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G2京王杯SCの反省

G2京王杯SCの結果
1 8-17スティンガー 武豊 1.21.0---33.6 460kg+4 5人気
2 7-13ブラックホーク 横山典 1.21.31.3/434.8 526kg-8 2人気
3 2-03タイキブライドル 岡部 1.21.3クビ34.7 472kg-4 7人気
単勝1100円 枠連1260円
複勝290円 160円 430円 馬連2120円
ワイド770円 1950円 1190円
予想と見解
G2京王杯SCの感想
  • しっかし当たらないなあ。今回はグラスワンダーを消したところまでは良かったのだが、まさか初距離のスティンガーにやられるとは。私のようなタイプには買えない馬券である。それにしても、ここまで当たらないと焦りを通りこして開き直りの心境になってくる。もう「何とかしなくちゃ」という気持ちもなくなってきました。ここまでくれば巻き返しは無理でしょう。去年から思っていたことですが、日本の競馬が変わってきていることを感じずにはいられません。一言で言えば、今までの常識は通じなくなってきているということです。しばらくは負け続けることで新しい常識を作り上げるしかないのかもしれません。
  • 勝ったのはスティンガーであった。終わってみれば「こんなに凄い馬だったのか」という感じである。去年の天皇賞秋で4歳牝馬ながら4着していたことを考えれば、5歳になった今ならばこれくらい走っても不思議はないと言えたが、そうだとすれば4歳限定のオークスでなぜ4着に負けたのかが説明できなかった。しかし、その答えが今回の圧勝だと思う。つまり、この馬の本質はとんでもない短距離馬(マイラー)だったのである。その能力の高さから東京2000mまでならば何とかこなせたのだと思う。古馬G1の4着という高いレベルにおいてである。そんな馬が得意の1400mを走れば圧勝して当然である。ダイイチルビーやノースフライトを彷彿させるような鋭い末脚だった。再三言っているように天皇賞秋で好走した実績があるだけに、次の安田記念も今回と同じくらいの内容を期待をして良いだろう。牝馬なので絶対とは言えないが、少なくても天皇賞秋の4着より下の着順になることはないと思われる。
  • 2着はブラックホークであった。マイルを走れるスタミナがあるだけに1200mよりも安定度が増す。きっちりと2着を確保した。去年のスワンSを考えれば、もう少し強い競馬をしても良かったと思うが、直線の長い東京コースではこれが精一杯なのかもしれない。安田記念は距離が延びるという不安もあるが、相手だって距離が延びるのがプラスとは限らない。去年のマイルCSで3着した馬である。エアジハードがいない今ならばチャンスは十分のはずだ。
  • 3着はタイキブライドルだった。この馬は本当に安定している。G3でも2着が精一杯なのに、G1に近いG2でも3着を確保するのだから大したものである。この相手なりに走るという能力もここまで来れば立派だとしか言いようがない。これだけの走りができれば当然安田記念でも期待していいだろう。ただ、今回の好走から実は短距離の方が合っているという可能性もでてきたと思う。
  • 4着はウメノファイバーであった。この馬は本当に東京だと走る。オークスを勝っているものの、今回の末脚を見る限りでは本質的にはマイラーなのだろう。見せ場たっぷりの凄い末脚だった。スティンガーがもっと凄い脚を見せただけにいまいち目立たなかったが、私としてはこの馬の強さを再確認させられたという思いが強い。休み明けでこの内容ならば上出来だし、安田記念でさらに良くなる可能性は十分である。
  • 5着はシンボリインディであった。これだけレベルの高いレースで掲示板に載ったのだから復調してきたと言っていいだろう。ただ、ここらへんが限界なのか、さらに良くなるのかは判断が難しい。次の安田記念で答えがでるのではないか。
  • ディクタッドは6着であった。休み明けと日本初出走ということを考えれば仕方ない結果なのかもしれないが、正直そんなに強くない馬だと思った。G1実績も短距離でのものなので安田記念では出番がないのではないかと私は思っているが、果たしてどうなることやら。
  • ディヴァインライトは7着であった。今回の負けをどう見るかであるが、1つには1200mでないと走らないタイプなのかもしれないという判断ができる。でもそれにしては今までマイル以上の距離でもソツなくこなしていたのが説明できない。となれば、馬体重が増えていたので体が重かったという判断もできるが、今回の走りだけでは結論が出せない。でもまあ、安田記念はさすがに距離が長いと思われる。
  • グラスワンダーは9着であった。日経賞であれだけ負けた馬である。もっとゆっくりと流れる中長距離であれば話は別だが、短距離での巻き返しは常識的には無理である。今回の負けは当然だと私は思う。でもまあ、常識を覆すだけの実力を持っていることも確かだったから人気もやむ得ない。それにしてもロベルト系の馬はどうしてこうも浮き沈みが激しいのだろうか。
  • キングヘイローは11着であった。この馬も本当に分からない。条件的には問題ないはずなのにこの惨敗である。敗因は馬込みで力んでしまったことらしいが、そうであればこの馬が好走できるかどうかはスタートしてみないと分からないことになる。本当に困った馬である。
  • スギノハヤカゼは18着であった。この馬の惨敗はさっぱり分からない。最終結論はもう歳なのかもしれない。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2京王杯SCの予想
    結論
      ◎ブラックホーク
      ○キングヘイロー
      ▲ディクタッド
      △ディヴァインライト
      △スギノハヤカゼ

     買い目(馬番連勝複式)
      BOX 2-7-12-13-16(各600円)

    にへい君の見解
  • 私の本命◎はブラックホークである。スプリンターズSを勝ち、スプリンターとしての道を歩み始めたこの馬であるが、もともとマイルを得意としていたようにスタミナにも問題のない馬である。高松宮記念で4着に負けたことからも1200mは少し距離が短かいようにも感じるだけに、この馬は1400mがベストといえるのではないかと私は思う。マイルでも先行して抜け出す競馬でぎりぎりまで粘るのだから、1400mで同じようなレースをすれば簡単に勝てるのではないかと思えてならない。現に去年のスワンSでも強い勝ち方をしている。これだけのメンバーが揃えば簡単に勝てるとは思わないが、安定度を考えればこの馬が最も信用できると私は思う。ただ、高松宮記念も負けたようにどうも左回りだともう一つという感じもしないでもない。絶対的な信用まではちょっと置けない。
  • 対抗○はキングヘイローにする。もともと皐月賞2着と2000mまでこなした馬である。古馬になってからも中山記念を勝つなどマイル以上でも十分な実績を残している。1200mで念願のG1制覇を成し遂げたものの、少しでも距離が延びるのはプラスと見るべきだろう。高松宮記念よりも強いこの馬を見ることができるかもしれない。しかし、この馬は休み明けの成績があまりに良くない。中6週というのが微妙だが不安が残るのは事実である。寒い時期しか走っていないというのも気になるところで、どうしても信じ切れない馬である。
  • 単穴▲はディクタッドにする。外国の馬だから分かるわけがない。とりあえずゴドルフィンの馬ということは注意は必要だ。馬券として押さえるのは仕方ないことだと思う。
  • 4番手はディヴァインライトにする。阪急杯2着、高松宮記念2着と1200mで大化けした馬である。しかし、もともとダービーでもそこそこ走った馬である。普通に考えて1400mの方が適性があると思いたくなる。しかも、高松宮記念でも好走したように左回りに実績が偏っている。今回の条件がベストの条件ではないかと思うのは私だけだろうか。そういう意味では外せない1頭である。ただ、何というかまだ1流の地位を確立したとは言い難い。ここ2戦はたまたま好走しただけでそろそろ凡走するような気もしないでもない。
  • 5番手はスギノハヤカゼにする。もともとはタイキシャトルの2着を何度かした馬であり、そのスプリンターとしての実力は間違いない馬である。すでに8歳という年齢から「もう終わった」という考え方もできるが、馬体重を見るとまだまだベストの状態には絞れていない。それでいて、それなりの結果を残していることは実力の証明だともいえる。暖かくなってきてそろそろ大きく絞れそうだし、最も得意とする1400mである。復活を遂げるとすれば今回しかないと私は見ている。まあ、本当に終わっているかもしれないけど。
  • 6番手はタイキブライドルにする。安定度の高い馬だけに買うべきかどうか非常に悩んだが、最終的には決め手が甘いということで、このメンバーではよくて3着という判断をした。ほとんどG1ともいえるこのレースで、2着が多いという実績ではさすがに厳しいということである。もちろん、逆にこの安定度が武器となり2着を確保することも十分に考えられる。そのときはそのときということで諦めるしかないだろう。
  • 7番手はグラスワンダーにする。潜在能力を考えればたぶん実力No1だろう。去年のこのレースもとんでもないパフォーマンスを見せ、その実力を見せつけた。実力の9割くらいが出せれば少なくても2着は外さないと思われる。常識で考えれば、こんな馬を消すなんて無謀としか言いようがない。当てに行くならば少なくても押さえるのが当然である。しかも今回はあまり人気になっていないという事実もある。この馬から買ってそれなりの配当になるのだからこんな美味しいことはない。しかし、前走の内容があまりに悪すぎる。あの負け方は尋常じゃないと私は見た。しかも、今回はあまり安定度のない左回りである。さらに、ちょっとしたことで命取りとなる短距離戦でもある。この状況であれば、思いきって消すというのも一つの作戦だと判断した。これで圧勝されたら素直にその強さを讃えるしかない。
  • 8番手はトキオパーフェクトにする。古馬になってからはダートの銀嶺Sしか勝っていないが、このレースで差す競馬を覚えた。そしてG1では惨敗ばかりだった馬がその差す競馬で高松宮記念を5着し、差す競馬であればG1でもそれなりに戦えることを証明した。銀嶺Sの勝ちっぷりからも距離は問題ないというより、私はかえってプラスではないかと見ている。そういう意味では非常に面白い存在だと私は思っている。でも、これだけメンバーが揃ってしまうとなかなか手が延ばせない。なんだかんだで芝の重賞で実績を残しているわけでもないので、やっぱ厳しいかなあというのが最終判断である。
  • 9番手はウメノファイバーにする。ご存知のとおり東京コースでしか走らない馬である。オークスを勝っているが本質的には1600m〜1400mが得意な馬だと思われ、これだけの条件が揃えば好走しても何の不思議もないということになる。しかし、斤量の56kgと休み明け、さらにこれだけのメンバーが揃ったことを考えると、さすがに今回は厳しいだろうというのが正直なところである。一発が恐いが今回は見送る。
  • 10番手はスティンガーにする。4歳牝馬ながら天皇賞秋で4着した実力はなかなかのものである。これだけの実績を持っていれば、5歳となった今ならば十分に勝ち負けだとは思う。しかし、1600m以上しか走ったことがなく、今回は距離初挑戦ということになる。走ったことがないのだからダメとは言い切れないが、2000mであれだけ強い競馬をするということは、やはりベストは1800mあたりだと思う。1400mでこれだけのメンバーが揃ったとなるとさすがに今回は厳しい戦いになるのではないかと私は判断した。
  • 11番手はリワードニンファにする。この馬のベストレースはなんと言っても去年の関屋記念である。ブラックホークに0.4秒差の完勝という内容も凄いが、日本レコードを出してしまったのが凄すぎる。普通に考えて弱い馬であるわけがない。しかも東京の軽い馬場であればこの馬の良さが生きると考えられる。とはいえ、関屋記念以降は3戦して3戦とも8着と精彩を欠いている。あれだけ強い競馬をした馬がこれだけ結果を出せないのも珍しい。平坦コースでないとダメなのかもしれない。と言っても8着は負けすぎなので安定度はあまりないと言える。まあ、逆に言えば一発はあるということだけど。とにかく、芝1400mでの実績がないことも踏まえると、このメンバー構成ではとても手が回らないというのが正直なところである。
  • 12番手はシンボリインディにする。去年のNHKマイルCを勝った馬なのだからここを勝っても何の不思議もない馬であることは間違いない。しかし、古馬と戦うようになってからは連対どころか掲示板すら載っていない。いずれも惨敗だから、底を見せたというよりは本調子に戻っていないというのが本当のところだと思うが、それでも結果を出していないことに変わりはない。古馬になってから実績のない馬を買う気にはなれない。
  • 13番手はシンコウエドワードにする。前走ダービー卿CTで2着して復活ののろしをあげた。もともとNHKマイルCで2着した馬である。実力を出せるようにさえなればG2でも十分に戦える器である可能性もある。そういう底を見せていないところが魅力となる。しかし、さすがにこれだけのメンバーが揃っては未知の魅力に期待するほどの余裕はない。個人的にはそんなに強い馬ではないと感じていることもあり今回馬券にするのは難しい。
  • 私としてはここまでは連対可能性は十分と判断している。つまり、これより下の馬が連対することはないと見ている。
  • 14番手はエイシンルーデンスにする。チューリップ賞を勝ち、牝馬クラシック戦で期待されるもいいところがなく終わる。しかし、古馬になってから阪神牝馬特別2着、京都牝馬特別でもスティンガーとハナ差の2着と、その実力を見せている。逃げる形になるとその粘りは驚異的であり、勝てないまでも2着はあっても不思議はない。とはいえ、好走はすべて牝馬限定戦である。しかも、2着が精一杯という内容である。これだけのメンバーが揃った今回はあまりに格が違いすぎるといえる。展開は恵まれそうだが、東京1400mでは逃げ切れないだろう。
  • 15番手はサクラスイートキスにする。前々走準オープンを勝ちオープン入りを果たした。東京コースで4戦4勝というのが大きな魅力となっている。芝1400mも2戦2勝であり距離もベストといえそう。キャリアが浅いだけにまだまだ伸びる可能性を秘めている馬である。とはいえ、今回はあまりに相手が悪すぎる。重賞経験が中山牝馬S15着だけという実績だけではとても買う気にはなれない。
  • 16番手はタマルファイターにする。中央でも何度か好走しており実績はそれなりに認められる。とはいえ、中央の超1流が揃ったメンバー相手ではさすがに厳しいだろう。
  • 17番手はフェイマスケイにする。H10福島民友Cを勝った実績があるものの、重賞では連対経験なし。さすがにこれだけのメンバーが相手ではつけいる隙はないだろう。
  • 18番手はタイガーチャンプにする。距離1400mはベストの条件ではあるが、重賞連対どころかオープン連対すらないのだから、このメンバー構成ではとても戦えない。
  • だいたいこんなところです。
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