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G2毎日王冠の反省

G2毎日王冠の結果
1 6-06トゥナンテ 1.46.1---34.0 516kg-4 4人気
2 5-05アドマイヤカイザー 後藤 1.46.1クビ34.2 452kg+6 5人気
3 7-09エイシンキャメロン 蛯名 1.46.2クビ34.7 468kg0 8人気
単勝570円 枠連2550円
複勝210円 330円 730円 馬連2660円
ワイド1020円 2360円 3390円
予想と見解 好材料と不安材料
G2毎日王冠の感想
  • とりあえず当たって良かった。縦目での的中なのでそんなには喜べないけど、自信がない中での的中は正直大きい。本当に良かった。この運を下げないように今後のG1シリーズも頑張っていきたい。
  • 勝ったのはトゥナンテであった。上がり馬では最も強いとは思っていたが、本当に強かった。休み明けでこれだけの走りができれば文句のつけようがない。心配されたゲートがいまいちだっただけに厳しい展開かとも思ったが、うまくインコースを抜けてきた。やはり左回りの方が合っているということなのだと思う。これで天皇賞秋が楽しみになった。距離が2000mに延びるのが多少気がかりではあるが、今日の走りであればそれなりの競馬をするのではないだろうか。
  • 2着はアドマイヤカイザーであった。非常に惜しい2着だった。勝ち負けは内外の差だったとも思えるだけに本当に惜しかった。それにしてもマイル戦での物足りない走りに比べると、今回の走りは非常に良かった。たぶんこの馬は1800mの方が合っているということなのだと思う。父レインボークエストであることを考えても意外と中距離の方が合っているのではないかとも思えてしまう。今後はやっぱりマイル路線を歩むのだとは思うが、G1の厳しい流れであれば1800mのスタミナが生きるのではないか。
  • 3着はエイシンキャメロンだった。この馬が逃げるとは思っていたが、トウショウノアが意外と仕掛けなかっただけに、この馬としては非常に楽な競馬になった。ペースも落ち着いてたしまんまと残ったという感じだろう。とはいえ、前走の京成杯から間違いなく復調していることは明らかである。G3くらいならばまた勝ち負けをするかもしれない。
  • 4着はイーグルカフェであった。私はもっと惨敗すると思っていたので、意外な善戦だったというのが正直な気持ちである。安田記念の走りよりも今回の方がずっと良かったので、この馬もマイルよりももっと距離が長い方が合っているのではないかと思える。とにかく、古馬とのレースでそれなりの結果を出したのは大きい。休み明けを叩かれた上積みも見込めるだろうし、次もそれなりの走りをしてくれるだろう。
  • 5着はアメリカンボスであった。位置取りがやけに後ろだったので本当に届くのかと不安に見ていたが、思ったとおり伸びきれなかった。やはりこの馬は休み明けは走らない馬なのかもしれない。あるいは、瞬発力勝負には弱いのかもしれない。そこらへんの敗因は現時点ではよく分からない。次の走りである程度見極めたい。
  • ミッドナイトベットは6着であった。やっぱりこの馬は開幕週の軽い馬場の方が合っているのだろう。それなりに頑張っていたと思う。それでも6着というのがこの馬の衰えなのだろうなあ。今後も厳しい戦いが続きそうだ。
  • ミッキーダンスは7着であった。正確な敗因は何とも言えないが、私としては予想の時にも述べたとおりこの馬は意外と瞬発力はない馬なのだと思う。だから今回のような上がりの速い競馬になると決め手の甘さを露呈してしまうのだと思う。とはいえ、上がり34.3では走っているので2000mならば化ける可能性はあるかもしれない。左回りがいまいちというコメントもあっただけに、天皇賞での判断は非常に難しい。
  • マチカネキンノホシは8着であった。直線で追い出すと馬が反抗していたというのだから気性的な問題だと思う。本当にこの馬は難しい馬だ。気持ちの問題だけに次の参考にもならない。困った馬である。
  • トウショウノアは9着であった。もっと果敢に先行すると思っていたのに意外におとなしい競馬をした。それで5着くらいならばそれはそれでいいのだろうが、これだけ惨敗するというのは実力がないことになると思う。
  • マイネルプラチナムは10着であった。追い込んでこその馬があんなに先行しては話にならない。まだまだ気性に問題がありそうだ。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
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    参考
    G2毎日王冠の予想
    結論
      ◎アメリカンボス
      ○トゥナンテ
      ▲アドマイヤカイザー
       △ミッキーダンス
       △トウショウノア
       △ミッドナイトベット
       △マイナルプラチナム

     買い目(馬番連勝複式)
      6-10(1,000円)
      5-10(1,000円)
      5-6(1,000円)
      4-10(1,000円)
      10-11(1,000円)
      1-10(500円)
      3-10(500円)

    にへい君の見解
  • 今週もかなり難解なレースとなった。基本的には勢いのあるミッキーダンスか、実績ある休み明けの馬かというところだろうが、正直なところ休み明けの馬は走らせてみないと分からないとしか言いようがないだけに判断が難しい。とりあえず次のような結論を出したが、自信度はそんなに高くはない。
  • 私の本命◎はアメリカンボスである。中山記念2着という別定G2の実績とエプソムC2連覇という東京1800mの実績を考えれば、ここでは最も安心できるというかそんなに下手な走りはしないだろうという気持ちが強い。ただ、この馬は休み明けは走らないので有名なのが唯一の気がかりである。そういう意味では2着を外す可能性もけっこう高いかもしれない。しかし、今回は今までの休み明けとは意気込みが違う。これを勝たなければ天皇賞に出走できないことで初戦から本気モードのはずだ。調教も3F35秒台という凄い時計を出している。ちょっとやりすぎという感じもしないではないが、陣営の強い意志をひしひしと感じた。ここは私もこの馬と心中のつもりで流し馬券で勝負する。でも、念のため縦目だけは押さえさせてもらいます。あとは、江田くんの2週連続重賞制覇というのがどうかという気もするが、何とか2着というオチで勘弁してほしいものである。
  • 対抗○はトゥナンテにする。愛知杯で4馬身差で圧勝しているように左回りを得意としているように感じる。持ち時計からもスピード勝負は望むところで開幕週の東京馬場も味方となるはずだ。上がり馬の中ではこの馬が最も強いと私は思っている。ただ、大型馬だけに休み明けがどうかということと、坂のあるコースに実績がないこと、そして出遅れ癖があることと、不安材料も多いのも確かではある。
  • 単穴▲はアドマイヤカイザーにする。マイルCSで4着という実績を持っており、別定G2でも十分に通用するはずだ。追い込み脚質なので東京コースも合うのではないか。意外にも1800mは連対率100%というのも心強い。追い込むも3着4着までというレースが多いだけに、もう一つ信用できない面があるが、私はけっこうやってくれると思っている。
  • 4番手はミッキーダンスにする。重賞2連勝中で内容も良かったので、ここも勢いで押し切ることも十分あるとは思っているが、個人的には東京1800mは合わないのではないかと思っている。その理由は、この馬は意外と切れ味というかスピードに欠けるところがあると私は思っているからである。ハイペースの2000mならばけっこう強い競馬をするかもしれないが、1800mでは距離が短いように感じている。たぶんとしか言いようがないが、ラスト1Fは意外に伸びないのではないかと踏んでいる。本当は消すことも考えたが、休み明けの馬はあまり信用できないので流し馬券で勝負する以上は外せないという結論となった。
  • 5番手はトウショウノアにする。正直そんなに強い馬とは思っていないが、開幕週は先行馬有利というのは鉄則である。そんなに速いペースになるとも思えないし、この馬が残るということもあるかもしれないということで押さえることにした。同じ先行馬ならばエイシンキャメロンの方が人気がなくて面白いとも考えたが、感覚的に残るならこっちだと判断した。
  • 6番手はミッドナイトベットにする。人気を見ても分かるとおりそんなに大きな期待はできないというのが常識的な見解だろう。私もそれは分かっている。しかし、国際G2を勝っている実績から能力が高かったことは事実であり、復活があっても不思議はないことになる。そんな馬が万券であればとりあえず押さえておこうと思ってしまうのは、やはり回収率を少しでも上げたいというのがどこかにあるのだろうなあ、きっと。
  • 7番手はマイネルプラチナムにする。こちらも正直なところ人気がないから押さえとこうというだけである。でも、まだまだ底を見せていない馬だけに分からないぞ。叩かれて一変ということもあるかもしれない。まあ、常識的に考えればないだろうなあ。
  • 8番手はマチカネキンノホシにする。この馬を消した理由はただ一つ。オッズが低いからである。確率で考えれば、トウショウノア、ミッドナイトベット、マイネルプラチナムよりも連対する可能性は高いとは思っている。しかし、この馬はムラがありすぎて信用できない。そんな馬が1桁配当であればとても魅力を感じることはできない。距離も個人的には短いと思っているし、休み明けもそんなに得意ではないのではないだろうか。とにかく、個人的になんとなく来ないような気がしたので消すという判断をした。そういう時に限って好走するのがこの馬なのかもしれないが、その時は素直に諦める。たぶん来てしまうのだろうなあ。
  • 9番手はイーグルカフェにする。唯一G1を勝っている馬であるが、古馬の別定G2で通用するほどの実力はまだないと私は思っている。
  • その他として、エイシンキャメロンは1800mは長いし東京コースも合っていないと判断した。マチカネホクシンも1800mは長いし一瞬しか切れないので直線の長いのも合っていないと判断した。
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    G2毎日王冠出走馬
    馬名 買い&消し
    ミッキーダンス
    (牡5・佐藤哲57)
    買い H12小倉記念、H12朝日CCを連勝。しかも朝日CCはレコードである。別定戦のレコード勝ちは明らかな実力の証明であり、決してフロックでない。前走レコード勝ちを考えれば開幕週のスピード馬場は望むところだろうし、今の勢いならば別定G2もクリアしてしまう可能性は十分だろう。充実の5歳馬なのでまだまだ成長していることも考えられる。
    消し 最も気になるのは左回りに実績がないことである。強くなってきたのがここ3戦だから関係ないかもしれないが、3戦して着外3というのは事実である。また、1800m、1600mでは決め手が甘く負けてきた感じがするだけに、2000m以上でこそ強い馬という感じもする。また、どちらかというと速いペースに強い馬で、スローになった時の瞬発力勝負には弱い感じもする。それにまだ実績はG3まででありG2で通用するかどうかは分からない。
    トゥナンテ
    (牡6・幸57)
    買い H12愛知杯優勝、H12北九州記念優勝。重賞連勝を果たし、天皇賞に向けて万全を期すために毎日王冠から復帰してきた。愛知杯、北九州記念とも好位追走から抜け出すという力の違いを見せつけるという内容だっただけに、別定G2でも力が入る。持ちタイムも優秀で開幕週のスピード競馬は望むところである。
    消し 重賞2連勝中は凄いことではあるが、しょせんローカル重賞である。坂のある中央の別定G2で通用するかどうかは走ってみないと分からない。それに500kgを超す大型馬で休み明け初戦から走るタイプとも思えない。好位抜けだしという戦法からも小回りコースの方が合っていると思われる。さらにこの馬はゲート難という大きな問題も抱えている。
    アメリカンボス
    (牡6・江田照57)
    買い H11エプソムC優勝、H12エプソムC優勝、H12中山記念2着、H12新潟大賞典2着。まず東京1800mの重賞であるエプソムCを連覇していることが大きい。東京1800mはほぼベストに近い条件であろう。これは直線の短いコースだと届かないことが多いので直線が長いというのが味方となるのだろう。そして中山記念2着ということで既に別定G2で連対しているという実績も見逃せない。ちなみにこのレースも1800mである。ここを勝たなければ天皇賞に出走できないだけにいきなり本番モードで勝負してくるはずである。
    消し 休み明けというのが大きな不安である。これまでの実績を見る限りでは叩かれ良化型なのでいきなり実力を出せるかどうか分からない。それにここ数戦は道悪競馬ばかりだったし、戦ってきた相手もそれほどではなかった。この馬の実力が計りづらいというのも正直なところである。先週大穴を開けた江田照騎手が人気馬に乗るというのもどうも気になる。
    イーグルカフェ
    (牡4・田中勝57)
    買い H12NHKマイルC優勝、H12共同通信杯優勝。今回のメンバーでG1を勝っているのは実はこの馬だけである。重賞2勝もいずれも東京コースである。1800mも共同通信杯で実績があるし、京成杯2着の実績からもスタミナは心配ない。気性が素直な馬なので体さえ仕上がっていれば惨敗することはないだろう。
    消し しょせんまだ4歳馬である。安田記念で古馬との対戦は経験済みであるが、13着に負けていることからもまだまだ実力不足という印象を受けた。しかもNHKマイルCはそんなにレベルは高くなかったと思う。夏を超えてどこまで成長したかがポイントになるだろう。さらにG1を勝っているため斤量57kgを背負うというのもかなりきつい。
    マチカネキンノホシ
    (牡5・岡部58)
    買い H12AJC杯優勝、H12目黒記念2着、H10朝日杯3歳S4着、NHKマイルC4着など。3歳でデビューしたころから大器と言われ続け、今年のAJC杯でやっと重賞勝ちを果たした。目黒記念でも2着に踏ん張り本格化したことをアピールした。宝塚記念は惨敗に終わったが、別定G2ならば十分にチャンスはある。この馬の場合は能力は高いのだからあとはその実力を出し切れるかどうかだけなのである。
    消し とにかくムラがありすぎる。ほとんどのレースで実力を出し切っていないだけに、いつ走るか分からない。こういう馬は休み明けは気性的に実力を出し切れないものである。また最近は2000m以上で好走しているので、1800mは少し短いかもしれない。
    アドマイヤカイザー
    (牡5・後藤57)
    買い H12京都金杯2着、H11マイルCS4着、H11ラジオたんぱ賞2着など。34秒台は当たり前、33秒台も出せる鋭い末脚が武器である。直線だけの競馬となることが多いだけにどうしても勝ちきれないが、確実に伸びてくる末脚は東京コースでは驚異の存在である。マイラーのイメージが強いが1800mは4戦2勝2着2回という実績である。
    消し 未だに重賞を勝っていないことからもどうも勝負弱いというイメージがある。何というか常に好走で終わっているという感じである。今回も好走するも3着4着までという不安がどうも拭えない。休み明けも好走した実績がないのでちょっと不安である。2000mで惨敗したことがあるだけに、1800mという距離も本当に合っているかどうかは分からない。
    トウショウノア
    (牡6・角田57)
    買い 準オープンを2連勝してオープン入りし、北九州記念6着、関屋記念3着となかなかの走りを見せた。開幕週は馬場が良いだけに先行馬有利となるし、この馬は左回りを得意としている。今回はそんなには人気にならないだろうから、マイペースで楽に先行できれば、しぶとく粘りきる可能性は十分にあるだろう。1800mも最も得意とする距離である。
    消し 準オープンを強い内容で勝ち上がり、人気を背負っての重賞挑戦で6着3着に敗れた。夏のローカル重賞だったことを考えても、まだまだ実力不足ということになると思う。今回はさらにレベルの高い中央の別定G2ということを考えれば、この馬ではとても通用しないということになる。
    エイシンキャメロン
    (牡5・蛯名57)
    買い H11アーリントンC優勝、H11きさらぎ賞2着、H10朝日杯3歳S2着など。3歳〜4歳春までは連対率100%と安定度の高い走りをしていた。しかも重賞を4連続連対したほどである。NHKマイルCでも1人気に推された。その後不調に陥ったが、前走の京成杯で4着と復調の兆しを見せた。速いペースで逃げて残っていることからも内容もあった。さらに体調がアップしてれば復活もあるかもしれない。
    消し 4歳の秋以降は1度として連対を果たしていないし、4着が2回あるだけでそれ以外はすべて着外に負けている。気性的な問題もあるのかもしれないが、これまでの実績を見る限りでは単なる早熟馬だと考えたくなる。前走もハンデ55kgで4着に負けていることを考えると、別定G2でさらに着順を上げることはかなり難しいようにも感じる。
    マチカネホクシン
    (牡4・柴田善55)
    買い H11いちょうS優勝、H11朝日杯3歳S3着、H12NHKマイルC3着など。重賞実績はまあまあと言える。直線だけの競馬を得意とする典型的な追い込み馬である。上がり34秒台は当然に出せる末脚を持っており、展開さえ向けば台頭することもあるだろう。また、4歳馬ということもありこの夏の成長で大きく変わっているということもあるかもしれない。
    消し 東京1800mを3度走って3着5着7着と成績を落としている。相性としては悪い方だと判断せざる得ないだろう。基本的にはマイルまでの馬なのではないだろうか。それにこの馬の末脚は長く持続しない。特に直線の長い東京コースだと直線の途中で止まってしまうのである。こういう馬は意外と直線の短いコースの方が合っているものである。
    マイネルプラチナム
    (牡5・勝浦57)
    買い H10札幌3歳S優勝、H11若葉S優勝。札幌3歳Sでは5馬身差の圧勝を演じ、若葉Sでは休み明けながら道悪でとても届きそうにないようなところから差し切るというように、その勝ち方のインパクトがけっこう凄い。長期休養明けを1度叩かれたことで確実に上積みは見込めるだろう。
    消し 勝っているのは3歳重賞と4歳限定のオープン特別である。そんなに格の高いレースを勝っているわけではない。現に皐月賞では9着に負けているわけだし、そんなに強い馬ではないのかもしれない。まして前走12着と大きく負けているだけに、1度叩かれただけで一変というのはどうだろうか。東京コースも実は初めてだし、1800mも短い感じもする。
    ミッドナイトベット
    (牡7・菊沢徳58)
    買い H10京都金杯優勝、H10京都記念優勝、国際G2のH11香港国際C優勝と非常に輝かしい実績を持っている。実績だけならばこのメンバーでも最上位ランクということになる。もともとの能力が高いことは明白で、調子さえ戻ってくれば好走しても不思議はない。馬体が小さいので東京の軽い馬場は合うだろうし、斤量も別定G2なので他馬と差がなくなっている。1800mはベストといえる。
    消し 最近の成績があまりにひどい。去年の金鯱賞を勝って以降は、地方交流戦で5着した以外はすべて着外に沈んでいる。斤量が堪えて走らないのか、ピークが過ぎてしまったのか分からないが、とにかく全盛期のような勢いがないのは確かである。
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