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シルクデスティニーのページ
SILK1-1

父コマンダーインチーフ 母オークスキー 母父ニジンスキー
牡 鹿毛 平成13年4月3日生 生産者:クドウファーム
当歳6月 photo by SILK-HC

デスティニーの近況
(H16.6.16情報)
デスティニー写真集
(H15年11月まで)

購入理由
値段 一口40,000円(総額2,000万円の1/500)
父コマンダーインチーフはランキング8位の優秀な種牡馬だし、母も近親にカーリアンがいるまあまあの良血で母父が大物ニジンスキーということを踏まえれば、このくらいの価格はやむ得ないところでしょう。それでもこれまでのシルクの値段設定からすれば安いように感じる。
種牡馬 コマンダーインチーフ
ランキング8位なのだからもちろん非常に優秀な種牡馬といえる。80年代最強といわれた名馬ダンシングブレーブの直仔であるが、ダンシングブレーブが亡くなった今となっては貴重な後継者ということになる。代表産駒はレギュラーメンバー、スエヒロコマンダー、アインブライドなどであるが、G1勝ちが2歳牝馬戦だけというのはちょっと寂しく、レベルの高いレースでのパンチ不足がちょっと気になるところではある。それでもレベルの高い種牡馬に変わりはなく、それなりの活躍は期待していいだろう。
母系 オークスキー(母父ニジンスキー)
母の競走成績は仏で1勝だけといまいちである。産駒も中央では1勝もあげておらず繁殖牝馬としてもあまり評価はできない。でも、祖母の兄弟(三代母の産駒)にカーリアン、ヴィジョンなどのG1馬が揃っており、母系ラインとしてはなかなか優秀といえる。祖母も重賞勝ちはないものの6勝しているし、母父は大物ニジンスキーということを踏まえれば、この母から大物が産まれても不思議はないだろう。
配合 5代以内のクロスは「ノーザンダンサー3×4」「ヘイルトゥリーズン4×5」「ネティブダンサー5×5」とけっこうある。アウトブリード好みの私としてはかなり気になった。特にノーザンダンサーのクロスがちょっときつい。父・母父ともノーザンダンサー系という組み合わせも個人的には好きではない。でもまあ、別の要素を重視してこの馬を選んだのだから細かいことは気にしないことにした。クロスはメジャーなものばかりだし、母父もニジンスキーという大物なのだから、全体的にレベルの高い配合に変わりはないと思うので、それに期待したい。
馬体 私は基本的には馬体主義であるが、当歳で判断するのはかなり難しい(2歳ならば自信があるわけではないが)。当歳の馬体を見て「惚れた」と感じるのはたぶん無理である。とはいえ、それなりに魅力的な馬体でなければやっぱり出資という判断はできない。この馬の場合は、パンフレットの写真を見た限りでは、可も不可もなくという感じ。馬体として良いとは思ったけど、好みの馬体とはちょっと違うと思った。ただ、ビデオでは何とも言えない良血馬らしいオーラを感じた。具体的には言えないけど、柔らかい歩様と全体的なバランスに非常に好感を持った。でも正直なところ、この馬の場合は馬体よりもその他のファクターを重視して選択した。前述したとおり当歳の馬体判断は難しいので、たまにはこういう選択があってもいいでしょう。もちろん馬体もそれなりのレベルと思ったからこそ最終的に出資という判断をした。
気性 気が強いというコメントがあるのだから、相当きついのだろう。ステイヤー好みの私としては、どちらかというと素直な気性の方が好きだけど、スピード重視の現代競馬では気性が多少きついくらいの方が競馬で結果を出す傾向にあるし、できるだけ前向きに考えたい。
距離 血統的には中距離以上で活躍してくれそうだけど、こればかりは気性の問題もあるし何とも言えない。私がクラシックで走るのを期待するのは勝手だと思うので、夢だけは大きく持っていたい。
厩舎 藤沢和厩舎
ここ数年連続でリーディングをとっている間違いなく日本No1の厩舎である。正直なところ今回ばかりは藤沢厩舎だからこそこの馬を選択したといっても過言ではない。何せ日本No1の厩舎である。馬の選択もしっかりしているだろうし、育てる手腕も間違いなく超1流だろう。1度はこの厩舎の馬を所有したいと思うのは自然なことではないでしょうか。ただ、一口馬主にとってはこの厩舎の賛否は大きく分かれるところである。この厩舎には他にも超良血馬が多数所属するだけに、このライバルたちとの戦いが熾烈を極める。クラシックを戦いたいのであれば、これらの良血馬との争いに勝たない限り、早い時期のデビューはあり得ない。順番が遅れれば、デビューが極端に遅れることも予想される。また、見所がないと判断されればあっさりとお払い箱になる可能性も高い。他の厩舎では辛抱強く使ってもらって1・2勝できるところを、1・2戦で見切りをつけられることも十分にあり得るということである。そういう意味で、この厩舎を嫌う一口馬主の方はかなり多い。でも、私としては3・4勝できる馬を厩舎の問題で1勝もできなかったというよりは、きとんと実力どおりに育ててもらえる方が嬉しく思う。藤沢師が実力がないというのであれば本当に実力がないのだろうから、それはそれで諦めがつく。実際に出資してみて、その対応にやっぱり不満を感じるかもしれないが、それも出資してみないと分からない。一口100,000円となるとさすがにきついものがあるが、一口40,000円であれば授業料としてはそんなに高くはないと判断した。


血統図
COMMANDER IN CHIEF
*コマンダーインチーフ

  鹿毛 1990

DANCING BRAVE
*ダンシングブレーヴ

  鹿毛 1983

LYPHARD NORTHERN DANCER  NEARCTIC
NATALMA
GOOFED COURT MARTIAL
BARRA
NAVAJO PRINCESS DRONE SIR GAYLORD
CAP AND BELLS
OLMEC PAGO PAGO
CHOCOLATE BEAU
スライトリーデインジャラス
SLIGHTLY DANGEROUS

  鹿毛 1979

ROBERTO HAIL TO REASON  TURN-TO
NOTHIRDCHANCE
BRAMALEA NASHUA
RARELEA
WHERE YOU LEAD RAISE A NATIVE NATIVE DANCER 
RAISE YOU
NOBLESSE MOSBOROUGH
DUKE'S DELIGHT
OAKSKEE
*オークスキー

  鹿毛 1988

ニジンスキー
NIJINSKY

  鹿毛 1967

NORTHERN DANCER  NEARCTIC NEARCO
LADY ANGELA
NATALMA NATIVE DANCER 
ALMAHMOUD
FLAMING PAGE BULL PAGE BULL LEA
OUR PAGE
FLARING TOP MENOW
FLAMING TOP
パーミストリー
PALMISTRY

  黒鹿毛 1975

FORLI ARISTOPHANES HYPERION
COMMOTION
TREVISA ADVOCATE
VENETA
FORESEER ROUND TABLE PRINCEQUILLO
KNIGHT'S DAUGHTER
REGAL GLEAM HAIL TO REASON 
MIZ CAROL

*コマンダーインチーフ Commander in Chief は英愛5勝,欧州4歳牡馬チャンピオン,英ダービー-G1(12F10y),愛ダービー-G1(12F),キングジョージ六世&クイーンエリザベスS-G1(12F)3着。
主な産駒:
レギュラーメンバー(ダービーグランプリ-G1,川崎記念-G1,東京大賞典-G12着)
マイネルコンバット(ジャパンダートダービー-G1)
アインブライド(最優秀3歳牝馬,阪神3歳牝馬S-G1)
クリールサイクロン(スプリングS-G2,新潟3歳S-G3)
スエヒロコマンダー(鳴尾記念-G2,小倉大賞典-G3)
ハギノハイグレイド(東海S-G2
ラスカルスズカ(天皇賞・春-G12着,菊花賞-G13着)
タイクラッシャー(スプリングS-G22着)
トップコマンダー(東京スポーツ杯3歳S-G32着)
オースミコンドル(ラジオたんぱ杯3歳S-G32着)
ゴッドインチーフ(ファンタジーS-G32着)
メイショウキオウ(マイラーズC-G23着)


*オークスキー Oakskeeは米国産,仏1勝。本馬は第6仔
 産駒:カシワズピアス(93 栗 牝 *グルームダンサー)不出走
    ブレイブゼット(96 栗 牡 *モガンボ)2戦,入着
    シルクコマンダー(97 黒鹿 牡 *コマンダーインチーフ)未出走
    シルキーピュア(98 鹿 牝 ナリタブライアン)入着,(現)
    (99 青鹿 牝 マーベラスサンデー)

祖母パーミストリー Palmistry は米6勝,サンタイサベルS,モンロヴィアH,オータムデイズH。
 産駒: ナディード Nadeed:英・オセアニア4勝,ジェイムズシーモアS-2着,STC NEマニオンクウォリティC-G33着。種牡馬
   : *コンジュラ Conjuror:不出走。
産駒:ウィッキドママ Wicked Mama:米4勝,デイドBCターフクラシックS
   テンザンミラー:4勝,清滝特別,戸畑特別,(現)

三代母フォアシアー Foreseer は米3勝。サンタイネスS2着。
 産駒: カーリアン Caerleon:仏3歳チャンピオン,英仏4勝,仏ダービー-G1,ベンスン&ヘッジスゴールドC-G1,アングルシーS-G3,愛ダービー-G12着。英チャンピオンサイアー
   : *ヴィジョン Vision:米5勝,セクレタリアトS-G1,ピルグリムS-G3,ブルックリンH-G12着。種牡馬
   : メルセイカニンガム Merce Cunningham:英仏米6勝,モーリスドニュイユ賞-G2。種牡馬
   : グッドタイン Good Thyne:英3勝,愛セントレジャー-G12着,ガリニュールS-G22着。種牡馬
   : ファー Far:米4勝,ジューンダーリンS3着
産駒:ヤンダー Yonder:米4勝,ジャージーダービー-G2,レムスンSG2。種牡馬
   : ヴィデオ Video:米2勝。
産駒:*スキャン Scan:米5勝,ペガサスH-G1,ジェロームH-G1。種牡馬

四代母リーガルグリーム Regal Gleam は米2歳牝馬チャンピオン,米8勝,フリゼットS,セリマS。
 産駒: ロイヤルグリント Royal Glint:米21勝,サンタアニタH-G1
   : グリスク Glisk:米3勝。*グロウ Glow(サラナクS-G2)の母



育成場のコメント
 父*コマンダーインチーフは今は亡き*ダンシングブレーヴの最良の後継馬として君臨しています。母系は欧米の一流馬が続出するファミリーで、日本にも馴染み深いカーリアン、*スキャンなどの顔ぶれが並び、底力を疑う余地はありません。本馬は全体的にゆったりとした造りの馬体を持っており、バランスの良い体型に成長すると思います。全身にバネがあり、柔らかい動きには高い素質を感じます。気が強く根性もありそうなので将来の活躍が楽しみです。
(SILK HORSE CLUBパンフレットより)

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