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G3クリスタルCの反省

G3クリスタルCの結果
1 3-06スイートオーキッド 横山典 1.09.8---36.1 484kg+6 3人気
2 1-01キンシストーン 千田 1.10.01.1/236.5 464kg+10 2人気
3 2-04アグネスデジタル 的場 1.10.3236.5 452kg0 8人気
単勝510円 枠連580円
複勝170円 170円 540円 馬連1030円
ワイド500円 1660円 1800円
予想と見解
G3クリスタルCの感想
  • もともと私がよく分かっていない馬ばかりだったから正直なところ反省というほどのものが書けません。とりあえず、結果論で言えることは、やっぱ短距離は勢いが最も重要なのかな、ということくらい。まあ、個人的に的中できたのは良かった。クリスを消すことができなかったのが心残りではあったが、これだけ負け続けていると人間どうしても弱気になるもの。やむ得ないところでしょう。とにかく的中することが今は重要だと思うことにしたい。そうすれば、そのうち回収率もついてくるでしょう。無理かな。
  • 勝ったのはスイートオーキッドであった。前走のきんせんか賞で0.6秒差という圧勝を演じていただけに、同じ中山1200mならばまず勝ち負けだろうとは思っていた。結果的には、勢い、距離コースの適性、個性の確立と、他の馬よりも多くのプラス要素があったことがそのまま出たという感じである。それにしてもあの切れ味はかなり凄い。他をまったく寄せ付けなかった。芝の短距離では屈指の存在になる可能性を感じさせる走りだった。ただ、結果的として相手がだらしなすぎたという感じもするだけに、このレースだけで判断するのは危険かもしれない。それに距離が延びてどうかも分からない。個人的には一瞬の切れを生かすタイプなので、中山1200mでこそ強さを発揮するタイプのように感じるが、果たしてどうだろうか。
  • 2着はキンシストーンであった。正直なところ「実力負け」という感じがした。今までもそんなに強い相手と戦っていたわけではないので、ついに底を見せてしまったというところだろう。もちろん、内枠で揉まれ荒れた馬場を走るしかなかったというのも厳しかったとは思う。それでも私には勝馬とは実力負けというように感じた。それでも2着しているのだから強い馬であることには変わりはない。ただ、G1でも戦えるかと言われると疑問である。
  • 3着はアグネスデジタルだった。ダートでしか実績がなかった馬にしてはよくがんばった。的場騎手のコメントでは「芝は問題ない。距離が短かった。」ということだった。そう言うのであればそうなのかもしれないが、荒れた馬場だから良かったということも考えられる。とにかく、芝で好走できたのはこの馬にとっては大きな自信になったはずである。あとは距離が延びてさらに良くなるかであるが、相手もさらに強くなるから、うーん、どうだろう。
  • 4着はラヴィエベルであった。結果論になってしまうけど、牝馬限定戦で結果出してきたからと言って、牡馬混合戦でも通用するとは限らないのである。よく走っているとは思うけど、ここらへんが限界の馬なのではないか。
  • 5着はプラントタイヨオーであった。さすがに3着以下のない馬だけあって安定した走りを披露した。初芝、初重賞を考えればよく頑張っているといえる。ただ、これ以上レベルの高いレースではやっぱり厳しいのではないだろうか。しばらくはオープン特別あたりで足慣らしするのが良さそうだ。
  • ダンツキャストは7着であった。スタートが良くなかった。逃げてナンボの馬がスタートが下手では話にならない。3歳時は何とかなったかもしれないが、この時期の4歳戦では致命傷である。途中からハナに立ったがあまりに遅すぎる。スタートを克服しない限りこのレベルで戦うのは難しい。
  • エイシンデントンは10着であった。安定度が魅力の馬がこんなに負けるとはビックリである。私も距離短縮はプラスと思っていただけに不可解である。実はマイナスだったのかもしれないし、疲労があったのかもしれない。
  • ファイターナカヤマは14着であった。休み明けということを考えればやむ得ないということになる。にしても、もう少し頑張って欲しかったというのが正直なところである。少し力んで走っていたようなので、次の巻き返しを期待したい。
  • クリストワイニングは15着であった。松永幹騎手のコメントは「返し馬から芝ではスムーズに欠けた」ということである。やはり、ダートで圧勝しているからといって芝でも通用するとは限らないのである。こういう馬が人気を集める時はリスクが大きいという典型的なパターンである。でも、エルコンドルパサーのように克服してしまう馬もいるわけだから判断が難しいのは確かである。とにかく、これからはダートで頑張ってもらいたい。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G3クリスタルCの予想
    結論
      ◎キンシストーン
      ○ファイターナカヤマ
      ▲スイートオーキッド
      △ダンツキャスト
      △クリストワイニング

     買い目(馬番連勝複式)
      BOX 1-6-11-12-14(各600円)

    にへい君の見解
  • 今週は4歳短距離重賞のクリスタルCですが、番組改編によりこの時期の開催になったもので、実は真剣に予想したことがないレースの一つです。だいたい4歳戦はただでさえ分からないのに、クラシックでもマイルCに向かうわけでもない馬なんて余計に分かりません。ということで予想も簡潔にさせたもらいます。先週も自信がないと外しているけど、今回はさらに自信がないです。これだけ負け続けているとさすがに何とかしないとは思うのだけれど、これでは今週もダメかもしれない。
  • 私の本命◎はキンシストーンである。現在3連勝中と勢いがある。クロッカスSを勝っているわけでオープン実績もある。距離も1200mで2戦2勝。中山コースも経験済み。1度だけ負けているが、ダートの1700m戦である。それでも2着しており、連対率は100%である。常識的にみてこの馬を消すことはとてもできない。この馬を1番手に評価するのは仕方がないと思う。でも、この程度の実績では重賞で必ず勝てるとまでは言えないだろう。斤量56kgも他より1kg重いわけだし、この時期の4歳馬は急成長する馬などもいて、実績があてにならないところがあるだけに、絶対的な信用は置けないものである。
  • 対抗○はファイターナカヤマにする。私は朝日杯3歳S6着を高く評価している。確かに勝馬には1秒2も離されているが、道中前に行ったり後ろに行ったりとけっこうちぐはぐな競馬をしていた。ふつうならばもっと負けていいような気がする。それを6着に踏ん張ったのだから強いのではないだろうか。しかも今回は距離1200m。最初から思いきり飛ばせるし小細工はいらない。パワフルな馬だから今のような力のいる馬場も合っている。ただ、4歳初戦というのが非常に不安な材料である。この時期の4歳戦は3歳時のレベルとは大きく違うものである。3歳時の実績などほとんど関係ないともいえる。馬自身の成長がなければ話にならないということだが、一度も走っていないのだから分からないとしか言いようがない。もちろん休み明けそのものもマイナス要因である。惨敗もあり得ると思っていなければならないことは確かである。
  • 単穴▲はスイートオーキッドにする。前走のきんせんか賞の内容が良かったと思う。中団でレースを進め、直線では他を圧倒する切れ味を見せた。最後は3馬身差という力の違いを見せつける形となった。中山1200mでこれだけ走ったのだから同じ距離コースならば重賞でも大きなチャンスだろう。今まで勝ちきれなかったのは、前で競馬をしていたために本来の走りができなかったのではないか。この馬は切れ味を生かす競馬の方がきっと合っているのである。ハイペース必至の重賞でこそこの馬の切れ味が威力を発揮するようにも思える。ただ、しょせん500万特別を勝っただけである。やはりオープンでどうかというのは走らせてみないと分からない。気まぐれ牝馬だということを考えても、牡馬混合戦でどこまで戦えるか分からない。この程度の実績ではあまりあてにできないのも確かである。
  • 4番手はダンツキャストにする。1200mで2勝しているように明らかなスプリンターである。朝日杯でもハナを切っているだけに、そのスピード能力は半端ではない。この馬を楽させたらとんでもない走りを見せるのは、500万特別で8馬身差圧勝の実績が示すとおりである。休み明けがかなり気になるが、こういうタイプは無鉄砲に走れてかえっていいのではないか。でも、しょせんオープンで連対した実績があるわけではないし、4歳初戦でどれだけ成長したかも分からない。惨敗されても文句の言えないタイプであることは確かである。
  • 5番手はクリストワイニングにする。現在2連勝中。もちろんどちらも1200m戦。前走の500万特別は7馬身差の圧勝だった。これだけでも大物感はたっぷりであり、この勢いならば重賞も簡単に突破しそうである。唯一ともいえる不安は芝が初めてということだけである。初めての芝にとまどって惨敗することもあり得るはずだ。ただ、ワシントンカラー、セレクトグリーン、トキオパーフェクトなど、短距離のスペシャリストは芝ダートを問わないタイプがけっこういる。短距離の場合は単純にそのスピード能力が最も重要だということなのだろう。となれば、この馬も芝を克服する可能性も十分にあるわけだ。もちろん、芝の方が合っていたということもあるかもしれない。こういう馬の取捨は本当に難しいものである。まあ、連敗中の私としては回収よりも的中を優先したい気持ちがどうしても強くなる。弱気だが押さえることにした。
  • 6番手はラヴィエベルにする。フローラS優勝、クイーンC2着という実績を持つ。中山1200mのオープンを勝っている実績は何とも心強い。好位で折り合い直線で抜けるというレースをする馬なので、惨敗はないタイプである。このメンバーならば十分に勝ち負けになるはずだ。しかし、私個人的にはオープン実績が牝馬限定戦であるというのが気になるところである。500万特別でキンシストーンに完敗したこともあるだけに、牡馬との力差はけっこうあるかもしれない。しかも今回斤量54kgを背負わなければいけない。連対までは遠いのではないかと何となく思っている。
  • 7番手はエイシンデントンにする。クロッカスS4着、アーリントンC5着とオープン重賞で掲示板を外さない走りを見せている。1200mで2勝しており距離短縮はプラスといえるかも。重賞オープン未経験の馬よりは信用できるという考え方もできる。とにかくこの程度のメンバーならば十分に連対は可能だと思える。ただ、何となくだが、私には強さが伝わってこない。何というか底を見せてしまった感じがするのである。安定度はあるので掲示板は外さないと思うが、連対までとなるともう一つ何かが足りない感じがしてしまう。
  • 8番手はツルマルアラシにする。前走500万特別の1200m戦を勝っているのは好感が持てる。初めての芝でこれだけ走るのだから芝の方が合っているということなのだろう。芝に限っては1戦1勝で、まだまだ底を見せていない。もしかしたらとんでもない大物ということもないとは言えない。とはいえ、しょせん小倉のレースで0.1秒差で勝っているくらいだから、重賞ではさすがに通用しないのではないかという気持ちが強い。チャンスはあるとは思うが、私は買おうとまではちょっと思えない。
  • 9番手はラヴイズウイナーにする。この馬も前走500万特別を勝ち上がったばかりの馬である。もちろん距離は1200m戦であった。勢いは非常に感じられるだけにこのメンバーならば戦えなくはないという感じもする。でも前々走でツルマルアラシに負けていることを考えると、少なくてもツルマルアラシより上に評価することはできない。
  • 10番手はサクラデインヒルにする。芙蓉Sで2着したのが懐かしい。3歳9月の時点でマイルを1.34.4で走っているのだから能力はあるのだと思うのだが、その後不調が続いている。敗因がよく分かっていないので何とも言えないが、前走500万で5着ということを考えると、さすがにここでは狙いづらい。
  • 11番手はアグネスデジタルにする。全日本3歳優駿優勝という実績がある。ダートでは間違いなくトップクラスの馬である。しかし、芝では1戦して8着という結果である。3歳時の結果なので度外視という考え方もできるが、常識的には芝は合わないと判断すべきではないか。走らせてみないと分からないという気持ちもあるが、私は芝は合わないと判断している。
  • 12番手はバーニングウッドにする。前々走にダートとはいえスイートオーキッドに0.8秒差という圧勝を演じている。前走のバイオレットSでも4着にがんばっており、それなりの実力を証明した。しかし、今回は初めての芝である。完全に未知数となるだけに判断のしようがないのが正直なところである。とりあえず前走負けていることで、大物感を感じることはできないので、私は評価しないことにした。
  • 13番手はプラントタイヨオーにする。前走500万を勝ち上がっており勢いは感じる。これまで短距離だけを走って3着を外したことがないという安定した走りを見せている。ただ、芝は今回が初めてとなるだけに、さすがに重賞では狙いづらい。前走けっこう強い勝ち方はしているが、クリストワイニングと比べた場合、クリスは無敗で12秒台の時計を持っているのだから、ちょっとレベルが違うと思いたくなる。芝で大化けということもあるかもしれないけど。
  • 14番手はトーヨーアリダーにする。オープンではシクラメンSで5着という実績があるが、前走ヒヤシンスSで10着に負けるなど、強い馬という印象はとても持てない。今回が初めての芝ということを考えてもちょっと買いづらい。
  • 15番手はタヤスアストリアにする。中山1200mで勝っている実績を持っているので、距離コースはベストに近いと思われる。でも、芝で12秒台の時計、しかも牝馬限定戦だったことを考えると、牡馬混合の重賞で通用する馬とはちょっと思えない。
  • 16番手はパソリブレにする。8月の新馬戦で2着1着と好走した実績を持ち、それから長期休養して前走のきんせんか賞で復帰した。さすがに8着に敗れたが休み明けを考えればやむ得ない。叩かれた上積みは見込めるだけに巻き返しもあり得るだろう。しかし、自己条件ならともかくいきなりの重賞は厳しすぎるだろう。3歳の実績もあてにならないし、私のような人間にはとても買えない馬である。
  • だいたいこんなところです。
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