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G1マイルCSの反省

G1マイルCSの結果
1 7-13アグネスデジタル 的場 1.32.6---34.3 444kg+2 13人気
2 6-11ダイタクリーヴァ 安藤勝 1.32.71/234.6 494kg+14 1人気
3 4-7メイショウオウドウ 飯田 1.32.83/434.3 462kg+8 12人気
単勝5570円 枠連950円
複勝1140円 220円 1120円 馬連18050円
ワイド3880円 19040円 4180円
予想と見解 好材料と不安材料
G1マイルCSの感想
  • 時間の都合上簡単にさせていただいております。
  • まさかアグネスデジタルとは驚いた。芝未勝利の馬がG1でいきなり勝つなんて非常識もいいところである。しかしレコードでは何も言えない。これが4歳馬の未知の力というものか。2着にもダイタクリーヴァが入って、マイル路線は明らかな世代交代ということになった。キングヘイローは前半掛かったのか私が思っていた以上に前の位置取りだった。好走した馬がみんな後ろからの競馬だったのだから、さすがに前すぎたといえそうだ。こういう気難しい気性は最初から分かっていたのだから、負けて悔いなしである。まあ、どう転んでもアグネスデジタルは買ってなかったから、悔しがる余地もないんだけど。
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    参考
    G1マイルCSの予想
    結論
      ◎キングヘイロー
       ○ダイタクリーヴァ
       ▲エイシンプレストン
       △シンボリインディ
       △ダイワカーリアン
       △メイショウオウドウ
       △ブラックホーク
       △ジョービッグバン

     買い目(馬番連勝複式)
      8-11(1,000円)
      2-8(1,000円)
      8-13(1,000円)
      3-8(1,000円)
      2-11(500円)
      7-8(500円)
      8-18(500円)
      8-14(500円)

    にへい君の見解
  • 去年はエアジハード、その前はタイキシャトルというような強力なマイラーが存在しており、こういう絶対的な存在を中心にレースを考える必要があったが、今年はそういう絶対的な馬が存在しないため、いわゆる混戦であるため、どこから予想するかで結論が大きく変わってくることになるだろう。私としては、このレースはやはりマイル巧者でG1実績のある馬を中心とすべきという考えを持っている。となれば当然本命◎はあの馬になってしまう。
  • 私の本命◎はキングヘイローである。前述したとおりG1実績を重視するとこの馬しかいないことになる。G1を勝っている馬は他にもいるのは確かである。例示すれば、ヤマカツスズラン-阪神3歳牝馬S、エイシンプレストン-朝日杯3歳S、ダイタクヤマト-スプリンターズS、マイネルマックス-朝日杯3歳S、シンボリインディ-NHKマイルC、ブラックホーク-スプリンターズSという感じである。これで気づくのは、3歳限定戦もしくは4歳限定戦のG1であるか、スプリント戦であるということである。私が重視したいG1実績というのは基本的には古馬のマイル以上の実績である。そういう馬の最上位となれば、去年のマイルCS2着、今年の安田記念3着(日本馬1着)のこの馬ということになる。そういうことで私はこの馬が実績最上位と判断したわけである。だいたいこの馬は皐月賞2着どころか菊花賞で5着している実績を持ちながら、高松宮記念という1200mのG1を勝ってしまうのだから、根本的な潜在能力が他馬とは違いすぎると言っても過言ではない。しかし、それならばなぜ今まで勝てなかったのかと言われれば、その難しい気性のためとしか言いようがない。つまりは、今回も同じ理由で負けることも十分にあるということである。でも、これだけ混戦だと他の馬だって信用できないことに変わりはない。であれば、潜在能力No1だと思える馬から勝負するのが最も悔いを残さない戦い方だと私は割り切った。今までいろんな意味で話題を作ってくれた感謝の意も込めて今回はこの馬で勝負する。
  • 対抗○はダイタクリーヴァにする。皐月賞2着という実績からもその潜在能力の高さは歴然である。前走休み明けで古馬を相手に3着に負けてしまったが、4歳で天皇賞を連対したバブルガムフェローとジェニュインだって古馬初挑戦では負けているのを巻き返している。そういう意味ではこの馬の巻き返しも十分に考えられる。4歳馬というのはそういう成長力を持っているものである。皐月賞2着からもスタミナには何の問題もないし、絶対的な存在がいないこのメンバー構成ではチャンスは十分と考えられる。もちろん、前走3着が実力ということも考えられる。
  • 単穴▲はエイシンプレストンにする。デビュー3戦目で朝日杯3歳Sを制しているように、この馬の潜在能力も相当なものである。その後の重賞でも強いところを見せつけており、4歳世代のマイルNo1は上のダイタクリーヴァかこの馬であることは間違いないし、マイル実績から言えばこちらの方が上という評価が妥当だろう。前走のスワンS6着も古馬初挑戦であればやむ得ないし、距離1400mも短かったようである。故障明けを叩かれた上積みはかなり大きいだろうし、4勝している得意のマイル戦に戻るとなれば好走必至と考えたくなる。もちろん、古馬実績が前走しかないのだから、前走と同じように負けることだって十分に考えられる。
  • 4番手はシンボリンディにする。よく分からないところがある馬なので人気になるとかえって来ないような気もするが、京成杯AHを勝ち、スワンS2着と今秋は調子がいいので、やっぱり押さえる必要はありそうだ。
  • 5番手はダイワカーリアンにする。札幌記念を勝ち、富士Sまで勝たれてしまっては評価せざる得ない。速いペースで先行してもばてないタイプなので押さえは必要だと判断した。
  • 6番手はメイショウオウドウにする。天皇賞秋で本命◎にした以上はここで消すというのは矛盾である。毎日王冠でグラスワンダーとハナ差の勝負をしている実力を今回も信じたい。けど、さすがにマイル戦では厳しいかな。
  • 7番手はブラックホークにする。大外枠になってしまったし、去年ほどの勢いを感じないだけに、なんとなく来ないような気はしているが、キングヘイローとの組合せでも意外と配当がつきそうなので、念のため押さえることにした。
  • 8番手はジョービッグバンにする。宝塚記念でテイエムオペラオーと0.1秒差の勝負をしている馬である。G1実績がそれなりのだから好走しても不思議はないはずだ。中間いろいろあっただけに、どこまで復調しているか分からないが、まともならかなりやれるはずなので、念のため押さえることにした。
  • 9番手はマイネルマックスにする。前走スワンSで3着している勢いがあるだけに、距離延長でさらに着順を上げるということもあるような気はしているが、個人的にはどうもG1の器という感じがしない。中山か阪神ならともかく、京都のマイル戦では出番はないと判断した。
  • 10番手はヤマカツスズランにする。4歳牝馬の逃げ馬ということでキョウエイマーチと被ってしまうが、キョウエイマーチは厳しいレースを何度か経験して挑んでいるし、超ハイペースという玉砕的戦法をとった。しかし、この馬は阪神3歳牝馬Sも秋華賞も楽な展開での逃げだったことからも、キョウエイマーチのような超ハイペースの逃げは無理だろうし、相手が古馬であることを考えればマイペースの逃げはさせてもらえないと思う。下手すればハナすら奪えない可能性もありそうだ。
  • 11番手はダイタクヤマトにする。ここまでずっと評価してなかったのだから今さら評価を変えられない。さすがにマイルではないでしょう。
  • 12番手はエイシンルバーンにする。一言で言えば「パンチ不足」だと思う。好走はするかもしれないけど、連対まではくるようには感じられない。
  • 13番手はビッグサンデーにする。一昨年の2着馬だけに好走しても不思議はないが、前走14着からの巻き返しはちょっと厳しそうだ。
  • 14番手はアンブラスモアにする。もう7歳だし、1800mならともかくマイル戦ではかなり厳しいでしょう。
  • まあ、こんなところでしょうか。
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    G1マイルCS出走馬
    馬名 買い&消し
    キングヘイロー
    (牡6・柴田善57)
    買い H12スプリンターズS優勝、H11マイルCS2着、H10皐月賞2着など。スプリントG1を勝っているが、皐月賞で2着、1800mを3勝と適性としては中距離の方がある馬である。それがその気性から短いところの方が結果が出ているわけだが、言い換えればそれだけ絶対能力が高い馬だということである。今年の安田記念も3着と日本馬では最上位だったわけだし、去年のこのレースもマイル2冠のエアジハードの2着という実績もある。今年は本命不在の混戦模様だけに、実績に勝るこの馬に最大のチャンスが訪れたと言っていい。
    消し 前走12着に負けていることで分かるようにこの馬は安定度がない。好走する時は必ず勝ち負けになるが、そうでない時はまず見せ場すら作れない。つまり惨敗されても文句は言えないということである。ここ2戦の走りを見ていると年齢的な衰えが見え隠れしているようにも感じる。揉まれ弱い馬でもあるので、内枠だと苦戦を強いられる可能性が高い。
    ブラックホーク
    (牡7・横山典57)
    買い H11スプリンターズS優勝、H11スワンS優勝など。最近はスプリント路線で活躍しているが、もともとはマイル路線で活躍していた馬であり、昨年のこのレースでも3着という実績を持っている。マイルの全成績も5勝2着2回3着2回着外2回というなかなかのものである。軽い馬場を得意としているので京都コースとの相性も良い。去年のエアジハードのような絶対的な馬がいないだけに、堅実なこの馬の勝機は十分といえる。
    消し 今年の成績も悪いわけではないが、去年に比べるとやはり物足りないと言わざる得ないだろう。特に、どんな時でもスピードに任せて先行するというのがこの馬の個性だっただけに、中団からレースを進めるという大人の走りをしているのがかえって魅力をなくしている。良い意味でズブくなっているという話だが、ただ単に年齢的な衰えがでてきているというだけかもしれない。安田記念でも9着に負けているわけだし、G1というレベルだと距離はやっぱり長いということも考えられる。
    ダイワカーリアン
    (牡8・田面木57)
    買い H12富士S優勝、H12札幌記念優勝など。8歳になった今年になって重賞3勝と非常に勢いがある。しかも現在重賞2連勝中でもある。この馬の魅力は何といってもその先行力である。速い流れを先行し、そのまま押し切るというのが好走パターンである。ペースが速いほどその強さを発揮するタイプといえる。自分でレースを作れる馬だけに安定度もそれなりに期待できる。絶対的な存在がいない今回のメンバー構成ならばチャンスは十分といえそうだ。
    消し 勝っても勝っても人気にならないことでも分かるとおり、勝っても強いというより展開にはまったという感じの印象になることが多い。現に安田記念17着、函館記念9着と流れが合わなければ惨敗という結果になっている。特にG1の安田記念で大きく負けていることを考えると、G1という器ではないのかもしれない。1年間ほとんど休みなく使われ続けているだけに上積みは期待できない。8歳という年齢でG1勝ちというのも感覚的には厳しいように感じてしまう。
    シンボリインディ
    (牡5・ペリエ57)
    買い H11NHKマイルC優勝、H12京成杯優勝、H12スワンS2着など。去年の4歳マイルチャンピオンがようやく復調してきた。札幌記念で5着とまずまずの走りを見せ、続く京成杯ではハンデ57kgながら久々の勝ち星をあげ、さらにスワンSではしぶとく粘って2着を確保した。マイル重賞2勝の実績からも距離延長はプラスだろう。ある程度前に行って結果が出ているので、この馬は先行した方がいいのかもしれない。前走と同じようなレースができればチャンスありそう。
    消し 安田記念で10着に負けているわけだが、その前の京王杯で4着に頑張っていたことを考えると、ちょっと解せない結果だったといえる。距離延長は実はマイナスだったということかもしれないし、古馬G1の器ではないのかもしれない。それにイメージとして気性が難しく好走するかどうかは走らせてみないと分からないという感じがする。この馬が勝った時のNHKマイルCはあまりレベルが高くなかったと思われるし、どうも強さが伝わってこないところがある。
    エイシンプレストン
    (牡4・福永55)
    買い H11朝日杯3歳S優勝、H12アーリントンC優勝、H12NZT4歳S優勝。キャリア2戦で3歳チャンピオンになったことでもこの馬の潜在能力の高さがよく分かる。きさらぎ賞は惨敗したものの、続くマイル重賞は確実に連勝し、4歳世代では抜けて強いことを証明した。前走のスワンSも故障明けで古馬初挑戦という厳しい条件ながら6着に踏ん張った。マイル重賞3勝からも距離延長はプラスだろうし、休み明けを叩かれたことが大きな上積みとなるだろう。古馬に絶対的な馬がいないメンバー構成であれば4歳馬のこの馬にもチャンスは十分といえそうだ。
    消し まだ4歳馬ということで未知の部分が多いように感じる。前走は休み明けだったとはいえ、古馬相手に6着に負けたことは事実である。本当に強い馬であれば掲示板は確保してほしいという考え方もできると思う。叩かれた上積みを考慮してもレース自体がG1にグレートアップすることを考えれば、勝ち負けまでは厳しいのでは、という考え方もできる。とにかく、ここで好走できれば「やっぱり強かった」で、負けるのであれば「この馬の実力はここらへんなんだな」ということになるであろう。
    ジョービッグバン
    (牡6・山田和57)
    買い H12小倉大賞典優勝、H12中山金杯優勝、H12金鯱賞2着など。宝塚記念でテイエムオペラオーと0.1秒差の3着など、今春の走りはかなりレベルが高かった。実績的には間違いなくトップクラスである。確実に3着は確保しているように安定度も高い。先行してそのまま押し切るというタイプで叩き合いになればかなり強い。
    消し まずマイル適性がどうかだろう。2000m前後のレースの実績しかないだけにマイルに対応できるかどうか。それに今回は休み明けというのが不安である。5ヶ月ぶりのレースがいきなりG1というのはかなり厳しいと見るのが常識的だろう。マイル戦で先行すると息を入れづらい展開になってしまうだけに、先行タイプのこの馬には合っていないような気もする。
    ダイタクリーヴァ
    (牡4・高橋亮55)
    買い H12皐月賞2着、H12スプリングS優勝、H12シンザン記念優勝。スプリングSを快勝し、皐月賞ではエアシャカールと一騎打ちという形になり僅差2着に敗れたが、他馬との実力の違いは十分に見せつけた。当初から懸念されていた距離の問題でダービーは惨敗で終わったが、マイル戦に戻れば4歳世代でトップクラスであることは間違いない。前走の富士Sも古馬初挑戦・休み明け・馬体重大幅減という厳しい条件の中で3着というまずまずの結果を見せ、叩かれた今回は巻き返しを狙う。
    消し エイシンプレストンと同様にまだ4歳ということで、まだ未知の部分が多く判断できないところがある。前走の富士S3着も古馬に負けたことに変わりない。叩かれた上積みを考慮してもレース自体がG1にグレートアップすることを考えれば、勝ち負けまでできるかは何とも言えないところだ。エイシンプレストンのようにマイルG1を勝っているわけではないし、マイル適性についても走らせてみないと分からないところがある。
    マイネルマックス
    (牡7・佐藤哲57)
    買い H12マイラーズC優勝、H8朝日杯3歳S優勝など。3歳戦とはいえG1を勝っている実績を持つ。早熟だったと思っていたら、去年の12月から好走するようになり、ついに別定G2のマイラーズCまで勝ってしまった。前走もスワンSで3着と好走し、まだまだ実力が落ちていないところを見せつけた。距離延長はもちろんプラスである。前走の内容が良かっただけに勢いも感じる。
    消し 今年に入って好走が多くなったとはいえ、まだまだ惨敗も多い。地力で好走するというよりは、流れが向くなどの条件が揃わないと好走しないタイプである。また、古馬G1では好走したことがないが、これは全ての馬がピークに仕上げるG1ではつけいる隙がないためではないだろうか。中山と阪神のような坂のあるコースの方が得意な馬で、京都コースというのもどうか。
    ダイタクヤマト
    (牡6・江田照57)
    買い H12スプリンターズS優勝、H12スワンS優勝。前々走のスプリンターズSで大万馬券を演出した馬であるが、みんながまぐれだと思っていたところ、前走のスワンSも勝ってしまったことでこの馬の実力を真剣に見直さなくてはいけなくなった。逃げてこその馬だと思われていたが、前走は抑える競馬で勝ったのだから、これも見直さないといけない。抑える競馬が可能であればマイルもこなしてしまうかもしれない。
    消し 古馬のマイルG1となればスピードだけではとても対応できない。マイル以上の勝ち星は必要不可欠だと思われる。1400mまでの勝ち星しかないこの馬にはやっぱり距離が長いということになるのではないか。前走勝ってはいるが、良馬場発表とはいえ雨が残る馬場で、斬れ味勝負の馬が力を出せなかったという事情もある。ここ2戦は共に馬場に助けられたという評価がやっぱり妥当かもしれない。
    エイシンルバーン
    (牡5・秋山57)
    買い H12都大路S優勝、H12ポートアイランドS優勝など。今年、マイルのオープン特別を2勝しているようにマイルはベストといえる。京都コースも2勝となかなか相性が良い。安田記念6着、マイラーズC3着など重賞でもそれなりの走りはしており、2着はありそうな雰囲気はある。
    消し 重賞では1度も連対していないように、オープン特別までの馬というイメージが強い。距離適性、コース適性とかは問題ないのだが、G1好走には根本的な地力が不足しているように思えてしまう。成績もそれなりにまとまっているだけに、なおさらそう感じてしまう。
    ヤマカツスズラン
    (牝4・池添53)
    買い H12秋華賞2着、H11阪神3歳牝馬S優勝など。昨年の3歳牝馬チャンピオンが前走の秋華賞2着で復活した。故障明けを1度叩かれたことで本当の姿に戻ったようである。しかも少し距離が長いと思われた2000mであれだけ好走したのであれば、得意のマイル戦に戻れば古馬相手でも十分にやれるはずである。4歳牝馬の逃げ馬といえばキョウエイマーチを思い出すが、同じような雰囲気になってきている。まだ底を見せていないだけに面白い存在になりそう。
    消し しょせん4歳しかも牝馬である。いきなりの古馬初挑戦で好走できるかどうか。前走も結局負けているわけだし、この馬にとってはペースが大きな助けとなった。今回は距離が短縮されるとはいえ、強力な先行馬がいるので展開はかなり厳しくなりそうだ。キョウエイマーチのように超ハイペースで逃げれる地力を持っていれば好走できるだろうが、そうでなければ惨敗の可能性の方が高いのではないだろうか。
    メイショウオウドウ
    (牡6・飯田57)
    買い H12大阪杯優勝、H11毎日王冠2着など。この馬のベストレースは去年の毎日王冠だろう。グラスワンダーとハナ差の勝負をしたのだから高く評価しなければならない。この時のタイム1.45.8もかなり優秀である。別定G2を勝っている実績もある。休み明けを1度叩かれた上積みを期待できる。マイルも東京1800mの好走経験があるのだから対応できるだろう。
    消し マイルという距離がやはり大きな不安となる。1度走って11着に負けているのだから適性がないという判断をしたくなる。意外に京都コースとの相性も良くない。もともとムラのあるタイプなので、安定度もあまり期待できない。惨敗されても文句が言えないということになる。
    アンブラスモア
    (牡7・須貝57)
    買い H12吾妻小富士賞優勝、H12小倉記念2着など。去年の毎日王冠で3着するなどなかなかの実績を持つ。今年も重い斤量を背負わされながらよく頑張っている。特に前走は60kgを背負っての2着である。まだまだ力が衰えていない証拠だろう。
    消し オープン以上の好走はほとんど1800m〜2000mである。マイルという距離は少し短いと思われる。さらに単騎逃げで好走することが多いが、マイル戦で逃げるというのはかなり厳しい。他にも速い馬がいるのでハナを奪えるか疑問だし、無理に逃げれば最後まで持つわけがない。
    ビッグサンデー
    (牡7・宝来57)
    買い H10マイルCS2着、H10マイラーズC優勝など。このレースで連対したことがあるのだから距離コースは問題ない。特にマイル戦に滅法強い。今年も1800mの中山記念でレコード決着だったにもかかわらず0.1秒差の3着と頑張っており、まだまだ実力が衰えていないことを証明している。前走惨敗も休み明けでは仕方ない。叩かれて一変することは十分に考えられる。
    消し 5歳時の走りに比べて6歳時の走りはいまいち物足りなかった。さらに7歳となったことを考えれば、一昨年のような走りを期待するのはちょっと酷のような気もする。現に前走14着に惨敗しているが負けすぎと言う感じは否めない。ピークを過ぎたと判断したくなる状況ではある。
    ビーチフラッグ
    (牝4・四位53)
    買い H12マーガレットS優勝、H12バイオレットS優勝など。まだ4歳でキャリアが9戦だけなので何とも言えない部分が多いが、逆に言えば未知の魅力があるということであり、今まで見せなかった潜在能力を一気に開花させることもないとは言えないということになる。ダートでの好走が多いが、芝のオープンを勝っている実績もあるので、芝にも十分対応できるだろう。
    消し 勝っているのはオープン特別だけしかも4歳限定戦という実績ではとても古馬G1で通用するとは思えない。まして、前々走の2着も含めダートの方が結果が良いという戦績ではとても芝の重賞で好走するとは思えない。未知数が多いのも確かかかもしれないが、大物の片鱗みたいなものもちょっと見えてこない。
    ミッドナイトベット
    (牡7・河内57)
    買い H10京都金杯優勝、H10京都記念優勝、国際G2のH11香港国際C優勝と非常に輝かしい実績を持っている。もともとの能力が高いことは明白で、調子さえ戻ってくれば好走しても不思議はない。前走8着、前々走6着という結果は少しは良くなってきているように感じられる。
    消し 最近の成績があまりにひどい。去年の金鯱賞を勝って以降は、地方交流戦で5着した以外はすべて着外に沈んでいる。斤量が堪えて走らないのか、ピークが過ぎてしまったのか分からないが、とにかく全盛期のような勢いがないのは確かである。まして今回はG1である。以前に連対経験があるとすれば話は別だが、そうでない以上はここで復活というのは考えづらい。
    アグネスデジタル
    (牡4・的場55)
    買い H12ユニコーンS優勝、H12武蔵野S2着など。前走の武蔵野Sで古馬と対戦し2着を確保したことは大きい。古馬とも十分にやれることを証明した。ここ2戦はダートを使っているが、クリスタルC3着、ニュージーランドT3着など芝での実績もある。距離もマイルが合っていそうだし、まったく戦えないわけではないだろう。
    消し 5勝すべてがダート戦である。2着3回もすべてダート戦である。これだけでもこの馬はダートの方が適性があることは明らかだと思われる。芝も確かにこなせるのだろうが、4歳限定のG2G3で3着の実績では、古馬G1で好走できる裏付けにはとてもできない。
    スギノハヤカゼ
    (牡8・芹沢57)
    買い H8スワンS優勝、H8アーリントンC優勝、H9スプリンターズS2着など。スワンSをレコード勝ちしたこともあるくらいだからそのスピード能力の高さは明白だろう。マイル戦もアーリントンCを勝っている実績があるのだから守備範囲といえる。歳をとって少しズブくなっているのでかえってマイル戦の方が走るかも。セントウルS3着からもまだまだ元気なところを見せているし、まったく戦えないわけではないだろう。
    消し 古馬になってからはマイル戦ではまったく好走していない。基本的にはスプリンターという評価が妥当なところだと思われる。さらに8歳という年齢だし、最近の走りは以前のような斬れ味がまったく見れず、ピークを過ぎたという印象が強い。
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