前ページに戻る
G1オークスの反省

G1オークスの結果
1 3-05シルクプリマドンナ 藤田 2.30.2---34.9 424kg+2 1人気
2 6-12チアズグレイス 松永幹 2.30.2クビ35.0 490kg0 5人気
3 8-16オリーブクラウン 高橋亮 2.30.41.1/235.4 440kg-6 16人気
単勝370円 枠連1260円
複勝150円 260円 2430円 馬連1630円
ワイド680円 7600円 17390円
予想と見解 好材料と不安材料
G1オークスの感想
  • またやってしまった。悩んだ末に消しという判断をしたチアズグレイスが2着に入り私の連敗は未だ止まらず。どうも最近は悩んだ末の結果が裏目に出る。負け続けると悪い方に悪い方に考えが行っちゃうものなのかなあ。と思って素直に買うとまた裏目に出そうだし、うーん、結局のところ悩まないように自分を高めていくしかないだろうけど、そんなこと無理だから、これからも負け続けるしかないのかなあ。困ったものだ。(T_T)
  • 勝ったのはシルクプリマドンナであった。私の所属するシルクの初クラシック制覇である。正直こんなに嬉しいことはない。さすがにブライアンズタイム産駒はやることが大きい。それにしてもプリマドンナはよく頑張った。420kgそこそこの馬体でこの大舞台で結果を出すのだから大したものである。時計のかかる馬場、距離延長と大きな味方がいたことも確かだが、早めに抜け出して後続を完封するという横綱相撲とも言える内容の勝利は、明らかに世代No1を証明するものと言えるだろう。もちろん、秋華賞もチャンスは十分である。今後はゆっくりと休んで秋に備えてもらいたい。
  • 2着はチアズグレイスであった。前述したが、私の判断は完全に裏目に出た。稍重ぐらいの方がいいかもしれないと言ったとおりの結果となり、本当に2着というオチになってしまった。チューリップ賞の惨敗は何だったんだと言いたくなるが、時計のかかる馬場が得意なので重くらいならばプラスだが、不良だとまったくダメということなのかな。よく分からないが、結果として好走したのだから稍重だと強いということは覚えておいた方がいいだろう。それにしても本当に安定した馬である。
  • 3着はオリーブクラウンだった。逃げ宣言をしておきながらレディミューズに先手を奪われるというお粗末な競馬と思っていたら、それが逆に良かったのかワイド万券の立役者となってしまった。稍重で後ろからの馬の切れ味が鈍ったのに助けられたのも確かだろうが、それでもそれなりの上がりをマークしているのだから、単に展開に恵まれただけではない。超スローでも2番手で折り合えたように、気性的にリラックスして走れればこれくらいは走れるということなのだろう。
  • 4着はレディミューズであった。岡部騎手がスタート直後に仕掛けた時には驚いた。折り合い重視のこのレースでいきなり追い出すなんて無茶すぎる、と正直思った。すぐにオリーブクラウンが追いかけたのを見て、けっこうペースが速くなるかも、と思った。騎手の中にもそう感じて位置取りが後ろになってしまった馬もいたのではないか。しかし、岡部騎手がコメントしたとおり、オリーブクラウンがすぐに控えたことで、思っていた以上に楽に逃げることができた。極端にペースを落としても岡部騎手が逃げているためか誰も前に出られない。完全に岡部騎手のレースとなってしまった。最後の直線では瞬発力の差で4着に敗れたが、この馬の力は十分に出せたのではないか。恐るべき岡部騎手である。
  • 5着はグランパドドゥであった。河内騎手のコメントで「非力なタイプ」というのがあった。それではこの馬場ではつらすぎる。折り合いを重視しすぎて位置取りが後ろになってしまったのも厳しかった。直線では一番伸びていたように見えたので内容は悪くなかったと思う。秋にはさらにパワーアップするのではないだろうか。最も楽しみな1頭である。
  • サイコーキララは6着であった。スタートしてすぐに掛かっていた。隣がレディミューズだったのは運がなかったかもしれない。でも、道中は意外と落ち着いていたようだから最後は結局距離適性なのかもしれない。ただ、落鉄していたようだから実力負けでもないのかもしれない。
  • マニックサンデーは8着であった。武豊騎手が距離が長いかもしれないと言うのだからそうなんでしょう。瞬発力勝負もこの馬には厳しかったかも。
  • マヤノメイビーは12着であった。後ろからの競馬も厳しかったが、上がりもいまいちだから他に原因があるはず。馬場か距離かということになると思う。どっちかというと距離かな。
  • カリスマサンオペラは13着であった。この馬に万券の夢を託したが、結果はごらんのとおり。ムラのある馬だから仕方ないでしょう。瞬発力勝負もつらかった。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。
  • 前ページに戻る

    参考
    G1オークスの予想
    結論
      ◎シルクプリマドンナ
      ○マヤノメイビー
      ▲グランパドドゥ
      △マニックサンデー
      △カリスマサンオペラ

     買い目(馬番連勝複式)
      BOX 4-5-8-14-18(各600円)

    にへい君の見解
  • 牝馬クラシック第2弾となるこのレースであるが、全馬初距離ということで距離適性が第一のポイントとなる。しかし、距離の不安から各ジョッキーが無理をしないために超スローの展開となりやすく直線だけの瞬発力勝負になることが多く、去年ウメノファイバーが勝っているようにマイラーでも乗り方次第でどうにでもなってしまうレースなのである。もともと東京2400mはスピード重視のコースなので最終的にはやはりスピード能力のある馬を選択すべきだと思われる。ただ今回は土曜日が重馬場だったのでパンパンの良馬場は期待できない。たとえ良馬場発表でも時計が掛かると思われ、それなりにスタミナのある馬が有利になるかもしれない。
  • 私の本命◎はシルクプリマドンナである。桜花賞の内容であるが、悔いの残る3着だったと私は感じている。サイコーキララを気にしすぎて仕掛けが遅れたために3着に負けたとというわけである。最後までしっかりと伸びていただけに仕掛けどころさえ間違えなければ勝っていたと私は思う。つまり、桜花賞でもっとも強い競馬をしたのはこの馬だというのが私の判断である。さらに、ブライアンズタイム×ノーザンダンサーという血統からも距離延長は大きなプラスだと思われるし、道悪にも十分に対応できるというか、スタミナが必要なレースとなればなるほど、その強さを発揮すると思われる。なんと言ってもあのナリタブライアンと同じ組合せの配合である。大一番に強そうだ。ただ心配なのは馬体が小さいことである。カイバ食いもあまり良くないタイプらしくて、いつも馬体の維持に苦しんでいるようである。こういう馬は意外と輸送に弱かったりもする。こればかりは当日になってみないと分からないだけに現時点では何とも言えない。まあ、距離だって道悪だって走らせてみないと分からないわけだし、この時期の4歳牝馬はまだまだ未知の部分が多いものである。今回もボックスで勝負したいと思う。
  • 対抗○はマヤノメイビーにする。桜花賞2着は本当に驚いた。休み明けしかも4歳初戦の馬がいきなりG1で2着するなんて常識では考えられない。もしかしたらとんでもない大物である可能性がある。そんな馬が叩かれ2戦目として今回のレースに臨むのだから外すことなんてできるはずがない。母父ニジンスキーということで距離は問題ないと思われるし、阪神3歳牝馬Sでかなりの追い込みを見せているように決め手も十分である。この馬が勝つのであれば圧勝もあり得る。それくらいの可能性を秘めた馬である。でも、道悪がどうかというのは何とも言えない。桜花賞で先行できたので位置取りでカバーすることもできるだろうが、こればかりは走らせてみないと分からない。もちろん距離もそうである。休み明けの方が走るタイプということもあるので、叩かれ2戦目だから必ず上積みがあるわけでもないし、桜花賞の後だけに2走ボケの方がこわかったりする。
  • 単穴▲はグランパドドゥにする。桜花賞組に勝てるとすれば、まずこの馬をあげなくてはいけない。忘れな草賞を勝ったことでオープン実績、距離実績をクリアするということは当然であるが、そのときの2着との差が3馬身というのが凄すぎる。オープンでこれだけの着差をつけるということは、根本的な能力が違いすぎることの証明である。連対率100%なので安定度も期待できる。鞍上も長距離得意の河内である。残る問題は桜花賞組との力関係だけということになる。キャリアが浅いのでまだ未知の弱点があるかもしれないが、それなりの走りは期待していいだろう。
  • 4番手はマニックサンデーにする。オークスTRを勝ったものの、そのレースレベルはそれほどでもなかったように私には感じた。オークスTR組に負けることはないと思うが、桜花賞組に勝てるかとなるとかなり疑問が残る。特にオークスは瞬発力勝負になりやすいだけにこの馬の先行力ではちょっと戦えないと思っていたのである。しかし、道悪になったことで状況が変わったと私は判断した。時計が掛かる馬場になれば極端な瞬発力勝負にはならない。先行力のある馬にもチャンスが出てきたというわけである。特にこの馬はあのバブルガムフェローの近親でその底力はかなりのものだと思われる。叩き合いにはかなり強そうな気がする。それに今回の鞍上は武豊だから前走のような無茶なレース運びはしないだろう。正直勝つまではどうかと思うが2着は十分にあり得ると思う。
  • 5番手はカリスマサンオペラにする。前述したとおり、オークスTRはそんなにレベルの高いレースだったとは思えないが、力のいる馬場になると話は別である。500万を稍重で勝っているように道悪は問題ない。スピード馬が嫌がる分大きなプラスになるはずである。左回りは得意だし、スタミナにも自信があるタイプだろう。前走もハイペースを先行して粘っていたように先行力が生きるようだと面白い存在となる。人気がないという気楽さも後押ししそうだ。とはいえ、前走は決定的な負け方だっただけに、いくら力のいる馬場になったからといって好走できるかどうかは分からない。それに前々走の忘れな草賞で惨敗するなど安定度はあまり期待できない。惨敗も当然覚悟している。
  • 6番手はチアズグレイスにする。最終的に桜花賞馬であるこの馬を外すことにした最大の理由は、不良のチューリップ賞を惨敗した実績があるからである。切れる脚質でないこの馬にとって時計のかかる馬場は願ってもない条件で、稍重くらいならばプラスになるかもしれないというようにも考えたが、最終的には道悪はダメという方に賭けることにした。あとは、正直どうしても2冠という器だと思えないという気持ちが強い。桜花賞馬なのにあまりに人気がないようなので、2冠ならずも2着は確保というオチになりそうで、妙にイヤな感じもするが、とりあえず私は消しの判断をした。
  • 7番手はサイコーキララにする。正直勝たせてあげたい気持ちが強いのだが、前走の敗因を距離と判断している私がオークスでこの馬を買うわけにはいかない。前走だけで距離の限界とは決めつけられないし、根本的な能力の違いを見せつけることだってないとは言えない。でも、自分のポリシーを曲げるわけにもいかない。
  • 8番手はバイラリーナにする。スイートピーSはけっこう強い勝ち方だった。現在3連勝中と絶好調だし、チャンスは十分だとは思っている。しかし、例年スイートピーSはレベルが低いし、ここで強い勝ち方をしたからといってG1で通用するかは疑問である。ローテも詰まっているし、ここでも強い競馬をするのは難しいのではないかと私は判断した。
  • 9番手はリビングデイライツにする。前走500万を勝ったばかりだが勢いは感じる。こういう馬はまだ底を見せていないだけに、もしかしたら大物であるという可能性も否定できない。だいたい底を見せてしまった馬を買うくらいならば、思いきってこういう馬を勝った方がいいかもしれない。でも、冷静に順番をつけていくと手が回らないんだよなあ。
  • 10番手はフサイチユーキャンにする。前走は先行馬2頭が粘る中で後方から猛然と追い込んで3着した。さらに調子を上げているようだし、瞬発力勝負の展開も望むところだろう。しかし、前走もハイペースだったのに先行馬を捕まえられなかったと考えれば、そんなに強い馬ではないのかと思う。私はあまり評価していない。
  • 11番手はサニーサイドアップにする。デビューしてから1度も掲示板を外さないという安定したレースをしている。牡馬相手でも好走しているように実力は本物である。距離延長ももちろんプラスであり桜花賞5着より上を期待できることになる。しかし、私はオークスTRを回避したことが気に入らない。少なくても調整に狂いが生じたのだから万全の状態ではない可能性が高い。私はそう考えて評価を低くした。
  • 12番手はフューチャサンデーにする。東京の重賞を勝っているというのが大きな魅力だ。桜花賞惨敗もオークスTR4着で復調をアピールし、さらに上昇していればチャンスはある。決め手もあるタイプだし、血統的に距離延長もプラスである。しかし、オークスTRで4着に負けた馬が本番で巻き返せるとは私は思えない。一発の可能性は認めるものの、私としては手の出しづらい馬である。
  • 13番手はスギノフォルモーザにする。前走惨敗したことで大物感はほとんどなくなった。しかし、惨敗だったことを考えれば、本来の力を出していないとも考えられる。つまり、本気を出せば勝ってしまうという可能性も否定できないということである。でもまあ、たとえそうだとしてもムラのあるタイプということになる。私個人的には前走はほぼ実力どおりの結果だと思っているし、馬券にする気にはなれない。
  • 14番手はサマーベイブにする。兄にローゼンカバリーを持つくらいだから距離延長は大幅プラスかもしれない。しかもローゼンカバリーは道悪の鬼だった。もしかしたらとも思ったが、チューリップ賞9着を考えると力のいる馬場は苦手だと思われる。スイートピーS2着の実績しかないし、ここでの連対はちょっと厳しそう。
  • 15番手はレディミューズにする。桜花賞6着という実績を持つが、オークスTRで9着に負けたということは、疲れが出たか距離が合わないかである。距離であれば今回も話にならないし、疲れであっても中3週で回復するとは思えない。
  • 16番手はオリーブクラウンにする。時計のかかる馬場になったのでマイペースで逃げれればチャンスはあると思われるが、フラワーC2着の実績しかないようでは、さすがに厳しい。
  • 17番手はジョーディシラオキにする。時計のかかる馬場は大きな味方となったが、たとえ不良馬場になってもチューリップ賞と比べるとメンバーが違いすぎる。好走しても2着以内は無理ではないか。
  • 18番手はグロウリボンにする。4歳になって2桁着順しかないのだから、さすがにこの馬が連対することはないでしょう。
  • だいたいこんなところです。
  • このページのTOPに戻る
    G1オークス出走馬
    馬名 買い&消し
    チアズグレイス
    (牝4・松永幹55)
    買い 桜花賞優勝、エルフィンS2着、紅梅S2着、コスモス賞優勝。G1を勝った唯一の馬なのだからここでは最上格の馬ということになる。不良馬場のチューリップ賞で10着に負けた意外は4着を外したことはなく、非常に安定度の高い馬である。1800mのオープンを勝っている実績からも距離は問題ない。かえってプラスだろう。
    消し この馬の不安は切れる脚を持っていないことである。過去のオークスを見ても展開がスローになりやすく、最終的に直線での瞬発力勝負となることが多い。こうなると切れる脚を持つ馬が圧倒的に有利になる。この馬の脚質で勝負になるかどうか。掲示板には載るだろうが、3着4着に負けることは十分あり得ると思われる。
    マヤノメイビー
    (牝4・四位55)
    買い 桜花賞2着、阪神3歳牝馬S3着。休み明けにもかかわらず桜花賞2着したのはあまりに凄い。根本的な能力が違ったということかもしれない。となれば、叩かれた今回は上積み十分で逆転の可能性が高いということになる。血統的に距離は大丈夫そうだし、切れ味勝負も問題なし。
    消し キャリア4戦だけなので評価しづらい。前走はたまたまはまったということも考えられるし、G1でいきなり2着した反動が出ていることも考えられる。距離だってマイルまでしか経験がないのだから走らせてみないと分からない。意外な欠点が露呈される可能性も否定できない。
    シルクプリマドンナ
    (牝4・藤田55)
    買い 桜花賞3着、桜花賞TR2着。1月末のデビューからあっという間に桜花賞3着まで登りつめた。桜花賞はサイコーキララをマークしたのが裏目に出て、ほかの2頭に出し抜けをくらったという感じだった。最後はよく詰めていたことも考えると、展開に負けたという感じだった。血統的に距離は心配ないだろうし、かえってプラスと思われる。まだまだ成長途上という印象も受けるだけに、桜花賞時よりも強くなっている可能性もある。
    消し この馬は体が細いのが心配である。桜花賞TRで激減しギリギリの体となり、桜花賞までの調整が大変だったはず。そんな中での桜花賞出走となれば疲れもピークだったのではないか。さらに今回は東京までの輸送があり、馬体重が減っていると一気に赤信号となる。オープン勝ちがまだないという実績を考えれば、まだまだ未知数の部分も多く、過剰に期待するのもどうか。
    サイコーキララ
    (牝4・石山55)
    買い 桜花賞4着、桜花賞TR優勝、エルフィンS優勝、紅梅S優勝。圧倒的1人気の桜花賞で4着に敗れたが、それまでの走りは力の違いを見せつけるという内容ばかりだった。桜花賞は石山騎手が大事に乗りすぎた感じが強く、力負けではなかったかもしれない。今までどおりの横綱相撲に徹すれば自ずと結果がついてくるかもしれない。
    消し 桜花賞時に懸念されていたのは距離だった。それで4着に負けたことを考えると1400mまでのスプリンターという評価もできる。となれば、2400mは走れるわけがないという結論になる。切れる脚を持っている感じもしないので東京コースがどうかという感じもするし、初輸送も心配となる。そしてどうしても石山騎手に不安を感じてしまう。
    マニックサンデー
    (牝4・武豊55)
    買い オークスTR優勝。ハイペースを先行して押し切ってしまった内容はなかなかだった。キャリアが浅くまだ底を見せていないだけに、さらなる上昇も期待できる。母がバブルガムフェローの姉という良血でもある。
    消し オープン実績は前走だけでありG1で通用するかは何とも言えない。桜花賞上位組との対戦がないだけにそんなには信用できない。オークスTRはハイペースだったのに先行した2頭で決まっている内容からもそんなにレベルが高くなかったとも考えられる。
    カリスマサンオペラ
    (牝4・和田55)
    買い オークスTR2着。中京で500万を勝って、1人気で臨んだ忘れな草賞で10着に惨敗、そしてオークスTRで2着した。このことからも左回りが得意であることが窺える。オペラハウス産駒なのでさらに距離が延びるのはプラスだろう。
    消し オークスTR2着も最後の直線ではよれて走っていたから何とか2着を死守したという感じで、勝馬とは着差以上の差を感じた。オークスTRそのもののレベルも疑問である、さらに忘れな草賞で惨敗しているように気性に難しいところがあり安定度はあまりない。
    フサイチユーキャン
    (牝4・千田55)
    買い オークスTR3着。ほぼ最後方から直線だけで伸びてきた末脚はなかなか迫力があった。これまでは先行するレースが多かったが、末脚勝負が合っている馬なのだろう。であれば、オークス特有の瞬発力勝負にも十分に対応できるといえる。まだ子供で素質だけで走っているというコメントもあるだけに、まだまだ強くなる可能性も秘めている。
    消し オークスTR3着もハイペースだったのだからきっちりと差し切ってもらいたいところだ。あの展開で3着までしかこないというのはその程度の実力ということもいえる。未勝利戦以外はこの1戦だけなので何というか実力が計りづらい。ちょっと使い詰めという感じもする。
    バイラリーナ
    (牝4・小林淳)
    買い スイートピーS優勝。現在3連勝中で勢いはメンバーNo1といえる。前走内容も中団後方で脚を貯め直線で一気に突き放すという強い内容だった。スローでの瞬発力勝負を制しているだけにオークスの展開にも合いそうだ。
    消し 桜花賞上位組との対戦がないだけに、G1で通用するかどうかは走らせてみないと分からない。底を見せてしまい惨敗する可能性も否定はできない。それに連勝中というのは、どうしてもそろそろ負けそうだと考えたくなる。
    サマーベイブ
    (牝4・柴田善55)
    買い スイートピーS2着。もともと期待が大きかった馬だが、何とか権利をゲットした。ローゼンカバリーの妹という良血がようやく開花したといえる。前走も上がりのタイムは勝馬と同じであって、位置取りが明暗を分けたといえる。血統的には距離延長も問題ないと思われる。
    消し これまでオープンではふがいないレースが続いていた。前走2着も勝馬に1馬身以上つけられているだけに完敗といえる。しかも、桜花賞上位組の出走がなかったのだからレースのレベルも疑問となる。これまでの走りを見る限りではG1の器という感じはしなかった。
    グランパドドゥ
    (牝4・河内55)
    買い 忘れな草賞優勝。4戦2勝2着2回で連対率100%という安定度を誇る。しかも現在2連勝中と勢いも十分。スターバレリーナを母に持つ良血でもある。前走の内容も好位から抜けだし圧勝という強い内容だった。桜花賞組を逆転する魅力はたっぷりである。
    消し 忘れな草賞だけの実績だけではG1でも通用するとは言い切れない。あくまで挑戦者の立場であり、桜花賞組に軽くあしらわれることも十分にあり得る。キャリアも4戦と浅いし、どんな落とし穴が待っているか分からない。
    フューチャサンデー
    (牝4・横山典55)
    買い クイーンC優勝。東京の重賞を勝っているのは大きな魅力である。桜花賞惨敗からオークスTR4着と徐々に調子を上げているようにも見えるだけに、今回も侮れない存在となる。距離も血統的には問題ないはずだ。末脚勝負の馬なので展開も味方となるはずだ。
    消し 桜花賞の内容が悪すぎたし、オークスTRもそんなに内容が良かったと思えない。クイーンCは相手が弱かっただけでこれが実力という判断もできる。勢いもいまいち感じられないし、G1での巻き返しはけっこう厳しい感じがする。
    レディミューズ
    (牝4・岡部55)
    買い 桜花賞TR2着。シンコウラブリーの娘というのが最大の魅力である。桜花賞TRでは道悪だったのに直線だけの競馬で2着した。桜花賞も6着とそこそこの走りを見せたし、それなりの実力は証明されている。血統的な魅力が凄いだけにどうしても期待してしまう。
    消し 桜花賞6着の馬がオークスTRで9着に負けるなんて常識では考えられない。疲れなのか距離なのかよく分からないが、たぶん距離ではないだろうか。まあ、仮に疲れだとしても桜花賞から中1週でレースを使ってのオークス参戦では疲労が残っていないとは考えづらい。常識的には好走は難しいと言わざる得ない。
    オリーブクラウン
    (牝4・高橋亮55)
    買い フラワーC2着。1800mの重賞で2着しているのだから距離は問題ない。先行して味のある馬なのでマイペースで逃げる展開だとおもしろい。
    消し フラワーC2着も2馬身以上離されての完敗という内容。桜花賞も見せ場なく終わっている。これらの内容を見る限りだとG1で通用する感じはしない。切れる脚もなさそうなので一発も考えづらい。
    サニーサイドアップ
    (牝4・後藤55)
    買い アネモネS優勝。若駒S3着、北九州3歳S3着と牡馬相手でも好走している。2000mのオープンで好走しているのだから距離延長はプラスだろう。桜花賞でも5着しておりG1でも戦えることを証明しているし、距離延長を考えれば逆転も十分である。さらに11戦して掲示板を1度も外していないという安定度も魅力である。
    消し まず桜花賞5着であるが上位4頭とは力差を感じさせる内容だった。最後までよく走っているが決め手に欠けるタイプで5着が精一杯という感じだった。今回は距離は延びるものの、オークス特有のスローの決め手勝負となると、この馬の脚質ではまた5着という感じがする。さらにオークスTRの出走取消というアクシデントもあった。完調でレースに臨むとのは難しいのではないか。
    グロウリボン
    (牝4・田中勝55)
    買い ファンタジーS2着。正直なところ思いつかない。
    消し 4歳になってから2桁着順しかしていない実績はあまりに問題である。さらに距離実績も1400mまでしかないのでは話にならない。
    ジョーディシラオキ
    (牝4・武幸55)
    買い チューリップ賞優勝。道悪だったとはいえマイルの重賞を勝っている実績は評価しなければいけない。とにかく逃げるだけなので、後方で有力馬が牽制しているようだとチャンスが巡ってくるかもしれない。道悪になればもちろん大幅プラスである。
    消し チューリップ賞は道悪に助けられたという印象が強すぎる。桜花賞で9着に負けていることからも良馬場ではそんなに強い馬ではないと考えたくなる。逃げる展開も東京コースでは厳しいと言わざる得ない。
    スギノフォルモーザ
    (牝4・的場55)
    買い 3戦2勝とまだまだ底を見せていない。前走惨敗もかえって実力を出し切っていないという考え方ができるだけに、逆転の余地が残されているという判断もできる。血統的な裏付けもあるし、本気を出したらとんでもない力を見せつけるかもしれない。
    消し 前走芝の2000mで惨敗したのだから、芝が合わない、オープンでは実力不足、という評価をせざる得ない。少なくても安定度は期待できないということになる。これだけのメンバーが揃ってしまうと結果を出していない馬を買うのは勇気がいることだ。
    リビングデイライツ
    (牝4・中舘55)
    買い 前走500万とはいえ勝っているのは好感が持てる。内容も先行して抜け出すという強い内容だった。上がり34.3という決め手もなかなかである。距離も1800mだったので問題はないだろう。まだ底を見せていないだけに、ここで一気に素質を開花させることも十分にあり得る。
    消し オープン初挑戦がG1というのはさすがに厳しいと思われる。オープンしかもG1の流れはそれなりに厳しいだけについていけるかどうか分からない。こういう場合はオープンの壁に跳ね返される確率の方が高いものである。それに前々走13着に敗れているのでムラのあるタイプと思われ、惨敗も覚悟しなければいけない。
    このページのTOPに戻る

    前ページに戻る