 初詣には八坂神社と北野天満宮に行ったのですが、最近は晴れ着姿の女の子 って殆どおりませんね。人、人、人、人、人人人人人・・・、ってくらいに大 勢の人が参拝に来ていたのですが、着物を着た女の子は五指に足りないくらい でした。最近はお正月に晴れ着を着るなんて習慣は廃れつつあるのでしょうか ……。 このホームページの表紙には晴れ着姿の古式さんのイラストを掲載しました が、これってもしかするとすっごく時代錯誤なのかも……、みたいな気分にな ってしまいます。今時、お正月に晴れ着を着る女の子なんてゲームやアニメの 中にしかいないのかも知れません。 元旦の日には映画が1000円の日だったので、またもののけ姫を見てきま した(これが三回目です)。お正月でしかも映画が1000円の日ということ もあったかと思いますが、公開されてから半年も経つのに館内は満員でした。 初めて見るって人は少ないんじゃないかという気がしますけども、この映画の 人気の程は凄いですね。これほどの大ヒットになるとは公開前には全く予想し てませんでした。 この映画、一番最初に見た時には結構違和感が強かったのですが、何度も見 ている内に最初に感じたような違和感は少なくなってきたように思います。最 初はナウシカと比べ過ぎてたのが悪かったのかも知れません。テーマは似たよ うなところにありますが、この映画の主人公はアシタカであり、サンはナウシ カとは全然違うキャラクターなんですよね。 唯、もののけの声が聞き取りにくいのはなんとかならんもんかな。(^_^;) スポーツでは高校、大学のラグビー、高校サッカー、ライスボウルなどを見 てました。しかし高校サッカーの山城高校、大学ラグビーの京産大ともに負け てしまって残念です。高校ラグビーの伏見工業はまだ勝ち残っているようです が。 ライスボウルは社会人の鹿島が法政を圧倒してましたね。社会人と大学であ んなに力の差があるとはちょっと意外でした。以前は大学の方が社会人よりも 強かったのですけど……。最近数年間は社会人がライスボウルを制しています が、あれほどの大差にはなってなかったように思います。社会人の方がかなり レベルアップしているってことでしょうか……。 今年のお正月はこんな感じでした。ま、なんとなく気分がお正月って感じに はなりますけど、普段の生活とあんまり変わらないですね。(^_^;) 1998/01/04 眠夢 |
1998/01/08 今日はもう八日ですね。いい加減お正月でもないだろう、ということで通常 バージョンに戻しました。 ところで私もリンク用のバナーを作ってみました。リンク用のバナーは以前 から作りたいなと思ってはいたのですが、他のHPのバナーを見てみると、い ろいろと工夫を凝らしたものを作っておられますし、私ももし作るならかっこ いいのを作りたいなぁ、とか思って、いろいろ考えていたのですが、“かっこ いいバナー”などと思ってしまうとなかなかよいデザインが思い付かなかった んですよね。それでなかなか着手出来ずにいたのでした。 今回作ったバナーは見覚えのある方もおられるかと思いますが、以前、表紙 に掲載していた絵の一部を少し縮小して利用したものです。掲示板の壁紙と同 じく資源の再利用という訳です。(^_^;) ときメモキャラを使ったものにしようかという気持ちもなくはなかったので すが、うちのHPは現在はときメモが中心ですけど、必ずしもときメモだけと いうつもりもありませんし、ときメモに限定することもないだろうと思いまし て、オリジナルキャラの絵を使いました。(古式さんの顔を使った試作品もあ ることはあるんですが……。) と、いう訳なのですけど、よかったら使って下さいませ。(^_^) 話は飛びますけど、伏見工業負けちゃった〜〜、残念! 1998/01/08 眠夢 |
1998/01/13 お正月からずっと『ペリーヌ物語』のLDを見ていたのですが、全53話、 漸く見終りました。長い物語ですが、ついつい、先が見たくなってしまって結 構あっと言う間に見終ってしまったような気がしてます。 一年間放送されたアニメというと52話分になるのが普通ですけど、このペ リーヌ物語は昭和53年の1月1日に放送が始まって毎週欠かさず放送され、 12月31日大晦日の日に最終回を迎えたのだそうです。で、普通の一年間の アニメよりも一話分多くなってます。勿論、歴代の名作劇場の作品の中でも最 長の作品です。そのおかげでLDも13枚では治まらず、最終回一話だけの為 に14枚組になってしまって、多少、出費がかさんでしまったのですが、まあ、 これは仕方ないですね。(^_^;) 元旦や大晦日に通常の週間アニメが放送されているなんて今では殆どありま せんよね。それどころか特番等でアニメの放送が潰れることなんて日常茶飯事 になってます。名作劇場の作品でも前半はなかなかよく出来ていて期待をして いた作品でも、後半話数を削られてドタバタと最終回にもつれこんだという感 じの作品がいくつかありました。それを考えると一年間きっちり放送すること が出来た昔はよかったですよねぇ。(逆に作る方はしんどかったのかも知れま せんけど。) とはいうものの、本放送の時は実は私は見てなかったんですけどね。昭和53 年と言えば、ちょうどその頃私は少々ややこしい境遇だったのであまりアニメ も見ていなかったのでした。 私の知り合いに名劇のマニアみたいな人がおりまして、その人の影響で取り 合えず見てみようと思って見てしまったのが運のつき、とでも言いますか、す っかりはまってしまってLDも買ってしまいました。でも素晴らしい作品との 出会いというのは心楽しいものですよね。 『ペリーヌ物語』は『アルプスの少女ハイジ』から始まった一連の名劇シリー ズの一つとして放送されていた訳ですが、その世界名作劇場も昨年の『家なき 子レミ』を最後に終了してしまいました。世界の名作のネタが無くなってきた とか、いろいろ理由はあるんでしょうが、作品の質が落ちてきて、同時に視聴 率も落ちてきたというのが最大の原因だったのではないかと私は考えています。 初期の頃の名劇シリーズはハイジに始まって、マルコ、ラスカル、ペリーヌ、 アンと素晴らしい作品が続いて、それが名劇の評価を決定付けたのだと思うの ですが、シリーズを重ねるにつれて作品の質が落ちてきた感は否めませんでし たから……。 特に最後に放送された『家なき子レミ』はひどいものでした。名作劇場とい えば、丁寧な描写の積み重ねで一見地味ながらも素晴らしい作品を生み出して きたシリーズだったのですが、レミではキャラの描写もエピソード等もひどく おざなりな印象で、とてもプロの仕事とは思えないものでした。しかもそれが ペリーヌと同じ原作者の作品のアニメ化だったということもあり、余計に悲し かったです。(オープニングとエンディングだけはよかったですけどね。) 家なき子は過去に出崎統&杉野昭夫のコンビでアニメ化されたことがありま すが、こちらはなかなかよい作品でした。ちょうど名劇版が本放送されてた時 に、BSで出崎&杉野版が再放送されていて見比べてたのですが、その差は歴 然としてました。と、同時にこんな作品しか作れないなら終わってしまってか えってよかったかも……、という気持ちにもなりました。 それはともかく(ちょっと話がそれましたが)、ペリーヌ物語は名劇のシリ ーズの中でも私の一番好きな作品です。父をなくし、またやがて母もなくして 自分の力で懸命に生きていって、最後に幸せを掴み取るペリーヌの姿はとって も感動的です。 もちろん、ハイジもマルコもラスカルもアンもカトリもセーラも好きなので すけど、一番は? と聞かれればやっぱり私にとってはペリーヌなのです。 ペリーヌ物語に関してはいずれ、『思い入れの部屋』にも何か書こうと思っ てまして、それも今回LDを見直した理由の一つだったのですが、なかなか文 章がまとまらないので取り合えず、ひとりごとの話題に持ってきたという次第 なのでした。 1998/01/13 眠夢 |
1998/01/17 今日は1月17日ですよね。1月17日と言えば、三年前のこの日、あの阪 神淡路大震災が起こった日です。 三年前の1月17日、地震が起きたのは、朝、5時46分くらいだったと思 いますが、その時間、実は私はファミコンでゲームをやってました。(^^; なんでそんな朝早くからゲームなんかをやってたのかと申しますと、特に理 由はないのですけど、たぶん、たまたま朝早く起きてたまたまやりかけのゲー ムがあってなんとなく時間が余っていたので、やっていたということだったの だと思います。 いきなりグラグラ〜ッと来た時には正直言って肝を潰しました。御存じの通 り、関西地方は地震国と言われる日本でも比較的地震の少ない地域です。大き な地震なんて今まで経験したことがありません。それが家ごと揺さぶられるよ うな大きな地震がいきなりやってきた訳ですから……。 「うわっ、なんやこれ〜〜っっ!!」 と、心の中で叫びながら思いっきりパニくってました(^^;。で、今にも倒れそ うだった今にも倒れそうだった本棚を慌てて押さえて……。うちのアパートは 思いっきりボロなもんでがいつ潰れるかと生きた心地もありませんでした。 地震がおさまると慌ててテレビのチャンネルを回して、で、着替えをして、 カバンに貯金通帳とか貴重品を詰め込んでいつでも逃げられるような準備をし てました。 テレビでは早々と臨時に地震の情報を流してましたが、京都の震度は5、そ の時点ではまだ神戸の震度は入ってませんでした。 窓から外を見回しても大きな被害というのはさほど見えませんでしたし、テ レビでもまだ神戸の状況も報告されてませんでしたし、大きな地震ではあった ものの、さほどの被害は出なかったんだろうな、と思ってその時点ではほっと 胸を撫で下ろしていました。 神戸の惨状がテレビに続々と映し出され始めたのは7時くらいになってから だったでしょうか……。 NHKの神戸放送局の様子が映し出され、やがて未確認情報ながら高速道路 が倒れている、なんて話も出てきて、流石にこれは信じられなかったです。地 震にかこつけてこんないたづら電話掛けてくる奴もいるのか、なんて心の中で は思ってたのですが、それがやがて実際に高速道路の倒れている映像が入って 来た時は衝撃でした。京都でもすっごい揺れ方で、かなり怖い思いをしたので すが、あの程度はまだまだ大したことがなかったんですね。一瞬にして家が潰 れてその下敷きになってしまうような揺れ方なんて私には想像もつきません。 あの地震が起こる以前には今の日本で、たとえ関東大震災クラスの地震が起 こったとしてもそんなに大きな被害は出ないんじゃないか、なんてそれまで私 は思ってました。勿論、被害が全くないなんてことはないでしょうけど、大正 時代と違って今の建築物は耐震構造もしっかりしているだろうし、被害は比較 的少ないんじゃないかと思ってました。 しかし高速道路が倒壊している信じられない光景がテレビに映し出されてそ んな考えは見事に覆されました。 更に続々と情報が入ってきて……、更に地震に伴う火事の様子なども入って きて、目の前で建物が燃えているにも拘わらず放水用の水がなくて消火活動も 思うように出来ない……。 ある東京の放送局のアナウンサーが、 「もしこんな地震が東京で起こっていたらと思ったらぞっとします。」 とか言ってました。この言葉には少々腹が立ちました。本人はそんなつもりは なかったのかも知れませんが、私には「東京でなくてよかった。」としか聞こ えませんでした。 唯、この一言に憤慨していた私自身にしても、やっぱり“他人事”という気 分が全くないという訳でもありませんので、その辺はちょっと忸怩たる気分も あるのですが……。 神戸では今でも仮設住宅に住んでいる人がおられますし、一部にはテント生 活をしている人もおられるそうです。 またマンションの建て替えか修復かでもめているところもあるそうですし、 区画整理云々でも住民と行政の間の対立とかありましたよね。こういうのって 一概にどっちが正しいとも言えないだけに難しいところですよね。 昔、幼稚園に通っていた頃、私が住んでいた宝塚の家も震災で壊れてしまい ました。壊れた後には今は新しい家が建っています。 復興も随分進んだようにも見えますが、まだまだあちこちに震災の爪痕が残 っているようです。 なんにせよ一日も早く復興が成し遂げられることを願うばかりです。(こん な月並みでおざなりな結論にしかたどり着けないのは、少々情けないんですけ ど……。) 1998/01/17 眠夢 |
1998/01/22 他にネタがないので今日は久しぶりにお相撲の話題など……。 現在、両国国技館で初場所が開催されていて、いよいよ終盤戦に入り優勝争 いも大詰めを迎えています。昨日は武蔵丸、貴乃花に相次いで土が付き、11 日目が終わった時点で武蔵丸が二敗でトップ、それを三敗で貴乃花、曙、貴ノ 浪が追うという展開ですが、今場所の優勝争いは少々レベルの低い争いになり そうですが、それなりに盛り上がっています。 一時は若貴ブームで盛り上がった相撲人気も現在は随分沈静化して、最近は 満員御礼の垂れ幕がかからない日も結構あるようです。 ブームの牽引車になった若乃花や貴乃花も大関、横綱になって、落ち着いて しまったというのも理由の一つとしてあるでしょうか……。やっぱり上を目指 して頑張ってる時が一番ファンとしても応援のし甲斐があるんですよね。 でもそれ以上に最近相撲が面白くない、と思う人も多いようです。一番一番 の土俵を見れば面白い取り組みも結構あるのですが、優勝争いがあまり面白く ありませんし、もう随分長い間新大関も誕生してなくて、話題性に乏しいって のも面白くない要因としてあげられそうです。 優勝争いが面白くないのはなんと言っても現在の横綱大関五人の内三人まで が二子山部屋の力士だというのが一番の原因でしょう。大相撲では同部屋同士 の力士は本割りでの対戦がありません。勢い、終盤の優勝争いは二子山部屋の 力士に圧倒的に有利な状況になってしまい興が削がれてしまいます。 現在、角界の第一人者と言えば横綱・貴乃花でしょうが、貴乃花が対戦する 横綱や大関は曙と武蔵丸のみ。逆に曙や武蔵丸は4人の横綱や大関と対戦しな くてはなりません。実力のある力士との対戦が少ない方が有利なのは当然のこ とですよね。勿論、貴乃花は実力的に抜きん出ているとは思うのですが、それ に加えてより一層有利な条件がある訳ですね。 千代の富士が活躍していた時には次から次へと挑戦してくる強豪力士をバッ タバッタと薙ぎ倒して第一人者の座を維持していた、という印象があるのです が、今の貴乃花にはそれがあまり感じられないように思います。 同部屋同士での対戦が実現すれば、その点は随分解消されると思うのですが、 いろいろ問題点もあるようでなかなか簡単にはいかないようです。私個人の意 見としては三役以上或は大関以上のようにある程度の地位まで上った力士同士 なら同部屋でも対戦させてもよいのではないか、と考えているのですが、同部 屋対戦は問題であるという考えを持っておられる人は八百長の疑惑を持たれる ような取り組みが増えるのではないか、というような懸念を持っておられるよ うです。 実際のところ大相撲で八百長があるのかないのか、という点については私と しては意見を保留致しますが、相撲の場合は真剣に取っていても呆気なく勝負 がつくというケースはあるんですよね。すると普通の取り組みでは“呆気ない 勝負だった”で済むような取り組みでも同部屋同士の対戦でその上優勝争いが 絡んでたりすると、“八百長じゃないか?”という疑念を抱く人も出てくるで しょう。実際、以前、同部屋同士ではありませんが、同じハワイ出身の武蔵丸 が曙に呆気なく押し出された時には“あれは八百長じゃないか?”という人が 随分いたようです。逆に貴乃花が曙に呆気なく破れたというケースもあったの ですが、同じような相撲でもこの取り組みでは誰も八百長云々という人はいま せんでした。 その辺のことを考えるとやっぱり難しいのかな、という気もします。 新大関に関しては正確には覚えてませんが、もう四年近く誕生していないそ うです。これは年六場所制になってからは史上最長だそうです。これは恐らく 現在の横綱大関がかなり若い年齢で昇進してしまってしかもそれぞれ実力のあ る力士なので、なかなか他の力士たちがなかなかその牙城を崩せずにいるとい うのが主な原因だと思います。 また一時期次の大関候補として騒がれていた、魁皇、武双山、土佐ノ海、玉 春日、などなどの面々はいずれも昭和47年前後の生まれで世代的には現在の 横綱や大関とあまり変わらないんですよね。一応新鋭とか言われてはいました けど、現在の横綱大関と同世代の力士ということもあり、私としてははあんま り新鋭とか若手って感じがしていませんでした。 しかし最近になって漸く、栃東をはじめとする昭和50年代生まれの次の世 代の力士が幕内上位にも進出してきました。特に栃東は今場所は両横綱を破っ ておりますし、私個人の印象では現在大関候補と言われている力士の中でも実 力的にも少しリードしたかな、という印象を持っておりますので、私としては 次期大関候補として大いに期待してます。 ま、相撲にしても他のスポーツにしても人気に波があるのは致し方のないと ころでしょう。若貴ブームの時のようにあまりに人気が異常に盛り上がり過ぎ るとチケットが取りにくくなってしまうということもありますので、程々の人 気に留まっていてくれた方が私としても助かるのですけれど……。(^_^;) 1998/01/22 眠夢 |
1998/01/25 今、ワイルドアームズというゲームをやってます。PSのRPGで割りと評 判もよかったように記憶してましたので、去年の11月にザ・ベストになって 再発売されたのを機に購入したものの、暫くプレイしないままほったらかしに なってたのですが、この間までプレイしていたクラクラ2も漸くクリアしまし たので、引っ張り出してきてプレイしてます。 プレイした印象は極めてオーソドックスなRPGという感じですね。雰囲気 とかキャラとかはなかなかよさげな印象ですし、ドラクエをはじめとする日本 的なRPGの正当な血筋を引いているという感じで、RPGの好きな人ならは まれるゲームなのではないかと思います。 唯、エンカウント率が高いのか、戦闘システム自体が元々手間がかかるよう なシステムになっているのか、なんだか戦闘が凄く面倒に感じてます。 これはワイルドアームズに限ったことではないのですが、元々、私はコマン ド入力式のRPGの戦闘ってあんまり好きになれないんです。 いきなりどこからともなく敵が現れるってのは少々不条理に感じますし、戦 闘の度にいちいち画面が切り替わっていちいち足止めを喰らうというのも少々 うざったく感じてしまいます。 戦闘システムに関してはワイルドアームズにしてもFF7などの他のRPG でもいろいろ工夫が凝らされてますよね。唯、派手なグラフィックを使ったか っこいい戦闘シーンも最初は楽しいですが、何度も何度も繰り返しているとど うでもよくなってきて、やがては唯、面倒臭いだけ、みたいな気分になってし まいます。 実際、私の場合、戦闘が面倒で投げ出したゲームってのが結構あります。世 間では一応名作として名が通っているドラクエ3とかFF4なんてゲームも途 中でやめてしまいました。 これは私が初めてプレイしたRPGがイースというパソコンのアクションR PGだったというのも理由の一つとしてあるかも知れません。 イースを始めとしてキングスフィールドやクライムクラッカーズのようなア クションRPGであれば敵の姿が予め見えてますから、いきなりどこからとも なく敵が現れるというような不条理さはありません。それに戦闘したくない時 は避けて通ることも出来ますし、弱い敵なら一撃で屠り去ることも出来ます。 しかしコマンド選択型のRPGはそうはいきません。ある程度レベルが上が って一撃で簡単に倒せるような弱い敵が相手の時でもいちいち画面が切り替わ って、戦闘画面に入らなくてはなりません。面倒臭いので逃げようとしても、 逃げるのに失敗して余計に手間がかかってしまうことも結構あります。 勿論、RPGでは戦闘による経験値稼ぎというのが大きなウエイトを占めて いますので、無くす訳にもいかないのでしょうけど、戦闘画面を簡略化出来る モード等があればよかったのですけど……。 しかしそれもやり過ぎるとプレイ時間が短くなってプレイヤーの顰蹙を買っ てしまうこともあるのかも知れませんね。私はプレイしてませんが、アーク・ ザ・ラッドというゲームでは“プレイ時間が短い”というだけでボロクソに言 われてたような記憶があります。 で、ゲームの方は中盤くらいまで来てるのですけど、現在のところは少々閉口 しながらプレイしてたりするのでした。(^_^;)(戦闘で閉口してる以外はなか なかよいゲームだとは思うのですけど……。) それはそうと話は変わりますが、ワイルドアームズを作ったメディアビジョ ンって会社はクライムクラッカーズを作ったのと同じとこなんですね。ついこ の間までクラクラ2をやっていたのですが、セーブロード画面がクラクラ2と 非常に似通ってますし、パレットチャージとか体力アップルとかデュプリケー ターとかクラクラ2と同じ名前のアイテムが色々出てきたのであれれ、と思っ てました。 “ほね”なんてアイテムまで出てきたのには笑ってしまいましたが……。(^^; 1998/01/25 眠夢 |
1998/01/29 暫く前にらくがき帳の方で話題になっていた、フランダースの犬の映画版の ビデオをレンタルして見てみました。 フランダースの犬と言えば少年少女向けの世界の名作シリーズなどでは必ず と言ってもいい程、収録されている言わずと知れた児童文学の名作です。私も テレビシリーズが放送される前に原作の方は読んでました。今回の映画版はそ のテレビシリーズのリメイク版みたいな感じでしたね。 原作を読んだのはずっと昔でしたので、細かい点は判りませんが、ほぼ原作 通りの作りだったように思います。また昔テレビシリーズで見た記憶があるよ うな場面もいくつかあったように思います。 唯、成長したアロアというのは記憶にないんですけど、これはもしかすると オリジナルなんでしょうか。 内容については既によく知っている内容だったのですが、やはりこの物語の 特徴は最後に主人公のネロが追い詰められた挙げ句に死んでしまう、というと ころでしょうか……。他の名作文学では最後に主人公は幸せになる、というパ ターンが多いのですが、その点ではちょっと異色な作品かも知れません。 特にラスト近く、アロアの父もネロに対する冷たい仕打ちの間違いに気付き、 またアントワープの高名な画家がネロの才能を見出して、ほんのちょっとのき っかけさえあればネロが幸せになれる環境は整っていた訳ですよね。しかしネ ロはそんなことは全く知らず、教会のルーベンスの絵の前でパトラッシュとと もに死んでいく……、その辺りの対比が余計に哀れを誘います。 唯、物語の中で登場人物の“死”を描くというのは実は一番手軽に読者を感 動させる手段でもあるんですよね。 ある刑事ドラマでは視聴率が落ちてきたら誰かを殉職させればいい、みたい なことが言われていた、というような話も聞いたことがありますし、あるゲー ムでは登場人物が安直な自己犠牲みたいな形でどんどん死んでいったりして、 少々眉をひそめたくなったこともあります。(そのゲームでは後で生き返った りしたキャラも結構いたようですが……。) そんな訳で私の中には唯、物語の中で人が死んだというだけでは簡単には感 動してやらないぞ、みたいな気持ちもあるんですが、重要なのはそれらの人物 が物語の中でどのような背景を持ったどのような人物として描かれていたか、 ということになるでしょうか……。 もう一つ感じたのは親の庇護を失った子供のひ弱さみたいなものですね。こ れはペリーヌ物語、小公女などの作品でも感じたことなのですが、親(或はそ れに準ずる保護者)と一緒に暮していた頃には貧しくともそれなりに幸せに暮 していた主人公が、両親を亡くすことにより、世間の冷たい風に真っ向からさ らされてしまうことになります。 これらについてはこの作品が書かれた当時の社会状況なども関係しているん でしょうね。(貧困とか孤児の問題とか……。) フランダースの犬ではネロの死という形でそれらのことを訴えかけようとい う作者の意図もあったのかも知れません。 ネロはコンクールに出品した絵に最後の希望を託しています。私自身はこの 作品の中で、ネロが自分は入賞するのだと信じこんでしまっているところに少 々違和感を感じていました。 普通に考えればネロの絵が入選するなんてことはある筈がないんです。勿論、 ネロには絵の才能があり、アロアやおじいさんなどからも絵を褒められていた という経緯もあった訳ですが、ちゃんとした絵の教育を受けたこともなく、所 詮井の中の蛙でしかありません。もしネロの絵が入選するなんてストーリーに なっていれば、行きすぎた御都合主義としか感じなかったでしょう。 しかしネロにしてみれば追い詰められて最後にすがれるものがそれしかない という悲壮な思いがあったのでしょうね。 ネロはそういう希望を持つことが出来た、というだけでもある意味で恵まれ ていたと言えなくもないのかも知れません。しかしそれがあったため、他の生 きる為の方策を探す事が出来なかった、とも言えるのかも知れません。 それをネロの弱さである、と言ってしまうのは少々過酷であるかも知れませ んが……。 それにしてもおじいさんが死んでしまったのは仕方ないのですけど、火事の 件といい、行き場のないネロを追い出そうとする家主のおっさんといい、作者 は執拗にネロを追い詰めていきますよね。それを通じて作者は何を言いたかっ たのか? 世間の風の冷たさを象徴的に描こうとしていたのでしょうか? 逆にペリーヌ物語では一度は行き倒れ寸前まで行ったペリーヌが、親切な人 々との出会いなどの幸運にも助けられて、やがて自分の力で自分の運命を切り 開いていく姿が描かれています。 一概に比較することは出来ませんが、出来ればネロにももう少し救いが欲し かったような気がします。そしてもっと生きることに執着して欲しかった気が します。 1998/01/29 眠夢 |
1998/01/31 マンガ家の石ノ森章太郎さんが亡くなられたとの報を昨夜のニュースで知り ました。石ノ森章太郎さんと言えば、マンガはあまり読んだことがないのです が、仮面ライダーをはじめとしてキカイダー、変身忍者嵐、ゴレンジャーなど のテレビの特撮ヒーロー物の大家ですよね。私も子供の頃は夢中になって見て いました。 私の世代は仮面ライダーとともに育った世代みたいな感じもありまして、仮 面ライダーごっこはよくやってましたし、ライダーカードも集めてましたし、 授業中に仮面ライダーの変身ポーズなんてやって、先生に怒られた、なんて間 抜けな思い出もあります。 石森作品はある意味で私がアニメや特撮が好きになった原点の一つだったか も知れません。 他にも変わったところではさるとびえっちゃんなんてのもありましたし、最 近では美少女仮面ポワトリンも石ノ森章太郎さんが原作だったってのには少々 驚きました。 手塚治虫さんが亡くなり、藤子・F・不二雄さんが亡くなり、今度は石ノ森 章太郎さん……。子供の頃、馴染んでいたテレビアニメや特撮の原作者がどん どんこの世から退場していくのを見るとなんだか時代の移り変わりを感じます。 でもこの世に生きて確かな足跡を残した人たちですし、それなりに充実した 人生を送れたのではないかと思います。 私も何かこの世に生きた証しをなんでもいいから残せればいいのだけど……。 謹んで御冥福をお祈り致します。 1998/01/31 眠夢 |