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G3共同通信杯の4歳Sの反省

G3共同通信杯の4歳Sの結果
1 8-11イーグルカフェ 岡部 1.49.7---34.9 462kg-2 4人気
2 8-10ジーティーボス 吉永 1.49.7アタマ35.5 548kg-8 6人気
3 1-01マルターズホーク 的場 1.49.7アタマ35.3 478kg+4 3人気
単勝620円 枠連4890円
複勝200円 430円 230円 馬連4920円
ワイド1340円 710円 1890円
予想と見解
G3共同通信杯の4歳Sの感想
  • 当たらないなあ。レグルスが出遅れた時には「もらった!」と正直思ったけど、肝心のホクシンが5着では話にならない。有力2頭があれでは、安定度の高い3頭で決まるのは当然である。やっぱこの時期の4歳馬を信じきるのは問題なのかな。実際5頭ボックスだったら当たっていたわけだし、うーん、どうもうまくいかないなあ。これだけ当たらないと嫌になっちゃうよ、マジで。
  • 勝ったのはイーグルカフェであった。京成杯と同じようなレース運びで今回はきっちりと差し切った。本当に安定したいい馬である。気性が素直なだけに今後も大崩れすることはないだろう。ただ、今回のレースで本物というのはまだ危険だと思う。今回のレースではマチカネホクシンとラガーレグルスが抜けている存在だと思われたが、結果はご覧の通りだった。ここでホクシンとレグルスが大したことがなかったのか、それとも上位3頭が強かったのかと考えた場合、2着ジーティーボス4着ベルボクサーということを考えると、ホクシンとレグルスが大したことがなかったと考える方が妥当だと私は思う。現にタイムが49秒後半だったのはあまりに物足りない。となれば今回の勝利は相手に恵まれただけという見解が正しいと思う。でも今年の4歳馬で大物と思われる馬があまりに少ないのも確かで、そういう意味では次も十分に狙えるという考え方もできる。まあとにかく今回の走りはそれなりに評価していいと思う。
  • 2着はジーティーボスであった。芝では決め手不足というのがすでに分かっていただけに、決め手のあるホクシンとレグルスの両方に勝てるとは思わなかった。まあ2頭とも自滅みたいなものだから、この馬にとってはラッキーといえるものだっただろう。あの2頭がいなければ、他は十分に勝てる相手だったのだから、この2着も納得できる。それでも勝てないのはやっぱり決め手不足ということなのだろう。今後も安定した走りはするだろうが、これ以上レベルが上がるとかなり苦しいレースになると思われる。
  • 3着はマルターズホークだった。重賞初挑戦ということを考えればよく走っている。とはいえ、ジーティーボスあたりに負けているようではそれほど大きな器の馬ではないかもしれない。まあ、まだまだ成長の余地があるだけに、今回のレースだけでは判断できないので、次の走りに注目したい。
  • 4着はベルボクサーであった。こんなわけの分からない馬が4着にきてしまうなんて、このレースのレベルの低さを物語っている。もともと分からない馬だからコメントしようがないが、重賞でさらに活躍することはないだろう。(たぶん)
  • 5着はマチカネホクシンであった。あまりの惨敗にがっかりである。結果論として言えることは、この馬は一瞬しか切れない脚質なのだと思う。だからラスト1Fで止まるのである。ということは、直線の長い東京コースは得意ではないということになる。前走の朝日杯3歳Sの3着もハイペースに助けられただけなのだろう。上がり34秒前半で走れるほどの決め手はないのだと思う。つまりは、ペースに左右される他力本願的な馬ということになるのではないだろうか。これだから4歳馬は分からない。また勉強させられた。
  • タイムリートピックは6着であった。もともとよく分かっていない馬だったので何とも言えないが、ジーティーボスもそうだが、パラダイスクリーク産駒は切れる脚がないのかもしれない。ジリジリしか伸びていない。
  • ラガーレグルスは7着であった。出遅れが全てである。こんなことがあるから4歳馬は信用してはいけないという考え方もできるが、それなりにキャリアのある馬があそこまで出遅れるなんて常識では考えれない。馬券を勝った人は事故と思うしかないだろう。とはいえ、あれだけの出遅れをかまして0.9秒差の7着というのはかなり凄い。上がりも35.2でまとめているのだから大したものだ。私の予想以上に強い馬かもしれない。
  • ストラテジーは8着であった。馬体重が+10kgだったことからも重め残りだったということだろう。次のクラシックTR戦では巻き返してくる可能性がある。
  • ショウナンラルクは9着であった。逃げることができなかったのだから話にならない。どうせなら果敢に攻めて敗れてほしかった。今回のレースぶりでは今後もあまり期待できないかも。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G3共同通信杯4歳Sの予想
    結論
      ◎マチカネホクシン
       ○ラガーレグルス
       ▲イーグルカフェ
       △マルターズホーク
       △ジーティーボス
       △ショウナンラルク
       △タイムリートピック

     買い目(馬番連勝複式)
      2-7(1,000円)
      2-11(1,000円)
      1-2(1,000円)
      2-10(1,000円)
      2-3(1,000円)
      2-8(1,000円)

    にへい君の見解
  • クラシックを目指す馬たちの最高峰のレースといえばもちろんダービー。外国産馬が目指すレースはNHKマイルC。どちらも東京コースである。つまり、この大きなレースの前に東京コースを経験しておくことは非常に意味のあることであり、特に関西馬にとってはこの時期に経験しておくことで本番までの調整がよりスムーズに行うことができることになる。そういう意味ではクラシックもしくはNHKマイルCに向けての重要なレースとなる。で、何を重視すべきかであるが、まず重賞実績はそれなりに評価しなければいけないだろう。問題はまだキャリアが浅く底を見せていない馬の判断である。この時期の4歳重賞は1勝馬でも能力の違いで勝ってしまうこともあるだけに、その判断が非常に難しい。ここらへんは私の場合は感性に頼らざる得ないためにかなりあやしい判断になりそうだ。まあ、私らしく予想していきましょう。
  • 私の本命◎はマチカネホクシンである。朝日杯3歳S3着の実績を持っており、今回のメンバー構成ならば最も格上の存在といえる。切れる末脚が武器の馬であり、東京の軽い馬場は合っている。現にいちょうSを勝ち、東京スポーツ杯も3着に頑張っている。この2度の経験は大きくコース適性は問題ないと見ていいだろう。距離延長も朝日杯3歳Sのレース後に武豊が「もっと距離がある方がいい」とコメントしたのだからプラスと見ていい。少頭数だから後ろからの競馬でも慌てる必要はないし、鞍上武豊も頼もしい。外国産馬だから一戦一戦が勝負だし、ここも全力投球でくるはずである。ここはまず勝ち負けだと判断していいのではないだろうか。ただ、脚質が一瞬の切れで勝負するタイプなので、意外と長くいい脚が使えないのは気になるところだ。東京の長い直線だといい感じで伸びてきてもラスト100で止まってしまうこともあるかもしれない。朝日杯から中7週というのもちょっとレース間隔が開いてしまった感じもする。東京スポーツ杯で3着に負けているだけに、とんでもなく強い馬という感じもしない。朝日杯3歳Sもハイペースだったので、後方からの競馬という展開に恵まれただけともいえ、着順だけは評価できないともいえる。このように考えると、ラガーレグルスの方が信用できるようにも思えるが、最終的には朝日杯3歳S3着の実績と斤量55kgと東京コース経験というのを評価して私はこの馬を今回は上に評価した。
  • 対抗○はラガーレグルスにする。この馬の実績もかなり凄い。ラジオたんぱ杯3歳S優勝、デイリー杯3歳S2着、野路菊S優勝であるが、いずれも強い内容であった。前走は4角で不利がありながら直線だけで差し切り、デイリー杯は先行有利のスローの展開ながら上がり34.1という末脚でレジェンドハンターの2着である。この馬の持ち味は、しっかりとした末脚である。長くいい脚が使えるので東京コースは合っていると思われる。距離もすでに克服しているし、上がり34秒台の決め手も見せたことがある。少頭数なのでレースも進めやすいだろう。このメンバーならば2着は外さないと常識的には考えたくなるところだ。しかし、私は朝日杯3歳Sの7着がちょっと気になる。確かに落鉄があったこと、前を追いかけすぎて自慢の末脚を繰り出せなかったことが敗因だと思われるだけに、実力の7着ではないとは思う。でも、負けは負けである。レジェンドハンターはしっかりと2着に残っているのだから、本当に強い馬であればもっと走っても良いような気がする。私は、ずば抜けて凄い馬というのにはまだ何かが足りないような気がするのである。さらに私が気になったのは57kgという斤量である。他馬と2kgも差があるのは明らかにマイナスである。このハンデ、超1流馬であれば楽に克服できるだろうが、この馬に果たして克服できるかどうか。メンバーがそんなに強くないので、何とかなるような気もしないではないが、今回は様子を見る立場をとりたい。
  • 単穴▲はイーグルカフェにする。京成杯2着の実績を持つ。芝の未勝利戦を勝ち上がった直後の重賞挑戦で2着しており、そのキャリアを考えればとんでもない好走である。距離はもちろん問題ない。東京コースも新馬で2着3着に負けているが、ダート戦の話であり問題ないだろう。経験しているのを評価したい。勢いは十分に感じられるし、外国産馬なので1戦1戦が勝負となる。前走がいきなりの重賞だっただけに、今回はさらに上積みを見込めるはずで、前走以上の走りは間違いないだろう。しかし、問題は京成杯のレベルである。タイムを見る限りではかなりレベルが低かったと思われる。あのレースで2着したからといって、ここで過大に評価するのも危険という考え方もできる。まあ、後ろからの競馬でそれなりの末脚は見せているので相手なりに走るということはいえるだろうし、前走よりは上積みがあるだろうから消してしまうのも恐いものがある。まだまだ未知の部分が多い馬だけにとりあえずこのくらいの評価にしとくのがいいのではないだろうか。
  • 4番手はマルターズホークにする。現在2戦2勝で無敗である。新馬特別を連勝し大物感はたっぷりである。しかし、まだオープンを経験していないことで、ここはチャレンジャーという存在になる。とはいえ、ひいらぎ賞で後にジュニアCを勝ったトーヨーデヘアに勝っているのだから、実力は間違いなくオープン級であろう。問題はすでに重賞で好走している馬を相手にどこまで戦えるかである。前走のひいらぎ賞ではまだまだ子供という走りだったようだから潜在能力はけっこう高そうだし、まだ底を見せていないという未知の魅力にあふれている。距離は初めてとなるし、間隔も少し開いているだけに、実力を出し切れずに終わることも考えられるし、重賞実績馬に力の違いを見せつけられることも考えられるだけに、あまり大きな期待はできないが、とりあえず押さえは必要だろう。
  • 5番手はジーティーボスにする。東京スポーツ杯3歳Sで4着した実績を持つ。私の本命◎のマチカネホクシンとタイム差なしの走りをしているのだからこの馬だって評価しなければいけないということになる。前走ダートとはいえ、着差以上の強い内容で500万特別を勝ち上がったばかりで、勢いは非常に感じられる。しかも、まだまだ絞りきれない馬体での勝利だっただけに、今回はさらなる上積みが期待できる。4着以下がない安定した走りが信条であり、平均ペースの淡々とした流れになればチャンスはあるかもしれない。でもまあ、何だかんだで芝は未勝利だし、東京スポーツ杯も決め手不足という印象が強かった。いわゆる掲示板は外さないが連対はないというタイプではないだろうか。私もそういう判断でこの馬をあまり評価していない。でもいちおう押さえておく。
  • 6番手はショウナンラルクにする。前走ジュニアCで2着だった。スローの展開で逃げ粘ったわけだが、朝日杯で惨敗していることを考えると、逃げた方が味があるタイプなのだろう。今回も楽に逃げられそうなだけに、後ろからとなる有力2頭にマークが集中すれば、まんまと逃げ切るということもあるかもしれない。とはいえ、今回は初めての距離だし、前走もそんなにレベルが高かったとも思えない。直線の長い東京コースで逃げ切るのはかなり難しいと思われる。でもまあ、念のため押さえておこう。
  • 7番手はタイムリートピックにする。前走新馬勝ちしたばかりの馬である。デビュー戦は馬体が太く3着に終わったが、絞れた前走は力の違いを見せつけて勝っている。それでもまだ余裕のある馬体で、今回はさらに良くなっての出走となる。距離は経験しているので問題はないだろう。タイムがそれほどでもなかったので、さすがにいきなりの重賞で好走するのは難しい感じもするが、わざわざ東上してくるのだからよっぽど期待しているのだろう。賞金400万の中では唯一押さえておきたい。
  • 8番手はストラテジーにする。この馬も2戦2勝と無敗である。新馬特別を2連勝しており未知の魅力がたっぷりである。東京コース2戦2勝だし、東京1800mも経験している。ホープフルSを勝ったマイネルファラオに完勝している実績もあるし、オープンでも十分に通用する器ではあるだろう。しかし、今回は3ヶ月以上の休み明け、しかもオープン初挑戦である。3歳当時は強い馬だったとしても、今の実力関係は未知数である。最終追いきりもいまいちみたいだったし、ここは叩くだけで狙いはクラシックTR戦だろう。
  • 9番手はユキノサンロイヤルにする。1戦1勝馬である。新馬戦をいきなり勝つのだから相当の実力の持ち主なのだろう。しかも、レース前はかなり若さを出していたみたいで、それでも勝ってしまうのだからとてつもない大物である可能性もある。叩かれて体調はさらに良くなっているみたいで、いきなりの重賞でも何とかしてしまうかもしれない。でもまあ、さすがにキャリア1戦での重賞挑戦は常識的には無理な話である。タイムもそんなに良かったわけでもないし、馬の気性なんて1戦だけでは変わるものではない。さすがにここは苦しいと私は思う。
  • 10番手はカヌマオペラオーにする。地方の馬だから分かるわけがない。最近は地方の馬の活躍が目立つだけに無視するのもどうかとは思うが、1度中央を走って惨敗しているだけに、ここは狙いづらい。
  • 11番手はベルボクサーにする。4戦目で未勝利を脱出し、いきなりの重賞挑戦である。勝ったのはダート1200mで、芝も距離もまったくの未知数である。未経験なのだから大化けということもあるかもしれないが、そんなことが現実に起きることはまずないものである。
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