H11.7.4 ラジオたんぱ賞制覇! photo by SIlK-HC |
ここでは、私の所有する一口サラブレッドを紹介するとともに、私の一口馬主の気持ちを紹介していきたいと思います。タイトルどおりほとんどバカ親日記になるでしょう。愛馬に関して何かあるたびに更新していきたいと思いますので、みなさんもいっしょに応援して下さい。
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今年初めての日記ということで大変申し訳なく思っています。しかも、さっき気づいたのですが、12月に書いておいた日記がなんと更新されていませんでした。せっかく書いたのにネット上にアップしていなかったというのは、我ながら何をやっているのだろうという感じです。ここで改めて書くのも変なんで、とりあえずその時書いたものをそのままアップさせていただきます。ご了承ください。で、今回は何があったかというと、サラマンダーとバッカスが揃って出走しましたので、その報告です。
シルクサラマンダー
12月1日にイルミネーションJSで惨敗してしまい、立て直すために1度放牧に出されたのですが、1月下旬には帰厩を果たして、早々と今回の春麗JSに出走したのです。東京コースが得意というか東京コースでしか結果を出していないので、放牧に出した時からこのレースで使うつもりだったようです。12月の時点でけっこう疲れが溜まっているように感じていたので、ちょっと戻すのが早すぎるんじゃないかなあと思っていましたが、今回の馬体重466kgというのを見て、やっぱり馬体が戻っていないなと思いました。少しは疲れが癒されているのだろうけど、今回はあまり期待しない方がいいかもしれないなとは思いました。レースの方ですが、スタートで遅れて少し後方からになってしまいました。この時点では勝ち負けは難しいかなあと思いましたが、さすがに飛越が上手く、障害を飛ぶたびに前との差を詰めていくというように感じました。後半になってもばてることなく前との差を徐々に詰めていました。3コーナーから4コーナーのところでは、先頭集団を射程圏に入れるようなところにいたので、もしかしたら勝ってしまうのではないか、と本当に思ってしまいました。でも、やっぱりそんなに甘くはなかったです。直線に入ってからは、何頭かは交わしたものの、上位陣には逆に引き離され、後方から伸びてきた数頭にも軽く交わされてしまいました。それでもサラマンダーなりには踏ん張って6着でゴールとなりました。レース後の感想としては、やっぱり平地の脚がないんだなあ、と思いました。直線に入ったところでは、十分に射程圏にいたのに、そこからまったく伸びないのだから、スピード不足と言わざる得ないと思います。飛越はうまいから道中は安心して見ていられるんですけどね。障害のない直線コースでは、明らかに脚色が劣るのだから、平地力をつけないとオープンで勝つというのは厳しいかもしれません。でもまあ、それでも6着ですからね。特に今回は休み明けで馬体重も466kgとかなり細かったですからね。体調がいまいちだったことは明らかだと思うし、それで6着なら次に繋がるレースはできたと評価していいと思います。私としては今回の結果はそれなりに満足しています。それでは次どうするかなんですが、東京開催はしばらくないですからね。どうするんでしょうかね。とりあえず東京コースが合っていることは確かでしょうから、春の東京開催でピークになるように調整してもらえばいいのかな、と思っています。なので、次のレースはどこでもいいと思っています。ただ、今回の馬体重がかなり少なかったので、レース間隔は少し開けてもらって馬体回復できるようにしてほしいとは思っています。オープンでも目処がたったので、この調子でとりあえず掲示板は確実に確保するくらいにはなってほしいです。そうすれば、安定して賞金を稼げるわけだし、それを繰り返していれば、いつかオープンも勝てるのではないかと期待してしまいます。それまでは、無理せずじっくりとレースを使ってほしいと思います。
シルクバッカス
11月には帰厩して、実は障害練習をしたら意外に上手いということで障害レースでの復帰を目指したのですが、レースを使えるほどは上達しなかったために、今回はとりあえず平地を使うこととなり小倉での出走となりました。不器用な馬なので小回りコースは条件としては合っていないとは思いましたが、それでも2000mでは実績があるし、そこそこの競馬はしてくれるとは思っていました。そしたら当日の馬体重が502kgとなんと22kg増ではないですか。さすがに今回は厳しいかなと正直に思いました。とりあえず勝ち負けは無理だろうけど、掲示板くらいを目指してくれればという感じで見てはいました。そしてレースです。スタートに難のある馬だったので心配はしていたのですが、やっぱりいまいちでした。出遅れたというほどではなかったのですが、ダッシュがつかず後方からの競馬になってしまいました。小回りコースということもあって、かなり厳しい状況になったなとは思いました。でも、勝ち負けはあまり期待していなかったし、直線では外の方が伸びそうだったので、まあ掲示板を狙うことを考えれば、そんなに慌てることもないかなとは思っていました。道中はそのまま後方のままでレースが進み、3コーナーから徐々に前に進出するも4コーナーではまだまだ後ろの位置取りだったので、やっぱり勝つのは無理だなという感じではありました。でもバッカスの勢いもまあまあで掲示板は十分に狙えそうな感じではありました。そのまま直線でもじわじわと伸びて5着は確保してくれそうな感じとなりましたが、意外に前との差は詰まらず、4着馬から2馬身差の5着でゴールとなりました。レース後の感想としては「まあまあの結果かな」という感じす。休み明けで馬体が重めだったこと、脚質の合わない小回りコースだったことを考えれば、5着なら良しとしないといけないかなということです。この内容であれば次はもう少し期待できるかなとは思いました。今後のことですが、常識的に考えれば中京だとは思います。中京なら1800〜2000mのレースはいくらでもあるので、好きなレースを選択できるということもあるし、調整しやすいというメリットはあるんですよね。小倉から帰ってくることを考えれば、中3週くらいは開けた方がいいかもしれないし、熊野特別あたりを目指すのがいいかもしれません。本当は少しでも広いコースがいいと思うので中山で走ってほしいという気持ちはあるのですが、ちょうど良い番組がないんですよね。とりあえず暖かくなるまではローカルの芝のレースで走るしかないでしょうね。でも、私はバッカスは500万で終わる馬だとは思っていないので、小回りコースでもきっちり勝てるようでないと話にならないという気持ちもあります。次でいきなり勝つというのは難しいかもしれませんが、次の次くらいでは勝ってもらいたいという気持ちではいます。
シルクプライズ
前回きちんと報告できなかったので、いちおう簡単に説明しますと、前走で単なる出遅れというレベルではないとんでもない出遅れという大失態をしてしまいました。当然のようにゲート再審査ということになるのですが、2ヶ月たった今でもゲート試験を受けられる状況になっていません。少しは良くなってきているようですが、もう少し時間がかかるようです。さすがにそろそろ何とかしてほしいという気持ちもあるのですが、また同じような失態を繰り返すわけにはいきませんし、時間がかかるのは仕方ないかなとは思っています。ゲートさえまともなら500万は簡単にクリアできるレベルだとは思っているので、きっちりとゲート難を矯正してほしい、それだけです。
シルクサラマンダー
かなり遅くなりましたが、出走した2頭について報告します。今回は実は中山まで行ってきました。夕方から埼玉に用事があったので、その前に足を伸ばしてきたというわけです。それではレースを報告します。パドックで初めてサラマンダーをみた感想ですが、正直に「馬体が薄いなあ!」という感じでした。なんて言えば伝わるのか難しいのですが、貧弱というか、こぢんまりしているというか、とにかくまだ成長しきっていないなあというように感じたのです。これでは、さすがに障害ととはいえオープンで上位に入るのは難しいだろうなあ、とは率直に思いました。今回は中山大障害のステップレースということもあり、メンバーのレベルもかなり高かったですし、今回はそれなりの競馬ができれば十分だなと思いながらパドックを見てました。そしてレースです。スタートはふつうでしたが、押して押して先行と言えるポジションまで上げていきました。そのまま2つくらいの障害までは行ったのですが、やはりレースレベルが高くペースが速いのか、徐々にポジションを下げるという感じになってしまい、ちょうど中団くらいのポジションで落ち着きました。レース中盤はこのままのポジションを維持できたのですが、レース終盤となるとペースが速くなったのか、サラマンダーは徐々にポジションを下げてしまいました。最終障害のときにはもうブービーの位置でした。直線で巻き返せるはずもなく、そのままブービー(13着)でのゴールとなりました。レース後の感想としては「やっぱり甘くないな」ということでした。今回は明らかに実力の違いを見せつけられたと言っていいと思います。それは認めざる得ないでしょう。しかし、サラマンダーもまだ成長途上の段階のはずです。底を見せたとは言えないと思っています。すぐに差を詰めるというのは無理でしょうが、じっくりとトレーニングを積めば、いつかオープンでも勝負になるはずです。私はそう信じています。このあとは一息入れために放牧されることとなりましたが、未勝利を勝ち上がった後は2戦とも馬体重を落としてきており疲れが少し出てきているということもあると思うので、一息入れるという選択は、成長を促すという意味においても有効だと思います。ゆっくりと休むというよりは、疲れをとりつつトレーニングするのがベターなのではないでしょうか。暖かくなってきたら戻ってきてもらって、今度はオープンでも勝ち負けできるくらい成長していることを願いたいです。
シルクプライズ
こちらは中京まではとても行けませんのでモニター観戦です。パドックは「悪くない」と感じました。馬体重の増減もありませんでしたし、2年ぶりにしては上々の仕上がりのように見えました。そしてスタートです。ゲート試験で1度落ちているので、スタートが最大の心配でしたが、その心配がもろに出てしまいました。ただ遅れたというレベルではなく、完全に顔を上げてしまい止まってしまっているという感じでした。やっと走り始めた時には、集団とは大きく離されており、とても巻き返せるという状況ではなかったです。スタートだけでたぶん3秒はロスしたと思いますね。まあ、今回は勝ち負けは期待していなかったので、ああいう状況になっても意外に冷静に見られました。4コーナーでは最後尾には追いついていましたし、ゴールもそれほど大きくは離されていないポジションにはいました。大きな出遅れを考えれば、かなり良い走りだったように私には見えました。スタートがまともだったら、もしかしたら勝ち負けだったのではないか、と思えるくらいでした。でもまあ、スタートでどのくらいのロスがあったのかはっきりしないのだから、私の希望的観測というだけかもしれません。とりあえず、レースを無事に終えることができたのは良かったと思います。でも問題はこれからです。あのスタートの悪さを克服するのはかなり大変かもしれません。いろいろと試すとは思いますが、あれを矯正するのはかなり大変でしょう。でも、なんとしてでも矯正してもらわなければ困ります。いくら走力があっても、まともにスタートできないのであれば何の意味もありません。せっかくの能力がもったいないです。ゲートの再試験は当然にあるわけですし、なんとかゲートをまともに出られるようになってほしいものです。
シルクバッカス
先月帰厩したバッカスですが、なんと障害練習を始めました。もともと腰が弱いと調教師から言われており、腰を強化するために障害練習を始めたようなのですが、どうやら意外に飛越が上手くて、これなら障害でも使えるとなったようなのです。できれば平地で活躍してほしいと思っていたので、障害転向は少し複雑なのですが、障害で大成してくれるなら、それもそれでいいのかもしれない、という気持ちもなくはないです。平地で未勝利というわけではないので、使おうと思えば平地でも使えるわけだし、障害レースに出ることで体が強化されれば、平地の走りも変わるだろうし、とにかくマイナスにはならないと考えるべきだとは思います。次は障害レースになるのか、平地のレースになるのか分かりませんが、たぶん年明けくらいにはレースを使えると思うので、いずれのレースに出走するにしてもバッカスの場合はきっちりと結果を出してほしいものです。
シルクサラマンダー
報告が遅くなってしまいましたが、中2週で挑んだオープン初戦の結果は7着でした。この7着をどう評価するかは微妙ですが、惨敗ではなかったので私としてはそれなりに高く評価しています。とりあえずレースを紹介します。ゲートはふつうに出たのですが、二の脚がつかないのか後方に下がりそうな感じに。そこを押して押して差をつめて、なんとか先行といえるポジションを確保するという感じでした。あとでも触れますが、「平地力がないのかなあ」と感じてしまいました。でも、4・5番手の位置は確保でき、先頭との差もほとんどないというところでしたから、「もしかしたら」という色気をもって見ることはできました。飛越はやっぱり巧いので安心して見ていられました。ただ、正直なところ余裕があるようには見えず、ついていくだけで精一杯なのかなという感じはしました。なんとか直線の入り口まではポジションをキープできましたが、最後の直線に入るとさすがに前の馬との差を徐々に広げられ、後方にいた馬にも交わされるという感じになりました。ただ、極端に失速するという感じではなく、サラマンダーもかなり粘ってはいました。なので、後方からの馬に交わされたといっても、大きな差をつけられたわけではなく、僅差のままゴールになだれ込んだという感じでした。タイムも前走よりは大幅に詰めていますし、勝馬からのタイム差も1秒4であれば悪くはないと思います。オープン初戦にしては上々の結果だったと思います。具体的な感想としては、直線で遅れをとったということは、やはり平地力がないんだな、と素直に思いました。やはりオープンクラスになると、それなりのスピードがないと勝ち負けはできないということだと思います。でも、サラマンダーはまだ4歳だし、晩成タイプだと思うので、まだまだ成長の余地を残していると思うのです。なので、今回だめだったからといって悲観する必要はないと思うのですよ。あと1年くらい鍛えれば、オープンでも通用するだけのスピードを身につけると私は思っています。それまでの辛抱であり、本格化するのを気長に待ちたいと思います
次のレースですが、中1週で今週のイルミネーションJSに向かうようです。現時点では重賞は難しいだろうし、オープン特別となるとこのレースしかないんですよね。中1週というのは気になりますが、この選択は仕方ないところだとは思います。前走で馬体重を落としていたので、少し疲れてきているようにも感じましたが、このあとは一息入れる予定のようなので、最後の一戦だと思ってがんばってほしいです。なんとか掲示板に載ってもらうというのが嬉しいのですが、そこまで求めるのはまだ酷ですかね。でも、前走と同じようなレースを期待したいです。
シルクプライズ
とりあえずゲート試験も受かって、今週レース復帰する予定となっています。今のところ日曜の中京ダート1000mに出走予定のようです。2年ぶりのレースなので、今回は勝負は気にしないことにしています。無事に回ってきてくれればそれでいいと思います。そういう意味ではダート1000mのレース選択は悪くないと個人的には思います。プライズの適性を考えれば、距離は短いしダートもどうかと思うのですが、足馴らしという意味で考えればこれでいいと思います。なので、今回は結果を気にしないで応援したいと思っています。もちろん、こういう状況でそこそこの結果を出せれば、次に期待が膨らむのですが、まあ今回はそこまでは求めないで、無事に回ってきてくれば良しとします。
シルクバッカス
放牧先で調子が上がってきたという情報があったものの河野厩舎だから帰厩は長引くだろうと前回報告したところですが、なんと今月はじめに帰厩することができました。実績の低い厩舎であれば当然のことといえるのですが、河野厩舎だとライバルも素質の高い馬が揃っていますからね。2歳戦も本格化していることも考えれば、2歳馬を優先するということもありますし、そんな中で帰厩できたというのは、考えようによってはそれだけバッカスの期待度も高いということではないでしょうか。今回の帰厩はそういう意味でも嬉しかったですね。7月までふつうに走っていた馬なので仕上げにもそれほど時間はかからないと思います。放牧先で太ってしまったらしく、もっと絞る必要があるということなので、すぐにというわけにはいかないでしょうが、それでもそんなには時間はかからないのではないでしょうか。早いレース復帰を期待したいです。
シルクサラマンダー
こちらは私の予想どおり東京3週目のオープン戦に向かうようです。同じ東京コースですし、調子が良いことも考えれば中2週のローテーションも問題はないはずです。オープンでどこまでやれるか期待が膨らみます。しかし、前回のレースを冷静に振り返ったのですが、タイムがかなり遅いんですよね。道悪だったからタイムが遅いのは当たり前ですが、推定タイムよりも7秒遅かったし、レコードタイムとは10秒以上遅いんですよ。いくらタイムが遅いといっても、これは遅すぎかもしれないと思っているところです。となると、前回勝てたのは相手に恵まれたことと道悪に助けられたことと言えるかもしれません。そういう意味では、来週のレースでは苦戦を強いられる可能性も否定はできないこととなります。なので、来週はあまり舞い上がらずに慎重にレースに臨みたいと思っています。いきなり勝つことは考えない方が良いと思うし、目標はとりあえず掲示板にしておきます。ここでそこそこのレースができれば、まだまだ成長の余地を残していると思うので、来年になればかなりの活躍を期待していいと思うのです。ただ、惨敗に終わるようだと雲行きがあやしくなります。得意のコースで調子が良い状態で惨敗となると言い訳が厳しくなります。まだ成長の余地を残しているので、惨敗したからといっても極端に悲観することはないかもしれませんが、厳しい状況に追い込まれることにはなると思うのです。ですから、来週のレースでは、良馬場でも走れることを、標準的なタイムでも走れることを証明してほしいという気持ちが強いです。勝つことまでは求めないので、なんとか来年に繋がる競馬をしてもらいたいと思います。
シルクプライズ
そろそろレースかなと思っているところなのですが、休みが長かったせいか問題も多いようで、まだまだレースを使えそうな雰囲気になってこないのですよ。特にゲートがいまいちのようで、今はゲート練習が中心になっているくらいです。この感じだと11月中のレース復帰は難しそうです。良くて12月ですかね。ただ寒くなると芝のレースが少なくなるので、そこが心配ですね。バッカスと違ってダートでも走れそうなので、ダート1200mを使っていくというのも手だとは思いますが、できれば芝1200m中心に使ってほしいという気持ちもあります。本質的にはマイラーだとは思っているのですが、気性的に不安があるので、しばらくは1200m中心が良いとは思っています。まあ、いずれにしてもレース復帰することが第一です。早くレース復帰してもらって、能力が高いことを証明してほしいと思っています。
前回の日記が6月ということは、なんと4ヶ月以上もさぼっていた計算なんですね。日記が滞っていたことは当然に認識はしていましたが、予想ページすらままならない状況に、どうしても後回しになってしまい、いったん書かなくなると、今度は書くきっかけがないとなかなか書けないという感じで、今日になってしまいました。ふつうに考えて、ここまで日記を滞らせると、今まで楽しみに日記を読んでくれた方々もあきれてアクセスしなくなるものだろうし、もう一度心を入れ替えてこの日記を充実させないといけないなと、深く反省しているところです。これまでは長い文章というか、思っていることを全部書こうとするから時間がないと自分で判断してしまい、こういう状況に陥るのだと思うので、今後は思っていることのすべてをなんでかんで伝えようとするのではなく、短くてもいいから頻繁に更新するようにしたいと思っています。いろいろと忙しいこともあり、また滞ることもあるかもしれませんが、次もまたそうなるようであれば、この日記の存続について考えるべきなのかもしれないと、今は思っています。
で、今回久々に日記を書いたのは、サラマンダーが勝ってくれたからです。11人気という低評価で勝ってしまったので正直かなり驚いており、私自身もかなり不意をつかれた心境です。愛馬が勝ったのに日記を更新しないなんてあり得ません。それこそ、何のためにこの日記をアップしているのか分からなくなります。そういうことで今回はサラマンダーの勝利を報告させていただきます。さらに、いちおうプライズとバッカスの近況も報告させていただきます。
シルクサラマンダー
昨年8月に放牧に出され、平地の未勝利戦を勝ち上がることが不可能となり、その後は障害馬として再起を図っていました。4月に1戦するもすぐに放牧に出され、6月に帰厩し、7月下旬に2戦目を走りましたが、勝馬とは大きく離されての9着に敗れました。休み明け初戦だから仕方ないと気を取り直して3戦目を迎えましたが、前を走っていた馬が落馬したあおりをくってサラマンダーも落馬という運のない結果に。そして9月半ばに4戦目を走りましたが、良いところなく10着に終わりました。この状況において、正直なところ障害戦でも勝ち上がるのは難しいかもしれないな、と率直に思っていました。佐藤調教師は「飛越は上手いから東京コースが合っている」というコメントも出しましたが、私は勝てるだけの力があれば苦手なコースでも掲示板には入れるものだと思っていたので、東京コースに替わってもたぶん難しいだろうなと思っていました。でも、週1回の情報では「体調はすこぶる良い」というコメントが続いて、調子自体はかなり上がってきていることは伝わってきたので、今度は掲示板くらいは期待できるかもしれないとは思っていました。そうして昨日の東京4Rを迎えたのです。
その当日なんですが、私は大失態をおかしてしまったのです。それは、2時間前にはレース時間を確認していたのに、次に気づいた時にはレースが終わったあとだったのです。時計を見て「えっ、もうこんな時間なの」という感じでした。「まあ、勝ったということはないだろうから、まあいいか」という気持ちでJRAのホームページで結果を確認したら、なんとシルクサラマンダーの名前が一番上にあるじゃないですか、このときの衝撃はかなりすごかったです。「やったあ!」という気持ちももちろん強かったのですが、「なんでこんな大事なレースを見損ねたのだろう」と悔しくて悔しくて。でも私が見なかったから勝てたのかもしれないし、そう考えることにしました。あとでVTRを見たのですが、これまでは中団よりやや後ろという位置取りだったのに、今回はスタート直後はハナを奪うのではないかという勢いで好位をキープして、ずっと2・3番手という位置で競馬を進めていました。サラマンダーの走りを見て思ったのは、「本当に飛越が上手いなあ」ということでした。隣を走っていた馬は障害のたびに遅れて次の障害までにサラマンダーに追いついて、また障害で離されてという感じでした。そして評価したいのが直線の走りです。直線に入ったところでは後ろにいた馬がサラマンダーを交わそうとしていたし、前の馬との差も意外に縮まらないという感じでした。結果を知って見ていたので冷静に見られましたが、リアルタイムで見ていたらかなり熱くなったでしょうね。壮絶な叩き合いになり、直線半ばではサラマンダーが最も不利に見えました。でもそこから巻き返してゴール直前では2着に1馬身差をつけたというのはかなりすごかったです。あの叩き合いで競り勝ったのだから今回は実力の勝利だったと言っていいと思います。本当によく頑張ったと思います。今回の勝因ですが、やはり体調が良かったことだと思います。これまで馬体重は440kg台で、かなり細いとは思っていたのですが、今回は470kgと大きく増やしていましたからね。今回の走りを見る限りでは今までの馬体重は減りすぎだったと考えるべきだと思います。馬体が回復したことでようやく力を出し切れる状態になったということだと思います。であれば、調子が良い時に一気にオープンでも勝負をかけたいものです。さすがに関西遠征はないと考えれば、やっぱり中2週でのオープン一般戦ですかね。いきなり重賞だと厳しいだろうし、いいところだと思います。ここでもそこそこの結果を出せるようであれば、今後も期待していいと思います。もし惨敗に終わるようなことがあっても、血統的には晩成タイプなので、まだまだ成長を期待してもいいと思うのですよね。そういうことで今後のサラマンダーの活躍を期待せずにはいられません。平地でも勝負してほしい気持ちもあるのですが、これだけ飛越が上手いのであれば、障害に集中した方がたぶんいいのだろうなとは思っています。今年はさすがに難しいと思うので、来年の中山大障害を目指してほしいと思ってしまいます。
シルクプライズ
今月になって帰厩を果たし、復帰戦に向けて調整しているところです。この馬がレースを走ったのは約2年前ですから、やっとここまできたという感じです。でも、体質が弱いところがあって強めの調教をするとまた痛がりそうでレースまでこぎつけるかどうかという不安はけっこうあります。それにレースを使ったあとにダウンするということもありそうでけっこう怖いです。とにかく今は無事にレース復帰をできることを祈るばかりです。能力は高いと思っているので、順調にレースを使えるのであれば、けっこう良いところまで行くと思うんですよね。順調なら11月中にはレース復帰できると思うので、それまではとにかく無事であることを祈っています。
シルクバッカス
この馬は今は天栄ホースパークに放牧に出されています。実は7月にレースを走ったのですが、それについては何の報告もせずに今日になってしまいました。その7月のレースでは久々に2000mを走りました。そして結果は5着でしたが、小回りの福島コースで大外を回りながら上位にかなり迫っていました。なので内容としてはかなり良かったと思います。私はそれまで2400mは長すぎると主張してきましたが、この2000mの走りを見て「やっぱり1800〜2000mが合っている馬なんだ」と確信を持ちました。ただ、以前から疲れが溜まっているという情報もあったので、そのまま放牧となってしまいました。それから3ヶ月以上が過ぎましたが、ようやく調子が上がってきたようです。私としてはそろそろ帰厩してもいい頃かなとは思っているのですが、河野厩舎は他にも多くの馬を抱えているので、順番待ちという状況なんだと思います。プライズが入厩していることも考えると、バッカスの順番はまだまだあとかもしれません。でもまあ、こういうことも覚悟のうえで河野厩舎の馬に出資したのだから、順番を待つしかありません。2000mが合っていることがはっきりしたのだから、次に帰厩した時は2000mか1800mを走らせれば強い競馬をするはずです。それを考えると、レース復帰が待ちきれないという感じなんですけどね。
中1週で日曜東京7R芝2400mに出走したバッカスですが、残念ながら6着に負けました。負けてしまったことに残念というか悔しいという気持ちはもちろんあるのですが、2400mでは苦しいとは思っていたので、それほどショックを受けなかったというか、「やっぱり、こんなもんだろうな」という気持ちが強かったです。もしかしたら負けることに慣れ始めているということもあるかもしれません。私の心理としてもかなり弱気になってきたということでしょうかね。とりあえずレースを紹介します。スタートはいつものように良くはありませんでした。今回はもちろんそのまま後方待機です。田中勝騎手は前々走で前半無理したのが直線伸びなかった原因だとコメントしていたので、この位置取りは私としても予想どおりです。あとはそのまま脚を貯めて直線でどこまで伸びるかということだけでした。何せ田中勝騎手のコメントからすれば、2400mでも脚を貯めれば伸びるはずなんですからね。私は、どれだけ伸びるのか見せてもらいましょう!という気持ちでした。そういうことで直線までは位置取りは気にしていませんでした。でも、3コーナーから4コーナーにかけて一気に馬群がつまって、バッカスも十分に射程圏というところにいました。なので、流れとしてはかなり良い感じだと思って見てました。これで本当に直線で伸びるのであれば「勝てる!」と思いました。そして問題の直線に入りました。ここからどれだけ伸びるかと思ったら、内枠発走でずっとインコースを走っていたこともあって抜け出すにはちょっとせまいところにいるではないですか。スッとは反応できなかったもののなんとか狭いところを抜けてこれそうな雰囲気だったので「ここから!」と思ったら、この直後に信じられないことが起きました。隣にいた馬が急に斜行してきたのです。バッカスとしては勢いをつけようとしていたところだっただけに、かなり痛かったです。けっこうブレーキもかかったようにも見えましたし、かなりの不利だったことは間違いないです。もう1度なんとか立て直して前を追いかけようとしましたが、当然ながら時すでに遅しという感じで6着に終わりました。ただ、不利を受けたのは事実ですが、あの不利がなけれ勝っていたのか?と聞かれれば、たぶん勝っていなかったと思います。もっと上の着順の可能性もあったとは思いますが、それでも立て直したあとの伸び方からすれば、もし不利がなかったにしても勝ち負けまでは厳しかったと思います。よくて3着、まあ4着か5着がいいところという感じだったと思います。つまり、不利を受けた後の直線の伸びも私が期待したほどではなかったということです。つまり、田中勝騎手は「貯めれば弾ける」と言ってましたが、実際には思ったほど伸びなかったということになります。となれば、やはり距離が合わないという結論が最も妥当なのではないかとどうしても思ってしまいます。2000m前後ではかなり良い脚を使っていたのですから、1800〜2000mであればもっと良い競馬をすると私は思うのですよね。なので、次はできれば1800mか2000mのレースを選択してほしいとどうしても思います。脚質的にたぶん福島は使わないと思うので、新潟開催まで待つことになると思いますが、まあ、ローテーションはどうでもいいというか、こだわりはないので、とにかくもう少し短い距離を試してほしいという気持ちが今はあるだけです。試しでも何でもいいので1800mか2000mを1度走らせてみてほしいというのが私の現時点での希望です。けっこうレースを使っているので、そろそろ疲れが出てくるということも考えられますし、なんとか次あたりで目処を立ててほしいものです。このまま終わってもらっては困る馬なので、1800mか2000mで復活の走りを期待したいです。
今週、急遽バッカスが出走することになったので日記を書こうとしたら、なんと前走の結果報告をしていなかったのですね。いろいろと多忙だとはいえ、まさかレース報告を忘れるなんて、ちょっとショックでした。本当にすみませんでした。なので、まずは前走の報告から書かせていただきます。
結論から言えば5着に敗れました。2400mは距離が長いと思っていましたので、それほど驚かなかったというか、こういう結果に慣れてきたという感じが近いかもしれません。レースの詳細ですが、スタートでいつものように出負けして後方からの競馬になり、直線勝負だけの競馬では差し切るのは難しいだろうなあと思っていたら、3コーナーあたりから北村騎手が仕掛けていきました。いくら何でも仕掛けが早すぎだろうと思いましたが、もしかしたら押し切れるのか?とも思ったので、ちょっとだけ期待してみていました。4コーナーでは先行馬を射程圏に入れていたので、「頼むから伸びてくれ!」と思いましたが、やっぱり仕掛けが早すぎたのでしょう。直線ではさっぱり伸びずに最後は離され気味になったくらいです。でも失速したわけではなかったので、なんとか5着は確保したという感じでした。レース後の感想としては、直線まで脚を貯めていればもっと上の着順はあったんでしょうが、たぶんそれでも勝ちきることはできなかったとは思います。なので、良い騎乗だったとは思っていませんが、勝つために早めに仕掛けたという判断は仕方ないとは思いました。それよりも、根本的になんで2400mにこだわるのかが理解できません。1800〜2000mであればもっと良い競馬をしていのだから、もっと短い距離で走らせるべきだと強く感じました。
でも、残念ながら今回も2400mに出走することとなりました。正直なところこのレース選択にはがっかりしました。なんで2400mにこだわるのか、まだ理解できません。でも決まったものは仕方ないです。鞍上が田中勝騎手に戻るわけですし「前回失敗した」と言ったくらいだから、今回は巧く乗ってくれるのだろうな、と思わずにはいられません。「距離ではないよ」とも言ったのであれば、今回は結果を出してほしいと強く思います。なので、そういう意味での期待をしたいと思います。でも、後方で脚を貯めて直線だけの競馬をするというのは目に見えています。田中勝騎手は、それなら伸びると思っているのでしょうが、私は後方で脚を貯めていても2400mでは意外に伸びないのではないか、という気がしています。いつもよりは伸びるかもしれませんが、先行馬をすべて捕まえることができるかどうかは疑問です。良くて2着という感じではないでしょうか。2400mを走ることに疑問があるので、どうしても懐疑的なことばかり書いてしまいますが、勝ってほしくないという意味ではありません。あくまでも私の客観的判断としては2400mでは厳しいのではないかということです。でも、実際のレースになれば話は別です。田中勝騎手には前回のコメントを裏付けるだけの結果を出してほしいという気持ちが強いです。不安の方が大きいのは確かですが、こうなれば信じるしかありません。後方で脚を貯めて直線で弾けることを期待したいです。もし、本当に2400mでも問題がないということが分かれば、今後の選択肢がさらに広がるわけですし、その方が良いに決まっています。田中勝騎手の判断が正しく、私の判断が間違っていることを期待して今日は応援したいと思っています。
今週バッカスが出走することになったのでこの日記を書いているところなんですが、その前に謝らなければならないことがあります。実はサラマンダーが5月5日に障害戦で復帰を果たしていたのです。4月下旬に入厩を果たしたので報告しないといけないと思っていたら、いきなりレース出走が決まってしまい、あまりに唐突だったので日記を書く時間がなかったくらいです。今回はレース後に書くしかないかなと思って、レースを見守ったのですが、前半は中団にいたものの、スタミナが切れたのか最後は大きく離されてのブービーという結果に、私も日記を書く気にいまいちなれず、そうしていたら今度は「馬体が減りすぎたから放牧」というではないですか。あまりのことに日記を書くきっかけを完全に失ってしまいました。未勝利で障害入りして成功した例というのもあまり記憶にないので、障害転向後も不安の方が大きかったのは確かですが、今回の陣営の対応にはかなり疑問を持っています。入厩したばかりだったことを考えれば長距離を走れるだけの息はできてなかったはずで、いきなりレースを使ったら途中でスタミナ切れをおこすのはあたりまえのことです。しかも、そんな状態で障害物があって長い距離を走ったら馬体に大きな影響が出るというのもあたりまえのことです。そして、そのとおりのことが起こって「放牧」では、出資者としては疑問を感じずにはいられません。詳しいことは分かりませんが、除外狙いで出馬投票したらたまたま当たってしまったということかもしれないので、そうであれば運がなかったということかもしれませんが、それにしても軽率すぎたような気がします。いちおう立て直してまた挑戦するようなので、次は今回のようなことの内容に慎重に調整してもらいたいと思います。それでダメならさすがにアウトでしょうから、次が本当の勝負になるでしょう。
では改めて、バッカスの出走についてですが、今週の日曜の新潟10R荒川峡特別に出走することとなりました。前走の内容から私は「距離が長い」と判断しましたが、なんと今回も2400mのレースが選択されました。前走後に田中勝騎手は「距離ではない」とコメントしていたので、陣営も同じ判断をしたということなのでしょう。私としてはちょっと納得できないレース選択なのですが、河野調教師がそういう判断をしたのであれば、とりあえずは信じるしかありません。それに、東京2400mと新潟2400mでは要求されるスタミナがまったく違うと私は考えています。もちろん東京2400mの方がスタミナを要するコースであり、新潟は平坦コースということもあり、2400mでも比較的スタミナが要求されないコースといえます。なので中山2200mで2着したことがあるバッカスにとってはなんとか守備範囲なのかなあとは思っています。そういう意味では今回はあまり距離は考えなくてもいいかもしれません。あと気になるのは騎手の乗替ですね。田中勝騎手がわざわざ新潟まで来てくれるわけがないから、乗替は仕方ないこととはいえ、バッカスはけっこう難しい馬ですからね。テン乗りでうまく良さを引き出してくれるかどうかという不安は否めないです。で、その乗替となるのは北村友騎手です。私にはなじみのない名前だったので「誰だっけ?」と率直に思ってしまいました。私が聞いたことがないということは、ここ数年の新人騎手かなと思って調べてみたら、案の定、昨年デビューの騎手でした。ただ驚いたのはデビュー2年目の騎手なのにすでに今年23勝もしているのです。ほとんどがローカル競馬なのでまだまだ修行中の域は出ないのでしょうが、それでも23勝というのは凄いことです。ただ、今回は特別戦なので減量のアドバンテージがないというのが厳しいところではあるんですけどね。でもまあ、23勝もできるというのは、減量に恵まれただけということではないはずですから、騎手の腕としては悪くはないのではないかと思いました。とりあえず乗替になることが避けられない状況を考えれば、まあまあ良い騎手に依頼できたと言っていいと思います。でも、田中勝騎手に比べれば信用度は落ちるというのは否めない事実ではあります。レース展望ですが、特別戦ということもあって、やっぱりそこそこのメンバーが揃っているなとは感じます。前走2着3着4着の馬がバッカスを入れて6頭もいますからね。ある意味では前走以上に厳しい競馬になるかもしれません。でも、バッカスだって前走1人気に推されたほどの馬ですからね。勝つチャンスは十分にあるとは思っています。直線が長いコースも合っているし、未勝利勝ちも新潟コースでした。うまく脚を貯めることができれば、新潟コースなら直線だけで差し切ることも可能だと思うのですよ。前走の負け方があまり良くなかっただけに、不安も小さくはないのですが、なんとか格好はつけてほしいと思っています。前走のような「勝たなければいけない」というほどのイレ込みはないのですが、それでも「勝ってくれる」と信じて応援したいと思っています。
今回はメンバー的にみて勝たなければいけない一戦だったはずなのですが、まさかまさかの4着に終わり、かなりショックを受けています。レース後はしばらく呆然としていて、やっと立ち直ってこの文章を書いているという感じです。まずはレースを紹介します。パドックですが、馬体重は−8kgとけっこう減っていました。解説者も「絞れた」と言っていたので、そうなのだろうと深くは考えなかったのですが、今思えば、中間に熱発があったことで調教はセーブ気味だったのだから、それで−8kgというのは減りすぎだったかもしれません。ということは、実はまだ体調が戻っていなかったということだったのかもしれません。歩いている雰囲気もレース前はあまり深く考えず、今までと大差ないと思っていましたが、いつもより落ち着いているというようには感じていて、それも元気がないということだったのかもしれません。でも、結果が悪かったからそう思うだけで、パドックでは今までとの違いはあまり分かりませんでした。次にレースですが、できれば無難に先行してほしいと思っていたので、スタートを失敗するというのだけは勘弁してほしいと思ってました。ここ2戦は失敗していたので、失敗する可能性も高いとは思っていましたが、今回は比較的うまく出たと思います。ただ、両隣に挟まれるような感じとなり、ちょっとイヤな感じではありました。そのまま下げざる得ないかなあ、と見てましたが、田中勝騎手もめずらしく手綱をしごいていて、先行するそぶりを見せました。これなら2・3番手につけられるかなあという感じでしたが、1コーナー手前で少し掛かったのか、今度は逆に抑え込むような感じになり、1コーナーを回るところでは、だいたい6・7番手くらいで集団の後方というところで落ち着きました。できれば、もう少し前の方が良いとは思いましたが、このメンバーであればそれほど悪くはないところだったとは思います。それに、逃げた馬はけっこう飛ばしていて、流れは意外に速い印象を受けました。これなら後方からでも十分に差し切れるだろうと思っていました。そのまま淡々とレースは流れていき、4コーナー手前から逃げ馬が大きく失速してきて、これなら先行馬もそうは切れる脚は使えないだろうから、バッカスが突き抜ける可能性が高いだろうと、期待は高まるばかりでした。4コーナーを回るところでは、いい感じで前との差を詰めていたし、いつものバッカスの末脚を見せてくれれば楽勝かな、とまで思っていました。そして直線に入りました。徐々に前との差を詰めている感じはありましたが、思うようには差が詰まっていきません。「まあ、エンジンのかかりの遅い馬だから、伸びてくるのはもう少しあとなのだろう」と直線半ばまでは気楽に見てました。「伸びてくるのはそろそろかな」と思っていたら、いつまでたっても伸びてくる気配がありません。「あれっ」と私が思った時には、外からきた馬に交わされるし、前との差もかえって広げられている感じではありませんか。予想をしていなかった状況に、私は呆然とするだけでした。このまま4着かあ、と思っていたら、さらに後ろから差されそうになる始末ですから、私としてはあきれて何も言えないという感じになってしまいました。
この結果からまず思ったことは、「敗因は距離だな」ということです。以前、東京2400mを走った時も期待されていたにもかかわらず、まさかの5着に負けたことがありましたが、今回もその時と同じような負け方でした。そこそこの位置取りだったのに、直線でまったく伸びないのだから、エンジンがかかる前にスタミナが切れてしまったということしか考えられません。河野調教師は「長ければ長いほど良い」みたいなことを言ってましたが、今回のレースを見る限りでは私にはそうは思えません。意外に1800m戦で好走していることからも、バッカスのベストは1800mではないか、と思えてきます。なので、私は今後は1800m前後の距離を使っていくのが良いような気がします。ただ、距離だけが敗因でもないかもしれません。距離以外で考えたのは、やはり体調です。中間で熱発があったこともあり、体調が戻りきってなかったのかもしれません。体調がいまいちだったからスタミナが切れてしまったということであれば、体調さえ戻ってくれば2400mでももっと良い結果を出せるかもしれません。その他では、乗り方でしょう。田中勝騎手は「もっと脚を貯めれば良かった」とレース後にコメントしましたが、ここ2戦のように、もっと後ろから競馬をしていれば、いつものように鋭い脚を使えていたはずということなのでしょう。本当にそうであれば、田中勝騎手の騎乗ミスであり、勝てるレースを落としたということになります。このように考えられる敗因はこの3つだと思います。この中で最も可能性が高いのは、やはり距離だと私は思っています。体調の問題もあったかもしれないし、作戦ミスもあったかもしれませんが、河野調教師がゴーサインを出すくらいだから悪いというほどではなかったはずです。普通くらいの体調であれば、この程度のメンバーであればもっと差が詰まっていて良いと私は思います。作戦ミスについても、位置取りとしては十分に後ろだったと私には見えました。あの位置で前に行きすぎたということは言えないと思うのです。確かにベストポジションからすれば、ちょっと前だったかもしれませんが、勝つはずの馬が4着に負けるほどのひどい作戦だったとは思えません。というより、もっともオーソドックスな競馬をしたのだから、本当に力のある馬であれば、きっちりと勝ち負けできたはずです。それができなかったということは、やはり敗因は他の要因と考えるのが自然だと思います。ということで、私は今回の敗因は距離だと思っています。もう少し力をつけてくれば、2400mでも対応できるような気はしますが、現時点ではそこまでの力はないと考えていいと思います。だから今後は1800m前後の距離を走るのが得策だと思っています。ですから次走は中2週で2000mを走るのが無難な選択ではないかなと思っています。2000mとなると相手もそこそこ強くなるので、メンバー的には厳しくなるのは確かです。でも、2000mであればバッカスの持ち味がフルに生きるはずです。今までの結果からも十分に勝ち負けのチャンスはあるはずです。相手うんぬんよりも、まずは自分の競馬をすることは大事です。相手が少し強くても、自分の競馬ができれば活路は見いだせるはずです。私はそれを信じたいです。ちょっと体調が落ちてきているような感じがあるのは気になるところではありますが、次こそは巻き返してくれるはずだと私は信じたいです。
復帰後レースを2度使われ、3着5着とまあまあの走りを見せていたバッカスが、満を持して今週出走することになりました。私は先々週くらいの中山を使うとばかり思っていたのですが、中間に熱発があったことと、エンジンのかかりの遅いバッカスの脚質を考えて、東京開催まで待ったということなのでしょう。前走は直線では鋭く伸びてきたものの、すでに態勢が決したあとだっただけに、直線が長い東京コースの方がバッカスには合っているのは間違いないとは思います。ただ、開幕週ですし、2400mという距離を考えれば、圧倒的に先行馬が有利になるはずです。いくらバッカスの末脚が鋭いといっても、2400mで上がり34秒前半を期待するのは厳しいでしょうし、開幕週だからインコースも馬場は絶好であり、ロスのないコース取りができる先行馬がばてることも期待できません。わざわざ2400mを選択するような馬ばかりだから、折り合いのつきやすい馬ばかりだと思われますし、ハイペースで飛ばすような馬もいないと思います。となれば、展開も当然にスローの可能性が高いです。このように考えていくと、バッカスが今までのような後方からの競馬をするのであれば、勝ちきるまでは難しいと考えないといけないかもしれません。後方からの競馬でも力の違いで勝ちきれるという考え方もできなくはないのですが、そんな走りができるのであれば、前走でも勝ち負けできていたはずです。前走の感じであれば、まだ500万クラスで抜けた存在とは言えないと思うので、そうであれば後方からの競馬で差し切るというシーンはあまり期待しない方が良いというのが常識的な見通しといえます。となれば、今回きっちりと無難に勝ちにいくのであれば、未勝利戦を勝ち上がった時のように先行策をとるのが最良の策ということになります。最近はゲートの出がいまいちなので、スタートをうまく切れるかどうかが今回の大きなポイントになるだろうと私は思っていました。ところが、出走馬が発表されてみたら、なんと出走頭数はたったの10頭だけではないですか。しかも、出走馬の最近の戦績をみると、なんともお粗末なものばかりです。このメンバー構成であれば、もしかしたら最後方からの競馬でも十分に差し切れるのではないか、と思ってしまいます。なにせ10頭しか走らないのだから、最後方といってもそれほど後ろにもならないでしょうし、それほど外を回らなくても楽に好位集団を射程圏に入れられるはずです。ただ、やはり無難にいくのであれば、やはり先行策だとは思います。瞬発力のありそうな馬も見あたりませんし、直線まで好位で脚を貯めていればバッカスの末脚に勝る馬はいないと思います。最後方からの競馬だと、いくら10頭立てでも展開に左右されやすくなりますし、やっぱり絶対的な安心はできません。このメンバーであれば、最後方からでも差し切ってもらわないと困ると言う気持ちもあるのですが、1頭に大逃げされてそのまま残ってしまうとか、どうしてもそういう隙を与えてしまうことになると思うのですよね。ここまでメンバーが弱いというのも、なかなかないことだと思いますし、このチャンスを逃しているようでは、この先思いやられます。この弱いメンバーで勝ち上がってしまうと、昇級して通用するかどうかの不安もよぎりますが、500万クラスは早く卒業してもらわないといけないとは思っているので、このチャンスはきっちりとものにしてほしいです。なので、できれば先行策をとってほしいというのが私の希望です。まあ、結果として勝ってくれれば何でもいいし、最後方からの差し切り勝ちを見ることができれば一番いい形とは言えますけどね。でも、最後方からの競馬で2着になるのであれば、逃げて勝つ方が良いです。そのくらい今回ばかりは勝ちにこだわりたいです。ただ、いくら相手が弱いといっても未勝利は勝ち上がっている馬ですからね。強いて相手になるのであれば、リワードブレインとシャラポワだと思いますが、リワードブレインは500万クラスの東京2400mで2着という実績を持っていますし、シャラポワはこんな名前をつけるくらいだから厩舎の期待も大きいはずで、牝馬クラシック戦線に挑戦しようかという経過もありますからね。この2頭に脚をすくわれるということはあるかもしれません。でもまあ、リワードブレインは前走6着に負けているわけだし、シャラポワは休み明けですから、バッカスがふつうに走ることができれば大丈夫だとは思っています。未勝利戦ではないので、なんでかんで勝たなければいけないというほどのプレッシャーはないのですが、これだけのチャンスもめったにないのでけっこう緊張は感じています。今回ばかりは内容はともかくとにかく勝ってほしい!それに尽きます。
先週土曜日の中山7Rに出走したバッカスですが、残念ながら5着に終わりました。かなり勝ちを意識していただけに、この結果にはけっこうショックを受けています。でも内容としては悪くはなかったので、前向きに考えたいとは思っています。それではレースの詳細を報告します。(GC観戦です。)
パドックは、馬体重は増減なしでしたし、いつものように良く見せていたと私は思います。気合いが入っているというよりは、落ち着いているという感じでしたが、体調的に問題があるようには見えませんでした。そしてレースです。前走で出遅れていたので「今回はうまく出てくれ!」と思っていましたが、今回もやってしまいました。それほど大きなものではなく、ちょっと出負けしたくらいだったので、最初の直線では中団くらいにつけようかというくらいだったのですが、外枠だったこともあり、1コーナーを回るところでは、コーナーのロスが大きかったようで、やむ得ず後ろから3番手くらいの位置取りになってしまいました。しかも、このときけっこう外を回されていたのでコースロスもかなりあったと思います。とりあえず前走も出遅れての3着だから、まあ何とかなるだろうと思って、まだ余裕を持って見ていたのですが、先頭の1000mの通過が62秒台だったのを見て「やばい」と思いました。いくらなんでもこんなスローの流れで最後方から追い込むなんて至難の業です。バッカスなら大丈夫!という思いもありましたが、「やばい」という気持ちの方が強かったです。1000mの通過が62秒ですから、3コーナーあたりからペースが上がるのは当然のことです。前との差を詰めようと思っても詰められるものでもありません。けっきょく4コーナーまで後方から3番手の位置のままで、直線に入ったところでは先頭までかなりの差があるような状況でした。ここからバッカスの豪脚が炸裂することを期待しましたが、直線入り口でもスムーズに進路を取れず、もたもたしている感じでした。徐々に差は詰めているものの、じわりじわりという感じでなかなか弾けません。やっとエンジンがかかったのか、直線半ばくらいから弾けて、外の馬と一緒に一気に伸びてきたのですが、さすがに遅すぎました。集団となっていた2〜4着馬にはかなりのところまで詰め寄りましたが、4着馬とハナ差という僅差で5着に終わりました。
今回のレースの感想ですが、正直なところは「がっかり」という気持ちが大きいです。出遅れたうえにスローになってしまったことを考えれば、確かに内容は悪くはなかったと思います。でも、私としてはゆくゆくはオープンまで行ってほしいという気持ちがあっただけに、そうであれば500万クラスならどんな展開になろうとも勝ちきってほしかった、つまり力の違いを見せつけてほしかったです。結果的にはそれができなかったということは、現時点では500万レベルの実力しかないことを認めるしかないのかもしれません。でもまあ、オープン級の実力を持っている馬にそう簡単に巡り会えるわけではないのだから、オープン級を期待する私の方が問題なのだとは思います。現時点ではあまり先のことは考えずに、とりあえずは500万を勝ち上がることだけを考えた方がいいのかもしれません。そうであれば、スローの展開で5着まで追い込んできたというのは500万ならいつ勝っても不思議はないことを証明したといるので、悲観する内容ではないということになります。それに、田中勝騎手がコメントしているように、バッカスは不器用なところがあるので、中山の2000mというか、小回りで直線が短いコースは合わなかったということもあったと思うのです。そういうことを踏まえて次のレースを考えますと、直線の長い東京か新潟の方が良いということになるのでしょうが、そこまで待つとなると、さすがに間隔が開きすぎます。であれば、やはり中2週で中山2200mに出走するのが無難な選択だと思います。同じ中山コースですが、2200mだと外回りコースになるというのが大きいです。3コーナーから4コーナーにかけてゆったりできる分、バッカスには合うはずです。実際に中山2200mで2着した実績もありますし、2000mよりは適性が高いはずです。となれば、次こそはきっちりと勝ってもらいたいものです。3着に入れなかったことで優先出走権がないというのが気になるところではありますが、ローカル開催もあることだし、なんとか出走はできると思います。1000万で戦うことを考えれば、強い勝ち方で勝ってほしいという気持ちもありますが、それよりも500万で足踏みする方がもどかしいです。勝ち方はなんでもないいです。とにかく勝ってほしいそれだけです。今度こそやってくれると信じたいです。
先月レース復帰を果たし、その復帰レースで3着に好走したバッカスが、中3週で今週中山で出走することが決まりました。レースは土曜7Rの芝2000m戦です。レース後も体調はかなり良かったようなので中1週か中2週でも使えたと思うのですが、前回の日記でも触れたとおり、中山だと条件の合うレースがなかったので、仕方なくここまで待ったという感じだと思います。でも、中3週というのはローテーションとしてはベストだと思うし、かえって良かったのかなとは思っています。まさしく満を持しての出走といえるかもしれません。で、前回休み明けで3着だったわけですから、今回は当然にそれより上を期待せずにはいられません。一叩きされた上積みはあるだろうし、距離延長もプラスでしょう。1000万クラスに上がる前にもう少しこづかい稼ぎをしておきたいというせこい気持ちもなくはないのですが、バッカスは1000万クラスで底を見せる馬だとは思っていないので、今回はせこいことを考えずに一気に勝ちきってほしいと思っています。逆に、ここで勝ちきれるくらいでないと後々1000万クラスに上がったとしてもそれこそ通用しないとも思うのです。もちろん相手があってのことだし、展開のあやとか、不利とかもあるかもしれないので、そんなに簡単にいかないのが競馬であることは重々承知しているつもりです。しかも、今回は前走に比べれば明らかにメンバーが強くなっているように感じるので、意外に厳しい戦いになるかもしれません。そういう意味では負けることも当然に覚悟しないといけないとは思いますが、このくらいのメンバーを相手に勝ちきるようでないと、1000万クラスでも通用しないかもしれません。強いメンバーで勝ちきってこそ、1000万クラスでも期待できるということになると思うので、そういう意味でもここは何としてでも勝ちきってほしいというのが私の願いです。でもまあ、未勝利とは違って、なんでかんで勝ち上がらなければいけないというほど切迫はしていないので、基本的には内容のあるレースをしてもらうことが一番大事なことだとは思っています。でも、負けるにしても3着は確保してほしいというのはあります。やはり優先出走権があるとないとでは、次のレース選択で大きく変わってきます。最低ノルマは3着です。でもまあ、最後は少し弱気なことも言ってしまいましたが、基本的には「勝ち」にいきます。私の期待にきっと応えてくれるくれるに違いありません。今回はかなりの期待をもってレースを見守りたいと思います。
今日8ヶ月ぶりにレースに復帰したわけですが、なんとか3着に頑張ってくれました。私は前日「次に繋がるレースをしてほしい」と述べましたが、そういう競馬を見せてくれたので、とりあえずは満足しています。レースが終わってしまうと、いろいろと贅沢なことも考えてしまうものですが、最低限の目標はクリアしてくれたので、基本的には非常に良いレースだったと思っています。では、詳細を報告します。
当然ながらグリーンチャンネル観戦でした。パドックは、私には非常に良い感じに見えました。でもまあ、いつもパドックは良く見せる馬なので、パドックが良くてもアテにできないタイプではあるのですが、なんとなくでしかないのですが「以前よりたくましくなったなあ」と感じました。なので、今日はたぶんやってくれるんじゃないかなあと、なんとなく思っていました。そしてレースです。今までスタートで遅れたという記憶がなかったので、それほど心配しておらず、なんとなく見ていたのですが、なんと今回に限って出負けしているではないですか。道悪だと前残りの競馬になりやすいものだし、この出遅れはかなり痛いと感じたので、この時点で勝つのは難しいかな、とは思いました。道中は後方から4頭目くらいのところの追走だったし、1800mの流れについていけないのかなあ、と思いながら見てました。先頭集団が3コーナーに入ると、カメラが先頭集団だけを映す格好になったので、バッカスの動きがまったく分からなくなり、「ちゃんとついてきているか?」「さらに離されたのではないか?」という不安ばかりでした。そして先頭集団がもうすぐ4コーナーに入ろうというところで、バッカスがカメラの中に入ってきたのです。しかも外を回りながら良い感じで先頭集団との差を詰めているではないですか。このシーンを見て私の心境は一変しました。「これはいけるんじゃないか」とかなり力が入ってきました。そして、勝負どころの4コーナーを回りきるところでは、完全に先頭集団を射程圏に入れていたのです。私はこの時点では「これは勝ったぞ!」と真剣に思いました。直線に入ってからも、いい感じで伸びていて、一気に先頭集団を抜き去るという感じではなかったのですが、徐々に差を詰めていて、残りの距離を考えれば、十分に差し切れるという勢いでした。「これはもらった!」とさらに力が入ったところで、なんと!さらに外にいた馬がバッカス以上の勢いで追い込んでくるではないですか。「やばい!」と思った時には、もう交わされていました。もちろん、ここから差し返すなんてできるわけがありません。この時点でもちろん勝ちは諦めました。でも、バッカスもバッカスなりに伸びていて、隣にいた馬と競り合いながら先頭集団を置き去りにしていきました。ラスト100くらいのところでバッカスが失速してしまい、2着も諦めざるえない状況になりましたが、それでも、他に追い込んでくる馬はなく、最終的には4着馬に2馬身以上のセーフティリードを保ったまま3着でゴールとなりました。
レース後の感想ですが、まずは前述したとおり3着という結果を残してくれたのだから満足しないといけません。休み明けでこれだけ走れば、一叩きされた次回はさらに期待していいだろうし、次に繋がるレースだったと言っていいとは思っています。そういう意味では、繰り返しになりますが、最低限の目標はクリアしてくれたと言えます。なので、基本的には喜んでいると思ってください。ただ、こういう良い結果が出ても心配な材料は出てくるものというか、そういう部分に目がいってしまうものです。まず、3着という結果は着順だけをみれば良かったと言えますが、後方からの競馬で、さらに後にいた馬に差され、直線でほぼ同じ位置にいた馬に最後に離されたというのは、内容としてはもう一つという考え方もできます。そういう意味では「力負け」という考え方もできなくはないといえます。しかも、得意のはずの道悪での結果ですからね。今回のメンバーのレベルであれば、勝ちきらないといけなかったのでは?という気持ちも少し持っています。そして、道悪でこの結果であれば、良馬場では今回よりもさらに苦戦を強いられるのではないか?という不安も出てきてしまいます。なので、今回の3着は500万クラスで戦える目処はたったと言えますが、もし勝ち上がることができたとして1000万では通用しないのではないか、という不安はどうしても持ってしまいます。でもまあ、休み明けで体調としては万全ではなかったと思います。最後に競り負けたのも8ヶ月という長期の休み明けだったことで息が保たなかったということだと考えたいです。道悪も私には走りづらそうな感じも受けたので、実はそれほど得意ではないのではないか、とも思いました。となれば、今回のレースだけでバッカスの能力の限界を語るのは時期尚早といえると思います。となれば、バッカスにとっては次のレースが今後をうらなう意味で重要なレースになるといえます。一叩きされたことで体調はアップするだろうし、良馬場でも今回と同じような脚を使えるのであれば、当然に勝ち負けということになるでしょうから、次できっちりと勝ってくれるようであれば、1000万でも期待していいと思います。逆に、それほど大きくは負けないにしても、4着5着くらいに終わるようであれば、500万はいつか勝てるだろうけど、1000万では厳しいということになるかもしれません。そういうことも考えると、次はなんとしてでも勝ち負けとなるようなレースを見せてほしいです。結果として勝てないにしても、僅差の2着とか内容のあるレースを見せてほしいです。本当に大事な一戦になるはずです。で、その次走ですが、脚質的には小回りは得意ではないでしょうから、中京に行くのは得策とは言えないと思います。レベルが低くなることを考えれば、小回りでも遠征した方が良いという考え方もできますが、1000万で戦うことを考えれば、レベルの低いレースを勝っても、その後1000万で通用するかどうか分かりません。であれば、やはり中山コースで堂々と勝ち上がって1000万に挑みたいものです。なので私は、素直に中3週で17日の中山芝2000mを選択するのがいいと思います。2000mならば外回りコースになるので直線が短いにしてもレースはしやすいと思うし、条件としては悪くはないと思います。そして、今回3着できたことの大きなメリットはなんといっても、次走の優先出走権を手に入れることができたということです。これで除外の心配をすることなく調整できるわけですから、とてつもなく大きなことです。これが4着だったら狙ったレースを使えるかどうか分からないわけですから、調整にも大きな影響を与えたはずです。なので今回の3着というのは本当に大きな3着なのです。でもまあ、次のことはゆっくりと考えるにして、今日は復帰戦を3着に頑張ったバッカスのことを褒めてあげたいと思います。今後に向けて、あくまで悪くないスタートを切った、というレベルですが、次走以降が本当に楽しみになりました。テンションが下がりっぱなしだった私の一口馬主もようやく光が見えてきたようにも感じました。長い長いトンネルを抜けたような感じです。そういう意味でも本当に嬉しい3着でした。これをきっかけにさらに楽しい一口馬主になることを期待したいです。今日は本当に良かったです。バッカス!よくやった!そして、ありがとう!次もガンバレ!p(^^)q
また2ヶ月もこの日記をさぼってしまいました。本当に申し訳ありません。ただ、1月2月は仕事がかなり忙しい時期で、予想関係ページも休みがちになっている状況において、こちらまではとても手が回らなかったというのが正直なところです。今週も仕事はかなり忙しいのですが、バッカスが復帰戦を迎えるとなれば書かないわけにはいきません。とにかくバッカスの復帰戦の報告をしたいと思います。
前回、そろそろ入厩しても不思議はないということを言いましたが、河野厩舎だけにすぐには呼んでもらえないと思っていたところ、なんと前回の日記を書いた直後の12月20日に入厩することができたのです。その後も順調に調教を重ねることができて、追い切り時計や内容からも1月の下旬ごろにはかなり仕上がってきていることを感じました。もちろん、じっくり派の河野厩舎がすぐにレースを使うはずもありませんが、それでも2月中旬には十分に使えそうな雰囲気は感じていました。そして今週のレース復帰が正式に決まったのです。レースは、日曜の東京7R芝1800mです。これまで芝の2000m以上の距離で使われていたので、距離が少し短いという感じもありますが、私としてはかえってこのくらいの距離の方がいいのではないか?と思っているくらいです。というのも、これまでに2400mを2度使っていますが、2戦ともいまいちの内容だっただけに、長い距離を使うのが得策だとは思えないのです。もちろん、気性の素直な馬なので、レースに慣れてきて力をつけてくれば、長い距離でも対応できると思うし、長い距離でこそ力を発揮できるタイプかもしれないとも少しは思っています。でも、復帰初戦から長い距離を走るというのは、けっこう大変なことだと思うのです。であれば、まずはそれほど長くない距離でどれだけ走れるか試す方が得策だと思うのです。もしかしたら1800mのスピードについていけないということもあるかもしれませんが、このくらいの距離のスピードについていけないようでは、距離を延ばしたところで勝ち負けまでは厳しいと言えます。まずは、1800mでもスピード負けしないところを見せてから、距離を徐々に延ばしてもらった方がいいと私は思うのです。なので、今回は勝ち負けを期待するというよりは、1800mでどこまで戦えるかを見てみたいという気持ちが強いです。だからといって、勝ち負けを諦めているわけではありません。すでに500万クラスでは2着を経験している馬ですから、能力的に通用することはすでに証明済みなのですから、ここでいきなり勝ってしまうということも十分にあり得るとも思っています。昨年の復帰戦に比べれば、今回の方が仕上がっているように感じますし、今回は鞍上も初戦から田中勝騎手ですからね。陣営としてもけっこう手応えは感じていると思うのですよ。なので、あまり期待しすぎないように注意はしていますが、それでも勝ってしまうのではないか、という淡い期待はどうしても持ってしまいますね。でもまあ、とにかく今回は結果よりも内容が肝心です。ここで惨敗を喫するようであれば、河野調教師にクビを宣告されることだって考えられるのだから、まずは次を期待できるような内容のある走りを見せることが最も重要です。復帰初戦ですが、バッカスにとっては大事な大事なレースになるはずです。今回の結果でバッカスの今後が決まるといっても過言ではないと私は思っています。なんとしてでも内容のある走りをしてもらって、失望しかかっている私の一口馬主生活の巻き返しのきっかけを作ってもらわないと困ります。そのためにも、なんとしてでも魂のこもった走りを見せてほしい、私の今回の願いはそれに尽きます。
この日記が滞ってから4ヶ月もたってしまいました。忙しくて時間がないということもあるのですが、一般的に考えて、それなりの熱意があれば、この日記を更新することくらい簡単にできるはずなのです。しかし、実際には4ヶ月も滞りました。ということは、私の一口馬主に対する熱意はかなり冷めてきていると言わざる得ないと思います。その最大の理由は、やはり愛馬がまったく活躍しない、それどころか出走すらできないという状態があまりに長く続いていることだと思います。それに私のようなせこい人間は費用対効果をどうしても求めてしまいます。一口馬主である以上は、当然に出走しなくても出費はかさみます。十分に回収できないことは承知のうえですが、それでも自分の愛馬が頑張っているところを見ることができる幸せや、大きく言えば夢みたいなものを見ることができる幸せを得ることができれば、それでいいと思っていました。しかし、愛馬が出走すらしないのですから、そういうことすら得ることができないのです。こういう状況におかれて熱いテンションを維持し続けることは難しいことです。私の一口馬主に対する熱意が冷めていくのは自然の流れといえると思います。はじめのうちは、私の馬の見る目がしっかりしていれば、こういう状況にならないのだと自分に言い聞かせて、「今度こそ、今度こそ」という思いで新規募集があるたびに申し込んでいました。そして少しでも確率を上げるために徐々に高額馬に手を出すようになっていきました。でも、結果は思うようには出ませんでした。ここまで追い込まれると、私としてもそろそろ今後の方針を考え直さないといけない時期にきていることを自覚せずにはいられません。では、現状では何が問題なのかですが、当然に愛馬が出走すらままならないことです。それと私に金銭的余裕がなくなっていることです。まずは、なぜ愛馬が出走すらできないのかについてですが、これは私の相馬眼の問題は確かにあるとは思います。ですが、やはりクラブの問題が最も大きいと思っています。社台RH、サンデーR、ラフィアン、キャロットと活躍馬をコンスタントに出しているクラブはいくらでもあります。それに対してシルクは、募集頭数と比較すれば好走する確率は極端に低いです。どう考えてもシルクの運営は、他のクラブに比べれば、お粗末というか、レベルが低いと言わざる得ないです。特に感じるのは育成の問題です。他のクラブが2歳戦でも多く出走してきているにもかかわらず、シルクではその数が極端に少ないです。どう考えても育成の進め方が他よりも劣っていると言わざる得ないです。さらに、このことが影響しているのか、厩舎との調整においてシルクに対する優先度が低いようにも感じます。かなり仕上がってきているように感じても、なかなか入厩させてもらえないという感じです。それに入厩したとしても、なぜか結果が伴わないことが多いように感じるのです。厩舎の仕上げに問題があるという考え方もあるでしょうが、私は牧場での調整が厩舎が期待するレベルではなく、そのために厩舎で仕上げてもレースで好走できるレベルまで達しないというように感じるのです。そうこうしているうちに故障を発症するということもよくあり、故障防止という観点からもどうなのかと思ってしまいます。こういうことを考えれば、愛馬の出走機会を増やすという問題をクリアするためには、シルクを退会して別のクラブに入会するのが最も単純な方法といえるでしょう。ただ、シルクも徐々には良くなっているのは感じます。少しづつですが、勝てるようになってきていると思います。シルクが好きか嫌いかと聞かれれば、代表が福島県出身であり、現在の本拠が福島県であることからも、嫌いではないし、できれば応援したいというのが正直な気持ちです。それに、すべての馬が走らないわけではないです。走る馬もいるわけですから、その馬をしっかりと選択すればいいだけということも言えます。とはいえ、そんなにうまく走る馬だけを選択できるのであれば苦労はしません。私の相馬眼を鍛えることも大事ですが、それよりも走る馬を増やしてもらわないとどうにもならないと思っています。もちろん育成のレベル向上も含めてです。しかし、そういう変化をすぐに期待するのは無理だと思います。徐々にレベルアップするのを待つしかないと私は思っています。で、それを気長に待つのは大変なことです。お金に余裕があるのであれば、のんびりと構えることもできるのでしょうが、私には僅かなこづかいを投資しつづけられるほどの余裕がないのが現実です。愛馬が活躍したいシーンをすぐにでも見たいというのであれば、やはりシルクを退会して別のクラブに入会しるしかないのかもしれません。しかし、他のクラブは40口とか100口とか一口の値段が高いですし、維持費も当然に高くなります。他のクラブだと必ず走るという保証があるわけでもなく、走らなかった時のリスクは今の比ではありませんし、それにそもそも毎月の高額な支払いに対応できるかもかなりあやしいです。実績のあるクラブに乗り換えるには、今の私の財力ではあまりに頼りないと言わざる得ないのです。となれば、現状において「愛馬が走らない」という現状を打開する策は私にはないと言えます。強いて言えば、相馬眼を鍛えて必ず走る馬だけに出資することだけが残された道と言えます。しかし、これは前述したとおり、素人には限界があります。これまでの私の馬選びを振り返っても、急に相馬眼が鍛えられるはずもありません。やはり、「愛馬が走らない」という現状を打開する策はないと判断せざる得ないということです。ここまで考えれば、答えは1つしか残りません。一口馬主そのものを諦めることです。今のまま続けても活路が見いだせないのであれば、やはりこの選択をするしかありません。今までそれなりに楽しんできたし、良い意味でも悪い意味でもいろんなことを経験できただけに、お金に余裕があるのであれば何とかして続けたいところですが、今の私の財力を考えますと、無意味にお金が減り続ける方が痛いです。そうであれば、やはりこの選択をするしかないのです。そういうことで私は一口馬主をやめることを基本的に決めました。今まで応援していただいた皆様を裏切るような結論になってしまい本当に申し訳ないのですが、やはり娯楽として続けるには私の財力がついていけなかったというのが現実であります。こういう結論を出したことをご理解ください。
ただ、シルクを退会することを決断したといっても、すでに出資している馬が残っているのも事実です。これらの馬を見捨てるようなまねはしたくないので、出資している愛馬たちは最後まで応援したいと考えています。それと、このような決断をしたのが数ヶ月前だったのですが、その時点でフォトグラフの代替出資証がありましたし、サラマンダーとトライアンフの勝ち上がりが厳しいことは分かっていたので、この2頭の代替出資証も発生すると計算していましたから、この代替出資証をどぶに捨てるのもどうかなとは思いました。そこで、最後にもう1頭だけ出資しようと考えました。シルクを退会すると決めたのだから、本当は全部捨ててやめらればいいのでしょうけど、私はやっぱりせこい人間なのでしょうね。それと一口馬主に少しは未練があるということもあったのだと思います。とにかく、もう1頭だけ出資してからやめようと決めました。それでもう1頭をどの馬にするかを検討しはじめたのです。方針としては、すでに期待のブライアンズタイム産駒(シルク5−8)に出資していたので、この馬にダービーを目指してもらうことにして、もう1頭は別のタイプにしようと考えました。できれば思い出のシルキーヒロインのような馬がいいなあと思っていました。なので牝馬で値段も手頃な馬にしようとなんとなく思っていました。そうして探していたら、とんでもない事件が起きたのです。ダービーを期待していたブライアンズタイム産駒(シルク5−8)が故障のため募集中止になったのです。私のショックは半端ではなかったです。血統的にも厩舎的にもこの馬にはかなりの期待をしていました。サンデーサイレンス産駒がいなくなった現状も考えれば、ダービー出走も夢ではないと本気で思っていたのです。それが募集中止というのは私にとってはあまりに残酷なことでした。しばらくは茫然自失で、もう1頭の追加出資を考えることもできなかったです。しばらくしてから、また追加出資を考えはじめたのですが、私の中では「このままでは終われない」という気持ちが非常に強くなりました。つまりは、なんとしてでもダービー出走を目指したいということです。私はもちろんダービーを狙えそうな馬を探すことにしました。はじめは退会を前提にしていたので、あまり長くは時間を引っ張りたくなかったこともあり、05年世代で探しました。しかし、シルク5−8以上に期待できそうな馬を見いだすことはできませんでした。すでに満口となっている中にはいたかもしれませんが、考えたところで出資できないので検討すらしなかったです。まだ満口になっていない中でも結果としてダービーに出走する馬はいるかもしれませんが、血統、厩舎、馬体などを総合的に判断すると現時点で私が最後の1頭として出資を決めるにふさわしい馬は見いだせませんでした。こんなふうに考えたところで、ダービーに出走できる確率なんてもともと低いのだから、ある程度は妥協してとりあえず出資して退会する時期が遅くならないようにするのを第一に考えるべきなのかな、とも考えました。しかし、それほど大きくは期待していない馬に出資して続けたところで何の意味があるのだろうとも考えました。私としては、やはり納得のいく出資をして最後を締めくくりたいという気持ちが強かったので、05年世代にいないのであれば06年世代で探すことにしました。そして06年世代にもいなければ来年の新規募集を待つことも視野に入れました。そういうことで06年世代で探すことにしたのです。そして06世代から1頭だけピックアップしました。それはネオユニヴァース産駒のシルク6−9です。この馬をピックアップした理由は、まずは兄にファストタテヤマがいるということです。菊花賞で2着という実績を持っている兄がいるということで、G1好走馬を出したという母の繁殖としての資質の高さの証明といえ、兄が活躍したという血統的な裏付けは非常に心強いものです。それに菊花賞で2着ということからすれば、長距離にも対応できる可能性が高いことになります。父ネオユニヴァースもダービーを勝っていることからすれば、私が目標とするダービー出走に向けて距離の不安がないというのは大きな魅力でした。さらに所属予定厩舎は、レベルの高い関西で常に上位ランクをキープしている音無厩舎です。音無厩舎であれば、本当に素質の高い馬であれば、きっちりと仕上げてくれるに違いありません。トップランクの厩舎に所属できるというのは大きな魅力というか、私としてははずせない条件でした。これだけの条件が揃っているのであれば、出資するだけの価値があるし、私のダービー出走という目標を本当にクリアしてくれるのではないか、という気持ちは高まりました。ただ、不安な点もありました。それは父がネオユニヴァースだということです。ネオユニヴァースが悪いというよりは、まだ実績のない新種牡馬であることが気になりました。どんなに競走成績が良くても、種牡馬としての資質とは別問題です。期待された種牡馬が、まったく結果を出せないということもよくあることです。私が最後の1頭として出資するには、リスクがちょっと高いかなあ、ということもありました。それに、兄がファストタテヤマというのも悪くはないのですが、ちょっと地味かもしれないなあ、ということもありました。そして、そういう不安を考えると、一口7万円という金額は、あまりに高いのではないか、という気持ちが一番強かったというのが正直なところです。この馬に出資すべきかどうかは、けっこう悩みました。ここは諦めて、来年の新規募集を待った方がいいのではないか、ということも考えました。でも、来年も音無厩舎予定の馬がいるかどうかは分からないし、人気の高い馬であれば抽選で漏れることも考えられます。このシルク6−9よりも魅力的な馬に出資できるという保証はどこにもないのです。血統的に魅力的な馬は当歳募集となるでしょうから、退会の時期もさらに遅くなるということもありました。とにかく、私が理想とする馬が募集される保証がないのであれば、多少の不安があるにしても、ここでシルク6−9に出資するという決断をするしかない、という考えに傾いていきました。それと残口はけっこう少なかったのですが、かといって減ってきているという感じもなく、しばらくは動きはなさそうなだなと感じたので、もしかしたら来年の募集馬が発表されるまで残っているということもあるかもしれないとも考え、もう少しだけ様子を見ようとも思いました。ちなみにこの時点で、報告もしてなかったのですが、トライアンフの引退が決まっていました。サラマンダーは勝ち上がれなかったにもかかわらず、現役を続行することになったので、計算していた代替出資証は、トライアンフだけでした。それで少なくてもトライアンフの代替出資証が届くまでは出資は様子をみることにしたのです。そしたら、シルク6−9の残口が急に減ってきたのです。たぶん考えることはみんな同じなのでしょう。シルク5−8の出資者が同じ音無厩舎の馬に流れたということでしょうし、それに未勝利を勝ち上がれなかった出資代替証が入った人が追加出資を考えたということでしょう。これには私もさすがに慌てました。もう様子をみている時間がないことを悟り、決断するしかない状況に追い込まれました。まだトライアンフの代替出資証が届いてなかったし、このまま満口になったのでは悔いを残すかもしれない、という気持ちが強くなってきて、減り続ける残口数を毎週のように確認しながら、トライアンフの代替出資証を待ちました。けっこうやばいかなあと思ってきた時に、やっと出資代替証が届いたのです。そして、私は心の中で「この馬で本当にいいのか?」「この馬でダメでも後悔しないか?」などと自問自答してから、インターネット上の出資申込のボタンをクリックしたのです。そして、私の最後の1頭を決めてしまったのです。ちなみに、それから数日後にシルク6−9は満口になりました。結果としてはぎりぎりセーフというところでした。とにかく正式に申し込んでしまった以上はもう何を言ってもあとの祭りです。私の最後の夢をシルク6−9に託すしかありません。まだ当歳なので、仮に2歳でデビューするにしてもあと2年も待たなければならず、退会を決意した割にはあと2年も会員であり続けるわけですから本当に止める気があるのか自分でも疑いたくなりますね。でも、来年の新規募集を申し込むことはまずないと思います。私もけっこうてきとうなので気が変わるということもあるかもしれませんが、現時点ではまったく考えていないと断言します、というか、退会すると言っておきながら出資したら明らかに矛盾ですからね。なので、あとはゆっくりとシルク6−9がデビューするのを待ちたいと思います。出資後に思ったことですが、今年の朝日杯をみて、ステイゴールド産駒が勝ち、キングヘイロー産駒が2着というのをみて、サンデーサイレンス産駒がいなくなったことで、サンデーサイレンスかブライアンズタイムかトニービンでないとG1は厳しいという時代はもう終わったのだなとつくづく感じました。それであれば、ネオユニヴァース産駒でも十分にチャンスはあると思いはじめました。相変わらずSS系種牡馬は強いということもありますし、これは本当に期待できるのではないか、と真剣に思いはじめました。兄ファストタテヤマが果たせなかったG1制覇をこの馬がなんとか成し遂げてもらいたいという思いを胸にあと2年待つことにします。長くなりましたが、現在の私の心境と新規出資の報告でした。
なお、シルク6−9だけに期待しているという感じで書いてしまいましたが、現役馬でまだ3頭も残っています。もちろん、こちらもまだまだ諦めていません。特にバッカスとプライズはそれなりの結果をすでに残していますので、まだまだやれるはずなのです。シルク6−9がデビューするまでの間はこの2頭がきっと活躍してくれるはずなのです。そういう目算もあって2年待っても愛馬がいない空白期間は生じないだろうと考えたのです。ただサラマンダーに関しては微妙ですね。障害で花を開かせてくれればいいのですが、こちらは何とも言えないです。過去の傾向からいれば、未勝利で勝ち上がれなかった馬が4歳になってから活躍する確率は低いと思います。でも、現役続行を決断したということは、それだけ佐藤吉調教師の期待が大きいということだと思います。それに期待して今は復帰を待っているところです。ということで、ここからは現役馬3頭の近況報告をさせていただきます。
シルクバッカス
夏に放牧されたわけですが、残念ながらまだ牧場での調整となっています。秋になって少し脚を痛めたこともあって調整はかなりスローで進められました。それで最近になってやっと15−15ができるようになり、けっこう強い調教ができるようになって、調子もけっこう上がってきたようです。コメントの雰囲気からすると、すぐにでも入厩できそうな感じですけど、河野厩舎なのでそんなに甘くはないでしょうね。今の時期は芝のレースがないですし、もうしばらくは牧場で調整する方がいいかもしれません。1月の下旬くらいに入厩して3月の芝のレースを目指すというのがいいかもしれません。こんなことをしているうちに、また脚を痛めるという展開が一番怖いので、今はケガだけはないように注意してほしいという気持ちが一番強いです。復帰したら今度こそは爆発してくれることを祈って、今はゆっくりと待つしかありません。
シルクプライズ
こちらは牧場でもなかなか体調が良くなりません。ずいぶん前に股関節を痛めたようで、それがなかなか回復してこないようなのです。今は温泉とプールのある芳賀牧場で調整されているのですが、最近になってようやく歩様も良くなってきたようで、そろそろ調教を再開しようかどうかというところのようです。この感じだと年明けくらいから調教再開でしょうから、そこから入厩できるまでに仕上がるのは2ヶ月くらいはかかるでしょうね。でも、この馬も芝の方が良いタイプなので春シーズンに合わせる感じでの調整で良いと思っています。ここまで待たされると、もう私も開き直るしかないです。ゆっくりと調整してもらって万全の状態で復帰することを期待して待つことにします。そして、やっぱり再びケガだけはしないように注意してほしいという気持ちが一番強いです。
シルクサラマンダー
未勝利戦に間に合うように調整されていたのですが、いざ入厩という段階になってソエを痛がったために入厩が延期されてしまい、このまま引退かと思われましたが、調教師の計らいでなんとか引退は免れました。しばらくは安静を余儀なくされたのですが、この馬も最近になってようやく調子が上がってきたようなのです。未勝利戦がなくなった今となっては、復帰の目処をどうするのか見当もつかないのですが、時間をかけるだけかけて、やっぱりダメでしたという結論もどうかと思うので、できれば早めに復帰してもらって、これからのレースで勝負になるのかどうかを見極めてほしいとは思っています。でも、あんまり慌てて調整しても結果は出せないでしょうから、遅すぎない程度に調整はじっくりとお願いしたいとは思っています。こちらも芝の方がいいようなので春を目指すのがいいのではないでしょうか。3月の中京か4月の福島を目指すということで良いと思っています。でも、こちらもやっぱり再びケガだけはしないように注意してほしいという気持ちが一番強いですね。
シルクトライアンフ
もうすでに述べましたが、こちらは残念ながら引退となりました。レースで惨敗を喫したところまでは報告していましたが、レース後に脚部不安を発症してしまい放牧に出され、復帰に向けて調整を続けたのですが、やはり脚元の不安が解消せずに、この体質の弱さでは今後も期待できないという判断で引退が決まりました。デビュー前から体質が弱いというのはありましたので、未勝利戦があるうちに結果を出せなかった以上は、この判断は仕方ないと思いました。正直なところかなり期待していた馬だったのですが、体質の弱さまでは私には写真では分からないですからどうしようもないです。コマンダーインチーフ産駒にはかなりの数に出資したのですが、結局すべての馬が私の期待に応えることなく終わってしまいました。最後の1頭もコマンダーインチーフ産駒に出資して、私らしく散ろうかなとも考えましたが、やはり相性の悪さはどうしようもないのだろうと考え、コマンダーインチーフ産駒だけは避けようということにしました。でも、おかげで私の中ではコマンダーインチーフという馬は忘れることのできない馬になりました。どちらかというと悪いイメージでですが、それでも種牡馬で私の中にここまで入ってきた馬はいないので、特別な馬といえば特別な馬といえるかもしれません。
シルク5−8
こちらもすでに述べましたが、残念ながらデビュー断念という結果となりました。順調に育っているという報告が続き、確認した音無調教師もかなり期待しているようなコメントをしていただけに、私の期待は日に日に高まっていったのですが、急に歩様が悪くなったと思ったら「頸椎狭窄」という重病(どんな症状なのかさっぱり分かりません)であることが判明したようで、これによりデビューは困難という結論になってしまったのです。調教中に故障したとなれば、人的要因ということになるのでしょうが、まだ調教を始める前にこんなことになるのは一言で言えば「運がなかった」ということになると思います。私としても、今までで最も期待していたと言っても過言ではないくらい期待していた馬だったので、この報告があった時のショックは本当に半端ではなかったです。でも、こういうことも競馬の世界ではあるということを知ることができたという意味では貴重な経験だったかもしれません。それと、これだけ期待していた馬がこんなことになるのだから、一口馬主というのはやはりリスクが高いものであることを再認識しました。この時点で退会することをだいたい決めてはいたのですが、この馬のことがあって、その決意がより強いものになったのも確かだとは思います。私にとっては、いろいろと考えさせられる本当に不運な事件でした。
長くなりましたが、これまで溜めてきた思いを一気にはき出したという感じで、私としても妙にすっきりしています。これまでは愛馬が走らないことにイライラして、日記を書かなければいけないと思いながらも、どうしても書こうという気になれず、ここまできましたが、退会を決めた今となっては、残された時間を有意義に使わないともったいないという気持ちが強くなりました。愛馬の3頭もやっと調子が上向いてきたということもありますし、来年からはもっとこの日記を充実させたいと思っています。私のことだから、どこまで書けるかはかなりあやしいのですが、気持ちを入れ替えてがんばりたいと思います。なお、退会することを基本的に決めたのは確かですが、もしシルク6−9が本当にダービーに出走して、それなりの好成績を収めるような活躍をしたときは、その資金でもう少しだけ続けてもいいかな、とは思っています。まあ、そんなにうまくはいかないでしょうから結果的には退会ということになるとは思います。でも、そういう奇跡を信じながら残りの一口馬主生活を過ごしていきたいと考えていますので、皆様もどうぞ応援をよろしくお願いします。
シルクトライアンフ
日曜新潟5R芝2200mでデビューを果たしたトライアンフですが、ま・まさかの17着惨敗に終わりました(T_T)。まずは詳細について報告します。(GC観戦)パドックの感想ですが、見た瞬間に「太いなあ!」と素直に思いました。歩様ものんびりとしていて、これからレースで走るという覇気はあまり感じられなかったです。でも、調教量はそれなりだったし、初戦だから太いのは仕方ないと思いました。気合いの方も距離2200mということを考えればイレ込んでいるよりはましと良い方に考えました。そしてレースです。出走前の報告で「スタートは速くない」ということだったので、スタートは悪いのだろうなとは思っていましたが、本当に悪かったです。出遅れたというよりは、出は一緒だったけど、もっさりしていて、あっという間に置いて行かれたという感じです。柴田善騎手もあれではどうしようもないでしょう。少しでも前に行こうと少し押していたようにも見えましたが、トライアンフもかなりズブいようで、まったく前に行こうとせず、馬群から引き離されることはなかったのですが、結局は後方から2番手の位置でレースを進めることになりました。レースは見るからにスローの展開で、どう考えても直線だけの競馬になりそうでした。そんな展開を後方2番手から差し切れるはずがありません。私としては、レース前半で惨敗を覚悟していました。どうせならダメもとで一気に先行集団まで上がっていってしまった方がいいのではないか、とも思いましたが、柴田善騎手がそんな玉砕戦法ととるわけもなく、直線入り口まで後方2番手というポジションのままでした。ここからどこまで伸びるのかなと見ていましたが、さすがに上がりだけの競馬という展開だっただけに、前の馬も1頭としてばてる馬がいません。トライアンフも少しは差を詰めているようには見えましたが、それでも結局は1頭も交わすこともできずに17着でゴールとなりました。
今回のレースの感想ですが、一般論から言えば17着という結果ですから、勝ち上がりを考えるうえではかなり厳しくなったという評価が妥当なのだろうとは思います。勝ち上がりを考えるのであれば、どんな展開だろうと8着くらいには来ないといけないのが、まっとうな評価だとさすがの私も思います。ただ、上がりのタイムは34秒台であり、直線でばててはいないのです。超スローの展開だったのでポジションを上げることができなかったけど、デビュー戦ということを考えれば、上がりだけの競馬で引き離されることもなかったというのは評価していいと思うのです。そういう意味では次に繋がる競馬はできたと思うのです。となれば、問題はやはり次のレースです。今回のレースのトライアンフの最大の問題点は「走る気がなかったこと」に尽きると思います。この問題が一向に改善されないようであれば、競走馬としての資質が根本的に欠けているということになるので諦めるしかないと思いますが、トライアンフに走る気持ちが出てくれば、レース結果が大きく変わってくる可能性は十分にあると思うのです。次はどのレースを使うのかわかりませんが、これだけスブいと短い距離はさすがに難しいでしょうね。ダートもペースはけっこう速くなるし、やはり芝の長距離を使うのが最善だとは思います。ただ、芝の長距離戦はどうしてもスローになりやすいので、今度はそれなりのポジションを取ることが求められるでしょう。となれば、まずはスタートというか、スタート直後の二の脚をどこまで使えるかがポイントになるでしょう。どんなに悪くても8番手くらいにいないと好勝負は難しくなるでしょうから、そういう走りを期待したいです。一叩きだけでは一変までは難しいと考える方が自然かもしれませんが、残り時間が少ないことを考えれば、次で変わってもらうしかありません。馬体も絞れるだろうし、次こそは俊敏な走りを期待したいです。
毎回、報告が遅れてしまい申し訳ないです。サラマンダーのデビュー戦の結果報告については、レース後にいちおうは書いたのですが、アップするのを忘れていました。自分でも何をやっているのかなあ、と思ってしまいます。ということで、まずはサラマンダーのレース結果とその後の状況について報告し、その後に今回の本題のトライアンフのデビューについて報告したいと思います。
シルクサラマンダー
8月6日の日曜新潟4R未勝利戦・芝1600mでサラマンダーがデビューを果たしましたが、結果は16着惨敗という結果に終わりました。(T_T)
それでは詳細を報告します。先週は家族で旅行に行っていたためリアルタイムでの観戦はできませんでしたので、家に帰ってきてからビデオでの観戦となりました。とりあえず結果は知らなかったので、感覚的にはリアルタイムで観戦しているのとほとんど変わりませんでした。
まずはパドックですが、見た感じは悪くはなかったと思います。馬体重が460kg台だったのは思ったより少なかったなあ、と感じましたが、解説者は「まだ太い」と言っていたことからすれば、もう一絞りできるようです。となると、ベストは450kg台ということになりそうです。募集時(1歳)のパンフレットでは、予想馬体重が500kgとなっていたので、個人的にはもっと大きいと思っていたので、ちょっとがっかりしたというのが正直なところでした。でも、馬体重が軽いと走らないというわけではないので、なんとなくそんなことを思ったという程度のことです。
次にレースですが、「スタートが心配」というようなコメントもあったので、スタートはかなり緊張して見てました。私の愛馬はけっこう出遅れることが多いので、どうしてもスタートは落ち着いて見ることができないのです。特にデビュー戦となると、なおさらです。でも、私の心配をよそに、ふつうにスタートを切りました。とりあえず第1関門はクリアです。でも、スタート直後も問題なんですよね。経験馬はレースに慣れていることもあって、二の脚も速いんで、それについていけるかどうかも大きな心配でした。二の脚がつかず、あっという間に最後方ということも多々あるので、どのポジションを取ることができるのかも重要なことなのです。そう心配していたら、なんと18頭中7・8番手にいるじゃないですか。なんか心配したのがバカみたいに普通にレースをしているので、なんか拍子抜けしてしまいました。でも、ここで気を緩めたのはさすがに早すぎました。あんまり良い感じでレースを進めていたので「もしかしたら勝ってしまうのではないか?」って本気で思ってしまいました。3コーナー過ぎてもポジションは下がらなかったし、4コーナー過ぎてもポジションはそのままでした。直線の短いコースだと直線の入り口で3・4番手にはいてほしいところですが、直線の長い新潟コースだったので、直線入り口で7・8番手でも気にはならなかったです。血統的にスタミナはある方だと思っていたので、ここから突き抜けるということも十分にあり得ると思って、期待を持って見ていました。直線に入ってすぐは、さすがに前との差は詰められなかったですが、それでも差を広げられることもなく頑張っているように見えました。「ここから相手がばてるはず」と私もかなり力が入りました。ところが、ばてたのはサラマンダーの方でした。差を詰めるどころか後続に次から次へと交われてしまい、最後の方はテレビのモニタではどこを走っているのか分からなくなってしまい、レース後のスロー再生で16着にゴールしたことを確認したくらいでした。
レース後の感想ですが「やはり競馬は甘くないな」というのが正直なところです。追い切り本数が少なかったことからも、いきなりは難しいだろうなとは思っていたものの、残り時間が少ないことを考えると、それなりの競馬はしてもらわないと困るという気持ちもあっただけに、ショックとしては小さくはなかったです。これが8着とか9着くらいならまだ良かったのですが、16着というのはさすがに負けすぎです。デビュー戦だから仕方ないというレベルではないというのが一般的な判断でしょう。そういう意味では、かなり厳しい状況に追い込まれたと言わざる得ないと思います。とはいえ、これで終わったわけではありません。あと数戦レースに出走できる以上は何が起きるかわかりません。今回のレースはスローペースだったとはいえ、それなりのポジションで競馬ができたのだからスピード能力はそれなりにあると思っていいと思うのです。あとはゴールまで息が続くかどうかだと思うのです。追い切り本数が少なかったことからすれば、息が保たなかったのも仕方ないという考え方もできますし、この一叩きで変わってくる可能性もあると思うのです。常識的にはいきなり勝ち負けまで変わってくるというのは難しいということは分かっていますが、こうなってしまえば奇跡を信じるしかありません。見せ場だけでも作ってくれれば、再ファンドされるということもありますし、次はデビュー戦以上に重要なレースとなるのは間違いありません。次のレースはなんとか結果を出してほしい、それだけです。
それで次のレースはいつになるのかと心配していたら、な・なんと!ソエで放牧というではないですか。あまりのことに、かなりがっかりしました。これまでも脚元が弱くてなかなか仕上げられなかったことからすれば、まあ予想できたこととも言えるのですが、時期が時期だけにショックはかなり大きかったです。とりあえずソエなので、それほど時間はかからないとは思うので、もう1戦くらいは走れるとは思うのですが、デビュー戦の結果を考えれば、一発で決めるというのはかなり厳しいかもしれません。奇跡はもちろん信じていますが、さすがにそれなりの覚悟も決めないといけないかなと思っているところです。
シルクトライアンフ
それでは今回の本題の方です。調整が遅れていたトライアンフもいよいよデビューすることが決まりました。レースは日曜新潟5Rの芝2200mです。今週出走する意向であることを知った時点では、この馬もいろいろあってデビューが遅くなっただけに、いきなり結果を求めるのは酷かな、とは思っていました。でも、もしかしたらポテンシャルだけで何とかしてしまうということもあり得るわけだし、期待していいかもしれないという気持ちもありました。とりあえず、河野調教師の手応えを計るという意味においては、騎手に誰を起用するかを見るのが一番かなと思ったので、木曜日の出走確定情報まで待つことにしました。そして木曜日にその出走情報を確認したら、騎手はなんと柴田善ではないですか。私としては正直かなり驚きました。私の予想としては、良くて田中勝騎手だろうという読みでした。これは、河野調教師は田中勝騎手を多用するということが第一だったのですが、あまり期待できない場合でも田中勝騎手に依頼することも多いので、仮にあまり期待されていなくても田中勝騎手に依頼することもあるのではないか、と思ったからです。なので、もし田中勝騎手に別の騎乗依頼があるようであれば、たぶん若手騎手になるのだろうな、とも思っていました。それだけに柴田善騎手というのはまったく予想していなかったです。もちろん嬉しい誤算です。これを見て思ったことは、もちろんトライアンフの期待度はかなり高いのではないかということです。順番でいけば田中勝騎手に依頼するところであるが、他に先約があったので、別の騎手に頼まなければいけない、でも勝ち負けの可能性があるので、できれば実績のある騎手に依頼したい、そしたら柴田善騎手がたまたま空いていたということではないでしょうか。となれば、けっこう期待していいということになります。私としては一気にテンションが高くなってしまいました。でもまあ、デビュー戦だけに、そんなにうまくいくほど競馬は甘くはないのも事実だし、さすがにデビュー勝ちまで期待するのは、さすがに期待しすぎかなと思いました。それを裏付けるように、厩務員のコメントは「切れる脚を使うタイプではないだろうし、スタートもそれほど速くないので、距離は長めが良いと思う。初戦だけに息が保つかどうか分からないが、動きは良くなってきたし、だいぶ体はしっかりしてきた。」という慎重なものでした。私としては少しだけ強気のコメントを期待していたのですが、さすがに甘かったようです。「これが現実だよなあ」としみじみと思いました。でも、繰り返しになりますが、柴田善騎手を起用するということは、まったく自信がないわけではないとは思うのです。なので、それなりの結果は期待してもいいのではないかな、とどうしても思ってしまいます。私としては思い切って3着以内を目標にしたいです。現実はそんなに甘くはないのかもしれませんが、今回は強気でいきたいです。せっかく柴田善騎手が乗ってくれるのだから、ここはきっちりと内容を残して、次も柴田善騎手に乗ってもらえるような走りをしてほしいです。時期的な問題もあるし、トライアンフには何とか頑張ってほしい、というよりも、頑張ってもらわないと困る、といったところです。
出走馬がいないということもあったのですが、また2ヶ月もこの日記をさぼってしまいました。自分でもまずいとは思っているのですが、いろいろと多忙ということもあり、なかなか書けないのが現状です。とはいっても、2ヶ月も何も書かないというのはちっとさぼりすぎかなとは思っており、今後は何とかしたいとは思っています。とか言いながらいつも滞っているのですが・・・・
それでは愛馬の近況を報告します。
シルクサラマンダー
結論から言いますと、今週デビューすることとなりました。(^_^;)
帰厩したことも報告せずにいきなりデビューというのも何なんですが、これまでの経過を説明しますと、7月上旬に帰厩を果たして、順調に調整されてきました。追い切り本数からいけば、ちょっとデビューは早いような感じもするのですが、デビューを決めた以上はそれだけ調子が良いということだと思います。佐藤吉調教師の評価もそれなりのようですし、どういう走りをしてくれるか本当に楽しみです。でも、急仕上げという感じもするので、デビュー戦でいきなり結果を出すというのは厳しいかもしれません。未勝利戦も残りわずかという状況も考えますと、少しでもレースを使った方がいいという判断かもしれません。なので、デビュー戦はあまり期待しない方がいいかもしれません。とはいえ、未勝利戦が残り少ないという状況からいって、最終的に勝ち上がりまで考えるならそれなりの競馬はしてもらわないと困ります。競馬はそんなに甘いものでないことは今までの経験でイヤというほど思い知らされてきましたが、勝ち上がりを意識するのであれば、掲示板に載ることを最低の目標にしないといけないでしょう。もちろん、掲示板に入らなければジエンドというわけではないとは思います。でも、見せ場もないようでは話にはなりません。そういう観点から考えれば、一般的には掲示板に入るくらいの競馬をしないと、未勝利脱出は難しいはずです。なので、デビューできることは嬉しいことですが、やっぱりそれなりの結果も求めたいです。厩舎のコメントだけでは、サラマンダーのレベルがどの程度のものなのか計れないですが、私としてはサラマンダーのポテンシャルを信じるしかありません。牡馬混合のオープン特別を勝っているトーワナゴンの仔という血統的な裏付けもありますし、いきなり勝ってしまっても不思議はないという気持ちも正直なところはあります。でも、大きなことは言いません。とにかく次に繋がる良い走りをしてほしい、その気持ちが1番強いです。
シルクトライアンフ
骨折で出遅れていたトライアンフですが、こちらもなんとか6月下旬に入厩を果たすことができました。もう少し時間がかかるかなと思っていただけに、河野調教師に声をかけてもらえたことに素直に喜んでいます。ただ、やはり「まだトモに力が入っていない」という厳しい評価です。もともと体質が弱かったし、そのうえ骨折していたのだから、さすがにやむ得ないかなとは思います。でも、入厩して1ヶ月たっているのに、まだデビューの目処が立っていないというのはちょっとどうなのかなという気持ちもあります。未勝利戦が残りわずかという状況ということもあり、私もかなり焦ってきていますし、できるだけ早くデビューしてほしいという気持ちもあります。でも、ただデビューするだけでは意味がありませんし、最終的に勝ち上がりを目指す以上は、それなりの結果を出してもらわないといけないということになります。となると、まずはきっちりと仕上げてもらうことが大切ということになります。早くデビューしてほしい、でも万全の状態でないと意味がないというわけだから、私も頭が痛いです。ここまでくれば、もう開き直るしかないのかもしれません。今は調子が上がってくるのを待つしかないということです。あとは河野調教師にきっちりと仕上げてもらって、一発で結果を出してくれる、それに賭けるしかありません。
シルクバッカス
休み明けからレースを2度走ったものの、2度とも惨敗に終わったバッカスですが、さすがの河野調教師も状態が悪すぎると判断したようで、あっけなく牧場に強制送還となってしまいました。とりあえずレースであんな走りしかできないのであれば、この判断には文句を言えるはずもありません。なので今回の河野調教師の判断は仕方ないと思っています。ただ、今振り返って思うことは、12月に放牧されてから帰厩を果たす3月までの間に牧場(天栄ホースパーク)は何をやっていたのか?ということです。12月までにけっこうレースを走っていたので疲れはあったと思います。それは当然ですが、3ヶ月も時間をもらって立て直せないというのはあまりにおかしいです。放牧中のコメントをみても、「ずいぶんとのんびりしているなあ」と感じていましたが、こういう結果になると、なおさら牧場(天栄ホースパーク)の育成方針というか、調整方針に疑問を持ってしまいます。今回の放牧後も、まずは休ませてリフレッシュさせているということのようですが、レースを2度しか使っていない馬を休ませてどうするのだろう?という感じを受けます。疲れているのは事実だとしても、調教を休ませる必要まであるのかと思ってしまいます。こんな感じだとまだまだ時間がかかりそうだし、戻ってきても前回と同じ状況ということもあるのではないかと不安でいっぱいです。もちろん天栄ホースパークの問題ではなく、バッカス自身の問題ということもあるかもしれません。でも、他の愛馬の対応でも疑問が多いだけに、天栄ホースパークに対する不信感はけっこう大きなものです。今までこのことには触れてきませんでしたので、唐突という印象を受ける方もいるとは思いますが、さすがの私もちょっとひどいのではないかと感じてしまったので、今回は触れさえていただきました。私を納得させるには結果を出してもらうしかありません。次の復帰戦ではそれなりの結果を出してもらい、私のこの不安感を払拭していただきたいと思います。
シルクプライズ
1月に裂蹄となり放牧に出されていたプライズですが、実は7月に1度帰厩しました。天栄ホースパークでもけっこう乗り込んでいたので、そろそろかなとは思っていた時に帰厩が決まったので、驚きとかは特になかったです。私としては、けっこう早い時期にレース復帰できるのではないか、と思っていたくらいです。ところが、河野調教師の最初のコメントは「心臓がぜんぜんできていない」というものでした。「はあ?」これが私の感想です。そして、天栄ホースパークは何をやっているのだろう?と腹が立ちました。仕上げる前に調教師から帰厩の指示が出たということかもしれませんが、放牧してから半年以上経過しているのだから仕上げられなかったとは言えないと思うのです。まあ、未勝利馬じゃないからこれからしっかり作ってもらえばいいことなんで、あとは河野調教師にきっちりと仕上げてもらいましょう、と思うことにしました。そしたら、今度は厩舎で脚を捻ってしまったというではないですか。もちろん天栄ホースパークに強制送還です。私の愛馬はどうも運がないというか、うまくいかないことばかりです。まあ、症状は軽いようなので、すぐに乗り込みを開始できるようなんですが、今度はしっかりと乗り込んでかなりのレベルまで仕上がっていないと帰厩させてもらえないかもしれません。天栄ホースパークには今度こそきっちりと仕上げてもらいたい、それだけです。
シルクバッカス
先日の東京で復帰2戦目を走ったわけですが、残念ながら再び12着という惨敗に終わってしまいました。(T_T) とりあえずレースを紹介します。
まずは、パドックですが、パドック解説者も言っていましたが「毛艶が悪かった」ように感じました。昨年の今頃は負け続けていても、馬体だけはよく見せていた馬なので、調子がいまいちなのかな、とは思いました。この時点で、あまり期待しないようにしようと改めて思いました。そしてレースです。スタートはふつうだったと思います。ただ、そこから田中勝騎手が意識して先行させたのだと思いますが、1コーナーでは2番手という意外な位置取りをとったのです。このクラスの2400mとなるとどうしてもペースは速くならないし、瞬発力のある馬もいませんから、どうしても先行馬が有利ということになります。前走が後方からの競馬でまったく伸びないというレースだったこともありましたし、田中勝騎手としては先行しないと話にならないと思っていたのだと思います。私としてもこの位置取りには、少し前すぎるとは思いましたが、後方よりはずっと良いと思ったし、未勝利戦を勝ち上がった時はこんな感じのレースだったので、これはもしかしたら復調しているのかもしれないと、良い方に考えるようにしました。ペースはスローよりもちょっと速いようにも感じましたが、後ろを離しているわけではないし、まあ勝てないにしても大きく崩れることはないだろう、と思って見てました。4コーナー手前くらいでいったん位置取りが下がった時に、「もしかして疲れたのか?」と思いましたが、すぐに「脚を貯めているだけだろう」と気を取り直して見ていたら、直線入り口では再び前を追い上げる感じになったので、「やっぱり脚を貯めていただけだった」と思い、直線では「そこから突き抜けろ!」と心で叫びました。しかし、なかなか前との差は詰まりません。まあ、エンジンのかかりが遅い馬だから「これから、これから」と待っていましたが、そうこうしているうちに、後方の馬に抜かされ始めるではないですか。これをみてさすがに「終わった」と思いました。でもまだ頑張れば5着ぐらいには粘れるのではないかとちょっとの間だけ思いましたが、バッカスの失速の度合いは半端ではなかったです。途中から田中勝騎手は追うことをやめてしまったし、あとはズルズルと落ちる一方です。最終的には前走よりもひどい12着でゴールということになってしまいました。
レースが終わっての感想としては「やっぱりダメかあ」という感じでした。前走が惨敗だったので、そんなに大きな期待はしていなかったし、一気に馬が変わるとも思ってなかったので、前走のレース直後のようなショックはあまりなかったのですが、それでもさすがに落ち込みはしました。着順的なことでいえば、前走が11着だったのだから今回は少なくてもそれ以上の走りはしてくれるのだろうとどうしても思うものだし、それが前走よりも悪くなったというのは大きな問題と言えます。ただ、前半積極的にレースを進めて、直線で力尽きたわけですから、内容としては大きく負けるのも仕方なかったのも確かだとは思います。でも惨敗したことに変わりはないわけだし、あの内容であれば後方からレースを進めても、掲示板も難しかったと思っています。そんな感じだから作戦うんぬんよりも、バッカス自身の体調の悪さはけっこう深刻かもしれません。デビューしたときはしばらく凡走を繰り返して、急に好転していることからすれば、もうしばらく待っていれば、結果を出すようになるとは思っていますが、やっぱり本当に結果を出してくれないと、どうしても不安から解放されません。私個人的な意見で言えば、どうせしばらくは勝てないのであれば、もっと短い距離を使って、速い流れの競馬を経験させた方がいいのではないかと感じています。未勝利の時も好走したのは1800m戦でしたし、馬に刺激を与えるというか、やる気を起こさせるという効果もあるような気がするのです。でもまあ、そういうレベルの問題でもないような気がするし、基本的にはどんなレースであれ体調が上がるのをじっくりと待つしかないのかなとは思っています。次開催は小回り福島なので新潟まで待つことになるかもしれませんが、個人的にはできるだけ多くレースを使ったような気もしています。最後は河野調教師の判断を信用するしかないですが、私としては福島での出走を期待したいです。そこで、なんとか上昇のきっかけをつかんでほしいです。
シルクバッカス
復帰戦で11着に敗れたバッカスですが、明日の東京7Rの芝2400mに出走することとなりました。前走もう少し良い結果であったならば、今回はかなり気合いが入っていたと思うのですが、前走が11着ですからね。今回はさすがに強気にはなれません。詳しく調べたわけではないので分からないところもあるのですが、メンバー的にはそれほどレベルが高いようには感じないので、ポテンシャルとしては十分に通用するはずで、いちおう勝ってしまうということも想定はしているのですが、でもあまり過度に期待しないようにとは思っています。何せ前走はスタートでもたついて後方からの競馬ですからね。このクラスの長距離戦だと先行できるくらいでないと苦しいはずですから、スタートでの行きっぷりが戻らないうちは勝ち負けは難しいと感じています。でもまあ、一叩きされた上積みはあるだろうし、鞍上も主戦の田中勝騎手に戻りましたからね。そこそこの結果は出してもらわないと困るとは思っています。気持ちとしては何とか掲示板は外してほしくないという気持ちは強いです。でもまあ、デビューしてからしばらくはなかなか調子が上がらなかったことかすれば、もう少し時間がかかるのかもしれません。それなりに期待はしていますが、どんな結果でも受け入れる覚悟もできていますので、今回は静かに応援しようと思っています。
シルクバッカス
先日の新潟で復帰を果たしたバッカスですが、残念ながら11着に終わりました。とりあえずレースを報告します。
まずはパドックです。とにかく馬体はよく見せる馬なので、昨年はパドックの時点ではいつも「これなら勝てる」と思ったものですが、それで裏切り続けられた時期もあったので、あまり気にしないことにしています。でも、今回見て思ったのは「もっさりとしていて覇気がない」ということです。昨年に比べると毛づやも悪かったと思うし、「好馬体」という印象はあまりなかったです。レースが終わって考えれば、いつもよく見せる馬が、悪く見えたということは「体調はまだまだ」という状態だったのかもしれません。次にレースです。スタートは可もなく不可もなくという感じでした。たぶんスローになるだろうから、できるだけ前の方に行ってほしいと思っていたのですが、1コーナーの時点で最後方という位置取りにさすがにがっかりしました。でも、ペースは意外にスローでもないようなので、まだ何とかなるかもしれないと思って見ていましたが、さすがにこの位置から勝ちきるのは難しいだろうなとは思っていました。そのままの位置取りで3コーナーまで行き、ここらへんから徐々に上がっていこうという感じは受けました。4コーナーでは先行集団を射程圏に入れようとする雰囲気は感じましたし、直線では大外からかなり伸びてくるのではないか、という期待を抱いて見ていましたが、直線に入っても前との差をまったく詰められず、「エンジンのかかりが遅い馬だから」ということで、少しは我慢したましたが、しばらくすると逆に先行集団に引き離されている感じになってきたので、「もうダメだ」とさすがに諦めました。結局、最後までエンジンがかかることなく、まさかの11着でゴールとなりました。
レース後の率直な感想としては「がっかりした」というのが正直なところです。昨秋には500万クラスで2着していたことを考えれば、まだ8分のデキだったとしても掲示板くらいは走ってくれるものだと思っていました。それが2桁着順ですからショックの方が大きいです。たとえばハイペースを先行してしまいスタミナ切れで惨敗ということであれば、まだ納得できますが、後方からの競馬で後方のまま終わるという内容はあまりにひどすぎます。休み明けということを考えれば、やむ得ない面もあったとは思います。しかし、私はこの馬は500万クラスで終わるような馬ではないと思ってるので、500万クラスではたとえ休み明けでも2桁着順まで負けることはないと思っていたのです。この結果からすると、500万クラスはなんとかクリアしたとしても、さらに上を目指すのは難しいかもしれません。なんとなく、そんなことまで考えてしまいました。でもまあ、実力を出し切っていないのは明らかだし、デビューの時も惨敗続きから一変した馬なので、ダメな時はダメで、良い時は良いという馬なのかもしれません。となると、もう少し叩かないと調子は上がってこないのかもしれません。本当は近いうちに500万はクリアしてくれるだろうと思っていましたが、この分だと少し時間がかかるかもしれません。できれば一気に準オープンくらいまで出世してほしいと思っていましたが、あまりに過度に期待しない方がいいかもしれません。まずは500万クラスで好走できるようになることだけを考えた方がいいかもしれません。次はたぶん東京だと思いますが、さすがに勝ち負けまでは期待しない方がいいんでしょうね。次はとりあえずは掲示板を目標に頑張ってもらうしかないです。
シルクバッカス
3月末に帰厩したバッカスがなんとか復帰レースを迎えることとなりました。500万クラスでも未勝利戦勝ち上がり直後に2着と好走していますから能力的には十分に通用するはずです。メンバーも抜けて強いという感じではないように感じるので、いきなり勝ちきるということもあると思っています。とはいえ、いちおう休み明けですからね。未勝利戦までけっこう時間がかかったことも考えれば、叩かれながら調子を上げていくタイプかもしれないので、いきなりはあまり期待しない方がいいのかもしれません。まあ、未勝利戦と違って時間が限られているというわけではないので、今回は結果をあまり意識せず内容あるレースをしてくれればいいかなと思っています。って、ずいぶんとのんきだと思われますが、これには理由があります。鞍上が江田勇亮騎手ということで私のテンションが上がらないのです。勇亮騎手にはかなり失礼だとは思うのですが、今年は障害しか騎乗しておらず、平地のレースは今年は初騎乗ということを考えれば、やはり期待薄と感じてしまうのは仕方ないことだと思うのです。でも、まったく期待していないわけではないのです。勇亮騎手は昨年も騎乗数が少ないのですが、その中でも河野調教師はけっこう勇亮騎手を使っているんですよ。つまり、個人的なつきあいはけっこう深いと思うのですよ。ということは、たまには勝つチャンスのある馬に乗せてあげようということではないでしょうか?最初から勝つチャンスがないと思っているのであれば、わざわざ勇亮騎手を新潟まで行かせて騎乗させる必要もないわけで、新潟に参戦している騎手で余っている人を使えばいいはずなのです。なので、私はそれなりにチャンスはあるとは思っているのです。まあ、そうはいっても、ほとんど騎乗していないジョッキーがいきなり結果を出せるほど競馬は甘いものではないです。それは分かっているつもりです。なので、ある意味では惨敗も仕方ないかなとは思っています。でも、能力が違いすぎれば、騎手は誰でもいいはず、という考え方だってできます。なので、まったく期待していないというわけでもないのです。河野調教師としては、ここは叩き台としてそこそこの結果を出しくれればオッケーで、次の東京で田中勝騎手を乗せて勝ち負けだと思っているのだとは思います。だから、勝ってしまえばそれはそれでもちろん良いことだし、負けたにしてもそこそこの内容であれば、次に繋がるのでそれはそれでいいと思っています。私の中でも勝負は次の東京だと思っているので、明日はのんびりと応援したいと思っています。
また日記が滞ってしまいました。すみませんでした。今週は予想関係を休みにしたこともあり、我が愛馬の近況を報告させていただきます。
シルクバッカス
まずはバッカスです。先月、もう少し時間がかかりそうとコメントしたのですが、なんと次の週には帰厩を果たしたのです。しばらく休ませていて、ようやく強い調教を始めたところだっただけに、まさかこんなに早く声をかけてもらえるとは思っていなかったです。もしかしたら、バッカスは河野調教師からけっこう期待されているのかもしれません。その期待に応えられるよう、なんとか早くレースに復帰して結果を出してほしいと思います。とはいえ、まだまだ調教不足の状態での帰厩だったので、さすがに馬体は緩いようで、レースまでにはけっこう時間がかかりそうなのです。河野調教師としても、ここまで緩めていたとは思っていなかったようで、ちょっと計算外だったように私には感じました。私も天栄HPの対応が、ちょっとのんびりしすぎというか、休ませすぎという感じがしたので、ちゃんと連携はとれていたのだろうか?と疑問に感じました。でも、そうであれば牧場に置いておくよりも厩舎にいる方が、絶対にバッカスのためとなるわけだし、結果として早めに入厩できたのは良かったと思います。直線の長い東京と新潟が合っているタイプだと思うだけに、次の東京開催には間に合うだろうし、早ければ新潟で使えるということもあるかもしれません。夏の福島を挟んで、再び新潟開催につながるわけですから、本当に良い時期に帰厩できたと思います。時間はもう少しかかると思いますが、きっちりと仕上げてもらって、500万クラスは早めに目処をつけてもらい、1000万クラスで好勝負できるくらいになってほしいと思います。でもまあ、まずは復帰戦を迎えることが大事ですね。ケガをしてしまったら意味がないわけですから、それまで無事に調教を積んで、きっちりと再スタートを切ってもらいたいと思います。
シルクサラマンダー
先月、ようやく入厩を果たしてくれて、ホッとしたところだったのですが、私の不安が的中してしまい、調教を強めていったところ脚部不安を起こしてしまい、再び放牧となってしまいました。現在も安静にしているということで、調教再開の目処もたっていません。それでも佐藤吉調教師の期待は大きいようで「夏までには戻したい」ということらしいので、とりあえず調教がそれなりにできるようになれば、すぐにでも帰厩するということもあるかもしれません。そうは言っても、この時期の強制送還はかなり厳しいものがあります。夏にレースを使えたにしても、使える回数は限られてくるし、その中で結果を出さないといけないというのは、かなり厳しいです。それに、強い調教をすると脚部不安を発症してきたのだから、帰厩してもまだ同じように脚部不安を発症するということも十分に考えられるというのも、つらいところです。この時期にこんな状況にあるというのは、正直なところそれなりの覚悟もしておかなければいかないのかなあ、とも思ってしまいます。でも、まだ望みが絶たれたわけではないので、奇跡を信じてこの馬の復活を待ちたいと思っています。
シルクプライズ
とりあえず、軽い乗り込みができるくらいまでには回復してきました。ずっと楽をしていたので、急にピッチを上げるということはないとは思うので、しばらくは様子見というか、じっくりと乗り込むことになると思います。それでも、1ヶ月から2ヶ月くらい調教を積めば、帰厩の目処は立つのではないでしょうか。となると、5月中の帰厩を期待したいですね。この馬の場合は馬体が小さいので、仕上げはそんなに難しくないだろうし、早ければ6月中のレース復帰も可能かもしれません。でもまあ、かなり希望的観測なので、そううまくはいかないかもしれません。でも、そろそろカイバ代をしっかりと稼いでもらうためにも活躍してもらわないと困るだけに、早めのレース復帰を願わずにはいられません。待つしかないのは分かっているのですが、「ゆっくり待ちたい」という心境ではなく、「できるだけ早く復帰してくれ!」という感じです。
シルクトライアンフ
前回、1月に骨折したことを報告したところですが、そろそろ乗り運動を始めることができそうなところまで回復してきました。もうのんびりしていられる時期でもないですし、早く入厩できるレベルまで仕上がってほしいのですが、さすがに急に調教を強くするのは危険でしょうから、もうしばらくは、じっと我慢するしかないのだとは思っています。このまま順調に回復していったにしても、デビュー戦は7月がいいところでしょう。前回も言いましたが、そうなるとデビュー勝ちを狙うくらいでないと未勝利脱出は厳しいと思ってしまいます。そういう意味では、今となってはこの馬のポテンシャルを信じるしかありません。まあ、その前に入厩してデビューまで駒を進めないと何もできないわけですから、まずは強い調教をこなせるようになって、河野調教師に声をかけてもらうことが先です。なんとか順調に仕上がっていってもらいたいものです。
この日記が長期にわたり滞ってしまい本当にすみませんでした。いろいろと多忙だったため予想関係のページ更新すらままならない状況だったこともあり、この日記まで手が回らなかったというのが正直なところですが、1行でも2行でも書くべきだったかもしれないと反省しているところです。今後はできるだけ頑張りたいと思っていますので、またよろしくお願いします。
それでは今回の報告に入ります。大きな動きとしては、ステイゴールド産駒のサラマンダーが遂に入厩を果たしたのです。2歳時からそこそこ調教は積んでいたものの、仕上げにかかろうとすると疲れを出していたように、どうしても仕上がりきらなかった馬なので、正直なところもう少し時間がかかると思っていました。実際のところ、やっと速いところを始められるようになったレベルで、入厩はまだまだ先だと思っていたくらいなので、「入厩した」と知った時は、「えっ!もう入厩したの?」という感じでした。そんな段階だったにもかかわらず、佐藤吉調教師が入厩させたということは、この馬に大きな期待をかけていると判断したいです。とにかく、入厩しないと始まらない競馬の世界でその最初の1歩を進めたことに対しては素直に喜びたいです。本当に良かったと思います。ただ、先ほども言いいましたとおり仕上がり具合はまだまだのレベルですから、デビューまでは時間がかかるはずです。私の感覚で言えば、レースまでに最低でも2ヶ月の調整は必要のように感じます。でもまあ、牧場ではなく厩舎で調教を積んでもらえるというのは気分的に違います。調子が上がってきた時にレースに使ってもらえるわけですから、牧場にいて「いつ入厩なんだ?」と焦っているよりは気分的にはずっと楽です。心配としては、強い調教をやったときにまた体調を崩すのではないか、ということです。もう3歳馬だからそろそろ体もしっかりしてもらわないといけないと思っているのですが、こういうのは体質ということもあるので、やっぱり不安の方が大きいです。でも、これさえ乗り切れれば、母がオープン勝ちのあるトーワナゴンだけに、この馬ならばきっと未勝利は勝ち上がってくれると信じています。なので、繰り返しになりますが、ケガというか脚部不安を発症しないことが最大の課題だと思っています。厳しい調教を乗り切って無事にデビュー戦を迎えることさせできれば、きっと結果を出してくれるはずです。それまで頑張って調教に耐えてほしいです。
それではついでなので、他の馬の近況も報告します。
シルクプライズ
前回の日記をみて、この馬が放牧に出されたということを報告していなかったことに気づきました。本当に私は何をやっているのだろうか、という感じです。本当にすみませんでした。経過を報告しますと、12月に復帰2戦目を4着とまあまあの結果を残し、その後順調に調整され1月の中山で3戦目を走る予定だったのですが、実はまさかの裂蹄になってしまいレースは見送りとなったのです。症状としても「軽い」というレベルではなかったので、再度放牧に出されるということになったのです。12月の中京でそれなりの競馬はしてくれたので「これから」という時だっただけに本当に残念でなりません。屈腱炎とか完治が難しいというものではないと思うので、完治さえすれば何の問題もないとは思うのですが、どのくらいで完治するのかというのが大きな問題です。私も詳しいことは分からないのですが、少なくても半年は復帰までには時間がかかるのではないかとは思っています。それに、河野厩舎は素質馬が多いから完治してもすぐに入厩というわけにはいかないということもあります。そう考えると、私にとっては本当に頭の痛いことです。でも、こうなっては仕方ないです。カイバ代をようやく稼いでくれるかなと思っていたところですが、また我慢して待つしかありません。いつかはオープンまで上り詰めてくれると信じて今はひたすら回復を待つしかないという状況です。
シルクバッカス
リフレッシュ放牧に出されて約3ヶ月になるわけですが、徐々に調教のペースを上げてきているところです。ただ、調子はようやく上がってきたばかりというところらしいので、入厩まではもう少し時間がかかりそうです。私としては、芝のレースが増えてくる4月頃の復帰、つまりは3月中の帰厩を期待していたのですが、今の状況だとそれは無理のようです。3歳馬のようにそんなに地力強化に力を入れなくてもいいのではないか?それよりも早くレースに戻してレースの中で鍛えていった方がいいのではないか?という気持ちもあるので、できれば早い段階で厩舎に戻してもらって、レースで調子を上げていくという方がいいと思うのですが、素質馬の多い河野厩舎ということもあるし、やはりかなり仕上がった状態になるまでは入厩はないのだろうなとは思っています。このまま放置されるというのが一番怖いのですが、こればかりは河野調教師を信じるしかありません。あまり遅くはない時期に復帰できて、レースで結果を出してくれることを願って、もうしばらく待ちたいと思います。
シルクトライアンフ
今、一番問題なのは実はこの馬です。1月に軽い骨折を発症してしまいまだ乗り運動も始めていない状態なのです。3歳未勝利馬がこの時期に乗り運動もできないというのだからあまりにやばり状況です。そろそろウォーキングマシンでの運動が始められそうという段階ですから、入厩まではあと2・3ヶ月はかかるだろうし、そうなると早くてもデビュー戦は7月頃になるわけで、デビューしてすぐに結果を出すというのも厳しいだろうし、未勝利戦が終了するまでの時間があまりに少ないのです。現実的に考えれば、この時期に乗り運動もできないというのは「勝ち上がりはかなり難しい」ということになるとは思っています。でも、可能性がないわけではないし、まだ諦めるには早すぎます。とんでもない能力を持っていて、デビュー戦で勝ってしまうということもあるかもしれませんし、そういう奇跡というか、ポテンシャルの違いというのを期待して今はゆっくりと待つしかありません。
今日の中京8Rに出走したプライズですが、とりあえず4着に頑張りました。まあ、これが良かったのか悪かったのかは少し微妙ですが、最低でも掲示板とは思っていたので、合格点はあげたいと思っています。では、レースを紹介します。パドックは可もなく不可もなくというところでしょうか。極端にイレ込んでいるわけでもなかったし、そんなに悪くはなかったように見えました。でも、解説者は前捌きが硬いとか、テンションが高いみたいなことを言っていたので、どちらかというとあまり良くなかったのかもしれません。レースなんですが、ダート変更は知っていたのですが、まさか1000mに距離も短縮されているとまでは思ってなかったので、それを知った時はけっこう驚いたというか、「かなりやばいなあ」と思ってました。マイルの芙蓉Sでも後ろから競馬した馬ですから、1000mのペースにはついていけるはずがないからです。でもまあ、こうなってしまったら仕方ないし、他の馬も条件は同じですからね。何とか頑張ってもらうしかないと思って、気持ちを切り替えました。そしてスタートです。1000mだから出遅れだけは勘弁してくれと思っていたら、見事にやってしまいました。明らかな出遅れにこの時点で私は勝ち負けを半分諦めました。大きな出遅れではなかったので10番手くらいにはポジションを取れたものの、先頭集団は速い速い。3コーナーを過ぎても直線の入り口でも差はほとんど縮まらず、差し切るのはかなり難しい状況でした。田中勝騎手もけっこう追っていたように見えたので、やはりダートが合わずダメだということなかもしれない、そうであれば直線もこのまま伸びないで終わるのかもしれない、と半分諦めていたら、直線半ばくらいからプライズが一気に伸びてきたのです。どちらかというと前の馬が失速したのだとは思いますが、でもプライズはけっこう凄い追い込みを見せたのです。さすがに先頭までは届かないかな、という感じでしたが、前にいた4・5頭はあっという間に交わして、3着馬もぎりぎり差せるか!というところだったのですが、僅かに届かず4着に終わったのです。 レースが終わっての率直な感想は、「出遅れがなければ」と「距離があと1Fあれば」ということです。1000m戦だっただけにスタートの出遅れは致命傷でした。スタートでもう少しだけ前にいれば十分に勝ち切れたと思わずにはいられません。そういう意味では痛恨の出遅れだったと言えます。それに直線であれだけの伸びを見せるというか、エンジンのかかりが遅いということは、1000mが短すぎたということだと思います。やはり基本的にはマイルくらいの方が合っているということなのだと思います。でも、気性的な問題もあるから1200mを使うことになったわけだから、現時点では1200mを使うしかないけど、1000mはさすがに短いと考えていいと思います。まあ、そう考えれば、次に繋がる良い内容だったとは思います。とはいえ、4着に負けたのも事実です。中京コースだったことからも相手もそんなには強くはなかったとは思います。芝だったらもっと良い競馬ができたかもしれないという考え方もできますが、この程度の相手で4着だと中山に戻ったら掲示板も厳しいという考え方もできます。そんなふうに考えていくと、それでは次はどうすればいいのか?というのがいまいち分からなくなるんですが、とりあえず小倉に行くには少し遠いから、中山のダート1200mを使うしかないのかなとは思います。河野調教師はダートがダメだったら1度放牧に出すとも言っていたようなので、そういうこともあるかもしれませんが、でもとりあえずはダートでも結果を出したのだから、もう1度ダートを使ってもいいと私は思います。その次になれば芝のレースも出てくるし、もう1度だけ使ってもらいたいです。そして再び好走してもらって、放牧されることなくこのまま使い続けてもらいたいです。
今回はプライズです。先月1年ぶりにレース復帰したものの13着に惨敗を喫したわけですが、巻き返しを期して今日の中京8Rに出走することとなりました。で、実は中京8Rは芝のレースだったのですが、なんと雪のためダート変更となってしまったのです。わざわざ芝のレースを求めて中京まで来たのに、結局ダート戦になったのでは中京まで来た意味がないです。まあ、他の馬も芝でないとダメという馬ばかりが集まっているのでしょうから、血統的にはダート馬のプライズにとっては、相手関係を考えれば大きなプラスとも考えられますが、ダートを走ったことがないのだからやはり不安の方が大きいです。まあ、前走13着に負けていることも考えると、いきなり勝ち負けを考えるのもちょっと欲張りかな、という感じもしますし、とりあえずは掲示板に入ってくれればいいかな、くらいに思っています。ここでダートでも走れると分かれば、次のレース選択で幅を広げることができるし、そういう意味でも前走から大きく前進する走りを見せてほしいです。ローカル中京ということで鞍上が心配だったのですが、CBC賞があることで、田中勝騎手が中京入りしていたというのも大きいです。前走でプライズの雰囲気は理解してくれたと思うし、今度はきっちりと結果を出してもらいたいです。
いろいろと忙しくまた事後報告になってしまいました。本当に申し訳ありません。実は先週の日曜阪神8Rにバッカスが出走したのです。初めてのダート戦となったわけですが、冬場は500万クラスに芝のレースがないので仕方なくダートを走ったという経緯です。最近のブライアンズタイム産駒はダートで強い傾向があるからダートの方が強い走りをするかもしれない、という気持ちもあったのですが、ダートでは全くダメかもしれないという気持ちももちろんあり、レース前は期待と不安が交錯していたという感じでした。芝ではすでに結果を出しているので、これでダートでも結果を出すようであれば、今後を考えるうえで幅が広がりレース選択も容易になると思っていたので、ダートでも結果を出してくれれはそれにこしたことはないと思っていましたが、結果は残念なものに終わりました。
それではレースを紹介します。(テレビ観戦です)パドックはいつもどおりだったと思います。相変わらず良い馬体だなあと見ていました。ただ、デビューの頃から馬体はきれいだったので、必ずしもレース結果に直結するとはとは思っていなかったです。(^_^;) レースですが、スタートはちょっと遅れたかなという感じがしましたが、レースに影響するほどではなく、田中勝騎手もけっこう押していたので中団くらいに落ち着くかなと思って見てました。テレビの画面が先行集団に移ったので、最終的にバッカスがどこらへんに位置取ったのか分からず、先行集団から徐々にテレビの画面が後続集団と移ってくるわけですが、中団あたりを過ぎてもバッカスの姿が映らないではありませんか。あれっあれっと思っていたら、結局、最後の最後でバッカスが映し出され、つまりは位置取りは最終的に後方から2番手だったわけで、私としてはかなりがっかりしました。ただでさえ追い込みがきかないダート戦だけに後方からの競馬で勝てるわけがありません。この時点で私は勝ち負けは諦めました。あとはどのくらいまで追い上げることができるか、ということでしたが、3コーナーを過ぎても前との差を詰めるという感じではなかったし、4コーナー手前でも脚色はいまいちで、かなりやばいなと思って見てました。結局、後手を踏んでいたこともあり、外に出すことはできず、直線ではインコースを突いたのですが、一瞬だけ「伸びるかも」と思ったものの前との差を詰めることがまったくできず、逆に引き離され気味になってしまいました。結局12着という惨敗に終わってしまいました。
今回のレースで思ったのは2つです。1つは「ダート適性はないかも」ということです。1コーナーから最後方という競馬になったということは、ダートでは流れに乗れることができなかったということであり、ダートではパワー不足だったということではないでしょうか。直線も後方からの競馬だった割にはまったく伸びていなかったし、これまでの芝の走りから考えてもこの馬らしさがまったくありませんでした。すでに500万クラスで2着した実績を考えてもクラスの壁ということはあり得ないし、「ダートが合わなかった」という結論が最も説得力があると思います。2つめは「調子が落ちてきているのかも」ということです。最近の陣営のコメントからは少しピリっとしないみたいなのが多かったし、5月から1月に1回のペースで走ってきた馬だけに、そろそろ疲れが出てもおかしくはないです。そうであれば、ダートうんぬんよりも調子が落ちていて本来の走りができなかったということかもしれません。では、どちらが正解なのか、と言われれば、私は基本的には「ダート適性がなかった」と思っています。ただ、それにしても負けすぎなので、「調子落ち」もあったとは思っています。なので、ダート適性がないうえに調子も落ちていたと考えます。となれば、今後は放牧に出して疲れを癒すしかないでしょう。どうせ冬場はダートのレースしかないのだから、ちょうどいい放牧のタイミングです。河野厩舎は1度放牧に出されると、帰厩まで時間がかかるということもあるのですが、いつかは休ませないといけないわけだし、であればダート戦がない今の時期がいいと思うのですよね。そう思っていたら案の定、立て直しのために放牧に出されました。私としてはもちろん異論はありません。ただ、放牧からなかなか戻してもらえないかも、という不安はあります。でもブライアンズタイム産駒という良血でもありますし、あんまり放置もしないと思うのですよね。春に戻してもらってまた強い競馬を見せてくれるというのに期待したいというか、そうなることを願うのみです。あんまりゆっくりしすぎても困るのですが、今はゆっくりと休んで疲れを癒やしてほしいと思っています。
約1年振りのレースに臨んだプライズですが、残念ながら13頭中13着というしんがり負けに終わりました。まずはレースを紹介します。(テレビ観戦です。)パドックは画面を見る限りでは良く見えました。少しうるさいかなとは思いましたが、おとなしすぎるよりはいいかなと思って見てました。馬体は大幅に増えていましたが、太くは見えなかったのでたぶん成長分でしょう。私としてはパドックを見て「けっこうやるんじゃないか」と素直に思ってしまいました。でも、テレビの解説でも「かなりうるさい」みたいなコメントが出たし、生で観戦した方の情報だとけっこうイレ込んでいたようなので、気性的にはかなり問題があったようです。実際のレースでもそれが出てしまったような負け方でしたから、精神的にまだレースに集中できるという状態ではなかったようです。実際のレースですが、スタートは問題なく出ました。休み明け初戦だからあまり無理せず中団かそれより少し後くらいの位置取りになるだろうとは思っていたので、位置取りは思っていたとおりでした。ただ、口を割って走っていて田中勝騎手とはまったく折り合っていなかったようです。3コーナーくらいでも状況は変わらず、この時点で「かなり厳しい」とは思いました。4コーナー手前あたりから頭を上げなくなったので、やっと折り合ったかな、と見ていたら、直線入り口では先頭に立とうかという位置まで一気にまくってくるではないですか。一瞬「力の違いで突き抜けるのか!」と思いましたが、 直線の半ばにもいかないうちに息切れしたのか徐々に失速していき最終的には最後方まで下がってしまい、1頭だけ少し離された形でのしんがりでゴールとなりました。今回のレースを見て思ったのは、「どう判断するか微妙だなあ」ということです。というのは、良い方向で考えれば、今回は休み明けだったから掛かってしまい、4コーナーでも田中勝騎手が手綱を緩めたとたんに暴走してしまったわけで、直線での失速も仕方ないという考え方であり、実力というよりは気性的にレースに集中できてなかっただけであり、一叩きされた次回はレースに集中できるだろうから、今回のようなことはないはずという考え方です。4コーナーで先頭に立とうかという走りはして見せ場は作ったのだから能力も見せてくれたという考え方もできるし、次に繋がる競馬はしたという考え方です。もう一つはもちろん悪い方向ですが、まずはいくら気性に問題があるといってもレースであそこまで掛かるというのは問題がありすぎというか、休み明けだけが理由ではないかもしれないという考え方であり、さらに、いくら引っ掛かって4コーナーでまくっていったといっても、超スローの展開だったことを考えれば、直線であそこまで失速するというのは問題ではないか、という考え方です。言ってしまえば、気性に問題があるうえに、ポテンシャル的にも問題があるというのだから最悪です。この考え方だと、今後も500万クラスでは通用しないということになります。では私がどちらの考え方が正解だと思っているかと聞かれれば、それはやっぱり良い方向に考えるに決まっています。あれだけ掛かって、4コーナーであれだけまくっていって、それで好走したら怪物です。調教だって坂路だけだったことからして、息が保たないという不安もあったわけだし、最後の直線での失速はやむ得ないというか、前半の走りからすれば当然のことといえると思います。私はそう信じたいです。となると次の走りが非常に重要になります。今回の惨敗の理由が休み明けだったとすれば次はもう言い訳できません。一叩きされたことで大きな変わり身を見せてもらわないと、さすがに将来がなくなるかもしれません。なので次はなんとしてでも頑張ってもらわないといけません。それで私が希望することとしては、今回あれだけ掛かっているので、今回よりも短い距離を使ってほしいということです。マイルがダメということはないと思いますが、気性はすぐに矯正されるものでもないと思うのですよね。であれば、しばらくは短い距離を使って様子をみるというのが良いような気がするのです。ただ、次の中山開催になると芝のレースがなくなるし、良い条件が限られてくるのですよね。血統的にはダートタイプなのでダートを試すというのも一つの選択だろうし、芝を求めて中京遠征という選択もあるでしょう。まあ、いずれにしてもあの気性を考えると、できるだけ短い距離を使っていくというのが私は良いような気がします。そういう判断を河野調教師に期待したいです。
いつもいつも報告が遅くなって申し訳ないのですが、実はプライズもちょっと前に帰厩を果たしていて、明日の東京8Rで復帰戦を迎えることになりました。屈腱炎ではなかったものの、屈腱部に熱をもって休養に入った馬なので、育成場でもプールと坂路が中心の調整となり、帰厩してからも追い切りは坂路だけだったので、レースでどこまで対応できるか?という不安はさすがに大きいです。でもまあ、育成場の調教もけっこう早い段階で始めることができて、帰厩までにはかなり乗り込むことはできているので、仕上がり具合もそんなに悪くはないと思うのですよね。いちおうオープンの芙蓉Sで2着した馬ですし、500万クラスなら力の違いでなんとかしてしまうということも十分に考えられます。とはいっても2歳時のオープンは古馬500万とレベル的には変わらないという考え方もできるし、1年以上の休み明けというのはさすがにレース勘が戻らないというか、けっこう戸惑うとは思うのですよね。なので、さすがに今回は「勝ちきる」ことにはこだわっていないし、正直なところは「かなり難しいだろうな」と思っています。底は見せていないのは確かなので、勝ってしまっても不思議はないと思っているし、心の底では「勝ってほしい」と思っていますが、今回ばかりは入れ込まないでレースを見守ろうと思っています。でも、今後のことも考えれば、あんまりひどい負け方をされるのもけっこう厳しいものがあります。結局のところは「勝てなくてもいいけど、それなりの内容の競馬はしてほしい!」というのが私の本音です。次に繋がる良いレースを是非とも期待したいです。
先週は仕事が忙しく予想関係のページを作るだけで一杯一杯だったために報告が遅れてしまったのですが、実は先週の日曜日にバッカスが出走しました。前走2着だったことで勝ち負けを期待していたのですが、残念ながら5着という結果に終わってしまいました。それではレースを紹介します。(テレビ観戦です。)パドックは良く見えました。以前から良い馬体だなあとは思っていましたが、徐々に貫禄が出てきていると感じながら見てました。パドックを見たときは「これなら勝てる」と率直に思いました。レースですが、スタートはふつうに出ました。以前はスタートで遅れることが多かったのでゲートは本当に成長したと思います。スタート直後は先行集団に位置して、ハナに押し出されそうな雰囲気もありましたが、田中勝騎手は行く気はまったくないという感じでバッカスを抑え、少し出負けした馬が自らハナを奪いにいき、それを少し追いかけるような感じで数頭が前に出たので、バッカスはだいたい5・6番手のところで馬群が落ち着きました。ハナを奪った馬はガンガン飛ばしてかなりの差がついたのですが、1人気の馬が最後方で、武豊の馬がバッカスの後ろという位置取りだったこともあって、バッカスは淡々とポジションをキープしていたという感じでレースが進みました。3コーナーを過ぎて他の馬たちが少しづつ仕掛ける中でバッカスはまったく動かず、直線だけの勝負にこだわっているという感じでした。逃げた馬は直線に入ってもかなり前にいたのですが、たぶん失速するだろう、直線で楽に抜けるだろう、問題は後ろにいる人気の馬を抑えきれるかどうかだろうと、かなり甘く見ていました。コーナーで動かなかったために徐々に仕掛けてきた馬が外に集まってしまい、外に出せる状況ではなかったので、田中勝騎手はインに突っ込むという判断をしました。ちょっと進路が狭いなあと見ていたのですが、外に出すのは厳しそうだったし、あの判断は仕方なかったとは思いました。ただ、やっぱりスムーズさには欠けたかなあ、とはあとになって思いました。ただ、その影響が少しはあったにしても、バッカスは私の予想に反してあまり伸びてくれませんでした。大逃げを打った逃げ馬との差は少しは詰めていたのかもしれませんが、とても追いつけるという状況ではなく、それどころか2番手で追走していた馬すら捕まえられる状況にもなく、後ろにいた人気2頭にも軽く交わされる始末です。ラスト100mくらいからやっと伸びてきたという感じで、1頭だけは何とか交わしたものの、勝馬や4着馬からけっこう離された5着に終わったのです。
レースが終わって思ったことは素直に「がっかりした」です。逃げた馬が結局は勝ってしまったことからすれば、位置取りに問題があったというか、もっと前で競馬をしなければいけなかったということもあるとは思いますが、それでも後ろからの馬にも差されたわけですから位置取りだけが問題だったとも思えないです。前走の好走で500万で足踏みするレベルではないと思っていただけに、僅差の2着か3着ならともかく、けっこう離されての5着ですからかなりのショックを受けました。やはり競馬は甘くはないです。500万を軽く勝ち上がり1000万で少し揉まれてから準オープン、そして最後はオープンまで行けると夢を見ていましたが、今回の負け方からするとあまり先のことは考えない方がいいかもしれません。まずは500万を勝ち上がることだけを考え、先のことは勝ち上がってから考える方がいいということなのだと感じました。でも、あとから記録をみると、バッカスも上がり34秒3というなかなかの走りはしているのですよね。この上がりで走れるのであれば着差ほど悲観しなくてもいいのかもしれないとは、あとで思いました。なので500万を勝ち上がるのは時間の問題でしょう。ただ、今回の内容だと1000万で通用するとは思えません。もう少し成長がないと500万を勝ち上がっても頭打ちになる可能性もあるかもしれません。500万であまり足踏みするのもどうかと思うので、500万を勝ち上がるのはできるだけ早い方がいいでしょうが、問題はその先ということになります。でもまあ、先ほども言いましたが先のことは考えずに、まずは500万を勝ち上がることそれだけに集中したいと思います。次はどこを使うのか現時点では分かりませんが、当然に勝ち負けというつもりでレースに臨むつもりです。
なお、ついでみたいな話になってしまうのですが、先日デビューを果たして惨敗に終わったフォトグラフですが、結局は「引退」ということに決まりました。最後の未勝利戦で見せ場なく大きく離されての惨敗ですから、この判断は仕方ないというか、まあ当然のことと言えるとは思います。どうせこういう結果になるのであれば、やはり屈腱炎を発症した時点で判断しても良かったのではないか、という気持ちも少しはありますが、私もこうなることも覚悟のうえで納得したのだから過去のことを文句言っても仕方ないです。本当なら「今回の引退も納得がいかない!」と言うべきなのかもしれませんが、長年一口馬主をやっていると維持費がばかにならないこともあり、お金なんかどうでもいい、みたいな考えもいまいちできず、どうしても打算的な考え方になってきてしまうものなのです。そういう意味では、現役続行しても勝ち上がる可能性は低いと思える馬に対して維持費をいつまでも払い続けるというのもけっこうむなしいという気持ちにもなってしまうものです。そういう自分が少し情けないというか、心が小さいと思うのですが、これが正直な気持ちなのです。もちろんフォトグラフや関係者を恨むというような気持ちはありませんし、今回の引退について素直に残念だという気持ちも持っています。フォトグラフ自身も能力がなかったとは思いませんし、屈腱炎になったのが運がなかったということだと思っています。競走馬の運命はちょっとしたことで変わってしまうということを感じずにはいられません。今回の結論は残念ではありますが、これが競馬の世界なのだということなんです。
長期休養から復帰して何とかデビューを果たしたフォトグラフですが、結果は12着と惨敗に終わりました。まずはレースを紹介します。(テレビ観戦です。)パドックは意外によく見えました。踏み込みも深かったし、馬体もがっちりとしたいかにも短距離馬という感じで、けっこう好印象でした。パドックを見た時は「意外にやるかもしれない」と真剣に思いました。そしてレースですが、デビュー戦となると心配なのはやはりゲートです。これまでも私の愛馬はけっこうゲートの出が悪い馬が多かったので、今回もかなりドキドキでした。祈るようにしてスタートを見守ったのですが、出はそれほど悪くはなかったです。でも二の脚はいまいちでした。なんかドタバタとしてぎこちない感じの走りで、とても先行できる雰囲気ではなかったです。なので最初は後方集団で追走という位置取りとなりました。しかも、少しだけレースが進んだところで急に失速する馬がいるではないですか、よく見ると水色の勝負服、そうフォトグラフだったのです。私は一瞬「故障か?」と思いましたが、最後方まで下がったらあとはしっかり走っているようだったので、故障ではなかったようです。でも、最後方という位置取りではさすがに勝ち負けというのは諦めざる得ません。せめて見せ場くらい作ってほしいと、直線を見守りましたが、直線入り口では少しは伸びそうな雰囲気はあったものの、前との差を詰めるというよりは、逆に離されているという感じで、見せ場どころか競馬にも混ぜてもらえないという状況に呆然とするしかありませんでした。いちおう大きく失速した2頭だけは交わしたものの、勝馬からは4秒以上離された12着という結果に終わりました。でもまあ、帰厩してから間もない中でのデビューだっただけに、この結果もある程度は予想できたというか、私の想像の範囲内でした。調教量が不足していても能力だけで何とか見せ場くらいは作ってくれるのではないか、と思っていましたが、さすがに競馬はそんなに甘くはなかったです。でも、馬体はけっこう良かったと思うので、もっと調教をしっかりと積めば変わってくるような気もします。逆に、スタートして少し走ったところで急に最後方まで下がったことからすると、気性的な問題もかなりあるような感じもしました。この気性だと競馬に慣れるのには時間がかかるかもしれません。まあ、そういうことを踏まえて今後どうするかですが、選択は引き続き500万に挑戦していくか、このまま引退させるか、しかありません。私としてはどちらがいいのか正直よく分かりません。今回のレースの感じだとすぐに結果を出すのは難しいと思われます。屈腱炎を1度やっているという脚元の問題もありますし、これからも慎重な調整が必要となり、脚元の心配をしながらどこまで仕上げられるか疑問です。それに加えて気性的な問題もあるとすれば勝ち上がりを期待するのはかなり厳しいかもしれません。維持費用だって積もり積もればバカにはならないし、勝てる可能性が低いのであればここで諦めるのも1つの選択だと思うのです。でもその反面、せっかくデビューまできたばかりで、フォトグラフは本当の実力を出したとは言い難い状況で引退というのはあまりに可哀想という気持ちもあります。あれだけ立派な馬体をしているのだから、我慢していればいつかは勝ち上がれるのではないかという期待も持ってしまいます。なので、私としてはどちらの選択が正解なにか分からないし、自分の気持ちも整理できない状態です。となれば、宗像調教師の判断に素直に従うしかありません。引退なのか現役続行なのかどちらに転がっても納得することにします。でも、やっぱりもう少し走る姿を見てみたいかなあ。そんな心境です。
いろいろと忙しくなかなかバッカス以外の愛馬の状況を報告できなかったのですが、屈腱炎で出遅れていたフォトグラフは先月末頃に帰厩しており、実は明日の東京4Rでデビューすることになったのです。まずはデビュー戦を迎えられたことを素直に喜びたいと思います。何せ屈腱炎を発症していただけに本当にデビューできるのかという感じでしたが、夏頃から徐々にピッチを上げていき、なんとか未勝利戦に間に合ったようなのです。ただ、調教量としてはそれほど多いという感じはしないので、万全の態勢という状況ではないようなのです。この時期の未勝利戦は1回だけのチャンスのようですし、どうせなら福島の未勝利戦の最終週までじっくりと調教を積んでから走った方がいいのではないかとも思ったのですが、どうやら脚元に不安のある馬だから調教で負荷をかけるよりもレースに出てしまった方がいいという判断のようなのです。となると、さすがにデビュー戦でいきなり勝ちきるというのは難しいと言わざる得ないと思うのです。未勝利戦がなくなっても使ってくれるというのであれば別にいいのですが、今回が最初で最後の未勝利戦となるだけに、ここで負けたら即引退ということであれば、リスクが高くてもぎりぎりまで調教してほしかったという気持ちもあります。でも、無理してデビューすらできないというのもどうかとは思うし、けっこう複雑な心境です。この時期にデビューさせるのだから、たぶん未勝利戦がなくなっても使ってくれるのだろうと思うことにします。それより何より今回のレースを勝ってしまえばいいわけですから、もうそれに期待するしかないです。常識的に考えればかなり厳しい状況であることは確かです。でも走らせてみないと分からないというのもまた事実です。明日は奇跡を信じてフォトグラフを(テレビで)応援したいと思います。
なお、実はプライズもすでに帰厩しており、時計も出し始めました。こちらはすでに1勝をしているので慌てる必要はないのですが、もう時計を出しているということはけっこう早い時期に復帰戦を迎えられるかもしれません。
未勝利を勝ち上がり500万クラスの初戦に挑んだバッカスが2着という好結果を出しました。未勝利を勝ち上がっても500万では結果を出せずに終わっていく馬も多い中で初戦から2着したということは、500万でも十分に戦えるというか、近いうちに突破することも可能だと考えていいでしょう。本当によくやってくれたと思います。それではレースを紹介しましょう。もちろんテレビ観戦です。パドックは少ししか映らないので、正直なところはどこが変わったのかということまでは分からなかったです。相変わらず馬体は良いと思ったし、いつもよりも気合いも入っていたように見えました。馬体重もさらに増えていましたし、調子の良さが伝わってきました。レースですが、スタートは無難に出ました。最初はどの馬も行こうとしないので、バッカスがハナを奪うのではないか、というくらいの感じでした。でも、田中勝騎手もラストの末脚が魅力のバッカスを行かせるということをするわけがありません。しばらく我慢して他の馬が先行すると、うまく5番手くらいのポジションをとりました。2コーナーを回ると前の馬が飛ばし始めて、けっこう離されましたが、バッカスは慌てず騒がず5・6番手の位置をキープ。前はかなり飛ばしているのかなと思っていたら、1000mの通過が61秒とそれほど速いというわけでもなく、こんなに離されて大丈夫かなと少し心配になりましたが、圧倒的1人気の武豊はさらに後ろにいたので、たぶんペース配分は間違えてはいないのだろうな、とは思ってみてました。そして3コーナーを過ぎると、少し離れた中団集団も前との差を詰めていき、1人気の武豊の馬も一気に射程圏に入ってきました。ところが、バッカスはなぜかもたもたして、なかなか上がっていけません。ポジションも9番手くらいまで下がってしまいました。正直なところ私は「これがクラスの壁なのかもしれない」と惨敗も覚悟したほどです。それでもズルズルと下がることはなく、直線入り口のあたりでは徐々に盛り返しているという感じになり、田中勝騎手もうまく外に持ち出しました。ポジションもそんなには後ろではなかったし、もしかしたらここから伸びるのではないか、と期待を抱かせるような感じで直線に入ったのです。そして、その期待に応えるようにバッカスは一気に伸びてきたのです。先に抜け出していた武豊の馬に迫るような勢いに、「これは差せる!差せるぞ!」と叫んでいました。しかし、さすがに圧倒的1人気の武豊の馬に迫るところまでは難しかったです。でも、2番手で粘っていた馬はなんとか捕まえきり2着でゴールとなったのです。
レースが終わっての感想としては、素直に「凄い!」と思いました。未勝利を簡単に勝っていれば、500万でも当然に期待するのですが、バッカスは未勝利を勝ち上がるまでに時間がかかりましたから、昇級初戦から勝ち負けするのは難しいだろうなと思ってたのです。それを鋭い末脚をみせての2着ですから昇級初戦ということを考えれば、これはかなり凄いことだと私は思います。今回勝った馬は圧倒的な人気を背負っていたことからも、500万では力が違うというレベルだったと思われ、その馬に次ぐ2着ですからバッカスも500万を突破するのは時間の問題といえます。2200mという距離で好走したというのも大きく、私は以前マイルくらいの方がかえって良いのではないか、とコメントしましたが、今日の走りであれば長距離戦の方がだんぜん良いと判断していいと思います。今回惨敗なら放牧かもしれない、とも思っていましたが、この走りならば少なくても500万を勝つまではこのまま使ってもらえるでしょう。しかも、来週からは東京開催が2回続きます。今回のレースでも3コーナー過ぎからもたもたしてしまったことからも、やはりバッカスは直線が長いコースの方が合っているはずです。東京コースなら今回以上の走りを当然に期待していいはずで、つまりは500万も楽にクリアしてくれることを期待できるということになります。その次走ですが、東京だと2週目に2300m3週目に2000mそして4週目に2400mがあるようです。今回2200mで結果を出したということからすれば、距離は少しでも長い方がいかもしれません。となると2400mが最も面白いとは思うのですが、2000mでも問題はないと思うし、基本的にはバッカスの調子に合わせる形でいいと思うのですよね。少し疲れがあるのであれば中3週で2400mを使えばいいし、調子が良くてすぐにでも使いたいのであれば中1週で2300mというのも面白いかもしれません。もちろん中2週くらいがちょうどいいのであれば2000mを使えばいいでしょう。どのレースを選んだにしても、バッカスならばきっちりと結果を出してくれるはずです。次走が本当に楽しみになりました。今回のようなレースを見せられると、早く次のレースを見たいという気持ちになりますが、河野調教師は短いローテーションで使ってくることはないと思うので、はやる気持ちを抑えて焦らずに次のレースをゆっくり待ちたいと思います。
明日の中山7Rにバッカスが出走することになりました。ただ本当は来週の東京で走る予定だったのです。なので私も来週になったらバッカスのことを報告しようと思っていたのです。ところが、木曜日の夕方になったらバッカスが出走することになっているではないですか。私としては本当に驚きました。この日記を書かなければいけないということも含め、心の準備がまったくできてなかったです。でも、やはり1つ勝つと違いますね。未勝利戦のような緊張感はまったく感じていません。できることなら勝ってほしいという気持ちはもちろんありますが、未勝利戦とは違ってなんでかんで勝ちにこだわる必要はないですからね。私自身ちょっと気が緩みすぎかなとも思いましたが、でも本当に明日は勝てなくても別に構わないと思っています。まあそうは言ってもまったく競馬にならない惨敗に終わるというのも厳しいものがあるので、そこそこの競馬はしてもらわないと困るという気持ちももちろんあります。ただ、相手のこともまったく調べてないので、レースレベルも相手のレベルもまったく知らないのです。こんな調子なので、明日は気負わず落ち着いて応援したいと思っています。とりあえず期待したいのは次に繋がる内容で走ることです。500万でどういう競馬をするのかじっくりと見ることにします。
やりました!ついにやってくれました!日曜の6Rに出走したバッカスが見事に勝ちきってくれました!内容うんぬんよりもとにかく勝ってほしい、と思っていましたので、何も言うことはありません。本当によくやってくれました。それでは、レースの方を紹介します。今回はレースの時間中は家族と遠出していて、結果の方を先に知りましたので、結果を知ったうえでのビデオを見た感想という感じになります。
パドックは今までに比べて良かったという感じはしなかったですが、馬体重が増えていたのには驚きました。前走の好走の要因の1つが絞れたことと思っていましたので、今回の馬体増はバッカス自身の成長を感じるものでした。レースの結果を知らずに、この馬体重増を知っていたら、「今回はダメかもしれない」と思っていたかもしれません。とにかく、馬体が増えた状況で勝ちきれたことは、まだまだ良くなる余地を残しての勝利と私は解釈しました。レースの方ですが、こちらもスタートしてすぐにハナを切る勢いで先行していったので、またかなり驚きました。内回りコースでしたし、重馬場という状況でしたから、確かに今までのような後方からの競馬ではかなり厳しかったかもしれません。でも、先行したくてもできなかった馬だったので、先行するのは難しいだろうと思っていただけに、先行できたということは、結果論としてはこれも成長ということなのだと思います。とはいえ、先行はしたもののけっこう掛かっているようにも見えたので、結果を知らなかったら、先行策が裏目に出たかもしれない、と思って、かなりドキドキしたと思います。結果を知っていたので、この競馬で勝ったのであれば、バッカスはかなり強くなったんだなあ、と思って見てました。向正面では、田中勝騎手が少し抑え込んだのか少しだけ位置を下げたものの先行集団はキープし、位置取りとしては良いところだったと思います。その位置取りのままレースは進み、勝負どころの最終コーナーまできました。他の先行馬が手綱をしごき始める中で、バッカスはまだ馬なりでポジションをキープしていたので、これはかなり余裕があるなと感じました。そして直線に入ったところで、田中勝騎手がついに仕掛けました。そして、このときのバッカスの反応に私はかなり驚きました。勝つのは分かっていたわけですが、今まではエンジンのかかりが遅くじわりじわりと伸びていたという感じだったので、じわりじわりと差を詰めていって最後に差し切るというレースになったんだろうなと思って見ていたのです。ところが、直線に入ってすぐにゴーサインを出したら、先行集団をあっという間に引き離して先頭に立ってしまったではないですか。私としては予想してなかったことに本当に「凄い」と思いました。ただ、先に抜け出しを図ろうとしていた1頭が意外にしぶとく、なかなか引き離せません。それどころからゴール前では逆に差を詰められているようにも見えました。最終的にはアタマ差で凌ぎきりゴールしたわけですが、結果を知らなかったらかなり肝を冷やしたでしょうね。でもまあ、バッカスもまだ余裕があったようにも見えましたし、田中勝騎手としてはそれほど焦りはなかったかもしれません。2着馬もかなり強いとは思いましたが、今回ばかりはバッカスの実力が1枚上だったと評価していいと思います。何せ3着馬には4馬身差ですからね。かなり強い内容だったと私は思います。内回りコースも克服してくれたわけだし、次に繋がる良い勝ち方だったと思います。でもまあ、何度も言うように今回は勝因が何であれ「勝つ」ということが重要だったわけですから、内容なんてどうでもいいのです。2着とアタマ差でしたが、こんな僅差でも勝つと負けるとではあまりに大きな差なのです。次もまったく同じ条件というわけにはいかないし、勝てる時にしっかり結果を出すことが重要であり、そういう意味では本当によく凌ぎきったと思います。これが逆の立場だったらと考えると、2着馬に同情したくなるくらいです。とにかく、未勝利戦が残り僅かというこの時期にきっちりと結果を出してくれて本当に良かったです。大きな大きな1勝といえます。
振り返ると、ちょうど3年前に、あまりに自分の愛馬が勝てない状況にもう頼れるのは種牡馬ブライアンズタイムしかいない、と思いこみ、とにかくブライアンズタイム産駒に出資しようという単純な発想で、バッカスに出資したのを思い出します。高額馬だから必ず走るとは限らない、とは認識していましたが、心の中では、ブライアンズタイム産駒が走らないわけがない、という甘い考えを常に抱いていました。しかし、やっぱり競馬の世界は甘くはなかったです。2歳の春頃には脚部不安をすぐに発症してまともな調教ができず、2歳の秋頃からやっと調教ができるようになり、3歳2月になんとか入厩を果たすもここでも強い調教をすると疲れをみせるためにデビューの目処もたたない。河野調教師が諦めずに調整してくれたおかげで5月にデビューを果たすものの、出遅れて最後方からの競馬で7着に惨敗。叩かれた上積みを期待した2戦目、3戦目もまったくいいところなく8着に惨敗を喫し、とても順調といえる道のりではなかったです。この時点ではさすがの私も「無理かもしれない」と半分は思っていましたから。しかし、これがブライアンズタイム産駒の底力なのでしょうか、4戦目でその素質の片鱗を見せて3着に好走し、そして今回きっちりと勝ちきったのだから、ブライアンズタイムの血の凄さを感じずにはいられんません。やっぱりブライアンズタイムは違うと素直に思いました。まあ、こんなことばかり言っていると、今回の勝利がゴールのように思われてしまいますが、もちろん今回の勝利がゴールであるはずがありません。バッカスにはもっと上を目指してほしいというか、行ってもらわないと困ります。それで、今後のことですが、個人的な希望としては、せっかく調子を上げてきたのだから、休養に入るのはもったいないと思うので、できれば今までのようなゆったりとしたローテーションでこのまま使ってもらいたいという気持ちが強いです。今の調子なら昇級戦もそこそこやれるのではないかと思いますし、1度くらいは試してみる価値はあると私は思います。でもまあ、慌てる必要がなくなったのもまた事実だから、入れ替えの問題もあるだろうし、いったん放牧というのも仕方ないとは思います。河野調教師がどういう判断をするのか分かりませんが、どういう選択をするにしても、タイムリミットがなくなった今の状況においては、大きな問題ではないとは言えますね。これはあとの楽しみということにしたいと思います。
それよりも今は未勝利を勝ち上がったという事実を喜ぶだけです。そしてスタッフの方々に感謝するだけです。長い目でゆっくりと調整してくれた河野調教師、調教でもレースでも乗ってくれた田中勝騎手、その他のスタッフの皆様、ここまで大事に育ててくれて本当にありがとうございました!これからも面倒をかけると思いますが、バッカスをよろしくお願いします!
前走の未勝利戦で3着、勝馬からも0.1秒差という内容のある走りをしたバッカスが、明日の新潟6R芝2000mに出走することになりました。当初は「外回り」がダンゼン良いということで、マイル戦に出走する予定でした。私も外回りの方が絶対良いと思っていたので、当然の判断だと思っていました。ところが、蓋を開けてみたら2000mということで、まずは「なぜ?」という気持ちが強かったです。得意の外回りというよりは、小回りを苦手としているバッカスにとっては、何よりも外回りを優先すべきはずです。しかも、前日まではマイル戦を使うつもりでいて、直前で2000mに切り替えたのだから、何かの理由のためにやむ得ず替えた、あるいは敢えて替えた、ということでしょう。その理由として最初に考えられるのは「相手関係」でしょう。もうあとのないこの時期において、2着に好走してもあまり意味のあることとは言えません。もしマイル戦に強そうなメンバーが揃っていれば、外回りが得意だからといって敢えてそこにぶつけるのは危険が大きすぎます。気持ちとしては、外回りならバッカスはどんな相手でも勝てる!と思ってはいますが、この時期は「負けることが許されない」という時期ですからね。リスクはできるだけ小さい方がいいに決まっています。だからといって外回りコースでなければ、バッカス自身がまた自分の走りができなくなるというリスクも当然にでてきます。問題は、どちらの方がリスクが小さいか?ということになります。それでマイル戦と2000m戦のメンバーを確認したら、確かにマイル戦の方がメンバーは強いように感じました。まあ、同じ未勝利戦だから本当にレベルが高いのかどうかは分かりませんが、単純に比較して、マイル戦は前走2着が1頭、3着が5頭、4着が2頭、5着が1頭で、2000m戦がバッカスを除き2着が1頭、3着が0頭、4着が2頭、5着が2頭となっており、マイル戦は前走馬券圏内が6頭で掲示板が9頭に対し、2000m戦は馬券圏内が1頭で掲示板が5頭ということですから、マイル戦の方がレベルが高いと考えていいと思います。特にバッカスは前走3着ですから2000m戦ではバッカスよりも着順が上だったのは1頭だけです。しかも、その相手は前走で僅差だったスナークボーイですから、逆転の可能性は十分ということになります。このように考えると、確かに2000m戦の方が勝つチャンスは大きいかもしれないと私も思いました。もちろん、外回りコースの方が良いということは確かなのでしょうが、前走の好走の要因のすべてが「外回り」だったとも限りません。道中の位置取りなども進歩があったわけだし、バッカス自身が大きく成長しているという考え方もできるはずです。そう考えれば、2000m戦でも十分に力は出してくれる、少なくてもこのメンバーになら勝ってくれる、と考えていいはずです。このメンバー構成であれば、この選択は間違いではない、と私も思いました。ただ、本当に内回りでも大丈夫なのか?というのは走らせてないと分からないとしか言いようがないです。これで前走よりも内容が悪ければ、やはり外回りでないとダメだった、ということになり、負けると決まったわけではないのだから得意の外回りのマイル戦を選択すべきだった、ということになりますが、それは結果であり、現時点では何も分からないのだから、相手関係とコース適性のどちらを選択した方がリスクが小さいか、ということを考えるしかありません。そして河野調教師は相手関係が弱いレースを選択し、私もそれでいいと思っている、ということです。まあ、これも1つの賭けということになりますが、そもそもこういう状況になっている最大の理由は、バッカスが外回りでしか結果を出せていないからであり、どんなコースでも結果を出している、もしくは強いメンバー相手に好走している実績を持っていれば、ここまでレース選択で悩む必要はないのです。結局は、未勝利戦をどんな状況でも勝ち上がれるというレベルにないバッカスの実力が一番の問題ということになるわけです。まあ、そんなことを言っても今は仕方ありません。勝つチャンスは十分というか、チャンスはかなり大きいという状況であることもまた事実であり、そういう状況にある以上は「絶対に勝つ!」という気持ちでレースに臨むしかありません。2着も3着もいりません。とにかく勝ち上がる!それがすべてです。今回のレースが最後くらいのつもりで、なんとしてでも勝ちきってほしいです、いや勝ちきってもらわないと困ります。バッカス!カッチー!頼んだぞ!君たちを信じてるぞ!なんでもいいから勝ってくれ!
先週の日曜新潟2Rに出走したバッカスですが、な・なんと3着と頑張りました。これまでの3戦が掲示板にも載れないレースが続いていただけに、この好走はかなり嬉しいものでした。とりあえず、レースの詳細を報告します。実は、今回はリアルタイムでレースを見ることができず、パドックの様子とかは見ることができませんでした。ただ、レースの方は結果を知らないでビデオを見たので、リアルタイムのような感覚で見ることができました。スタートはまずまず、問題は二の脚でどの位置を追走できるかで、いつものようにあまり後ろだと厳しいなと思っていましたが、さすがに先行するというところまではいかなかったものの、中団より後ろというまあまあの位置につけました。前回はここから徐々に離される感じになりましたが、今回は離されることなくそのままついていくという感じで道中の行きっぷりとしては今までで一番だったと思います。コーナーの走りがいまいちということだったので、3角から4角までに後方に下がるのではないか、と心配しましたが、今回はなんとかついていっているようでした。そうなれば、あとは長い直線だけです。外回りコースなので距離はたっぷりあるし、先頭との差も今回はそれほど開いていません。「これは行けるぞ!」とかなり力が入りました。田中勝騎手が懸命に手綱をしごいているようでしたが、じわりじわりとしか差が縮まりません。馬群もかなり横に広がっており、どの馬が勝ちそうなのか全く分からない状況でした。もしかしたら今までのように伸びきれずに終わるのではないかと思いつつも、ゴールまではまだまだ距離があるし、この叩き合いを制することができれば、十分に勝てそうな雰囲気だったので、「差せる!差せるぞ!」と私は連呼してました。展開としては先に抜け出した3頭を後続が追いかけるという状況だったのですが、ラスト100くらいのところからその後続馬群から抜け出すようにバッカスが伸びてきたのです。しかも先行集団を捕まえられそうな雰囲気、いい意味で信じられない気持ちになりました。バッカスの素質を初めて現実として見せられた瞬間でもあっただけに、本当に嬉しかったです。「やっぱり強い馬だったんだ!」と涙が出そうになりました。先行3頭のうちの2頭はなんなく捕まえたのですが、逃げていたもう1頭との差が思うように縮まりません。しかもバッカスの外からもう1頭追い込んできているではないですか。外から一緒に伸びてきた馬との競り合いを制して、前の馬を交わすことができればまさかの勝ち星が転がり込んでくるという状況だっただけに私もかなり力が入りました。「差せ!差せ!」と連呼しっぱなしです。でも、外の馬の方がわずかに脚色がよく、ラスト50くらいのところで交わされ、バッカスもしぶとく粘るものの、差し返すところまではいかず、最終的には外の馬が逃げた馬をクビ差交わして、バッカスは逃げた馬からクビ差のところまで詰めたところがゴールとなりました。
レースが終わってからの感想としては、けっこう複雑なものがありました。レース前に私は、勝つのは難しく好走で十分、と言ってたのだから、それを考えれば手放しで喜んでもいいくらいのはずですが、これだけ僅差での3着だと嬉しいことよりも悔しいという気持ちの方がやはり大きかったです。これが4月5月のレースであれば、いつかは勝てると思うものですが、もう8月半ばという後がないという状況ですからね。勝てる時に勝っておかないといけない時期だけに、クビ・クビの3着というのは、あまりにもったいないと言わざる得ません。これだけの差ならなんとかならなかったかなあ、という気持ちになりました。これが先行しての結果ならまた違ったと思うのです。バッカスの場合は後方からしか競馬ができないし、今回の好走は外回りコースが良かったというのは明らかですからね。今回ほど条件が揃うことはもうないかもしれない、ということも考えると、本当に今回で決めてほしかったという気持ちが強く残りました。でも、今まで掲示板にも載れなかった馬が3着したというのも事実であり、しかも勝馬から着差が僅かという内容的にも評価できるものだっただけに、それについては素直に嬉しいし、本当に良かったと思っています。今回の結果により勝ち上がりのチャンスが大きくなったというか、勝ち上がりが現実的になってきたといえるし、これまでのレース後とは比較にならないほどの期待感でいっぱいとなったのも事実であり、今は悔しがるよりも次どうするかを考えるべきでしょう。こうなれば次のレースでなんとしてでも勝ち上がるという気概で次のレースに臨みたいです。その次走についてですが、今回の走りからすれば、やはり新潟の外回りコースを走らせるのが最善の策だと私は思います。そう思って番組を確認したら、なんと今回と同じ1800m戦は来週しかないし、それ以降の中距離戦は内回りコースだけなんです。さすがに連闘というのは無茶といえるし、かといって内回りコースでは今回のように走ってくれるか不安が残ります。となれば、ここは思いきって最終週のマイル戦を使うべきではないか、と私は思います。今回1800mでこれだけ走ったのだから1Fの距離短縮はマイナスにならないと思うというか、今回の好走は実は距離短縮が良かったのではないか、という気持ちもあるのです。つまり、個人的には、新潟の外回りコースであること、距離が延びるよりは短い方がいいと思うこと、そして中2週で走れること、多くの条件が揃うのは、最終週のマイル戦しかないと思うのです。最終的には河野調教師の判断を信じるしかないのですが、私としては最終週のマイル戦が最後のレースという気持ちで挑んでほしいと思っており、この条件であればきっと結果を出してくれると今は信じています。
バッカスが今週の日曜新潟2R芝1800m戦に出走することが決まりました。3戦して7着8着8着と思うように成績があがってこないだけに、さすがの私も強気なコメントをしづらくなってきましたが、それでも少しづつ成長はしているようですし、今度こそ前走よりは大きく前進してくれるのではないか、と思っています。というのも、前回のレース後に田中勝騎手が「外回りに替わればいい」とコメントしており、今回はその外回りになるということと、前走後に私はマイルの方がかえっていいのではないかと考えたとおり、マイルではなかったものの距離が短縮されることは大きなプラスとみているからです。スタートに難があるというのが気になるところですが、スタートさえ普通に切ることができれば1800mなら無理に抑える必要もなく、思いきった競馬が可能になると思われます。直線ではそれなりには伸びているので、新潟外回りなら前との差を詰めるのに余裕が出てくるし、前走よりは競馬がしやすいと思うのですよ。でもまあ、これまでの経緯からしてもいきなり勝ちきるというのは、さすがに厳しいかなと思います。相手もそれほど強いという感じもしないので、もしかしたら勝ちきるということもあり得るとは思っていますが、確率的にはそう高くはないと言わざる得ないでしょう。それよりも、とにかく今までのような最後方に近い位置から直線だけの競馬で前との差もそれほど詰められないというような競馬から脱却することが重要です。そういう競馬ができれば結果もついてくると思うし、次への期待も膨らみます。もし今回もダメであれば次はダートを使うということらしいのですが、まあ当然のことかなとは思います。ただ、ダートに替われば一変するというのもどうかと思うので、今回のレースはバッカスの今後をうらなう意味では非常に重要なレースになるでしょう。少なくても掲示板に入ってほしい、というか、今回も掲示板を外すようだとかなり厳しくなるだけに、なんとかその素質の片鱗をみせてほしいです。客観的に考えるとあまり期待はできないのでしょうけど、なんとか好走してほしい、それを祈るのみです。
7月末といえば、シルク会員にとっては新規募集の申し込みの季節です。愛馬が大きなレースで活躍してくれれば、そういうレースを見るときが一番楽しいのでしょうが、それはごく一部の限られた方の楽しみであり、そうでない私のような会員にとっては、この新規募集の申し込みが1年で最も楽しみなときと言っても過言ではないかもしれません。今年も7月はじめにパンフレットが送られてきて、その中から出資馬を選択しようといろいろと悩みました。昨年の当歳馬への申し込みを見送ったこともあり、特に1歳馬を中心に探したのですが、実はこれといった魅力的な馬がいませんでした。まあ、以前なら十分に魅力を感じていたレベルの馬はたくさんいたとは思うのですが、最近は愛馬が活躍することがなくなってきているだけに、すべての要素において妥協できなくなっていると言えます。具体的にいうと、以前は馬体が第一であり、血統や厩舎は二の次と考えていました。だから、馬体に魅力を感じた馬を選択すれば良かったのですが、今はどちらかというと血統と厩舎もかなり気にするようになり、馬体と厩舎と血統すべてが満足いかないと出資に踏み切れないという感じになっています。それと忘れてはいけないのは金額です。貧乏な私としては募集価格が高く感じる馬もやはり躊躇してしまいます。それで今年の募集馬で私の基準をクリアする1歳馬は、1頭もいませんでした。(^_^;) まあ、上記の基準をすべて満たす馬がいれば、私に限らず出資するだろうし、そういう馬がクラブに回ってくることもないのでしょうけどね。なので、どれかの要素を妥協しないといけないわけですが、どうもうまく自分の中で調整できず、結局、最後まで踏ん切りをつけることができず、1歳馬に対する最終結論は「会員優先期間内に決めることを断念し、もう少し様子をみて決める。会員優先で狙っていた馬が満口になってもそれは仕方ない。満口にならなかった馬から選択する。」ということにしました。満口になるような馬から活躍する馬が出そうな気はするのですが、走ると決まったわけではないし、中途半端な判断で決めてはいけないということで、今回はあえて守りの判断をしました。なので、1歳馬はもう少し様子をみることにします。
次に当歳募集ですが、当歳の場合は馬体で判断はできないので、基本的に厩舎と血統と金額で判断するしかありません。毎年のことですが、まずはブライアンズタイム産駒に注目しました。何せダービー馬を3頭も出している種牡馬ですからね。どうしても最初に気になってしまいます。例年だとブライアンズタイム産駒は値段が高くて、それで諦めるケースが多かったのですが、今年は牡馬で3500万ということで、ぎりぎり出せなくもないかなあ、という感じを受けました。なので今年はすぐに諦めることはせず、出資すべきかどうか検討しました。検討するにあたり次に問題となるのは予定厩舎です。どこかなと思って確認したら音無厩舎となっているではないですか。関西でも毎年ランキング上位の厩舎ですし、重賞戦線にもよく顔を出している厩舎なので問題となるどころか、かえって魅力が増しました。血統はブライアンズタイム産駒ということだけで十分といえば十分なのですが、いちおう母系も確認したら、近親にヒシアマゾンがいるし母父もダンジグですから優秀な母系ラインといえると思います。ただ、母シルクフレアーは体質が弱くデビューできるレベルまで体を作ることができなかったことを覚えているだけに、母からその体質の弱いところを受け継いでいるかもしれないという不安は少なからずあったのは事実です。でもまあ、これだけ血統、厩舎、値段とバランスよく優秀なのは他にはいないと思ったし、半兄のシルクヴェルリッツはしっかりと勝ち上がっているのだから体質の心配はそれほどしなくてもいいのかな、と思うことにしました。ブライアンズタイム産駒にしては高くはない値段とはいえ、私の予算からすればやはり高いと言わざる得ないだけに、そういう点でも少し悩みましたが、サンデーサイレンス亡き今となっては、ブライアンズタイム産駒が最もダービーに近いとも言えるだけに、多少の予算オーバーはやむ得ないという判断をしました。ということで、今年はブライアンズタイム産駒の当歳牡馬に申し込むことに決めました。ちなみに、先ほど1歳馬を見送ったと言いましたが、ブライアンズタイム産駒に申し込むために予算が足りなくなったというのも一因でした。まあそれはさておき、あとは会員優先期間の場合、人気のある馬は抽選になるケースが多く、その抽選をクリアすることを祈るのみでした。ところが、なんと意外にも満口にならずに無事に出資が決まってしまいました。この値段なら当然に抽選だと思っていたので、私としてはちょっと拍子抜けというか、かえって短絡的に決めすぎたかなあという気持ちにもなりました。でもまあ、難しく考えたからといって必ず走るわけでもないし、この馬はきっと結果を出してくれると信じることにします。まだ当歳なのであと2年は待たなくてはいけないのですが、それまではダービーに出走してくれると信じて待ちたいと思っています。
土曜日の新潟6Rに出走したバッカスですが、私の願いもむなしく再び8着に敗れました。それでは詳細を報告します。今回は実は新潟競馬場まで応援に行ってきましたので生観戦でした。しかも、バッカス所有でホームページでお世話になっている「さゆのりさん」と合流しての応援でした。まずは馬体重ですが、−6kgということでした。馬体重はあまり気にしてなかったのですが、どちらかというと「絞れたんだろう」と良い傾向だとは思いました。そしてパドックです。生で見るのは初めてだったので、出てきた時はかなり感動しました。しかも、ブライアンズタイム産駒だけあって馬体もいいではないですか。生で見ていたせいで、私のテンションもかなり高めだったとは思いますが、これだけ良い馬体なら十分に勝ち負けできると思ってしまいました。歩様も出てきた時は少し小走りしていたけど、すぐに落ち着いたのか、ゆっくりと大きく歩くようになりました。私はもう「勝てる!」と思わずにはいられなかったです。ただ、止まれの合図の後に鳴きまくっていたのはかなり気になりました。やはり、馬体は良いけど、気性がまだまだ子供なのかな、とそのとき思いました。次に返し馬ですが、1角あたりからのスタートということで、正面スタンドを走ってくれたのはかなり嬉しかったです。バッカスの返し馬はゆったりと軽快な感じで、けっこう好感が持てました。でも、今思えば、気性が子供で速いキャンターだと暴走気味になるということで、スピードが出ないように注意していたのかもしれません。でもとにかく、私が見た感じでは「非常に良い」ように見えました。この時点でも「勝てる!」と真剣に思ってました。そして、スタートです。ここ2戦はスタートもしくは二の脚が遅いことで最後方からの競馬となっていただけに、うまくスタートを切ることが今のバッカスには全てだと私は思っていただけに、本当に祈るような気持ちでスタートを見てました。そしてゲートが開きました。バッカスはなんとか一緒に出たようでしたので、第一段階はクリアです。次に二の脚だったのですが、こちらも集団の中にしっかりいたので、上出来といえるものでした。もちろん第二段階もクリアです。集団にいることを見届けて、私としてはかなり確信に近い形で「勝てる」と思いました。そして、ゴール近くにいた我々のところに徐々に近づいてきたわけですが、位置取りが徐々に下がっている、というよりは、馬を抑え込んで位置取りが下がってしまったという感じに見えました。あまりのことに私としては信じられない光景をみているようでした。未勝利戦の2200mとなれば、どう考えても中団より前の位置取りでないと勝ち負けできないはず。なのに自ら位置取りを下げてしまうというのは理解に苦しみます。ただ、田中勝騎手もけっこう折り合いに苦労しているようには見えたので、折り合いに専念していたら位置取りが後ろになってしまったということかもしれません。とにかく、スタートの時点では「勝てる!」と思ったのが、1コーナーでは一転してかなり危うい状況になってしまいました。でも最後方ではないし、意識して下がったのであれば、勝負どころで先頭集団を射程圏に入れることができれば、まだまだ挽回の余地はあるとは思って、レースを見守りました。そして、勝負どころと思われた3コーナーを過ぎて「ここから進出してくれ!」と私は願うも、バッカスは前の集団との差を詰めることができません。逆に離され気味にも見えました。この時点で勝ちは諦めました。結局、後方2番手で直線に入ったのですが、勝負どころで差を詰められないのだから、ここから末脚爆発を期待するのは無理だろうとは思っていました。ただ、なんとか掲示板とか上位に食い込むような脚を見せてほしいとは思いました。でも、いつものような伸びそうで伸びないという感じで、最後は集団との差を詰めたところがゴールという感じで8着に終わりました。 レースを見ての感想ですが、「がっかりした!」というのが正直なところでした。スタートさえうまく切れれば絶対に勝ち負けだと思っていただけに、いつもと変わらない8着という結果に信じられないという気持ちでいっぱいでした。しかも、これまで戦ってきたメンバーと比較すると今回のメンバーの方がレベルは低かったはずです。それなのに8着というのでは言い訳のしようもありません。まして、最大の問題と思われたスタートを決めての結果だけに、私としては追い込まれたという気持ちです。納得できないこととしては、田中勝騎手がなんで最初の直線で先行せず後方待機という作戦をとったのか、が疑問です。逃げた馬がばてたので少しは速い流れだったかもしれませんが、それでも中団よりは前にいないと勝負にならなかったはずなのに、敢えて後方待機を選択したというのには私としては理解できません。もしかしたら、バッカスの気性はまだまだ子供だから、ゴーサインを出すと暴走する危険性があるので、直線までは折り合いに専念するしかない、ということなのかもしれません。まあ、そういうことなら納得できなくもないですが、だからといって後方待機で差し切れるというものでもないのだから、少しのリスクは覚悟のうえで先行するべきだったのではないかと私は思います。事実、折り合いに専念して後方待機をとったところでバッカスは直線ではあまり伸びていません。これは、道中でかなりストレスを貯めてしまい、直線を走りきるだけの余力が残ってなかったということではないでしょうか。つまり、折り合いに専念したところで直線で伸びないのであれば、かえって好きに走らせた方がいいのではないか、と思えてしまいます。まあ、とにかく結果としてはほとんど進歩を見られず終わってしまっただけに、次のレースが難しくなりました。目先を変えるという意味ではダートという選択もあるとは思うのですが、私が現時点で感じているのは「距離を短くした方がいいのでは?」ということです。先ほども言ったように気性的に折り合いに専念するしかなく、それでも直線まで脚を貯めることができないのであれば、スタミナを必要とする長距離レースよりも、スタートからペースが速いマイル戦くらいの方がかえってレースがしやすいのではないかと思ってしまいます。スタートに問題のある馬なので短い距離だと出遅れは致命傷とも言えますが、今回はうまくスタートを切れたのだから何とかなるのではないでしょうか。流れが速いから前半から折り合いも気にせず攻められるだろうし、意外にバッカスが気持ちよく感じるスピードで走れるのではないでしょうか。長距離レースよりも先行馬も脚を貯めることはできないだろうし、マイルならば後方追走でも十分に届くと思うのです。距離が短いからスタミナを消耗することもなく、直線でも伸びるような気がするし、私としてはマイルを試してほしいという気持ちが今は強いです。でもまあ、マイルだと流れが忙しすぎてついていけないということも十分に考えられるし、かえってレース結果が悪くなるということも考えられるので、かなりの賭けになるとは思います。そうはいってもこのまま2000m前後のレースを使っても、大きな良化は期待できないと私は思うのです。ここは思い切ってマイルを走らせてみるというのが面白いと私は提言します。まあ、最終的には河野調教師の判断を尊重しますけどね。なんでもいいから結果を出してくれればいいわけですし、河野調教師を最後は信じるしかありません。
バッカスが明日の新潟6Rに出走することとなりました。前走からけっこう間隔が開いてしまいましたが、ちょっと疲れが出たことで少し調教を軽くしたことと、馬場の悪い福島を避けて新潟まで待ったことによるもので、予定どおりと言えば予定どおりだと言えます。私としても、スタートダッシュの良くない馬なので、小回りで直線が短い福島コースは向いていないと思っており、できれば新潟まで待ってほしいと思っていただけに、河野調教師の判断に嬉しく感じています。でも、当然ながら馬場が良いから好走できるというものではないですし、バッカス自身の成長がなければと新潟まで待った意味もありません。特に最大の問題であるスタートダッシュの克服がバッカスの大きなポイントとなります。今回は距離が2200mなのでペースは今まで以上に遅くなると思うので、なおさらスタート直後の位置取りが大事になります。陣営もバッカスの問題点は十分に承知していると思うので、前走からこれまでの間にスタートの克服を意識した調整をしてくれたのではないかと密かに期待しています。今まで坂路で追われていたのが、最近はウッドで追うようになっているので、そういう点でも成長があるのではないかと期待しています。ウッドで追ったからスタートが良くなるというものではないでしょうが、それでもウッドで追えるというのは大きなプラスと考えていいと思います。なので、今回はうまくスタートを切って、うまく流れに乗ってくれるのではないかと期待しているのです。もちろん、そうなれば勝ち負けだと思っています。相手関係も今まで戦ってきたメンバーに比べればかなりレベルが落ちているように感じますし、勝てないまでも馬券圏内は期待してもいいのではないか、と思っています。もちろん、うまくスタートを切れれば、の話ですけど。でもまあ、うまく先行できたとしても、先行したことがないのだから直線でどうなるかは分からないわけで、かえって失速するということもあるかもしれません。なので、先行できれば絶対好走とも言い切れないのも確かではあります。でも、今までと同じ最後方からの競馬で未勝利を勝ち上がれるとは到底思えません。どんな結果になろうとも「流れに乗る」ことを経験することが大切だと思っています。なので、何としてでもスタートダッシュを決めてほしいのです。他の馬にふうつにできることなのだから、バッカスにできないはずはありません。今回も同じようだと、これからも克服できないかもしれない、ということかもしれません。そうであれば、時間的に考えてもある程度の覚悟はしないといけないかもしれません。私としては、そのくらいの気持ちで今回のレースに臨みたいと思っています。とにかく、勝てないまでも今までよりも成長したところを見せてほしい、それが私の願いです。
今回はほとんど報告のなかった2歳馬の情報からいきたいと思います。
シルクトライアンフ(2歳未入厩)
まずは名前の決定からです。コマンダーインチーフ産駒のシルク3−4は「シルクトライアンフ」に決まりました。 これまでの経緯としては、特に問題もなく4月までは比較的順調に調整されていました。代表的なコメントとしては、
「馴致当初から気性が荒く難しい面があったが、ここにきて随分落ち着いている。」
「坂路で併せてもスムーズに調教をこなしている。」
「体型的にまだ腰幅が出て欲しいけど、元々骨格のある馬。」
ということで、良くもないし悪くもない、と言ったところでした。なので、すぐに入厩というレベルではなく、もう少し時間がかかるかな、という感じでした。そしたら5月になって歩様がいまいちとなり、検査した結果、なんと剥離骨折が判明したのです。症状としてはごく軽めのものだったので、すでにパドック放牧されています。しばらくは乗り運動は無理だとは思いますが、それでもそんなに遅くない時期には調教を再開できるかな、と思っています。まあ、まだ成長途上の馬だし、焦る時期でもないので今はしっかりと骨折を治すことが先決です。結果として成長を促せるということもあるでしょうし、ゆっくりと待ちたいと思っています。
シルクサラマンダー(2歳未入厩)
ステイゴールド産駒の名前はシルク3−25は「シルクサラマンダー」に決まりました。これまでの経緯としては、この馬も特に問題なく通常の調教をメニューをこなして、ここまで順調にきているという感じです。代表的なコメントとしては、
「気性面はとても前向きで集中力がある。」
「とても重心の低い前向きな良い走りをする。」
「もう少し腰に力が付いてしっかりしてこないといけない。」
ということで、走りは良い感じだが、成長がほしいと言ったところです。最近になって、少し疲れが出たようでペースを落としたのですが、故障したわけではないですし、もう少し休めば通常のメニューに戻されると思われます。重心の低い良い走りをする、という評価ももらっていますし、それなりに活躍を期待していいかもしれません。ただ、まだ成長を促す必要があるということなので、ちょっと入厩までは時間がかかりそうな感じです。でもまあ、早熟の短距離馬というタイプではないと思うし、年内入厩くらいでいいと私は思っているので、現時点ではケガのないようにだけ注意してもらえばいいかなと思っています。
シルクプライズ(3歳500万下)
先月、順調に調整されていると報告したところですが、調子はさらに上がってきているとのことで、坂路で15〜16秒程度のラップを出せるようにまでなっています。雰囲気としてはすぐにでも入厩も可能なのではないか、というレベルまできていると思われます。ただ、前回も言いましたが、今の時期はどうしても未勝利戦を勝ち上がっていない馬たちが優先されてしまう時期だけに、すでに1勝しているこの馬はどうしても後回しになるのでしょうね。まあ、こればかりは厩舎の都合があるから仕方のないことだし、そういうことも覚悟したうえで河野厩舎所属のこの馬を選択したわけであるから、今はじっと我慢するしかありません。心配なのは、この馬が早熟であり、こうやって入れ替えを待っているうちに、この馬のピークが過ぎてしまうということなのですが、でもまあ、レースを多く使ったわけでもないし、そういうことはないと信じるしかありません。逆に、この期間にじっくりと調教することにより、身体的な成長に繋がることを期待したいと思います。早い時期に帰厩を果たして、はやくレースに復帰してほしいというのが本音ですが、もうしばらくは、慌てないでゆっくりと待ちたいと思います。
シルクフォトグラフ(3歳未出走)
先月、少し脚が腫れてきたのでゆっくりさせていると報告しましたが、その後は腫れはひいたようでそれほど大きな問題にはならなかったのですが、それでも無理はしないで強い調教は控えていました。この雰囲気だとデビューは難しいかなと思っていたら、北海道のメイプルファームに移動となり、状態次第では函館や札幌開催での出走を目指すというのです。まずは牧場を移動したということは、宗像調教師としてはまだまだ諦めていないということであり、この馬に対する熱意みたいなものが感じられたので、なんとなく嬉しくなりました。でも、移動後はしばらくは無理をさせないということで、乗り運動も控えているようなのです。現時点でこんな感じだと、本当に北海道シリーズに間に合うのだろうか、と思ってしまいます。でも焦って怪我を再発させても仕方ないし、こちらもただ待つしかないようです。
先週の土曜日に出走したバッカスですが、結果は8着に終わりました。目標を掲示板においていただけにそういう意味ではあまり喜べる結果ではないと言えますが、それでもそこそこ頑張ってはいるとも評価できるので、まあ何とも言えない結果だったという感じです。とりあえず詳細を報告します。
まずはパドックですが、どのくらい絞れているのか楽しみにしていたのに、発表はなんと「増減なし」、これで私のテンションは少し下がりました。やはり坂路でしか調教していないので、なかなか絞れないのかなと感じました。また、パドックの様子も落ち着きがなく、まだまだ子供であるところを見せてました。これを見て、またテンションが下がってしまいました。この時点で「少なくても勝ち負けは無理かもしれない」と思っていました。そしてレースです。前走はスタートで出遅れていたし、スタートさえ良ければかなりいい競馬になると思っていたので、「スタートだけは決めてくれ」と祈るように見ていました。「出遅れるな!出遅れるな!」と私が祈る中でスタートとなったわけですが、バッカスは少し遅れ気味だったとはいえ前走よりはちゃんと出ました。しかし、田中勝騎手がかなりしごいているのに、まったく前に進まず、あっという間に最後方という位置です。もうこの時点で私はかなり落胆しました。いくらなんでも反応が悪すぎる。もっと自分から走ろうとしないといけないのに、まったく走る気がないという感じですもん。道中は当然に最後方追走となり、前走と同じように3コーナーあたりから前との差を徐々に詰めてはきましたが、外を回っているわけだし、とても先頭集団には追いつけそうにない位置で直線に入りました。ただ、けっこう勢いはあってけっこう伸びてきそうな雰囲気はありました。もしかしたら掲示板くらいまでは届くかもしれないと感じましたが、やはりじわりじわりとしか伸びず、徐々に徐々に差を詰めているという程度でした。そして最終的には8着でゴールとなったわけです。
レースを終えての感想ですが、先ほども言ったように、がっかりしたという気持ちと、少しは進歩しているという気持ちが半々くらいでした。まずはがっかりしたことですが、やはりスタートですね。あのスタートはいくらなんでもひどすぎます。あんなスタートでは先行することなんてできるわけがないです。未勝利戦とはいえ、やはり中団より前の位置でないと勝ち負けは無理です。後半の走りがどんなによくたってスタートが常に悪いのであれば、いつまでたっても勝てるわけがないです。しかも、この馬の場合はゲートから出ないというレベルではなくて、ダッシュ力がないという感じだから余計に深刻です。もっとスタートしてすぐにスピードを上げることができないと話になりません。この感じだと急にスタートがうまくなると思えないので、ちょっと時間がかかるかもしれません。
次に、進歩した点ですが、まずはトータルのタイムが前走が2.03.6だったのに対し、今回は2.02.2ですから、1秒以上縮めたことになります。勝馬とのタイム差も前走が2.1秒差だったのが、今回は1.1秒差でしたし、上がりのタイムも前走が35.7だったのに対し今回は35.2ですから、着順こそ前走よりは悪かったですが、内容としては前走よりもは明らかに良かったと言っていいと思います。そういう意味では、前走からの進歩は間違いなくあったと言っていいでしょう。そういう意味ではまだまだ勝ち上がりを諦める段階ではないとは言えます。
だから問題はやはりスタートなのです。スタートさえ克服すれば勝ち上がりのチャンスはかなり大きくなるはずなのです。なんとかこれを克服してくれないかなと、そういう気持ちが強いです。あとは距離ですね。この馬のスタートを考えると、これ以上短い距離を使うことはかなり難しいです。かえって距離は長ければ長いほどスタートの悪さをカバーできるのではないかと思ってしまいますが、未勝利戦だと2000mより長い距離はほとんどないですから、やはり2000mを使っていくしかないとは思います。最近は調教量が増えても体が大丈夫というか、体質がずいぶんと強くなってきているので、しばらくは故障の心配はないような気もしますが、やはり早めに勝ってもらった方がいいというのが本音なので、なんとか早く勝ち上がってほしいという気持ちは強いです。でもまあ、今の状況を考えると、すぐに勝つというのも難しそうなので、徐々にでいいからスタートを改善していってほしいと思います。そして、時期は少し遅くてもいいから確実に勝ち上がるということだけは達成してほしいと思っています。
バッカスの2戦目が決まりました。土曜日の東京6R芝2000m戦です。デビュー戦から中2週ですから、ローテーション的には何の問題もないし、一叩きされた上積みは大きいでしょうから、「今度こそ」と力が入ります。目標としては、とりあえず掲示板、できれば3着以内という感じです。まあ、本当なら「勝ちを意識したい」と言いたいところなんですが、前走が大きく離されての7着ですから、正直なところはあまり強気にはなれません。ただ、シルクプライズもデビュー戦が7着で、2戦目に勝ち上がりましたから、そういう意味ではまったくチャンスがないとも言えないのも確かであり、「勝ってしまうこともあるかもしれない」とは思ってはいます。でも、芝2000m戦となるとさすがに相手も強いんですよね。前走2着だった馬が4頭もいるメンバー構成ですからけっこうつらいものがあります。しかもフルゲート18頭ですから厳しいレースになるのは間違いないです。ただ、このメンバー相手に好走できたら、それこそ次に繋がると思うのですよ。再来週からは北海道シリーズも始まり、強い馬が分散されるはずなので、今回好レースができれば近いうちにチャンスは出てくると思うのです。まあ、このメンバー相手に今回勝ちきってしまうというのが理想ではありますけどね。いつ故障しても不思議のないサラブレッドですからあんまりゆっくりもしていられないのですが、レース後もへばることなく調教されているようで体質はかなり強化されているようには感じるので、今回は勝ちはあまり意識せず、レース内容を重視したいです。前走はかなり出遅れていたので、まずはこれを矯正してもらわないといけません。とにかく今回はスタートだけは決めてほしいです。そうすれば流れに乗れると思うので、それなりの競馬はできるはずです。先行して直線まで脚を貯めて、直線でどこまで弾けるのかを見てみたいです。それで好結果を出すというのが理想です。まあ、後ろからの競馬になっても内容が良ければそれで構いませんけどね。とにかく、大きな前進を期待して応援したいと思います。ガンバレ!バッカス!
土曜日の6Rでデビューを果たしたバッカスですが7着という結果に終わってしまいました。それでは詳細を報告します(GC観戦です)。まずはパドックですが、デビュー戦なので「どのくらいの馬体重かな。あんまり小さいのもイヤだな」と思っていたので、馬体重488kgという数字を見たときはけっこう嬉しかったですね。牡馬だとやっぱり470kg以上はあった方がいいので、その点ではちょっと安心しました。そしてその仕上がり具合ですが、腹がボテッとしていてまだ余裕残しであるのは明らかという感じでしたが、イレ込むこともなく、歩様もしっかりしていて、毛艶も良かったように感じました。なので雰囲気としてはかなりいい感じでした。「これなら初戦でも確かに期待できるな!」と私は自信を深めていました。そしてレースです。私の愛馬は出遅れする馬が多いので、「出遅れだけはするなよ!」と祈るように見ていたら、な・なんと、思いっきり出遅れてしまったではないですか。「なんだよ!またかよ!」と私のショックはけっこう大きかったです。ふつうに考えれば、スタートで出遅れるとほぼ勝ち負けは無理です。よっぽどの大物でない限り、勝ちきるのは難しいだけに、出遅れた時点で勝つことは70%以上諦めました。なので、あとは「もしかしたらとんでもない大物かもしれない」という淡い期待と、ここからどこまで押し上げることができるのか、ということになってしまいました。スタート直後は少し離れた最後方を追想し、3コーナーあたりで馬群の後ろにとりつき、そこから外を通ってさらに徐々に押し上げて、直線入り口では7・8番手の位置に、先行集団も視野に入るくらいまで押し上げていたので、「もしかしたら」と少しは希望を持ちましたが、直線に入ると先行集団は脚を貯めていたのか、一気に突き放されてしまい、前4頭には手も足も出ない状態に。5着の馬ならなんとか交わせそうな位置だったのですが、バッカスも少しは伸びてはいたとは思いますが、思うようには差が縮まらず、6着馬と差のない7着でゴールということになりました。レースを見ての感想ですが、レース前まではかなり勝ち負けを意識していただけに、この7着という結果には正直かなりがっかりしました。出遅れて最後方の競馬になった時点でレースは終わっていただけに、うまくスタートを切っていれば、という思いもありますが、それでも勝ち馬とは2秒以上離されていますからね。直線でも思ったほど伸びていなかったし、たとえスタートが良かったにしても1秒以内がやっとというところではないでしょうか。河野調教師の強気のコメントからすれば物足りないと言わざる得ないです。でもまあ、この私の評価もバッカスがかなりの素質馬であってほしいということを前提にしたものであり、例えば菊花賞とかの3歳限定重賞を戦っていこうということを考えると、この時期にこの競馬では到底間に合わないということであり、それにがっかりしただけのこととも言えます。もし重賞戦線のことを一切考えないとすれば、あるいは目標を古馬1000万条件くらいに置くのであれば、それほど悪い内容ではなかったとも言えるとは思います。何せデビュー戦ですからね。経験している馬とはやはりレースに慣れているのとそうでないのとで差はあったと思います(勝ったマチカネキララもデビュー戦だったといのはつらいところであるけど)。しかも出遅れですからね。直線までじっくりと脚を貯めていた先行馬と違ってバッカスは3コーナーから4コーナーでも脚を使っていたので、直線でさらに伸びるというのは無理すぎるというか、伸びないのが当たり前と言えるかもしれません。馬体にもまだ余裕があったし、調教も坂路だけでしたからスタミナ面の不安もあったと思います。そう考えれば次に繋がる内容だったとは思います。ちなみに私の愛馬のプライズもデビュー戦は7着でした(勝ち馬とは1.7秒差でした)。それを2戦目では強い競馬で勝ち上がりましたから、バッカスも次のレースでいきなり勝っても何の不思議もないと思います。そのためには、まずはスタートです。これを何としてでも矯正してもらわないといけません。未勝利戦とはいえ、出遅れるとやはり厳しいレースになってしまいます。今回のレースからも出遅れても勝てるというレベルには至ってないと判断せざる得ないです。なので、まずはスタートを何とかしてほしいです。スタートだけうまく切れれば、次は勝てるかどうかは別にしてもかなりの好勝負は可能だと思います。条件としても、もう少し短い距離の方がいいような気もしますが、今回と同じ2000mでも何とかなるでしょう。これまでの私の経験では、デビュー戦がいまいちでも2戦目に好走するようだと、その後に勝ち上がっているので、そういう意味では次の2戦目が最も大事なレースになるはずです。今度はさすがに「絶対勝てる」とは言いませんが、それでも際どい競馬は期待したいです。そういう走りを見せてくれれば、勝ち上がるのは時間の問題かなとは思います。ただ、それも脚部不安を発症しないという前提の話です。勝ち上がれる目処が立ったときに故障したのでは何の意味もありません。1勝しないと次がない競馬の世界ですから、できるだけ早く勝ち上がることも重要になります。慌てるのも良くはないですが、体質が弱くてなかなか仕上がらなかった馬なので、できればあと3戦くらいの間に勝ち上がってくれないかな、とどうしても思ってしまいます。とにかく次です。次の走りが重要になると思います。
先日報告しましたとおり明日の東京6Rでデビューすることが決まりました。条件は予定どおり芝2,000mです。河野調教師が以前に「勝ち負けできる」とコメントしていたくらいだから、もしかしたら圧倒的な人気を背負うかもしれない、なんて過剰に期待しながら新聞を買ったら、印はそこそこついているものの、重い印はほとんどなく、河野調教師の強気な発言に比べると意外に人気はないなあ、というのが正直な感想でした。それでも、河野調教師は「初戦から期待」と相変わらず強気なコメントをしているというのは非常に心強いです。でも、前走2着の馬が2頭、3着が1頭、4着が1頭と、けっこう強そうなメンバーが揃ったようには感じます。さらに、たぶん1人気になるだろうと思われるのは、同じデビュー戦なのですが、藤沢和厩舎のサンデーサイレンス産駒というのだからかなりの強敵だと私でも思います。やはり東京の芝2,000mを狙ってくるような馬はけっこうレベルが高いということなのでしょう。昨日までは真剣に楽勝できると思っていましたが、今回のメンバーをみてしまうと、さすがに勝ちきるまでは難しいかな、と思ってしまいます。でも、逆に言えばこのメンバーで勝ちきるようであれば、後々が本当に楽しみになります。脚元の弱い馬なので、そのうち順番が回ってくるだろうなんて、のんきなことも言ってはいられないし、できれば明日決めてほしいというのが正直なところですが、現実的に考えれば、まずは内容のある次に繋がるレースをしてくれれば、それで満足しなければいけないのだろうな、とは思っています。とにかく好勝負を期待したいです。そしてケガだけはしないようにしてほしいです。
引っ越しなどもありまた日記が滞ってしまいました。約3ヶ月ぶりというのだからさすがにさぼりすぎたなと非常に反省しているところです。それでは我が愛馬の近況を報告させていただきます。
シルクバッカス(3歳未出走)
今回、日記を書かなければいけないと思った最大の理由は、実はバッカスが今週デビューするかもしれないからです。やっぱり愛馬がデビューするかもしれないという時にさぼってはいられないです。これまでの経緯を説明しますと、2月に入厩を果たしたものの、強い調教をするとすぐに脚がもやもやしてしまうなど、調整にはかなり苦労しました。私のこれまでの感覚からいけば、牧場に強制送還されても不思議ないというか、強制送還されなかったことの方が不思議なくらいでした。でも河野調教師はなぜか厩舎に残し、じっくりと調整してくれました。この時点で「もしかしたら期待が高い」のかもしれないとは思いましたが、あまり期待しずぎてあとでがっかりするのもイヤだったので、過大な期待はしないようにして、とにかく普通に調教ができるレベルになってくれ、と見守る日々が続きました。そして4月中頃からようやく強い調教をしても反動が出なくなってきたようで、デビューに向けて目処がついてきた感じになってきました。そしたらシルクの情報で、河野調教師のコメントとして「勝ち負けできる」というのが載ったのです。私としてはかなり驚きました。もちろん嬉しすぎてです。少しは期待されているかもしれないとは思っていましたが、ここまでの言葉が出るということは期待度はかなりのものだと思ってしまいます。バッカスに対する期待は一気に高まりました。そして先週もデビューの可能性があり、追い切りの時計を見たら坂路を4F51秒台という破格の時計だったので、「デビュー勝ち」も本当に夢ではないかもしれないと思ってしまいました。結局、先週のデビューは見送られたわけですが、あまりに速い追い切りタイムだったので、このままレースに出ていたら脚元の弱い馬なので故障するかもしれない、という気持ちもあったので、今週、軽い追い切りでレースに出走というパターンの方がいいと思い、今週まで延ばしてくれたのはかえって良かったのではないかと思っています。坂路でしか追い切りをしていないことを考えると、スタミナに不安があるので、あまり長い距離はどうかと思っていたので、デビュー戦は長くてもマイルまでかな、脚元が弱いということもあったので芝よりはダートかな、と思っていたら、な・なんと東京の芝2000mの予定ということではないですか。芝2000mをいきなり使うなんて、それだけ期待されているということなのだろう、と嬉しく思う反面、2000mを本当に走れるのか、芝で脚は大丈夫なのか、という不安も少なくはないです。でもまあ、河野調教師が2000mを選択するということは、今のバッカスにとってはそれがベストということなのでしょう。そう思うことにします。正式に決定するのは今週の木曜日なので、それまで楽しみに待ちたいと思います。ただ、脚の弱い馬なので最終追い切りで脚部不安を発症するというのもけっこう恐いです。楽しみ半分、不安が半分というのが今の正直な気持ちです。
シルクプライズ(3歳500万下)
この馬の場合はここ数ヶ月で大きな変化はなく、プールと乗り運動を併用して調整されています。脚元に不安もないようで順調といっていいと思います。これからピッチを上げていけば、早い段階で入厩できそうな感じを受けますが、今の時期は3歳未勝利馬が優先される時期ですからね。たぶん、もう少しゆっくりと調整して、もしかしたら秋頃の復帰を目指すのかもしれません。個人的には、走れるのであればできるだけ早く帰厩してほしいと思っていますが、まあすでに1勝しているわけだし、それほど慌てなくてもいいのかなとは思っています。今はケガが再発しないように、じっくと調整してほしいということだけです。
シルクフォトグラフ(3歳未出走)
この馬のこれまでの経過を説明しますと、屈腱炎といっても軽症の部類だったらしく、3月末くらいからは15-15の調教を始めるなど、思ったよりも回復具合は早いなと思っていたのです。4月に入っても順調に調教を積んでいて、あと1ヶ月くらいで戻れるのではないかと思っていたら、な・なんと屈腱部が少し腫れてきたというのです。「やっちゃったか(T-T)」という何とも言えない悲しい気持ちになりました。軽く乗り運動はしているということなので、大きな腫れではないようなのですが、それでも場所が場所だし、時間もかなり少なくってきましたから、この馬はかなり厳しい状況に追い込まれたといえるかもしれません。まだ可能性は残っているので、最後まで諦めるつもりはありませんが、それでも少しは覚悟しておいた方がいいかもしれないと、思わざる得ません。
シルクバッカス(3歳新馬)
愛馬の動きがまったくなかったのでまた1ヶ月も日記が滞ってしまいました。でも、やっと我が愛馬にも動きがあったのです。順調に調教を積んではいたものの、まだまだ入厩には時間がかかると思われたバッカスが、な・なんと先週いきなり河野厩舎に入厩したのです。調教師が確認したとかの情報がまったくなかっただけに私としては本当にびっくりしました。この入厩の経緯ですが、先に河野厩舎に入厩した同僚のシルクヒーローがちょっとした脚部不安を起こして放牧され、同日にバッカスが入厩したということなので、たぶん単純にシルク同士で入れ替えしたということだと思われます。ですから、バッカスの状態が良くなったから入厩したというよりは、ヒーローが放牧となったから、それじゃあバッカスを厩舎で調整しようか、という感じだと思われます。であれば、入厩できたからといってデビューまでは時間がかかると思われ、本当に調教についていけるかどうかという不安を少し感じています。でもまあ、15-15の調教はコンスタントにこなしていたわけだし、まったくついていけないというレベルではないはずです。私にとっては期待のブライアンズタイム産駒でもあるし、まだまだ成長途上だとしても能力の違いでなんとかしてくれるのではないか、と期待したいです。とにかく、まずは入厩できたことを素直に喜びたいです。じっくりと調整する河野厩舎ですから、すぐに目処がたつとは思えません。なので、デビュー戦まで時間がかかるのは仕方ないと思います。それよりも、この時期に脚部不安を発症して牧場に強制送還されることになると、休養時間と再調整時間を考えると未勝利戦に間に合わなくなる危険も出てくるだけに、まずはケガをしないことが一番大切なこととなります。なので時間がかかってもいいからまずはデビュー戦を無事に迎えることが最も重要になります。とにかくレースで使えるようになりさえすれば、ブライアンズタイム産駒という能力の高さできっと結果を出してくれると私は信じています。ですから、とにかく無事であることケガをしないこと、私が願うのはそれだけです。バッカスには厳しい調教が続くと思いますが、それになんとか耐えて、栄光への第一歩を確実に踏み出してほしいと思っています。
シルクプライズ(3歳500万下)
プール調教に加え、ついに坂路での乗り運動も再開しました。脚部の状態もかなり良くなったみたいですし、良化の状況としてはかなり順調のようです。私自身が以前に比べて楽観的な見方をしなくなっているということもあるのですが、予想以上に早い回復ぶりに嬉しい誤算というか、帰厩にもそれほど時間がかからないのではないか、という気持ちが出てきました。でもまあ、まだ軽い乗り運動を始めたばかりで15-15レベルの本格的な調教をするのはまだまだ先のことだと思います。復帰の時期を考えるには、まだまだ早い段階と言えます。この馬の場合は、すでに1勝している強みもありますから、慌てないでいいからじっくりと調整することの方が大事です。万全の状態になってから強い調教を始めて、きっちりと仕上げていけばいいと思っていますので、脚部不安を再発することだけはないように、とにかくじっくりと調整してもらいたいです。
シルクフォトグラフ(3歳新馬)
屈腱炎を発症してから1ヶ月以上たちますが、当然にまだこれといった変化はありません。パドック放牧で様子をみている状況のままです。この馬の場合は、まずはゆっくりと休ませるしかないので、現時点ではただ見守ることしかできません。早く乗り運動ができるようになることを祈って待つだけです。
シルクフォトグラフ(3歳新馬)
12月に帰厩することができ順調に調整が進められ、年末にはゲート試験も合格し、いよいよデビューが近くなってきたなと楽しみにしていたのですが、年明けの情報で信じられない言葉に驚くというか、茫然自失というか、なんとも虚しい気持ちになってしまいました。その内容は「屈腱炎で放牧」ということでした。競走馬に故障はつきものということはよく理解していますが、よりによってフォトグラフがこんなことになるとは・・・という気持ちです。これまで脚元が弱いみたいなことはなかっただけになおさらです。それに、プライズが故障で離脱したばかりだったということもあり、私には追い打ちをかけられた気持ちです。自分の愛馬がもっと活躍していれば、「仕方ない」と思えるのでしょうが、結果を出せない状況が続いているだけに、順調にきていた馬の戦線離脱というのはあまりに痛いです。でも、こうなってしまったことを愚痴っても仕方ないです。この馬の処遇ですが、宗像調教師としては「デビューを目指す」ということで、再起の道を歩むことにはなりました。ただ、屈腱炎ですから完治は難しいと思うし、時間的に未勝利戦に間に合わない可能性も十分ということになります。まあ、そういう状況でも「デビューを目指す」という判断をしたということは、この馬の能力を高く評価しているということなのでしょう。とりあえずは前向きに考えたいです。でも、ひねくれた考え方をすると、この馬が宗像調教師の兄弟の生産馬だから、可能性がゼロでないのであれば挑戦だけはしてみるということも考えられ、こういう理由だと能力とはあまり関係ないということになるので、いわゆる「引っ張り」ということになり、そういうのもどうなのかなとは思ってしまいます。でもまあ、すぐに引退したからといって大きな金額が返ってくるわけでもないし、私個人としても、可能性がゼロではないのであれば未勝利戦が終わるくらいまでは様子を見てもいいのかな、とは思います。だから、理由はなんであれ「引退」にならなかったことには感謝したいとは思います。ただ、屈腱炎ですからあまり大きな期待をしてはいけないとは思います。とにかく可能性を信じて奇跡を待つだけです。
シルクバッカス(3歳未入厩)
15-15を順調にこなすなどけっこう調教らしい調教をこなすようになってきました。これだけできれば、そろそろ入厩かなとも考えたくなってきます。でも、以前のコメントだとまだ入厩までは遠いという感じだったので、すぐに入厩というのは難しいのだろうなとは思います。とりあえずは順調に調教を積めていることで良しとしたいです。あとはプライズとフォトグラフが揃って故障してしまっただけに、この馬だけはケガだけに注意してほしい、それだけです。逆に言うと、入厩がまだまだなのであれば無理に強い調教をしなくてもいいのでは?と思ってしまうくらいです。まあ、強い調教しないと体力強化にならないということもあるのだろうし、このさじ加減が難しいのでしょうね。一口馬主は育成方針には口を出せないので、あとは関係者を信じるしかないのですが、私にとっては期待のブライアンズタイム産駒だけに、とにかくケガだけはないように慎重に対応してほしいというのが一番の願いです。
シルクプライズ(3歳500万下)
ウォーキングやプール調教を始めたようで、私が思っていたよりも早く体を動かすことができるようになりました。さすがに乗り運動の目処はたっていないので、現時点では何とも言えませんが、それでも今年中というか早ければ夏頃には復帰できるかもしれない、という感じがしてきました。でも、問題は乗り運動を始めてからどうなるかでしょうから、今は温泉でゆったりとしてもらうのが一番でしょう。この馬はすでに1勝しているわけだし、とにかく完治させることに集中してほしいです。