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ブレイズの購入理由と血統

パンフレット写真(2歳6月) photo by SILK-HC

購入理由
値段 一口26,000円(総額1,300万円の1/500)
父コマンダーインチーフ母父マルゼンスキーということを考えれば、まあまあ手頃な値段でしょう。
種牡馬 コマンダーインチーフ
種牡馬ランキングで連続でベストテンに入っているのだから非常に優秀な種牡馬といえる。80年代最強といわれた名馬ダンシングブレーブの直仔であるが、ダンシングブレーブが亡くなった今となっては貴重な後継者ということになる。代表産駒はレギュラーメンバー、スエヒロコマンダー、アインブライドなどであるが、G1勝ちが2歳牝馬戦だけというのはちょっと寂しく、レベルの高いレースでのパンチ不足がちょっと気になるところではある。それでもレベルの高い種牡馬に変わりはなく、それなりの活躍は期待していいだろう。
母系 四代母がスターロッチというのが大きなポイントだろう。スターロッチはオークス・有馬記念を勝った名牝であり、その子孫にウイニングチケット、サクラユタカオーがいるとおり遺伝力もかなりのものである。まあ、そうは言っても四代も遡ることを考えればスターロッチの血がダイレクトに反映されるとは思えないので、バックボーンとしては悪くないというレベルと考えた方がいいだろう。母ビビットダンサーは1勝馬であるが、産駒に準オープンのダイワメインがおり、繁殖牝馬としてはまあまあといえるのではないか。
配合 私が今回この馬を選択した最大の理由は母父がマルゼンスキーだからだと言っても過言ではない。何せブルードマイヤサイアーで2位という実績なのだから母父としては文句の言いようがない。父・母父ともにランキング上位という血統であれば「走らない方がおかしい」という単純な発想である。個人的には、ノーザンダンサー系同士の組み合わせというのが好みではないが、愛馬の戦績がいまいちという状況の中では、血統に頼るしかないというのが正直なところだった。
馬体 「私は基本的には馬体主義である。」と言い続けてきたが、それで結果が出ていない現状においては、あまりに説得力のない言葉となってしまっている。サラブレットというのは血統ではなく馬体で走るものだという基本的な考えを改めるつもりはないが、私の相馬眼に問題があることは認めざる得ない事実である。そういうことで、今回は今まで好みだった華奢な雰囲気というのではなく、少し腹袋に余裕のある馬を選択してみた。といっても、個人的な好みを大きく変えることは難しく、基本的には感覚的に好感が持てるという部分は大事にした。
気性 パンフレットに「強い気性」と書いてあったが、素直に調教をこなしているようだし、そんなに心配するほどでもないのではないか。
距離 有馬記念を勝ったスターロッチ系ということを踏まえれば中距離以上の距離も十分にこなせるはずである。ただ、こればかりは気性との兼ね合いもあるし、走らせてみないと分からない。まあ、別にオークスを狙っているわけでもないし、距離うんぬんよりも確実に走ってくれればそれでいいと思っている。


血統図
COMMANDER IN CHIEF
*コマンダーインチーフ

  鹿毛 1990

DANCING BRAVE
*ダンシングブレーヴ

  鹿毛 1983

LYPHARD NORTHERN DANCER  NEARCTIC
NATALMA
GOOFED COURT MARTIAL
BARRA
NAVAJO PRINCESS DRONE SIR GAYLORD
CAP AND BELLS
OLMEC PAGO PAGO
CHOCOLATE BEAU
スライトリーデインジャラス
SLIGHTLY DANGEROUS

  鹿毛 1979

ROBERTO HAIL TO REASON TURN-TO
NOTHIRDCHANCE
BRAMALEA NASHUA
RARELEA
WHERE YOU LEAD RAISE A NATIVE NATIVE DANCER
RAISE YOU
NOBLESSE MOSBOROUGH
DUKE'S DELIGHT
ビビットダンサー

  鹿毛 1988

マルゼンスキー

  鹿毛 1974

NIJINSKY NORTHERN DANCER  NEARCTIC
NATALMA
FLAMING PAGE BULL PAGE
FLARING TOP
*シル BUCKPASSER TOM FOOL
BUSANDA
QUILL PRINCEQUILLO
QUICK TOUCH
ラッセラー

  栗毛 1977

*チャイナロック ROCKEFELLA HYPERION
ROCKFEL
MAY WONG RUSTOM PASHA
WEZZAN
ロッチ *ダイハード NEVER SAY DIE
MIXED BLESSING
スターロッチ *ハロウェー
コロナ

*コマンダーインチーフ Commander in Chief は英愛5勝,欧州4歳牡馬チャン
ピオン,英ダービー-G1(12F10y),愛ダービー-G1(12F),キングジョージ六世
&クイーンエリザベスS-G1(12F)3着。主な産駒
レギュラーメンバー(ダービーグランプリ-G1,川崎記念-G1,東京大賞典-G1
2着),マイネルコンバット(ジャパンダートダービー-G1),アインブライド(最優
秀3歳牝馬,阪神3歳牝馬S-G1),クリールサイクロン(スプリングS-G2,新
潟3歳S-G3),スエヒロコマンダー(鳴尾記念-G2,小倉大賞典-G3),ハギノ
ハイグレイド(東海S-G2),ラスカルスズカ(天皇賞・春-G12着,菊花賞-G
13着),タイクラッシャー(スプリングS-G22着),トップコマンダー(東京スポ
ーツ杯3歳S-G32着),オースミコンドル(ラジオたんぱ杯3歳S-G32着),
ゴッドインチーフ(ファンタジーS-G32着),メイショウキオウ(マイラーズC-G
23着)
母ビビットダンサーは1勝。本馬は第8仔。産駒
  カンディアンミッキー(93 黒鹿 牡 カツラギエース)不出走
  ヤマトアサヒ(94 鹿 牝 アイネスフウジン)北関東(公)入着
  シンシンフェミニン(95 鹿 牝 *ブライアンズタイム)1戦
  ビッビトマジシャン(96 栗 牡 *ヘクタープロテクター)1勝
  ダイワメイン(97 栗 牡 *アフリート)2勝,朱竹賞(D1200m),(現)
  モリトオウカ(98 栗 牝 *ブライアンズタイム)1戦,(現)
  (99 鹿 牡 *トニービン)
祖母ラッセラーは南関東(公)入着。産駒
  ベルロッチ:1勝,毎日杯-G33着,障2勝
  ハセノアンバー:2勝
三代母ロッチは3勝,有田特別。産駒
  ハードバージ:3勝,皐月賞,毎日杯,ダービー2着。種牡馬
  マチカネイワシミズ:3勝,霞草賞,阪神大賞典-G22着。種牡馬
  ロッチバージ:7戦,入着。産駒
  | ニホンピロマーチ:6勝,若草賞,栗東S,ダービー-G13着,鳴
  | | 尾記念-G23着。種牡馬
  | マーサロッチ:1勝,札幌3歳S4着
  | サイセリヤ:不出走。ミストラルアゲン(札幌3歳S-G32着,3
  |   歳牝馬S-G33着)の母
  ロッチホーク:6戦。産駒
  | ワコーリューオー:4勝,甲南S,睦月賞,天皇賞(春)-G14着
  サクラロッチ:7戦,入着。イイデシビア(デイリー杯3歳S-G22着)
  | の母
  ディオーネ:入着。産駒
  | カシマシコン:3勝,三面川特別,障1勝
  | エンジェルフェイス:3勝,ミモザ賞
  ハードロッチ:1勝。産駒
    アスクセレニティー:4勝,鷹巣山特別,摩周湖特別
四代母スターロッチは最優秀4歳牝馬,9勝,オークス,有馬記念。カリスタグ
  ローリ(クリスタルC-G3)の祖母,ウイニングチケット(ダービー-G1),
  サクラユタカオー(天皇賞・秋-G1),マチカネタンホイザ(アメリカJC
  C-G2),オースミロッチ(京都記念-G2),ロイヤルタッチ(ラジオたん
  ぱ杯3歳S-G3),サクラシンゲキ(スプリンターズS)の三代母



育成場のコメント
父は種牡馬として多くの一流馬を輩出。最優秀3歳牝馬からダートG1勝馬まで、産駒の芝・ ダートを問わない汎用性の高さが魅力となっています。母系は名牝系スターロッチ系で、ブラッ クタイプに登場する大レース勝ち馬以上に産駒は堅実に勝ち上がるところにこのファミリーの非 凡さが見て取れます。リファール系×ニジンスキー系というノーザンダンサー2大血脈の配合に よる4×4のインブリードは、底力を増強する協力なスパイスとなるでしょう。本馬は母の父の 良い部分を受け継いだ好馬体です。全体的なバランスは申し分なく、後肢の筋肉の発達は目をひ きます。しっかりとして丈夫そうな馬体と強い気性からも活躍できる素質を感じます。

【予想適性】芝・ダート問わず、中〜長距離
【予想体重】460kg前後
【測  尺】体高/149.0cm 胸囲/170.0cm 管囲/19.0cm

(SILK HORSE CLUBパンフレットより)

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