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G1朝日杯3歳Sの反省

G1朝日杯3歳Sの結果
1 2-03メジロベイリー 横山典 1.34.5---35.4 486kg+8 10人気
2 4-08タガノテイオー 藤田 1.34.63/435.5 426kg-4 1人気
3 7-14ネイティヴハート 菅原勲 1.34.7クビ35.8 474kg+4 4人気
単勝4050円 枠連950円
複勝810円 150円 220円 馬連8860円
ワイド2180円 3400円 570円
予想と見解 好材料と不安材料
G1朝日杯3歳Sの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • タガノテイオー流しの判断は正しかったけど、さすがにメジロベイリーまでは手が出ない。何せ前走で未勝利を勝ったばかりしかも僅差の勝利では買えるわけがない。いくらブライトの弟だからってG3ならともかくG1ではねぇ。3歳戦はこういうことがあるから困るのである。今回は仕方ないとしか言いようがないでしょう。
  • それにしてもタガノテイオーがラスト1Fのところで故障してしまうとは悲劇としか言いようがない。あれがなければ突き抜けていたはずで、それでも2着を確保してしまうあたりは頭が下がる思いである。結局、予後不良という最悪の結果になってしまった。心より冥福を祈りたい。
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    参考
    G1朝日杯3歳Sの予想
    結論   ◎タガノテイオー
      ○ウインラディウス
      ▲フィールドスパート
       △エイシンスペンサー
       △カルストンライトオ
       △ネイティヴハート
       △テイエムサウスポー
       △メイショウドウサン
     買い目(馬番連勝複式)
      4-8(1,000円)
      4-6(1,000円)
      8-10(1,000円)
      8-15(1,000円)
      8-14(500円)
      2-8(500円)
      8-12(500円)
      4-6(500円)
    にへい君の見解
  • 先週もそうだったが、3歳馬はキャリアが浅いので何とも言えないことが多く、何を信じていいか分からない。実績重視で重賞ウイナーで勝負しても、去年のエイシンプレストンみたいに新馬を勝ったばかりの馬が突っ込んでくるのだから困ってしまう。だからと言って新馬戦を勝ったばかりみたいな馬から勝負に行けるわけがない。私は自分らしくやっぱり実績重視で勝負したい。
  • 私の本命◎はタガノテイオーである。やはり前走の東京スポーツ杯を高く評価したい。稍重で1.48.5というのはかなり凄いと私は思う。中団から抜け出すというレースセンスも素晴らしいし、上がり34.7はメンバーNo1であった。あの内容であれば間違いなく来年のクラシック候補となるはずだ。もちろん今回だって絶対的な存在だと私は思っている。現に阪神3歳牝馬Sを圧勝したテイエムオーシャンに勝っているのだから、牡馬牝馬の差はあるにしろかなりの逸材だということになるのではないか。マイルを経験していないので速い流れに対応できるか、中2週のローテがちょっと厳しいのではないかなどまだ3歳馬ゆえに不安が大きいのも確かではあり、負けても文句は言えないのは分かっている。しかし、今回はこの馬を信じ、思いきって流しで勝負することにした。
  • 対抗○はウインラディウスにする。クローバー賞の勝ちっぷりが凄かったが、私としては相手関係が弱かったので半信半疑だった。しかし、前走の東京スポーツ杯3着はそれを裏付ける走りだったと思う。休み明けでテンションが上がりすぎていたにもかかわらずタガノテイオーと0.4秒差ならば上出来である。叩かれた上積みは見込めるだろうし気性的にマイルの方が合いそう。タガノテイオーを逆転するまではどうかとは思うが、今回はかなり際どい競馬ができると私は見ている。ただ、気性的にまだ子供のようなのでそういう意味での惨敗もあるかもしれない。
  • 単穴▲はフィールドスパートにする。いろいろ考えたが、渋いところでこの馬を選んでみた。2戦2勝でまだ無敗である。しかもオープン特別を勝っているのだから500万までの馬よりは格上ということになる。この馬を選んだ理由は、まだ底を見せていないことで未知の部分に期待したということと、気性が素直で折り合いに心配がないのでどんな展開にも対応できると思ったからである。1200m戦しか使われていないが、好位から抜け出すというレースセンスは距離が延びて生きるのではないかと思えるし、鞍上が河内騎手というのも信用できる。有力馬が自滅するようであればこの馬が渋く突っ込んでくるということもあるのではないかと見た。まあ、マイルを経験していないし、重賞も経験していない、大物感もあまり感じないので掲示板までという感じもしないではないが、けっこう面白い存在ということで狙ってみた。
  • 4番手はエイシンスペンサーにする。2戦2勝と無敗であり、まだまだ底を見せていない。新馬500万とも完勝という内容で、将来性を感じさせる素晴らしい内容だった。将来を十分期待できる勝ちっぷりだっただけにG1でも当然勝ち負けを期待したくなる。新馬戦でクロフネに勝っていることも実力の証明となりそうだ。ただ、流れや相手関係の問題もあるが、東京スポーツ杯と1秒近くタイム差があるのがちょっと気になる。しょせん500万までしか実績のない馬なので重賞では実力不足の可能性もある。そういうことでこの評価までとした。
  • 5番手はカルストンライトオにする。この馬も2戦2勝と無敗であり、まだまだ底を見せていない。これまでは1200mをハイペースで逃げるという形で圧勝しており、とにかくスピードは半端ではない。いかにもスプリンターという感じもするだけに、マイルに距離が延びるのは大きな不安ではある。しかし、数年前にオープニングテーマが2着に残ったように、ハイペースで飛ばした馬がそのまま粘りきるということもあるのである。しかもそのときの鞍上は小池騎手だったはずである。なんとなくあの時と同じようなことが起きそうな気もするので狙ってみた。でもまあ、飛ばして自滅するだろうと判断するのが常識的なところだろうなあ。
  • 6番手はネイティヴハートにする。地方水沢からの参戦であるが、すでに中央のオープン特別アイビーSを圧勝し、重賞の京王杯も2着しているのだから間違いなく中央でもトップレベルの馬である。前走負けたのがちょっと痛いが、それでもイレ込んで力を出し切れなかったとのコメントもあるし、テイエムにうまく逃げられたという感じもするので、速い流れのマイル戦であればこの馬の差し脚が生きるのではないだろうか。3度目の長距離輸送で目に見えない疲れが溜まってそうだし、前走の京王杯のレベル自体がどうかと思うので、ちょっと厳しい気もしているけど、まあ東北の馬が頑張ろうとしているのだから少しは応援しないといけないなということで押さえることにした。
  • 7番手はテイエムサウスポーにする。前走京王杯を勝っている実績は評価しなければいけないし、今波に乗っているテイエム軍団だけにかなり恐い存在である。ただ、この馬は小倉3歳S、デイリー杯と2着に負け、京王杯も逃げるという奇襲でやっと勝っているという感じなので、どうも私には大物感が伝わってこない。今回は好位からの競馬になるだろうが、鋭い切れ味を持っている馬がけっこういるだけに、好走はしても連対までは難しいような気がしている。ボックスだと完全に外す馬であったが、まあ流しで勝負する以上は重賞ウイナーということに敬意を表してとりあえず押さえることにした。
  • 8番手はメイショウドウサンにする。前走500万を勝ったばかりであり、それもでも負け続けているだけに大物という感じはしない馬ではあるが。前走落鉄しながら勝ってしまったのはかなり凄いのではないかとなんとなく思ってしまった。タガノテイオーとの組合せで万券だし、まあそういうことで買ってみることにしてしまった。でもまあ、前走のタイムもそんなでもないし、大きな上積みも望めないのだから常識的には厳しいのだろうなあとは思っている。
  • 9番手はタイムトゥチェンジにする。現在2連勝中で500万のマイル戦を勝っているので、ここでもチャンスはありそうだ。でも、トウカイロゼットと僅差の勝負で終わっているようでは、牡馬G1で通用するとは私には思えない。相手なりに走るタイプだけに2着はありそうだが、なんというかこれと言った魅力を感じなかったので消すという判断をした。
  • 10番手はグラスエイコウオーにする。この馬も2戦2勝と無敗である。いずれもダートだったとはいえ圧勝しているので、能力はかなり高そうだ。芝さえこなせれば勝っても不思議はないとは思う。でも、やっぱり芝を使っていないのは大きな不安だし、先行して結果を残している馬だけに、速い流れになったときにかなり戸惑うような気がしている。そういうことで私はこの馬は苦しいのではないかと判断した。
  • 11番手はロッキーアピールにする。1戦1勝で底を見せていないので実はとんでもない大物だったということもないとは言えないだろう。特に芝で一変というのがけっこう恐い。とはいえ、中京の新馬戦でなんとか勝ったという程度の内容ではさすがに苦しいと考えるのが常識的判断だと思う。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G1朝日杯3歳S出走馬
    馬名 買い&消し
    テイエムサウスポー
    (牡3・和田54)
    買い 京王杯3歳S優勝、デイリー杯3歳S2着、小倉3歳S2着。前走の京王杯で見事な逃げ切り勝ちをした。ただ、必ず逃げなければいけない馬ではないことは、デイリー杯と小倉3歳Sで証明済みであり、自在性があるというのはどんな展開にも対応できるということで、G1の厳しい流れで生きてくると思われる。今のところ重賞を3戦して連を外していない安定度はなかなかのものだし、マイルを経験しているのも大きい。テイエム勢の3週連続G1制覇も夢ではない。
    消し 小倉3歳Sとデイリー杯で2着に敗れていることで、もうひとつ大物感が漂ってこない。前走は勝ったが、最後はけっこう追い込まれていただけに、展開に恵まれたという印象が強い。差して届かず、逃げて粘りきったということは、決め手はいまいちということにもなりそうだ。となれば先行してどこまで粘るかということになるが、G1だと厳しい流れになるだけに、前走のように楽な競馬にはならないはずだ。
    タガノテイオー
    (牡3・藤田54)
    買い 東京スポーツ杯優勝、札幌3歳S2着。前走重賞を勝っているのは大きい。勢いは非常に感じる。1800mを勝ったことでスタミナの心配はいらないし、タイムも稍重で1.48.5ならばかなり優秀である。札幌3歳Sは2着に負けているが、阪神3歳牝馬Sを圧勝したテイエムオーシャンには完勝している。2度の敗戦はいずれもジャングルポケットなので、この馬が今回出てこない以上は負けられないという気持ちだろう。
    消し 1800m戦しか使われていないので逆にマイル戦のスピード、流れについてけるかどうかの心配がある。特にG1となると厳しい流れになるだけに、速い流れにとまどうこともあるかもしれない。新馬、札幌3歳Sで2着に負けたことで、底を見せてしまっているともいえ、ずば抜けて強いという印象はない。初対決の馬に簡単に負けてもそれはそれで納得できるものである。
    ウインラディウス
    (牡3・岡部54)
    買い クローバーS優勝。このときは出遅れて直線だけの競馬になったにもかかわらずレコード圧勝なのだから凄いとしか言いようがない。前走の東京スポーツ杯は3着に敗れたが、デビュー戦を負けていることからも休み明けは苦手と見るべきで、それで3着ならば上々といえる。叩かれた上積みは見込めるし、距離を経験したのも大きい。巻き返しがあっても不思議はない。
    消し クローバーSを勝っているが、この時期のオープンは地方馬中心といった感じであまりレベルの高さを感じることができない。レコードはともかく、このレースを勝ったことを評価するのはどうだろうか。その答えが東京スポーツ杯ともいえ、ここでの3着が実力だったということも考えられる。出遅れの経験もあるし、うまく発馬すれば行きたがるしで、どうも気性的に集中力が足りないような気もする。
    エイシンスペンサー
    (牡3・四位54)
    買い 2戦2勝と無敗である。底を見せていないという未知の魅力は十分である。新馬戦で1600mを経験しているし、前走も1800mと距離の心配はない。新馬戦でエリカ賞をレコード勝ちしたクロフネに勝っているのは大きい。この馬の潜在能力もかなり高そうだ。前走も完勝といえる内容で今のところは非の打ち所はないという感じである。
    消し まず重賞オープンで戦っていないので、能力が高いかどうかの見極めができない。ここも簡単に勝ってしまうかもしれないが、惨敗となっても実績がないのだから文句が言えないことになる。レースの流れも違うから比較しづらいが、前走のタイム1.49.4は東京スポーツ杯と比べると0.9秒差もあり、ここらへんが実力の違いともいえる。
    ネイティヴハート
    (牡3・菅原勲54)
    買い アイビーS優勝、京王杯3歳S2着。公営水沢所属であるが、中央のオープンを勝ち、重賞も2着と中央でも通用することを既に証明している。地方でマイルを経験しており距離の心配はない。前走は折り合いを欠きながらも2着なのだから能力の高いことは間違いない。中団から競馬ができるので速い流れの方が合いそうなので、厳しい流れとなるG1の方が期待できそうな感じもする。
    消し 地方馬は遠くから輸送してくるし、環境も大きく変わるからストレスが多いはずだ。アイビーSは良かったが、京王杯では気の悪さを出しているように、目に見えない疲れが出ているような気もする。今回で3回目の中央戦となるが、再び長距離輸送となることで、さらに気を悪くする可能性もある。距離も中央の流れは速いだけにスタミナの必要度が全然違う。本当の意味でのスタミナがあるかどうかは走らせてみないと分からない。
    カルストンライトオ
    (牡3・小池54)
    買い 2戦2勝と無敗である。底を見せていないという未知の魅力は十分である。この馬の特長はとにかくテンが速いことである。ゲートがいまいちなのに二の脚が速くてあっという馬にハナを切る。そしてそのまま押し切ってしまう。スピード能力は相当なものだと思われる。1200mのタイム1.08.9というのも優秀だし、前走の6馬身差というのも凄い。かなりの大物の可能性もある。マイルも経験していないだけでこなせないと決まったわけではなく、絶対的なスピードの違いでマイルでも押し切る可能性は十分にあるはずだ。
    消し まず距離を経験していないのは大きな不安である。特に逃げて勝ってきた馬にとっては、同じようにハイペースで走ればラストが持たないし、抑えれば早めに仕掛けられた時に走る気をなくすかもしれない。さらに、オープンを経験していないというのも不安材料となる。今までは相手に恵まれただけということは十分に考えられ、重賞好走馬に力の違いを見せつけられて終わるということも十分にあり得るだろう。
    グラスエイコウオー
    (牡3・村田54)
    買い 2戦2勝と無敗である。底を見せていないという未知の魅力は十分である。前走の500万も逃げて3馬身差というのはかなり強い。マイル戦を勝っているのでスタミナの心配もない。芝は未経験だが走らせたらもっと強い競馬をするかもしれない。ローテも中1週なので勢いを感じることができる。
    消し やはり芝を経験していないのが大きな不安となる。過去の傾向を見てもダートから連対したのはオープニングテーマだけで狙いづらいといえる。前走楽勝もしょせん500万なのだから相手に恵まれただけともいえる。楽なペースで逃げられたが、今回は厳しい流れになる可能性が高いだけに、その流れについていけるかどうか。
    ジーティースマイル
    (牡3・吉永54)
    買い 札幌で連勝し、前走の福島3歳Sで復帰した。さすがに惨敗に終わったが、休み明けだったし内枠で荒れたところを走らざる得なかったのでやむ得ないといえる。叩かれた上積みが見込めるし、負けたのは福島3歳Sだけだから、今度は巻き返してくるかもしれない。
    消し 札幌連勝もいずれもダート1000m戦である。前走芝で10着に負けていることを考えても、芝向きでない可能性が高い。まして、オープン重賞で好走した実績がないのだから、G1でも通用するという裏付けもないことになる。血統も地味だし、なんというか大物感が伝わってこない。
    タイムトゥチェンジ
    (牡3・池添54)
    買い 現在2連勝中で勢いがある。通算成績も4戦2勝2着2回と連対率はパーフェクトである。しかも前々走はマイル戦で1.34.2というレコードで勝っているのだからかなり凄い。前走の白菊賞もトウカイロゼットをきっちり捕まえているように勝負強い。中団から競馬を進められるのでどんな展開にも対応できそうだし、切れ味がある馬なのでG1の厳しい流れの方が持ち味が生きそうだ。
    消し 前々走はレコード勝ちだったが、しょせん未勝利戦の話である。続く白菊賞も阪神3歳牝馬Sで7着に敗れたトウカイロゼットと僅差の勝負なのだから、牡馬のG1で通用するかどうか。オープン重賞を経験していない不安は否めないということになる。本当に強い馬であれば、デビュー戦は落としても2戦目では勝ってほしい気もする。
    フィールドスパート
    (牡3・河内54)
    買い もみじS優勝。2戦2勝と無敗でもあり、底を見せていないという未知の魅力は十分である。オープンを勝っているので格としてはまあまあである。前走の内容もゲートがいまいちだったが好位につけて直線で抜け出すという強い内容だった。上がり34.4と切れ味もかなりありそう。折り合いも心配ないようなので距離もこなせそう。中5週というゆったりとしたローテも好感が持てる。
    消し やはりマイルを経験していないのが大きな不安となる。1200mで掛からないからといってマイルでも掛からないとは限らないし、こればかりは走らせてみないと分からないので何とも言えない。また、前走のレースレベルがそんなに高くなかったのではないかということもいえる。3着だったローレルプリンセスが阪神3歳牝馬Sで4着までだったことを考えれば、この馬が牡馬のG1で連対するというのは厳しい感じがしないでもない。
    マイネルカーネギー
    (牡3・吉田54)
    買い ダリア賞優勝。オープン特別を勝っているのだから格としてはまあまあである。中団からレースを進めきっちり差し切ったのだからレースセンスのありそうな馬である。札幌3歳Sは初めての距離で5着に敗れたが、距離を経験したことは良いことだろうし、ゆっくりと間隔をとって調整されたので、また一段と強くなってレースに臨んでくるかも。
    消し ダリア賞を勝っているが、8月のオープン特別ではたいしたレベルではなかったように感じる。札幌3歳Sでは完敗しているので、重賞では通用しないもしくは距離が長いとダメということかもしれないし、根本的にここらへんがこの馬の実力なのかもしれない。レース間隔も開きすぎという感じがする。
    メイショウドウサン
    (牡3・安田康54)
    買い 前走ベゴニア賞を快勝しオープン入りを果たした。気性的にまだまだ子供なところがあるようで、今までの負けもそれに尽きるようである。遊びながらでもこれだけ走るということは能力そのものは高い可能性があるわけで、G1でもこの勢いで好走してしまう可能性もあるだろう。東京1400mで好走したのだからマイルは大丈夫だろう。
    消し 前走勝ったといってもしょせん500万の話である。ずっと負け続けてようやく勝ったという感じがするだけに、大物感は感じない。僅差の勝負だったことで重賞では実力不足という感じもする。1800mの札幌3歳Sでは8着に負けているので、距離が長いとダメなのかもしれない。気性が子供ということであればなおさらである。
    ユノピエロ
    (牡3・田中勝54)
    買い 前走未勝利を勝っているので勢いはある。芝のマイル戦を勝っているのも良いし、3馬身差という内容も良かった。タイム34秒台も申し分ない。中団から抜け出すという戦法なので折り合いも問題ないタイプだろう。徐々に調子を上げてきてやっと実力を出せたという感じがするので、今の調子であればG1でも何とかなるかもしれない。
    消し 4戦目で勝ち上がりというのは魅力に欠ける。前走は楽勝でもしょせん未勝利の話である。オープン重賞でも通用するという裏付けにはなりえない。本当に強い馬であれば1200mあたりでも楽に勝ってもらいたいところだ。
    メジロベイリー
    (牡3・横山典54)
    買い 前走未勝利を勝っているので勢いはある。4戦目の勝ち上がりとなったが、今まで戦ってきた相手がタガノテイオー、タイムトゥチェンジあたりで、それほど差のない競馬をしているのだから、この馬もそれなりの実力があると思っていいのではないだろうか。そうでなくてもメジロの馬は大レースに強いというイメージがある。距離も経験しているのでスタミナの問題はなさそうだし、調子も徐々に上げてきているようなので、まったく戦えないわけではないだろう。
    消し 4戦目で勝ち上がりというのは魅力に欠ける。前走未勝利勝ちも0.1秒しか離していないようではオープン重賞ではかなり厳しいと思いたくなる。実際にタガノテイオーやタイムトゥチェンジに完敗していることからも逆転は難しいようにも感じる。前走勝った距離が1400mというのもちょっと気に入らない。
    ロッキーアピール
    (牡3・後藤54)
    買い 1戦1勝なので無敗ということになるわけで、まだまだ底を見せていないのだから、とんでもない大物という可能性もある。ダートとはいえマイルで勝っているのでスタミナは問題ないだろう。芝は未経験だが走れないと決まったわけではない。実は芝の方が合っていて、前走はダートだったから0.2秒差しか離せなかったのかもしれない。素質が高いから挑戦してきているのだろうし、勝機はあるだろう。
    消し さすがに1戦だけのキャリアというのは不安である。しかもG1ともなると厳しい流れになるだろうから、馬が流れに対応できない可能性がある。しかもこの馬はダートしか経験していないので芝に戸惑う可能性もある。もちろん、それより何よりオープン重賞で走ったことがないのだから根本的な実力が足りない可能性だった十分である。走らせてみないと分からないことばがりであるが、こういう馬が好走する確率はあまり高くない。
    フォーユアラヴ
    (牡3・柴田善54)
    買い うーん困ったなあ。とりあえず重賞を経験しているのはいいことかな。新馬戦を勝っているのだからそれなりに強い馬なのだろう。前走7着も大外を回された割にはよく伸びていたようだし、流れさえ向けばチャンスは出てくるかもしれない。
    消し 前走重賞で7着に負けたのは痛い。多少不利があったにしろ本当に強い馬であれば掲示板は外さないものだ。タガノテイオーなどの上位陣を巻き返すというのはかなり厳しいような感じがする。マイルも未経験なのでスタミナも何とも言えない。キャリアが浅いのでまだ底を見せていないかもしれないが、どうせ分からないならば無敗馬を狙いたくなるというのが常識的な判断だろう。
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