にへい君の感想

• 重賞勝ちはあるものの、前走４歳限定Ｇ２で７着という実績ではとても古馬Ｇ１では戦えないというのが常識的な見解であり、強気の私も今回ばかりは勝ち負けは厳しいと言わざる得ない。超１流を相手にどこまで踏ん張れるかが今回のポイントである。
• ハイペースが予想されていただけに、予定どおり後方の位置取り。もう少し後ろでも良かったような気はしたが、まずまずのところ。折り合いも問題ないようで、気持ちよく走る姿が印象的だった。３角あたりからじわりじわりと仕掛けていく正攻法のレース。直線入り口ではスペシャルウイーク、セイウンスカイと同じ位置。伸びてきそうな雰囲気があっただけに、ちょっと期待したが、思ったほど伸びないというより、相手の決め手が１枚も２枚も上である。ラスト200mでは完全に圏外となった。それでも失速することなく、自分の走りを続け、12着でゴールした。
• 正攻法のレースをして負けたのだから仕方ない。これが実力の差である。ここまできれいに負けると悔しいといより、すがすがしい感じである。今回はスムーズなレースをしてくれたのが何より嬉しい。今まではラチ沿いの窮屈なレースをしていたのとは大違いである。ガーディアンも気持ちよく走れたことだろう。今回の走りはきっと次に生きるはずである。
• 次であるが、たぶん福島記念になるだろう。セントライト記念のレース後に、矢野進先生が福島遠征を示唆したことを考えても、それしか考えられない。荒れ馬場は得意だし、ラジオたんぱ賞の実績を考えても、このレースがベストの選択だろう。中２週であれば馬体も少しは絞れるだろうから、明らかに勝ち負けとなるはずだ。

• １馬　　−−−−−−
• ブック　−−−−−−−

• 中間緩めることなくビシビシ追われて最終追いきりは自己ベストを更新する61秒６をマーク。叩いて良化を十分に示す。（石井TM）
• 矢野進師 - 前走は重かった感じだが一叩きされ、グッと素軽い動きになった。状態の良さでどこまでやれるか楽しみだよ。」（小枝TM）

• 矢野進師 - 休み明けのセントライト記念の時と比べると、すごく良くなっている。ただ、相手が強い。どこまで通用するか、胸を借りるつもりです。
• ポイント - 2000mまではギリギリ守備範囲で、追いきり好走し体も絞れた。が、折り合いが難しい気性。古馬の強豪相手に瞬発力が通用するかどうか。
• 朝駆け生情報 - 今朝(土)の気合いがガラッと良くなった。でもこのメンバーでは強気になれないねぇ。と矢野進師。
• 直前変り身診断 - 角馬場で入念にほぐした後、Ｗを軽く。行きたがる素振りも見せず、軽快な身のこなし。気性は悪くない。
• 調教 - Ｗコースで５Ｆから飛ばしていく。時計が出やすいとはいえ５Ｆ61秒２は速い。上がり36.0、さすがに１Ｆは脚いろ鈍ったが、これはやむを得ない。

• 田中勝騎手 − うまく折り合いがついて、思ったとおりの競馬はできたと思います。強敵相手でしたし、この馬なりにはよくは走っていますね。

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