ときめきメモリアルショートストーリー

みらくる☆メモリアル


オリジナル登場人物の紹介




「せんせ〜!」
「みらせんせ〜!」
 子供たちが魅羅の名を呼びながら駆けてきます。魅羅は後片付けの手を止め
て振り向きました。
「あらはに丸くん。彼方ちゃん。」
「せんせ〜、えほんよんで〜。」
 はに丸くんと彼方ちゃんは息を弾ませて魅羅に駆け寄ってきました。はに丸
くんは腕にしっかりと絵本を抱きかかえています。
「いいわよ、でもちょっと待ってね。すぐに終わるから。」
 そう言いながら魅羅は二人に向かってにっこりと微笑むと、後片付けを大急
ぎで終らせました。
「お待たせ。なんの絵本かしら?」
「うん、これ。」
 はに丸くんが差し出した絵本には“みらくる★メモリアル”とタイトルが書
かれていました。表紙には美しいお姫さまが描かれています。
「あら、この絵本懐かしいわね〜。昔、みんなに読んであげたっけ……。」
 魅羅ははに丸くんから絵本を受け取ると表紙をなつかしそうに見つめました。
「はに丸くん、この絵本どうしたの?」
「うん、きのうおとうさんにもらったんだ。おとうさんのしってる人がかいた
えほんなんだって。それでみらせんせ〜によんでもらえっていわれたの。」
「私も知ってるわよ、この絵本書いた人。」
「へぇ〜。」
「このえほんかいた人って、どんな人。」
 彼方ちゃんが横から口を挟みます。
「うふふ、どんな人かしらね。」
「ねーねー、はやくよんで。せんせ〜おはなしよむのと〜ってもうまいんだも
ん。」
 はに丸くんは待ちきれなくなったのか、魅羅にせがみます。
「はに丸くんのお母さんより上手?」
「ん〜〜・・・。おかあさんもやさしいこえでよんでくれるけど……、でもお
かあさんによんでもらうとねむくなっちゃうんだ。」
「そう?」
 魅羅ははに丸くんのお母さんの顔を思い浮かべてくすりと笑いました。

「はーい、みんなあつまれあつまれ〜。」
 魅羅は他の子供たちにも呼び掛けました。
「あ、みらせんせ〜がえほんよんでくれるみたいだよ。」
「わ〜い。」
 魅羅のお話は子供たちの間でも評判になってるようで、何人かの子供たちが
魅羅の周りに集まってきました。魅羅を取り囲んで目を輝かせてお話が始まる
のを今か今かと待っています。
「じゃ、始めるわよ。は〜い、拍手ぅ。うふふ」

                

『むかーしむかし、あるところにみら姫というそれはそれは美しいお姫さまが
六人の妖精たちといっしょに森の奥ふかーくで暮らしていました。
 みら姫と妖精たちは森で木の実をとったり、歌を歌ったり、毎日楽しく暮ら
していました。妖精たちはみら姫が大好きで、みら姫もまた妖精たちが大好き
でした。』

                

「みら姫ってせんせ〜とおんなじなまえなんだね。」
 はに丸くんがなんだか嬉しそうに言いました。はに丸くんは美人でとっても
やさしい魅羅先生が大好きなのです。
「ふふ、そうね。」
「でもどうしてそんなにきれいなお姫さまがもりのなかなんかにすんでたの?」
 彼方ちゃんが横から聞いてきました。
「それはね、みら姫はもとはある国のお姫さまだったの。でもその国の王様だ
ったみら姫のお父さまが、悪い魔女から借金をしていて、それが返せなくなっ
ちゃって、お城も国も魔女に乗っ取られてしまったの。」
「ふうん。」
「それで王様はビンボーになっちゃって、お妃さまは実家に帰っちゃうし、み
ら姫の恋人だった隣の国の王子さまも婚約を取り消してきたのよ。」
「みら姫かわいそう。それにとなりのくにの王子さまもひどいわね。ビンボー
になったからってみら姫をみすてるなんて……。」
 彼方ちゃんは顔を曇らせて魅羅の話を聞いています。
「隣の国の王子さまはビンボーが嫌いだったそうよ。ま、普通の人はビンボー
なんてあんまり好きじゃないわよね。」
「そりゃ、そうでしょうけど……。」
「それで魔女の家来の怪物たちはみら姫にも意地悪をしようとしたんだけど、
その時みら姫の前に金色の女神さまが現れたの。」
「きんいろのめがみさま??」
「ほら、絵本のここに出てるでしょう? この人がみら姫を助けてくれた金色
の女神さま。」
 魅羅が指差したページを見ると、腰まで届く長くて美しい金色の髪を持った
光り輝くような女神の姿が描かれていました。
「わあ、みら姫もきれいだけど、この女神さまもとってもきれいな人だね。」
 はに丸くんが金色の女神さまの絵をうっとりと見つめながら言いました。
「そうよ。とっても素敵な人よ。その女神さまに連れられてみら姫は森にやっ
てきて六人の妖精と一緒に暮らすようになったの。」
 そう言う魅羅はの口調にはなんだか懐かしむような調子が混じっていました。

「ふうん、それから? それから?」
「うふふ、今、読んであげるから、急かさないで。」
 そういうと魅羅は再び絵本を読み始めました。

                

『ある日、みら姫が森の奥の泉に水を汲みに行った時のことです。泉に向かう
途中で誰かにぶつかって尻餅をついてしまいました。

「だいじょうぶですか?」
 みら姫が顔をあげると若い男が申し訳なさそうにみら姫を見つめています。
「だいじょうぶじゃないわよ、早く起こしなさいよね。」
「あ、はい、よいしょっと。」
「まあいいわ、許してあげる。あなたお名前は?」
 男の手につかまって体を起こすとみら姫は砂ぼこりを払い落としながら男に
聞きました。
「私はきらめきの国の王子の家来でネムネムという者です。」
 そう言って自己紹介をする男の顔をみら姫はしげしげと見つめていました。
よく見るとなかなか整った顔立ちをした若者です。
「あの、私の顔に何かついていますか?」
 みら姫がジロジロと自分の顔を眺めているのを気にしたらしく、ネムネムさ
んが言いました。
「いえ、なんでもありませんわ。ほーほほほ。」
 みら姫は笑ってごまかしました。

「お怪我はありませんでしたか?」
 ネムネムと名乗った男の後ろから白馬に乗ったもう一人の若者が現れてみら
姫に声を掛けました。
「あなたは……?」
「僕はきらめきの国の王子でレイモンドと言う者です。家来が失礼を致しまし
た。」
 王子さまはそう言うと丁重にみら姫に頭を下げました。
「あら、王子さまがどうしてこんな森の奥なんかに?」
「実は……。狩りの途中で道に迷ってしまいまして……。お詫びの印と言って
はなんですが、これを受け取って下さい。」
 そう言うと王子さまは真っ赤なバラをみら姫に差し出しました。
「まあ、これを私に?」
「ええ、あなたにはバラがよく似合う……。ところであなたはもしかするとか
がみの国のみら姫ではありませんか?」
「えっ? なぜそれを・・・?」
「やはりそうでしたか。以前、舞踏会であなたを見掛けたことがあるんです。
あなたの美しさはずっと心に残っていましたから。」
「そうだったの。」
「確かあなたの国は魔女に乗っ取られたとか? よろしければ話を聞かせて頂
けませんか? 僕で力になれることならなんとかしてあげたい。」
 みら姫は王子のやさしさに心を打たれて今までのことを全部王子さまに話し
ました。
「そうだったんですか。あなたのような美しい人にそんな仕打ちをするなんて
とんでもない奴ですね。判りました。私がその魔女を退治してさし上げましょ
う。ネムネム、これからみら姫と一緒にかがみの国へ行くことにしよう。」』

                

「わあ、王子さま、すてきっ!! それにけらいのネムネムさんもかっこいい
わ。」
 彼方ちゃんは目を輝かせて王子さまとネムネムさんの絵に見入っています。
そんな彼方ちゃんの様子を見てはに丸くんが少しすねたような口調で言いまし
た。
「ふん、かなちゃんってば、かっこいい男の人が出てきたら、すぐにむちゅう
になっちゃうんだから……。」
「あら、そんなのあたしのかってよ。はに丸くんにかんけ〜ないじゃない。そ
れにはに丸くんだって金色の女神さまにボーッと見とれてたくせに。」
「そりゃ、かなちゃんとはおおちがいだもんね〜。」
「な〜んですってぇ!!」
 彼方ちゃんは目を吊りあげてはに丸くんを睨みつけました。
「こらこら、はに丸くんに彼方ちゃん、ケンカするんだったらもう読んであげ
ないわよ。」
 魅羅は二人をたしなめるように言いました。
「ごめんなさい。」
 はに丸くんと彼方ちゃんは絵本を読んで貰えなくなったら大変、とばかりに
慌てて声を揃えて魅羅に謝りました。
「そうそういい子ね。」

「でもネムネムさんってはに丸くんのおとうさんのなまえににてるね。」
「んー、そういえば……。それになんだかこの絵もおとうさんににてるみたい
……。」
 訝しげに絵本を見つめるはに丸くんと彼方ちゃんの様子を魅羅は笑いを噛み
殺すような顔をして見つめていました。

「さ、つづきを読むわよ。」 

                

『王子さまと王子さまの家来のネムネムさん、それにみら姫の三人は、六人の
妖精とともにかがみの国に向かいました。かがみの国には魔女の力で土人形に
命を吹き込んだ怪物たちが、我が物顔でのっしのっしと歩き回ってました。
 怪物たちはみら姫たちを見つけるやいなや襲いかかってきました。
「ここは私にお任せ下さい。」
 ネムネムさんは王子さまとみら姫にそう言うと剣を抜いて一歩前に進み出ま
した。そして怪物たちに対して身構えると、
「火の鳥サーーーブッッ!!」
と、叫んで手にした剣を怪物たちに向かって一振りしました。すると剣から赤
い鳥のような形をした炎が怪物たちを目指して飛んで行きます。火の鳥は次々
と怪物たちを焼き尽くし、あっと言う間に怪物は全滅しました。
「ネムネム、腕は衰えていないようだな。よし城に向かうぞ!」
“ふうん、王子さまも素敵だけど、ネムネムさんもかっこいいわ。もしこの二
人から同時に求婚されたら私、どっちを選んだらいいかしら……。”
 みら姫はそんなことを思いながら、王子さまたちの後を追いました。城に入
るとまた怪物たちが襲ってきましたが、王子さまとネムネムさんが剣を奮って
次々と薙ぎ倒していき、ついに魔女のいる部屋までやってきました。』

                

「いよいよ、魔女とたいけつだね。」
 はに丸くんは目を輝かせて言いました。
「それよりみら姫は王子さまとネムネムさんのどっちとケッコンするかがあた
しは気になるわ」
と、彼方ちゃん。
「王子さまもネムネムさんもすてきだし、どっちとケッコンしてもおかしくな
いもんね。でも……、やっぱり王子さまかしら……。」
「実はどっちとも結婚しなかったのよ。」
「え? どうしてぇ? ふつうはお姫さまは王子さまとケッコンするのよ。」
 彼方ちゃんは少し不満そうです。
「それはこれから読んであげるから。」

                

『三人が魔女のいる部屋に入ると魔女は肘掛け椅子に腰掛けて、のんびりと編
み物をしている最中でした。どうやらマフラーを編んでいるようです。
「まあ、みなさん、どうしたのですか?」
 魔女は編み物の手を止めてゆっくりとした口調で言いました。部屋に飛び込
んできた三人を見て少し驚いたような顔をしましたが、別段慌てた様子も見せ
てはいないようです。
「あら、ネムネムさんにレイさん、それにそちらにおられるきれいな方はどな
たでしょう?」
 どうやら魔女は王子さまやネムネムさんとも知り合いだったようです。みら
姫は意外に思って王子さまたちに訊ねました。
「王子さまもネムネムさんもこの魔女とお知り合い??」
「実はネムネムは魔女ユカリンの夫なのです。」
「ええ〜っ!!」
 これにはみら姫も驚きました。魔女の夫がなんでまた魔女退治なんかに同行
したのでしょう……。そんなみら姫の驚きをよそにネムネムさんはつかつかと
魔女に歩み寄りました。
「ユカリン、実はこれこれこういう訳で……。」
「まあ、そうだったんですか? お父さまがこの国はわたくしに下さるという
ものでこのお城に来たのですが、そういうことならこの国はみら姫さんにお返
ししましょう。」
「じゃ、そういうことで……。」
 ネムネムさんはそう言って王子さまとみら姫に一礼すると、魔女に向き直り
ました。
「ユカリン、帰ろうか。」
「はい、ネムネムさん。」
 魔女はそう答えると部屋の隅に立てかけてあった魔法のほうきを手に取りま
した。ネムネムさんは魔女からほうきを受け取るとひらりとほうきにまたがり
ました。魔女はそのうしろにちょこんと腰掛けます。そして、
「ユカリン、落っこちないように気をつけて。」
「まあ、ネムネムさんったら。わたくしもほうきに乗るのは随分慣れましたよ。
初めての時は難しかったですけど……。」
とかなんとか言いながら一緒にほうきに乗ってどこかへ飛んで行きました。

 みら姫は意外な事の成り行きに呆然として立ち尽くしていました。そんなみ
ら姫の様子を見て王子さまが言いました。
「ネムネムは妻の魔女ユカリンが何も知らずにみら姫を苦しめてると知って、
僕と一緒にこの国を取り戻す手助けをすると言ってくれたのです。」
「まあ、そうだったの……。」
 ネムネムさんが魔女ユカリンの夫だったと知ってみら姫は少しがっかりしま
した。でもまだ王子さまが残ってます。
「あの、レイモンドさんだったかしら? よかったらこの国の王様にしてさし
上げてもよろしくてよ。それで私と一緒に……。」
 みら姫はさりげなく王子さまの気持ちを聞いてみました。
「実はそういう訳にはいかないのです。」
「えっ? 他に好きな人でも……?」
「いえ、そうじゃなくて……、判りました。僕の正体をお見せしましょう。」
 王子さまがそういうとにわかに王子さまの体が光り輝き始めました。光の中
で徐々に王子さまの姿が変化していきます。そして光が消えるとそこに立って
いたのは……。
「まあ、あなたは……。」
 みら姫は本当に驚いてしまって、それだけ言って絶句してしまいました。な
んとそこに立っていたのは金色の女神さまだったのです。
「今まで騙していてごめんなさい。あなたを助けてあげたくて王子さまの姿に
化けていたの……。でも魔女も帰って行ったことだし、あとはあなたと六人の
妖精さんたちで力を合わせてやっていけるわね。」
「まさか王子さまが金色の女神さまだったなんて……。でも本当にありがとう
ございます。」
 まだ驚いた顔のままでいるみら姫に女神さまはにっこりと微笑みかけると、
「それじゃ、私も女神の国へ帰ることにするわ。いつかまた会えるといいわね。
それまで元気でいてね。」
と、言って女神の国へ帰っていきました。

 こうして怪物たちは退治され世界に再び平和が戻りました。そして魅羅姫は
女王としてこの世界にすえなが〜く君臨することになったのでした。めでたし
めでたし。 お・し・まい。』

                

「王子さまは金色の女神さまだったのね。びっくりしちゃったわ。でもこの魔
女ユカリンとネムネムさんってはに丸くんのおとうさんとおかあさんにそっく
り……。」
「なんでぼくのおかあさんが魔女なんだろ?」
 はに丸くんは少々不満そうです。
「それはね、作者のいたずらなのよ。」
「いたずら?」
「そう、この絵本を書いた人は実ははに丸くんのお父さんが好きだったの。で
もはに丸くんのお父さんははに丸くんのお母さんと結婚しちゃったでしょ? 
それで悔しくって、はに丸くんのお母さんを魔女にしちゃったって訳。」
「ふうん。」
「はに丸くんのおとうさんってもてる人だったのね。うちのおかあさんもむか
しちょっとだけ好きだったっていってたことがあるけど……。」

「あら?」
 魅羅が最後のページをめくると背表紙の裏側に一枚のカードが挟んでありま
した。魅羅はそのカードを手に取って読んでみました。

『  お誕生日おめでとう。
                 魔女&魔女の夫より(笑) 』

 そのカードを見て魅羅はくすりと笑いを浮かべました。
“ねむさんったら……。相変わらずお茶目なんだから……。”

 魅羅の心に懐かしい日々の思い出が蘇ってきます。今は既に遠い日となって
しまった高校時代……。あの時は悲しかったけれど、今となってはほのかな苦
みと甘酸っぱさを伴って思い出される大切な思い出です。

「ねー、せんせ〜、そのカードなにが書いてあるの?」
「ん? これはね、バースデーカードよ。はに丸くんのお父さん、私の誕生日
を覚えていてくれたのね。」
「あ、きょうってみらせんせ〜のおたんじょうびだったんだ……。」
「せんせ〜、おめでとう!!」
 子供たちは口々に魅羅におめでとうと言いました。

「そろそろおやつの時間ね。今日は私のお誕生日だから彼方ちゃんのお母さん
が届けてくれたケーキがあるのよ。みんなで食べましょう。」
「わあ、ほんとう??」
「かなちゃんのおかあさんのケーキっておいっしいんだ。ぼくだ〜いすき!!」
 子供たちは大喜びです。子供たちの笑顔に囲まれて魅羅も子供たちを優しく
見守りながら、幸せそうな笑顔を浮かべています。はに丸くんの目にはその時、
大好きな魅羅せんせ〜がまるで本当のお姫さまのように見えたのでした。

                           <Fin>



  初出 1996年11月15日
  PC−VAN アーケードゲームワールド
  #3−6ときめきメモリアル #2745〜#2746
  このSSは上記のボードに掲載されたものに、一部修正を加えたもの
  です。



あとがき


 あとがきでーす。このSSは昨年11月15日、鏡さんの誕生日にバースデ ーSSとしてときメモボードにUPしたものです。  読んで頂ければ判る通り、プラコレネタです。タイトルも『みらくる★メモ リアル』とそのまま流用しました。  プライベートコレクションのポエムで鏡さんが絵本を読むという場面があり ましたよね。それを見て、すっごく絵になるなぁ、と思ったのがこのSSを書 くきっかけになりました。  鏡さんと言えば、卒業後はモデルになるというのが定説(?)になってます が、私としては鏡さんはモデルになるより、保母さんか幼稚園の先生になって 欲しいなぁ、と思っちゃったんですよね。で、このSSではそういう設定にし てあります。設定を考えるとすれば、一旦、モデルになったものの、このお話 の頃にはモデル業からは引退して夜間の大学だか専門学校だから通って資格を 取ったとか、そういう感じでしょうか。  鏡さんの家庭環境とかきらめき市に引っ越してくることになった理由とか、 鏡さんがこういう絵本を出版することになった経緯とか、裏設定も色々考えた のですけど、それを書くとまた重くなってしまうのでお伽話の中でそれとなく 匂わせる程度に留めました。(実は最初はそれも入れるつもりだったんですけ ど、うまく入れられなくて諦めたというのが真相です(^_^;))ま、それらにつ いては読者のみなさんの御想像にお任せするということで……。  ではでは、読んで下さったみなさん、どうもありがとうございました。(^_^)

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