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古式さんの両親に関する考察

 『彩のラブソング』での古式さんとの会話の中でお父様とお母様のことについての話題が出てきたこともあって、少し古式さんの両親について考えてみました。

 他のキャラの場合はそもそも両親がどんな人なのか、どんな仕事をしているのかも殆ど判りません。しかし古式さんだけは会話の中でしばしばお父様、それに告白の時にはお母様の話題が登場します。そして古式さんは両親が伝説の樹の下で結ばれたということがはっきりしている唯一のキャラなんですよね。
 古式さんのお父様は周知の通り、古式不動産の社長さんで、やくざ屋さんっぽい感じもあるようなそんなお父様です。
で、若い頃には大変な苦労をして今日の地位を築き上げたとか。すると若い頃は貧しかったが、裸一貫から始めて一代で財を成したというような姿が想像出来ます。
 一方、古式さんのお母様は古式さんとそっくりの性格をしているそうです。古式さんはお金持ちのお嬢様だからおっとりのんびりした性格をしていると思われがちですが、実はそれだけではなく、ああいう性格になったのにはお母様の影響も大きいようです。
 ではお母様の方はどんな環境で育った人なんでしょう? 古式さんとそっくりな性格というところから類推すると、やっぱり古式さんのお母様も古式さんと同じようにお金持ちのお嬢様だったんじゃないか、というように想像するのが順当ではないかと思います。
と、いうことなのですが、ここのところで少々疑問が生じてくるように思うのです。

 もし古式さんのお母様がお金持ちのお嬢様だったのだとしたら、なんでお父様は若い頃に大変な苦労をする必要があったのでしょう?
 お金持ちのお嬢様と結婚したのだとしたら、最初からある程度恵まれた環境にあったとも想像出来ますので、なぜ古式さんが言うような大変な苦労をする羽目になってしまったのか? ここらへんのところが疑問として浮かび上がってきます。

 古式さんの話では古式家と伊集院家は古式さんが幼い頃から家族ぐるみでお付き合いをしていたそうです。つまり古式さんが生まれる前後までにはお父様は伊集院家からもお付き合いをさせて貰える程度の地位は築き上げていたということになります。
と、なると苦労をした若い頃というのは古式さんが生まれる前後まで、ということにもなるかと思います。

 お父様とお母様は高校時代にきらめき高校に通っていて、伝説の樹の下で結ばれた恋人同士だったそうです。高校時代から付き合っていたのだとすれば、比較的若い年齢で結婚したんじゃないか、というようにも想像出来ます。
 すると一体、お父様は何時、何処で、そして何故、どんな苦労をしたのか? この辺が判りにくくなってきます。
 それとも高校時代から付き合ってはいたものの、結婚に至るまでにはかなりの紆余曲折があったということなんでしょうか? それとも結婚してから古式さんが生まれるまでにある程度の年月があって、その間に苦労したのか……。
 それらの考えを下敷きにしてお父様は何故苦労することになってしまったのか、考えてみました。

その1
 古式さんのお母様は傾きかけた旧華族(もしくはそれに準ずる名家)の家だったので、それを立て直すのに苦労した。

 伊集院家も旧華族っぽい名字ですし、古式家と伊集院家との付き合いが今の代に始まったのではなく、代々続いていた、ということであれば、古式家も旧華族(もしくはそれに準ずる名家)だったという可能性もありそうです。

その2
 古式さんのお母様の父親が大変厳しい人だったので、娘の婿となる男に厳しい試練を課した。そして古式さんのお父様はお母様の父親に認めて貰う為に頑張った。

 これが最もありそうですね。古式さんのお父様はやーさん風の風貌からすると、高校時代には番長だった、みたいなパターンもありそうな気がしますし、不良していたということは十分考えられます。そのお父様をお母様のお父様は娘の婿として相応しくないと考えてしまった、或は相応しいかどうか疑問に思った、というのは大いにありそうな気がします。
 そしてお父様はお母様のお父様にお母様の婿として相応しい男だと認めて貰う為に大変な苦労をしたのかも知れません。

その3
 のんびり者でぼお〜っとした性格だった古式さんのお母様は財産の相続争いでハイエナのような親戚たちに財産を掠め取られてしまった……。で、お父様はお母様にもう一度裕福な暮らしをさせてあげたい一心で必死になって働いた。

 これもありそうなパターンじゃないかという気がします。古式さんのお母様が古式さんそのままの性格だったのだとすれば、お金のことなんてあんまり頓着しなかったでしょうし、ぼお〜っとしてる間にいつの間にか財産を全部持っていかれてしまったというのは大いにありそうです。
 ま、古式さんみたいな性格だったとすると貧乏になったらなったで、その境遇の中でものんびりと頓着せずに生活していけそうな気はしますけど、でもやっぱりお父様にしてみたら、お金持ちのお嬢様だったお母様にもう一度、元のような暮らしをさせてあげたくて遮二無二働いたというのは想像出来ます。

 伊集院家との関係については伊集院の母親(もしくは父親)と、古式さんの両親は同級生だった、というパターンもあるでしょうか……。伊集院家にも古式家にも同い年の娘がいるんですから、親も同じくらいの年齢の可能性は高そうな気がします。
 もし伊集院家の子供が娘だったとしたら、ときメモの主人公に対する場合のように、秘かに古式さんのお父様に思いを寄せていたかも……、なんて想像するのも面白いかも知れませんね。


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