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にへい君の一口馬主日記(Vol.24)
H15.12.10 〜 H16.3.2

H15.12.10 実は外国産馬に追加出資してしまいました!
 今日は追加出資の報告です。
 シルク会員の方はご存知でしょうが、11月にシルクの新企画として「外国産馬2次募集」というのがあったのです。そこで4頭が募集されたのですが、実はそのうちの1頭に勢いで出資してしまったのです。

 経緯を説明しますと、8月の新規募集の時に「スペシャルウイーク産駒の当歳馬」に出資申込をして、残念ながら抽選でハズレとなったことは、すでに報告したとおりですが、その後は「どうしようかな」とは思っていたのものの、慌てて出資を決めるほど魅力的な馬はいなかったので、とりあえずはゆっくりと考えようということで、8月以降は追加出資についてあまり真剣には考えていなかったです。そんな時に、新企画「外国産馬2次募集」がスタートしたのですが、私はシルクマリーンで失敗していたこともあり、外国産馬に対するイメージはあまり良くなかったし、1歳馬はすでに2頭出資していたので、「自分には関係ないな」と思っていて、この企画に参加しようとはあまり思っていませんでした。
 そういうことで、パンフレットが届いても、あまり真剣に見ることはなかったです。ただ4頭の募集馬は、いずれも素晴らしい馬体だとは感じました。もちろん、値段もさすがに高いなとも思いました。私の中ではこれだけでこの企画は1度は終わったのです。ところが、いつも確認しているシルクのテレフォンサービスで外国産馬募集状況の中間報告があったのですが、4頭のうち2頭について会員優先期間だけで満口になりそうな勢いだったのです。
 私は今回の企画はそれほど人気にならないだろうと思っていたので、会員優先でも満口にはならないだろうと思っていました。外国産馬2次募集について深く考えなかったのは、今すぐに決めなくてもいい、という気持ちもあったというわけです。だから今回の企画の会員優先期間とかまったく気にしてなかったのです。でも、そんなに早く満口になるのであれば、悔いを残さないためにも、もう一度だけ真剣に買うべきか、買わないべきか、を考えようかな、と思って、再びパンフレットを確認することにしたのです。もちろん、この時点でも「どうせ出資はしないという結論になるだろうけど」と思っていました。まあ、そういうことで念のためという意味あいで再びパンフレットを見たのですが、やっぱり4頭とも馬体が素晴らしいなとは思いました。ただ、4頭の募集金額が、2000万、4000万、5000万、5000万だったので、さすがに4000万以上の高額馬は無理ということで、もし出資したとしても2000万の馬だけだなと、いう感じでした。ちなみに満口になりそうな2頭というのは、2000万と4000万の馬だったのですが、確かにこの4000万の馬は、馬体から血統からすべてにおいて魅力的ではありました。私に金銭的な制限がないのであれば、まず間違いなく出資に踏み切っていたと思います。もちろん、結果さえ出してくれれば回収も可能なわけだから、思い切って出資してしまうことも頭をよぎりました。と言っても、アクシデントや気性の問題など目に見えない何かもあるかもしれないし、絶対に走るという保証は何もないわけだから、やはり一口8万の出資は危険すぎると思って諦めるというか、すぐに無理だという判断をしました。
 ということで、あとは2000万の馬に出資するかどうかだけを考えたわけですが、はじめは、1歳馬はすでに2頭に出資しているからさらに2000万の馬に出資するのは難しいな、と思っていました。であれば、当歳の馬に追加出資する方が無難というか妥当な判断だろうな、と思っていたのです。それで、ふと現時点で注目していた当歳馬のことを考えたのですが、そしたらあることに気づいてしまったのです。私が注目していた当歳馬はすべて2500万以上の馬だったのです。あまりに単純なことだったので、もっと早く気づいても良かったのですが、私はすでに1歳馬は2頭に出資しているので、1世代2頭までという自分のルールを破るだけの価値があるかどうか、追加出資するだけの価値があるかどうかという点だけで考えていました。でも、よく考えてみたら、魅力をそんには感じていない2500万の当歳馬と、それなりに魅力を感じている2000万の1歳馬と、どっちに出資すべきなのかと考えれば、答えは簡単なことです。ふつうは2000万の1歳馬を選択するものでしょう。これに気づいた私は一気に外国産馬への出資に傾いたのでした。
 もちろん、1世代で3頭の出資となると毎月の維持費が高くつくわけで、私の資金繰りが苦しくなるのも確かです。でも、1年くらいは何とかなると思うし、次の世代を1頭に押さえればそれほど大きくは変わらないという判断をしました。とにかく、そういうことでこの外国産馬に出資することを前向きに考えることにしたのです。そして調べられることは調べて、問題が何もなかったというわけではなかったのですが、会員優先期間の締め切りまではあと数日しかないという状況でしたし、現募集の当歳馬との比較で考えれば、この外国産馬の方が期待できるという判断をし、申込書を郵送してしまいました。ちなみに先ほど満口になりそうと言いましたが、最終的には満口にならず無事に出資が決まったのでした。
 それでは前置きが長くなりましたが、この外国産馬について紹介します。
 シルク募集番号2−63・父コロナドズクエスト母シティダンスミシー母父シティダンサーという血統の1歳牡馬です。
 まずは父コロナドクエストの種牡馬としての評価ですが、さすがに日本では馴染みがないのでよく分かりませんが、1999年からの共用でまだ産駒によるG1勝ちはないようで、大物種牡馬という感じではないようです。だから値段もこの程度(私には十分高額だけど)ということなのでしょう。でも日本ではバロンカラノテガミが東京スポーツ杯3着という実績を残しているし、日本の馬場の適性はあるとは思っていいのではないでしょうか。ただ、コロナドズの父はフォーティナイナーだし、コロナドズ自身もダートで活躍したようなので、産駒の適性はたぶんダートだと思われます。私は以前はクラシックにこだわっていたこともあり、芝適性にこだわっていた時もありましたが、今はあまりそういうことを考えないようにしています。芝だろうとダートだろうと、とにかく勝ってくれればそれでいいと考えるようになったので、ダート適性が高いだろうということは特に気になりませんでした。
 次に母系ですが、母シティダンスミシーはアメリカで4勝したようですが重賞を勝っているわけではないようなので、評価としては悪くはないけどとりたてて良いわけでもないというところでしょう。産駒もまだデビューしていないので繁殖成績は評価できないです。祖母も2勝馬とこちらも現役成績はそれほどでもないですが、産駒(つまりシティダンスミシーの兄弟)は10勝以上をあげた馬が2頭いるので、なかなかの繁殖成績と言えます。これ以上遡ってもとりたてて魅力的な馬がいるわけでもないので、どちらかというと地味な印象を受けます。でも地味ながら堅実そうな母系ラインという感じを受けています。
 血統構成についてですが、父ミスタープロテクター系、母父ノーザンダンサー系という組み合わせなので、現代競馬っぽい配合と言えると思います。クロスは5代までではないので、私好みのアウトブリードということになります。こちらも他にとりたてて魅力となることもないし、やっぱり地味というかオーソドックスな配合という印象を受けました。
 このように血統については、どちらかというと地味な感じは否めません(アメリカのことを知らないだけで本当はかなりの血統かもしれませんけど)。でも悪いという印象はまったくなかったです。だから血統については問題なし、という判断をしました。それに、セリで買ってきた馬だから、血統よりも馬体の良さを評価されている馬なのだろうから、そもそも血統はあまり気にはしていなかったとも言えます。
 それではその馬体の方ですが、先ほども言いましたが、パンフレットの写真におけるこの馬の馬体は非常に素晴らしく私には見えました。さすがにセリで落としてきただけのことはあるな、と感じたので、少なくてもパンフレットの馬体については私としては文句はなかったです。細かいことまで見極める眼力は私にはないので、プロの目から見ると細かい問題があるのかもしれませんが、素人の私には、バランスが素晴らしく筋肉もしっかり付いていて、垢抜けた何とも言えない雰囲気を感じました。ただ問題が1つだけありました。それは念のためと思って、11月1日に開催された外国産馬の展示会の状況について、他の会員さんがその時の様子をレポートしていましたので、いくつかのホームページを確認させてもらったのです。その展示会で馬体重の発表があったのですが、この馬は395kgしかなかったのです。まだ1歳馬とはいえ、牡馬でこの時期に400kgを超えていないというのは明らかに馬体は小さい方だと考えていいと思います。血統的にダート適性の方が高いかもしれないということも考えると、この馬体重はさすがに小さすぎと感じました。これについてはそれなりに悩みました。馬体が小さくても走る馬はけっこういるわけで馬体の大きさは関係ないという考え方もできるし、でも現代競馬では500kg以上の馬が活躍するケースが目立つようになってきており馬格はないよりはあった方が良いという考えが普通だろうし、という感じで悩んだのですが、それじゃあ2500万の当歳馬に出資するか?と考えた時に、それよりはこの外国産馬の方が期待できる、という判断をしました。それにこの馬はけっこう乗り込まれたうえで日本に入ってきたようで、馬体自体はかなり締まっていたようなので、だらけた状態での395kgであれば大きな問題であるが、締まった状態での395kgであれば、あと1年もすれば50kgくらいは増えても不思議はないのではないか、と思うことにしました。ちなみにどのホームページでも外国産馬4頭ともバランスとか雰囲気は凄く良かったというコメントが多かったです。そして特に絶賛されていたのは4000万の馬でした。4000万の馬が高額にもかかわらず人気になっているのがこういうことからもからもうなずけます。
 なお、予定厩舎は河野厩舎です。ランキング上位の常連厩舎なのでこれについては文句はありません。最近の私はどちらかというと馬よりも厩舎にこだわるようになってきており、もしこれがランキング上位の厩舎でなければたぶん出資には踏み切っていないと思います。河野厩舎という前提があったからこそ、今回の出資に踏み切れたわけで、河野調教師であればこの馬をきっちりと育ててくれるに違いないと思っています。ちなみに、私のブライアンズタイム産駒の1歳馬も河野厩舎の予定なので、私の1歳馬2頭の面倒を見てもらうことになりました。
 とりあえず現時点で私が把握できたことはこのくらいですが、私としては1世代2頭までというルールを破ってまで出資に踏み切ったのだからその期待度はかなり高いです。今後どのように成長していくのかは何とも言えませんが、必ず大成してくれることを期待してデビューする日を待ちたいです。どうぞ応援よろしくお願いします。

H15.12.26 スクデットが帰厩!
シルクスクデッド(2歳未勝利)
10月に放牧されてからけっこうスロー調整だったので、帰厩はまだまだ先だと思っていたのですが、今週の情報を確認したら、な・なんと帰厩決定とあるじゃないですか。あまりのことにけっこう驚きました。私はもっと仕上げてから帰厩して、すぐにレースを使うという展開だと思っていたので、まさかこんなに早く入厩できるとは考えてもいなかったです。とはいえ、入厩できるにこしたことはないです。まさしく嬉しい誤算というやつです。やっと15-15を始めた程度だったから、すぐにレースを使うということはないでしょうが、すでに2度レースを経験していることからも、それほど遅くない時期にレース復帰は可能だと思っています。帰厩後、いつ初時計を出すのか、どのくらいの時計が出るのかで、レース復帰の目処がつくと思うので、今はレース復帰については何とも言いようがないのですが、とにかく帰厩を果たせたことは大きな前進であり、私にとっては非常に嬉しいことです。ライバルの多い宗像厩舎では結果を出せなければ、またすぐに放牧となると思うので、今回はきっちりと勝ち上がりを決めてほしいと思っています。
シルクスパイシー(障害未勝利)
ちょっとした脚部不安のため放牧に出されたわけですが、とりあえず今はふつうに調教しても脚元は問題ないようで、徐々にピッチを上げているところです。当初は年明けの中山を目指すということでしたが、「もう少し乗り込んだ方が良い」という土田調教師の判断で年明けに確認したうえで、帰厩させるかどうかを決めることになっています。前回も述べましたが、今さら慌てても仕方ないし前走程度のデキではレースにならないのだから、しっかりと牧場で乗り込んだうえで帰厩する方がいいと私は思っています。1月中に帰厩するにしてもレースは2月か3月で十分だと思っています。
シルクデスティニー(2歳未入厩)
今月初めは13秒のラップを出すなどけっこう速い調教をしていましたが、最近はペースを落としているようで、16秒程度の調教に抑えているようなのです。感覚的にはそろそろ入厩ということになっても不思議ないとは思うのですが、何せ予定厩舎が藤沢和厩舎ですからね。同厩のライバルたちは新馬戦できっちりと勝ち上がっているように、さすがにレベルの高い馬ばかり抱えていいますからね。どうしてもこの馬の順番が回ってこないということなのでしょう。そういうこともあり、ペースを少し落としたのではないでしょうか。まあ、こういうことは覚悟のうえだったし、年が明ければG1級の馬は放牧に出されるのだろうから、そういう時にうまく入厩させてもらえないかな、と思っている今日このごろです。まあ現実はそんなに甘くはないでしょうから、慌てずゆっくりと待つことにします。

H16.1.9 スパイシーも帰厩!
シルクスパイシー(障害未勝利)
先月「年明けに確認する」ということだったのですが、私はたぶん確認だけで入厩はできないのではないか、と思っていました。そしたらなんと今日9日に帰厩したというのです。まあ「確認する」ということだったから、帰厩ということも十分に考えられたわけだから驚くほどではなかったのですが、私の中ではけっこう嬉しい誤算という感じでした。詳しい情報が他にはないので、レースがいつごろになるかとかはまったく見当もつきませんが、とにかく帰厩できたのだから良い方向に向かっていると思っていいでしょう。レースに向けてしっかりと調教を積んでもらって、早くレース復帰できることを期待したいです。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
年末に帰厩を果たしたわけですが、さっそく3日に時計を出すなど順調に調整されているようです。これなら中山開催中に復帰戦を迎えることも可能かもしれないと思っていましたが、宗像調教師としてはトモが甘いのが気になるらしくて、焦らずに調整して東京開催を目指したいということのようです。トモが甘いというコメントは気になるところですが、すでにレースでそれなりの結果を出している馬なので、それほど気にすることもないと思っています。それよりも脚質的に直線の長い東京コースの方が合っていると思うので、東京開催までじっくりと調整してもらえるというのが嬉しいです。東京開催だと芝の長距離戦も未勝利戦に組んであるので、ここを狙うのも面白いという気持ちもあるのですが、あんまり急に距離を延ばすのもどうかと思うので、とりあえずはダート1400mくらいで復帰するのが無難かなと思っています。ダート適性がどうかですが、サッカーボーイ産駒はキョウトシチーという大物を輩出していますし、母父がアジュディケーティングなので、かえってダート適性の方が高いかもしれない、という気持ちも持っているので、それほど心配はしていないです。少なくても芝の短距離専門の馬ということはないと思うので、どんな条件でも不満はないです。宗像調教師が選んだレースが現時点でのベスト条件だと思うことにします。まあ、まだまだ先のことですからあんまり深く考えても仕方ないのですけどね。とりあえずはケガなく無事に調教を積んでもらいたいです。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
こちらは相変わらずです。引き続き15-15の調教を行っており順調に調整されているものの、当然のように厩舎からは声がかかっていないようなのです。牧場長のコメントでは「まだ腰が甘い」ということなので、藤沢和厩舎に入厩するレベルには程遠いということなのでしょう。他の厩舎であれば十中八九すでに入厩していると思いますが、何せ常勝軍団の藤沢和厩舎ですからね。レースで勝てるレベルまで仕上がらないと入厩させてもらえないのでしょうね。年が明けてしまっただけに少し焦りもありますが、まあこれも覚悟のうえでこの馬に出資したのだから慌てずに待ちたいと思います。

H16.1.31 スパイシー本日出走!
シルクスパイシー(障害未勝利)
いろいろと忙しくて報告が滞ってしまいましたが、本日31日の東京5Rでレース復帰することになりました。今月9日に帰厩したばかりなので、まだまだ調整不足だとは思いますが、11月に出走した時に比べれば状態が良いということなので、前走のような大きく離れた後方を1頭で走るというのではなく、着順はともかく馬群についていって、レースらしいレースをしてくれれば今回は満足だと思っています。前走の内容があまりにひどかっただけに、不安の方が大きいのですが、愛馬が久々に出走することに変わりはないので、しっかりと応援したいと思っています。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
こちらも昨年末に帰厩して順調に調整されています。東京目標ということだったので、今週から登録する予定もあったのですが、万全を期すということなのか、まだ調整不足ということなのか、ちょっと分かりませんが、とりあえず今週は見送られました。たぶん来週の出走は間違いないと思います。来週の番組は芝のレースがないので、ダートということになりますが、走らせてみないと分からないとはいえ、ダートでも十分に力は発揮できると思っています。距離は1300m〜1600mまであるので何とも言えませんが、とりあえずは1400mで様子を見るのが良いのではないか、と思っています。まあ、いきなり1600mでも大丈夫だとは思っていますけど。こちらは前走の内容がまずまずだったので、かなり期待が大きいです。今から来週の出走が楽しみでなりません。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
この馬は相変わらずです。それなりの調教を積んでいますが、まだ厩舎から声をかけられるということはないようです。慌てないいでしっかりとレベルアップしてもらうしかないようです。

H16.2.2 スパイシー惨敗に終わる(T-T)
先週の土曜5Rの障害戦に出走しましたシルクスパイシーですが、14頭中12着に敗れました。まあ、勝ち負けは無理だと思っていたので、今回は内容さえ良ければ、それで良いと思っていたのですが、実際には11月に出走した時と同じように離れた後方を追走する形になり、途中からはテレビの画面にすら映ることなく、何着でゴールしたかも分からずじまい、というものでした。後からJRAのホームページで12着だったことを確認したのですが、タイムは前走とほぼ同じだったから厳しく言えば成長の跡はまったく見られなかったということになります。レース間隔が開いていたから仕方ないという考え方もできますが、1年以上の休み明けの時と同じようなタイムというのはやっぱり問題だと思います。やっぱり障害でも通用しないということかもしれません。でも、ここまで頑張ったのだから簡単に諦めたくはないです。次で5秒せめて3秒くらいタイムを縮めることができれば道が開けると思うのです。次のレースが勝負だと私は思っています。なんとか意地を見せてほしいものです。

H16.2.7 スパイシー屈腱炎で引退決定(T-T)
シルクスパイシー(障害未勝利)
先週のレースで惨敗を喫したわけですが、その前のレース直後と同じように脚がまた腫れてしまったようで、今回は検査することになり、その結果、屈腱炎ということが判明してしまいました(T-T)。程度の報告はなかったのですが、これまでのレース内容からもレース復帰を考える余地などあるはずもなく、当然のように引退が決まりました(T-T)。最終的にこんな結果になってしまったのは残念ですが、ここまで頑張ってきての結果ですから私としては納得というか、悔いはありません。3歳未勝利戦の終盤に仕上がっていないのに無理に使われて結果を出せずに引退していく馬も多い中で、無理せずじっくりと育ててもらい、それで結果を出せなかったのだから、これがこの馬の実力だったのだと諦めがつきます。3歳の時からレースのために仕上げようとすると脚元の弱さを出してしまっていたように、結局はこの馬の脚元の弱さは最後まで治らなかったということだと思います。仮に能力があったとしても、脚が弱いのであればレースで結果を出せるはずがないのですから、競走馬としては実力がなかったということになると思います。そういう実力のなかったこの馬を、ここまでじっくりと育ててくれた土田調教師には感謝の気持ちでいっぱいです。実力があっても結果を出せなければすぐにお払い箱のこの世界で、ここまで面倒を見てもらえば言うことはありません。今回ばかりは納得の引退と言えます。スパイシーには「長い間おつかれさまでした」と声をかけたいです。
シルクスクデッド(3歳未勝利)
先週、出走は間違いないでしょう、と報告しましたが、復帰戦は来週以降ということになりました。仕上がってきているものの、あと2度追った方が良いという判断のようです。それで今週の追い切りタイムを楽しみにしていたのですが、な・なんと!スクデットの追い切りタイムがないのです。ということは時計を出さなかったということで、もしかしたら何かアクシデントがあったのかもしれません。日曜くらいに軽く追って、水曜に本追い切りということであれば良いのですが、普通に考えれば水曜か木曜に軽くでも時計を出すのが一般的だと思われるので、何かあったと考えるのが自然だと思います。現時点では何の情報もないので分からないとしか言いようがなく、来週の情報ではっきりするとは思いますが、ちょっとやばいかもしれません。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
この馬は相変わらずです。今までと同じようにしっかりと調教を積んでいますが、まだ腰の甘さは解消されていないようで、引き続き体力強化が当面の目標のようです。慌てても仕方ないので、じっくりとレベルアップしてもらうのみです。

H16.2.15 スクデットは異常なしもレースは白紙(T-T)
シルクスクデッド(3歳未勝利)
先週、時計を出さなかったので「やばいかも」と報告しましたが、真相が分かりました。やはり、追い切りで「ちょっとモヤッとして気になった」ということで獣医に見せたということです。ただ、診断は「この程度なら大丈夫」ということで、特に心配するほどではなかったようです。それでも出走については白紙に戻され、仕上がりが良くなった時点で使うこととなりました。とりあえずは無事で何よりです。真剣に「やってしまった」と思っていたので、本当に安心しました。レースが先延ばしになったのは残念ですが、ケガするよりはずっとましです。仕切直しとなってしまいましたが、今週は馬なりで時計を出したように、そんなに遅くない時期に復帰できるのではないか、と思っています。でもまあ、慌てる必要はないのでじっくりと調整してもらい、復帰初戦から勝ち負けできるくらいに仕上げてほしいと思っています。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
順調に調教を積んでいたのですが、先週調教中に躓いて左前脚の膝辺りに外傷を負ってしまったようなのです。それで大事を取って馬房で様子を見ているということなのです。とりあえず外傷なので心配するほどではないと思うのですが、調教をしばらく休まないといけないというのはちょっと痛いかもしれません。かえって良い休養になるという考え方もできますが、藤沢和厩舎所属だけにあんまりのんびりもしていられないのですよね。でもまあ、慌てて故障されても困るので、こうなってしまった以上はしっかりと完治してから調教を再開してもらいたいです。

H16.2.27 スクデットが明日の中山6Rに出走決定!
シルクスクデッド(3歳未勝利)
ちょっとした脚部不安があっていったんペースを落とし、今週初めの情報でもレースはもう少し先というニュアンスだったのですが、今週の調教で気持ちが出てきたのを評価されたらしく急遽出走が決まりました。レースは土曜中山6Rの芝2000m戦です。そして鞍上が、な・なんと「ペリエ」なのです。これにはさすがに驚きました。そんなに強い追い切りをしていないことからすれば、まだ良化途上であると考えられるのですが、まったく勝負にならない馬の騎乗をペリエに依頼するのもどうかと思うので、意外に勝ち負けということもあるかもしれないとどうしても期待してしまいます。新聞の評価は5・6番手というところで、印もまあまあという感じです。ただ、宗像調教師のコメントとしては「まだ良化途上だし、体には余裕がある」ということなので、やっぱり今回は勝ち負けまでは厳しいと思った方がいいかもしれません。それでも、相手もそれほど強いという感じもしないし、距離延長も1200mよりは競馬がしやすいはずです。昨秋は出遅れていたので、ゲートさえしっかり出てくれれば、それなりの結果は出してくれると思っています。さすがに「勝てる」とまでは言えないけど、目標は馬券圏内で、最低でも5着はしてくれるだろう、と期待しています。本当ならここを叩いて次が本当の勝負だろう、と言いたいところなのですが、どうやらこの後は短期放牧になりそうなのです。宗像調教師の意図がもう一つ分からないのですが、これが有力馬を多く抱えている厩舎の難しいところと言えます。となると、早く戻してもらうためにも、あまり下手な競馬はできないはずです。スタートをしっかり決めて、5・6番手を追走し、直線で抜け出すというレースをなんとか期待したいものです。ここで良い競馬をすれば、放牧されるにしても次が見えてくるだけに、なんとか良い競馬をしてほしい、そういう気持ちが強いです。
シルクデスティニー(3歳未入厩)
外傷を負った部分がまだ完治してないらしく、まだ軽く乗る程度で本格的な調教は再開していない状態です。もう少しゆっくりと様子を見るみたいなので、入厩を考えるのはまだまだ先になりそうです。そろそろゆっくりもしていられない時期になってきたけど、慌てても仕方ないので、ゆっくりと待つことにします。

H16.3.2 スクデットは8着に惨敗(T-T)
先週の土曜日に出走したシルクスクデッドですが、残念ながら8着に敗れました。とりあえずレースを紹介します。(GC観戦です)パドックは一番後ろを歩いていて、前回よりもテンションが高いというか落ち着きがない感じでした。馬体も余裕があるという感じだったし、パドックの印象はあまり良くなかったでした。まあ、それでも能力の違いで何とかしてくれるだろう、と甘く考えていたので、正直なところはそんなには気にしてなかったです。レースですが、今回私が一番心配していたスタートは今回はうまく出ました。本当にこれが一番心配だったので、思わず「よっしゃあ!」と叫んでしまいました。この時点で十中八九勝ち負けだとけっこう真剣に思ってしまいました。道中も中団を良い感じで追走していたし、このままの位置取りで直線を迎えられれば、スクデットの末脚なら差し切れるはず、と勝手に思って応援にも力が入りました。そして、その直線に入り、良い感じで外に出されたので、「よし来い!」と心の中で叫びました。ところが、一瞬は伸びかけたように見えたものの、思ったほどの伸びは見られませんでした。ラスト200mくらいのところで他の馬を気にしたのか一瞬ひるんだような感じもしました。そして、そこからは伸びが止まってしまい、前との差を詰めるどころか、逆に離されるような感じでフィニッシュとなり8着に終わりました。
 レースが終わっての感想は「思った以上に悪い内容だったな」ということです。まあ、冷静に考え ればいろいろとつらい条件もあったけど、私としては勝ち負けはできないにしても掲示板は外さない だろうと思っていたので、そういう意味でかなりショックが大きかったです。確かにスローの展開が つらかったとは思います。馬体も仕上がってなかったのも確かでしょう。でも、もっと上を目指すつ もりなら、この程度の条件であれば掲示板は外してほしくなかった、というのが私の正直な気持ちで す。今回の走りだけで評価はできないでしょうが、少しこの馬にかける期待が大きすぎたかもしれない、と今は思っています。あくまで、未勝利を勝ち上がるというレベルで語るのであれば、スローの展開だったから末脚が不発に終わった、仕上がり途上だったし、調教でも坂路中心だったからスタミナも保たなかった、ということで、今回の負けは仕方ないと言えるとは思います。一叩きされた次回は当然に巻き返してくれるだろう、ということになると思います。ただ、理由はよく分かりませんが、この後は一旦放牧らしいです。たぶん短期放牧ということになると思いますが、それでも厩舎を離れるというのはあまり好ましいことではないと思っているので本当に残念でなりません。これも実績のある宗像厩舎だから、入れ替えも頻繁に行わなければいけないという事情もあるので、やむ得ないことではありますが、私にとってはつらい放牧です。トレセンと同じメニューをこなしてくれて、短期放牧明けでもいきなりレースで使えるぐらいになっていれば言うことはないのですが、天栄ホースパークでそこまでの調整ができるのか、という不安はけっこう大きいので、一旦放牧されるとレース復帰までまた時間がかかるというのがけっこう恐いのです。まあ、これも結果を出せず、調教でもなかなか上向いてこないスクデット自身が悪いのだから、宗像調教師に異議を唱えることもできないのも確かです。まあ、こうなってしまったことをグスグズ言っても仕方ないので、天栄ホースパークできっちりと仕上げてもらい、次のレースでは宗像調教師に強くアピールする走りをしてもらいたいものです。それまでは休むのでなく、しっかりと調教をしてもらうしかありません。

Vol.25へ続く

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