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にへい君の一口馬主日記(Vol.5)
ヒロイン初勝利!ガーディアンデビュー間近!
H10.7.9 ヒロイン牝馬限定戦に出走!今度は負けられない!
ヒロインが私の希望どおり函館土曜3Rの芝1800m牝馬限定戦に出走予定となった。私はテレサを見た瞬間「よっしゃぁー!」と思った。函館に参戦している中距離牝馬でヒロインより強いと思われる馬は見あたらない。ここ数戦の実績を見る限り、ヒロインが勝つのが最も順当だと思える。絶対に勝ってくれるというより、絶対に負けられない一戦となりそうだ。中1週が続くのが多少気になるが、カイ食いが良いということなので、それほど疲れはないようだ。多少疲れていても、牝馬限定戦なら何とかなる。きっとやってくれるに違いない。ただ、不安がないわけではない。実績がNo1なのだが、どうも相手なりに走るタイプのような感じもするのである。メンバーが強かろうが弱かろうが3着までということもありそうで恐いのである。もしそうなってしまうと事態は深刻になってくる。どんなレースであろうと未勝利脱出は厳しいということにもなりかねない。その後たとえ未勝利を脱出できたとしても、500万では通用しないということにもなってしまう。500万以上でも活躍したいのであれば、負けられない一戦では決して負けてはいけないのである。そういう意味では、この馬の将来を占う大事な大事な一戦になる。野平先生、郷原騎手ともそう認識しているはずである。ぜひとも勝ちにいく競馬を見せていただきたい。そしてヒロインはやってくれるはずだ。私はヒロインの実力を信じている。がんばれヒロイン!
そうそう、実は念願のグリーンチャンネルに加入してしまいました!(正式登録してないけど) 午前中のレースが家で見れるなんて本当に感激です。(T_T) これでもうヒロインのレースが見れないということはありません。リアルタイムでヒロインの勝利を見れるとはなんて幸せなのだろう。本当に勝ってくれよ!
H10.7.10 ヒロイン出走決定!マジで負けられない!
ヒロインの出走が正式に決まりました。除外だけが恐かったけど、無事出走となりホッとしています。気になる相手関係ですが、函館の新聞が福島では売っていないので詳細は分からないのですが、私が競馬ブックで簡単に調べた感じだと予想どおりヒロインが実績No1だと思っていいでしょう。前走2着の馬はいないので、相手となりそうなのは前走3着のロングヘヴンと前走ヒロインと1/2差の5着だったプラネットパワーくらい。ロングヘヴンは前走1200mだったし、今回は連闘となるだけに大きな不安を抱えている。プラネットパワーは前走でヒロインに負けているのだから逆転は難しい。それでいてヒロインの方はきついローテーションも何のその、カイ食いはいいわ調教は楽に先着するわでマイナスらしいマイナスが見当たらない。こうなれば、普通に走ればヒロインの勝利は間違いない!これはマジで負けられない一戦となった。いやがうえでも力が入る。今からマジで緊張してきた。明日の10:40まで落ち着かないかもしれない。よく1人気のプレッシャーは半端ではないと言われるが、真剣にそれを実感している。これが500万ならここまで緊張はしないと思う。500万ならば1年後でも2年後でも出走できるからである。しかし、未勝利戦は11月までしかないのである。勝てる時に勝っておかないと本当にしゃれにならない。連対ではダメなのである。勝たなくてはいけないのである。1勝すれば、長く走れるチャンスが広がるわけだから、ここは何がなんでもクリアしてほしい。「未勝利脱出!」 馬券を買うだけだった時はこの言葉の重さが全く分からなかったが、一口馬主になった今切実に感じている。「未勝利脱出!」という言葉の重さを。展開とか勝ち方とかそんなものはどうでもいい。とにかく勝ってほしい!頑張れヒロイン!自分の未来のために!
H10.7.11 ヒロイン勝ったあ!本当に勝ったあ!(^_^)v
今朝は7時くらいに目が覚めてしまいました。仕事行くときでもこんなに早起きしないのに、やっぱりヒロインのレースが心配で起きてしまったようです。ここから10時までが長い長い。何もしないと落ち着かないので、いつもは家のことは何もしないのに、ついつい掃除とか家事を手伝って時間を潰していました。10時になったのでグリーンチャンネルをつけ、ヒロインの出番を待つも函館開催なのでパドックもやってくれない。発走直前まで他のレースをボーっと見ていました。阪神の2Rが終わるといよいよヒロインの出番である。10時40分ぴったしに画面が切り替わり、いきなりファンファーレ。人気も何も分からないまま、その時を迎えた。もちろん私はさらに緊張しながらスタートを待っていた。スタート!ちょっと遅れ気味のスタートだった。でもまあ、後ろからだから問題ないか。案の定、郷原騎手は持ったままでまったく動かない。勝ちにいくにはちょっと後ろすぎないかとも思ったが、うまくインに入り込み、コーナーリングで中団のいいところで落ち着いた。郷原くんうまい!いい感じだ!このままインコースでと思っていたら、最内の馬が折り合わず失速しており、ヒロインにも影響が出るのではと心配してたら、今度はきっちりと外目に出しており、スムーズに抜いていった。向上面の走りも基本的にはいつもと変わらないのだが、勝ちをかなり意識しているせいか微妙に早めに動いているようである。3角でも早めに仕掛けているようで、じわりじわりと前との差を詰めている。私は4角ではほとんど先頭に並びかけるくらい積極的に乗ってもいいのではないかと思っていたが、郷原くんは慌てず騒がずじっくりと前との差を詰めていた。直線の入り口では4・5番手くらいで射程圏には十分に入っていた。でもヒロインのじり脚でどうかという不安も少しよぎった。が、直線に入ると私の心配はどこ吹く風。ヒロインの末脚はしっかりと伸びた。ラスト200「突き抜けろ!行ける!」楽に2番手まで進出し、ラスト100からは叩き合い「差せる!差せる!差せー!」ラスト50でヒロインが前に出る。「よっしゃー!耐えろ!ガンバレ!ガンバレ!」そしてゴール!「よっしゃーーーーー!よしっ!よしっ!やったぞ!やったあ!」もう何がなんだか分からず叫んでいた、と思う。
とにかく勝った!勝ったのである。何て言っていいのか言葉が見当たらない。競馬を始めてからこんなに興奮したのは初めてである。それほどの衝撃というか感動があった。これで未勝利を脱出したわけで、野平先生が見限らない限りは何年でもレースに出れる権利を取ることができたわけである。シルクの仲間たちがなかなか勝てないでいるのを見ているし、出走すらできない馬もけっこう多くいるだけに、1勝することの重みを本当に痛感していたので、今日の勝利の喜びは本当に計り知れないものである。いやあ、それにしても勝って当たり前というレースはマジで緊張します。前々から勝ち上がるにはこのレースしかないと思っていたので、余計に力が入りました。これを取りこぼしたら、本当に取り返しのつかない事態になっていたかもしれないので、ホッとしたというのが本音かもしれません。とにかく私の愛馬が、私の初めての愛馬が勝ったのです。スターリフトというマイナーな種牡馬の仔であること、シルクの中でも比較的安価であったこと、骨折で出遅れていたことなどなどを考えても、よくぞここまで来れたものだと思います。本当に一口馬主冥利につきます。一口馬主になって良かったと心の底から思います。
今後のことですが、こういうレースをきっちりと勝てたことで勝負強さも証明されたわけだし、もともと晩成型の血統だと思っていたので、これで終わる馬ではないと思っています。まあ、次のことは後日ゆっくり考えるにして、今日はヒロインの勝利に酔っていたいと思います。とにかく、ヒロインよくやった!よく頑張った!これからも厳しい戦いが続くけど、今日はゆっくり休んでほしい。本当におつかれさまでした。本当におめでとう!ヒロイン!(^_^)v
H10.7.20 ガーディアンすこぶる快調!でもゲート不合格(T_T)
ヒロインが勝ち上がり一区切りついたところなので、今日はガーディアンの近況を報告したいと思います。6月上旬に入厩したわけですが、その後も順調すぎるくらい順調に調教がすすめられたようです。テレサでの矢野進先生のコメントでは「バネがある」「フットワークがいい」「キャンターの動きがいい」などお褒めの言葉のオンパレードです。POG雑誌でもよく取り上げられていることを考えても、ガーディアンはかなりやってくれるのではないか、と大きな期待を寄せてしまいます。デビューもそろそろではないかなあ、と思っていたら、先週のテレサで、な・なんと「ゲート試験不合格」とのこと。痛ぁー!ここまで不安な点など何もなかったのに、ここにきてゲートという難敵が現れるとは思ってもいなかった。そんなに気性が荒いタイプではないはずなので、たぶん慣れの問題だと思う。慣れれば特に問題のないことだと思うのだけど、デビュー戦でのスタートは心配せずにはいられないだろうなあ。まあ、体調面はかなり良いようだし、ゲート試験に受かれば、すぐにデビューということになるでしょう。私が勝手に想定しているデビュー戦は、8月9日(日)6R芝1400m新馬戦です。中距離タイプという以前のシルクコメントを信用すれば少しでも距離が長い方がいいはずだ。ここであっさりと勝ち、もちろんその後は中3週で「新潟3歳S」である。そんなにうまくいくわけがない、ということは私はよく知っているつもりだけど、ガーディアンならあり得ないことはないと思えてしまう。まあ、基本的にはデビュー戦がどこになろうと構わないと思っているし、勝てなくても次につながるレースをしてくれればそれでいいとも思っている。大きな期待を持っているのも確かだけど、無事に走れるのが一番である。無理せずに頑張ってほしい!ガンバレ!ガーディアン!p(^^)q
H10.7.24 ヒロイン来週出走!ガーちゃん再びゲート失敗!
ヒロインが来週出走予定のようです。ここんとこきついローテーションだったので中4週を開けて、札幌4日目の牝馬限定戦であるニセコ特別まで引っ張ると思っていたんですが、引き続きレース使うみたいです。さすがに前走後は疲れが出たようです。カイ食いがいいので体重は戻ったようですが、ちょっと調子が下降気味かなあって感じはします。まあ、野平先生が大丈夫だと言うのであれば大丈夫なのでしょう。疲れが残っていればそんなには無理しないでしょうから、引き続き調子がいいということでしょう。私は野平先生を信じます。そのレースですが、芝1800mの北洋特別、芝1800mの平場戦、芝2000mの平場戦と3つも適鞍があるのです。まあ特別戦はないでしょうから、たぶん平場となるでしょう。スタミナのある馬は2000mに行くでしょうから、1800m戦の方が手薄になると思うので、私は1800mの方がいいような気がします。基本的にはどっちでもいいとは思うんですけどね。それよりも、ヒロインが500万でどのくらい通用するかが心配です。郷原騎手は上でも通用するとは言ってくれたけど、未勝利をスパッと勝てなかった馬ですからねぇ。ちょっと壁があるような気はします。でもヒロインと僅差だったメテオシャワーが500万でもう2着してますから、まったく通用しないということはないでしょう。相手次第では連勝もあるかもしれないなんて甘いことも考えています。とにかく試金石の一戦であることは間違いないです。ここで好走すれば今夏のうちにもう1勝狙うことになるでしょうし、惨敗すれば休みに入るのではないでしょうか。とにかく出走する以上は結果を残してほしいです。そして500万でも楽しめることを証明してほしいです。もしも500万を勝ってしまえば、秋華賞TRも見えてきます。そういう意味では意外と大事な一戦となりそうです。ガンバレ!ヒロイン!p(^^)q
ガーディアンですが、なんとまたもゲート不合格だそうです。おいおい大丈夫かよ!練習では問題ないのになんで試験だとダメなんだ?もしかして本番に弱いタイプ?ちょっと勘弁してもらいたいなあ。こんな調子だとゲート試験受かっても、デビュー戦のスタートはあまり期待しない方がいいかもしれないなあ。新馬勝ちも厳しくなったかもしれない。出遅れるも強烈な追い込みで圧勝という展開が一番おいしいのだが、世の中そんなに甘くないって。うーん、ちょっとまずいなあ。こんな落とし穴があるとは思いもよらなかった。ガーちゃん頼むよ!とりあえずゲート試験受かってくれぇー!
H10.7.29 ヒロイン北洋特別登録も平場に出走か?
先週の情報で出走するということだったので、もしかしたら北洋特別の登録しているかもしれないということで、日曜日にJRAのホームページをチェックしてみたら、ヒロインの名前がしっかり入っていました。ついに特別レースに登録できる身分になったのだなあと感激していましたが、冷静に考えれば出走登録数46頭と出走すら危ういし、それより何よりやっぱり強い馬がけっこういる。出走したとしても、とても勝てそうにない。ここはやっぱり平場で堅実に勝負した方がいいのでは?と思って、火曜日の出走予定を見てみると北洋特別に出走予定ということらしい。「おいおい大丈夫か?」と思ったが、野平先生もよっぽど自信があるのかもしれないとも思い直し、「まあ力試しには丁度いいかもしれない」ということにした。それで今日また出走予定を見てみたら、今度は芝1800mか芝2000mとなっていました。さすがに北洋特別は諦めたらしい。まあ、それが妥当な判断だろうなあ!メンバーが決まらないと何とも言えないが、北洋特別でも勝つのは難しいにしろ掲示板なら何とかなると私は思っていたくらいなので、平場のレースであればいきなり勝つのも夢ではないと思う。常識的には昇級戦で勝つのはかなり厳しいことだが、今週は芝の中距離戦が3つもあり、うまく手薄なメンバーのレースに入り込めばチャンスではないだろうか?未勝利脱出したのだからいきなり勝ちにこだわらなくてもいいのだが、やっぱり秋華賞TRを意識すると早いうちにもう一つ勝たなくてはならないくなる。そう考えれば、どうしても少しでも勝つチャンスのあるレースを選びたいと思うのは当然のことである。まあ、秋華賞TRに出走したいと思ってるくらいなら特別レースで勝てるくらいじゃないとダメなのだろうが、賞金加算を考えれば特別レース好走よりも2勝目にこだわりたい。そういうことで平場レースに出走するなら私は勝ちにこだわりたい!きっとヒロインならばやってくれるはずだ!ヒロイン・ガンバレー!p(^^)q そうは言ってもさすがに勝つのは厳しすぎるかな。まあ、何が何でも秋華賞TRに出たいと思っているわけではないし、ここで無理しなくてもいいとも思っている。とりあえずチャンスがあるのであれば視野に入れておきたいだけである。前走みたいに負けられないレースとまでは思っていないです。はい。
H10.7.30 ガーディアンやっとゲート試験合格!
ガーディアンが3度目の挑戦でゲート試験を合格しました。2度の不合格にどうなるかと心配しましたが、これでデビューが見えてきました。今週のテレサでは「次回の新潟開催を目指す!」とのことだったので、8月16日(日)の第3回新潟2日目6R芝1600mが有力候補ではないかと勝手に思っています。中距離馬だということだからいきなりマイル戦を使うと思うのだがどうだろう?最初は無難に1200mから入るのかな?まあ、デビューできればどっちでもいいか。それよりも前にも言ったとおり、ガーディアンには過大な期待を私はかけています。現時点ですでに新潟3歳Sを視野に入れているのです。新潟3歳Sに出るということは、それまでに1勝することを意味するわけで、つまり、デビュー戦をいきなり勝ってもらわないと困るということです。いきなり新馬勝ちするだけでも大変なのに、3歳新馬戦としては今年最初のマイル戦となるとかなり強い馬が出てきそうなので、かなり厳しい戦いになるのは分かっているつもりですが、新潟3歳Sに出走するためにも、ガーディアンにはぜひとも勝ってほしいという気持ちが強いです。ヒロインの時はデビューだけで満足していたことを考えると、かなり勝手な話だけど、それくらい私はガーディアンに期待しているのです。もちろん、新馬勝ちができなくても、新潟3歳S出走がダメになるだけであり、朝日杯3歳Sに出走できなくなるとか来年のクラシックに出走できないというわけではないので、それはそれで次の目標を設定するだけですけどね。ここらへんは、ガーディアンが実際にどのくらいの実力を見せてくれるかで変わってきますね。私の期待に反して、掲示板にも載れないようだと3歳時の重賞は諦めるしかないだろうし、2着とか3着ならば2戦目の勝ち上がりは期待できるだろうから、どこの重賞を狙うかを考えることになるのだろうし、結局はデビュー戦しだいということになりそうです。とにかく、現時点ではガーディアンはめちゃくちゃ強いと信じているのでデビュー勝ちを期待しています。大丈夫だ!お前ならできる!ガンバレ・ガーディアン!p(^^)q
H10.8.1 ヒロイン日曜函館8R芝2000mに出走決定!
ヒロインは結局、芝2000mの出走となりました。たぶん芝1800に投票したと思われますが、除外で芝2000mになってしまったようです。(最初から2000mに投票したかもしれないけど)1800mに出走してほしかった気持ちもあるけど、2000mになってしまったのは仕方ないです。別にこなせないわけではないから2000mでも大丈夫でしょう。新聞の情報によると、郷原騎手が「密かに期待している。」など強気の発言。調教の寸評でも「前走以上のデキ」と引き続き絶好調のようである。私が一番心配していた調子落ちはないようです。こうなると問題は相手関係だけ。とりあえず極端に強そうなのがいないことでまず一安心。人気はミスズシャルダン、ストロベリー、スカラシップあたりが集めそうです。ちなみにヒロインは8人気くらいでしょう。まずミスズシャルダンはヒロインと同じように昇級初戦でタイム的にもそんなに差はないはず、直接対決がないがヒロインとは互角の評価でいいと思います。これで人気に差があるのがちょっと納得いかないが、まあおいしい馬券になるということでどんどん人気になってもらいましょう。十分に勝てる相手だと思っています。次にストロベリーですが、距離が短縮されるのが微妙だが着順が徐々に落ちていることから少し調子が下降気味なのではないだろうか?500万ですでに1勝しているだけにこの馬が最大の敵になると私は思っているが、絶好調のヒロインならば何とかなると私は思っている。最後にスカラシップであるが、フラワーC、スイートピーSで好走しており500万の器ではないとは思うが、なんせ15ヶ月の休み明け、いきなりの好走はないでしょう。絶好調の武豊を鞍上に迎えているだけにかなり不気味だが、休み明けは来ないと信じよう。このように見てきても、ヒロインでも十分に戦えるレースだと思われる。私は勝つことだけを信じてレースにのぞみたいと思う。ただ、さすがに500万だけあって他にも強そうなのが何頭かいるだけに、ちょっとしたことで掲示板にも載れないということもありそう。それに私は大きな不安を感じている。それは展開である。スローペースとなるとヒロインの決め手では直線で置いて行かれてしまうのではないか?ということです。今までの好走はハイペースで上がりのかかる展開に助けられたものという感じは否めないのです。スローペースの上がり勝負を経験していないだけに大きな不安です。ハイペースになってくれるのが一番ありがたいが、どうもスローになりそうな感じがする。もしかしたらスローでも切れ味を見せてくれるかもしれないが、経験がないのだから不安を拭うことはできない。やはり未勝利とはレベルが違うということは認識しておかなければいけないようです。そうは言っても、自分の愛馬が負けることなんて考えたくない。チャンスは十分にあるのだから、あくまでも勝ちにこだわっていきたい。ヒロインはきっとやってくれるに違いない!上がり35秒台の決め手を私に見せてくれ!そして勝ってくれ!頼むぞヒロイン!p(^^)q
H10.8.3 ヒロインまさかの11着惨敗!
私の秋華賞への夢を担ってヒロインが500万に初出走となりました。私はもちろんグリーンチャンネルでの応援でした。連戦の疲れが心配だったのでマイナス体重だと嫌だなあと思っていたのですが、意外や意外に+8kgというプラス体重にビックリ!マイナスよりはいいに決まっていますが、ちょっと嫌な感じは残りました。パドックも以前はボーッと歩いているのが印象的で「こいつ本当に走る気あるのかなあ!」と思ったくらいなのに、今日は小走りで落ち着きがないという印象で、かなりイライラしている感じがして、これまた何か嫌な感じがしました。私がパドックを見るのは東京でのレースが最後だったので、函館ではいつもこうなのかなあ。と思ってその時点では特に気にはしていませんでした。そして、いよいよスタート!可もなく不可もなく普通のスタートでした。いつもどおり特に抑えることもなく、馬なりでちょうど真ん中くらいのポジション。今までのヒロインからするとかなり前の位置取りでしたが、ペースはスローだろうと思っていたのでベストポジションに近いと私は感じていました。そのまま2角、向正面と淡々とレースは進み、ここまではいい感じのレース運びだったと思う。3角を過ぎて「勝負だ!」と思った時に異変はおきた。先頭との差を詰めなければいけないはずのヒロインが置いていかれ気味にもがいているのである。他の馬が外を回っているところをヒロインは最内を通ってきたおかげで何とか4角までは集団についてくるもこの時点でほとんど一杯一杯という感じである。この時点で私は勝ちをほとんど諦めた。でもしぶといタイプなので掲示板くらいは・・・と思いながら最後の応援。直線で一瞬伸びるかなあとも思ったが、明らかに他の馬たちの方が脚色がいい。見せ場もまったく作れないまま、先頭からは大きく離された11着に惨敗という結果でした。終わった瞬間はあまりのことに言葉がありませんでした。新聞で郷原騎手は「格好はつけてくれるだろう!」と言ったので、惜敗はあっても惨敗はないと思っていたのです。本当に何が何だかわからなかったです。どんな時でも終いだけはしっかりしていたヒロインがまさかあんな形で負けるなんて信じられないです。やはり上がり勝負はきつかったかなあと思っていたら、上がり37秒台ということでそれほど上がりが速かったわけでもない。よけいに訳が分からなくなった。とにかく、あまりのショックでしばらく立ち直れませんでした。
落ち着いてきてから冷静に考えると、敗因は基本的に3つ考えられるのではないかという結論となった。
1つめは「連戦の疲れ」である。馬体重がプラスだったのは中間楽をさせたからであり、パドックでもイライラしていたようにストレスがけっこう溜まっていたのではないだろうか?そのために勝負どころで早々と脱落してしまったのではないだろうか?でも、日曜も調教しているようにあまり楽をさせた感じはない。体調が悪かったというのはあまり説得力がないかもしれない。ただ精神的な疲れがかなりあったというのは十分に考えられるので、基本的にはやっぱり「疲れ」が原因だと思いたいです。
2つめは「距離」である。未勝利戦で最も内容が悪かったのは2000m戦であった。ラストの伸びがいつもと違っていたのを今でも覚えている。あの時は道悪がダメだったんだと思っていたけど、今思えば距離が長かったのかもしれない。しかし、その時はラストは最後まで伸びていた。今回のように止まるということはなかったはずである。距離が長かったというだけで11着惨敗というのはちょっと考えづらい。距離が多少影響したとしてもそれだけが敗因ではないでしょう。それに今後のことを考えると2000mが長いとは思いたくないです。
3つめは「実力」である。これを言ってしまうと身も蓋もないのだが、クラスの壁にぶちあたり惨敗することはよくあることである。流れに馬がとまどうなど未経験ゾーンに突入するために馬がパニックに陥るわけである。もちろん今回勝ったミスズシャルダンも昇級初戦であり、実力が違いすぎると簡単に克服してしまうものだが、ヒロインにはそこまでの実力はなかったということになる。そうであれば、500万で何度か経験を積み、徐々に実力をつけていくしかないということになる。客観的に見ると最も説得力があるのだが、馬主としては最も信じたくないことである。これでもメテオシャワーとも好勝負した馬である。まったく実力がないとはどうしても思えない。実力不足も認めなければいけないとは思うが、11着に負けるほどではないと思う。
ということで、結局は何が原因かまとめることができなかったが、基本的には実力不足だということを認識しながらも、連戦の疲れで本来の力を出せなかったのだと思いたい。私はヒロインが復活するためには短期放牧が最もいいと思う。調教のタイムからするとまだまだ好調のようだが、調教ではいい時計を出しながらレースで力を出せない馬もけっこういる。精神的な疲れということも考えられるわけだから、短期放牧でリフレッシュさせるのが最も効果的だと私は思う。早熟血統ならば使いながらということも考えなくてはいけないが、ヒロインは晩成血統なのだから無理する必要はない。心身ともリフレッシュさせてからまた一から出直しても遅くはないでしょう。無理をさせるよりはずっといいと思います。秋華賞にはまず間に合わないでしょうが、それよりもヒロインが長く現役を続けられることを考えた方がいいと思います。まあ、こういうことは野平先生が決めることだから、野平先生が決めたことを信じるしかないです。このまま使い続けてもそれはそれでいいでしょう。もしかしたら次はきっちりと巻き返してくるかもしれませんし。とにかく、これからは秋華賞のために勝ちにこだわるということでなく、ゆっくりと長い目で見守りたいです。ヒロインにはまだまだ先があるのだから。
Vol.6へ続く
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