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G1桜花賞の反省

G1桜花賞の結果
1 4-08チアズグレイス 松永幹 1.34.9---36.5 490kg-16 6人気
2 6-11マヤノメイビー 幸 1.35.11.1/236.4 448kg0 7人気
3 2-04シルクプリマドンナ 藤田 1.35.1アタマ36.2 422kg+4 3人気
単勝1590円 枠連7130円
複勝380円　530円　240円 馬連8010円
ワイド2060円　1200円　1550円
予想と見解 好材料と不安材料
G1桜花賞の感想
  • 今回の結果はかなりショックである。２着のマヤノメイビーはあるかもしれないとは思っていたが、まさかチアズグレイスが勝つとは夢にも思わなかった。もちろんデータ的には可能性はあったが、正直なところＧ１を獲るような器にはとても見えなかった。しかも前走で道悪だったとはいえ10着に負けている馬である。これだから４歳牝馬は分からないのである。まあ、結果的に阪神３歳牝馬Ｓの３着４着で決まっているので、Ｇ１実績がものを言ったというところだろうか。
  • 勝ったのはチアズグレイスであった。結果的には思いきって先行したのが良かったようだ。遅いペースではなかったが、例年に比べれば落ち着いたペースだったことで最後まで粘り切れたのだろう。実力勝ちというよりは作戦勝ちという感じがした。さらに上がりが36秒台だったことを考えると、後ろからの馬があまりにだらしなかったとも言えそうだ。全体的にレベルが高くなかったと思いたくなる。まあ、それでも勝ちは勝ちである。クラシック制覇は素晴らしいことである。1800mも走っている馬なのでオークスも問題ないだろう。
  • ２着はマヤノメイビーであった。休み明けでこれだけ走るのだから凄いとしか言いようがない。前半掛かっているように見えただけに１度使っていれば、差し切っていたかもしれない。とにかく、ここでは力が違うことを見せつけるレースだった。内容的に最も強い競馬をしたのはこの馬だったのではないだろうか。オークスは距離の問題があるが、基本的には最有力候補という認識をしなければいけないだろう。
  • ３着はシルクプリマドンナだった。今日はサイコーキララを意識するレース運びだったように感じた。サイコーキララが仕掛けるのをじっくり待って追い出し、サイコーキララは捕まえたが、前にまだ２頭いた。もっと早く仕掛けていれば勝っていたかもしれないだけに、サイコーキララをマークする競馬をしてしまったのが裏目に出てしまった。でも、この馬の実力を証明するには十分な内容だったので、次のオークス非常に楽しみである。
  • ４着はサイコーキララであった。結果的には位置取りが後ろ過ぎたのかもしれないが、1000m通過が58.2だったことを考えれば悪い位置ではなかったはずだ。それで差せないのは実力が無かったということになると思う。つまりは距離が長かったということではないか。ハイペースをこなせるスタミナがなかったということだろう。私は石山騎手に問題はなかったと思う。（ラスト外に寄れていたのが気になったが）　もし、距離が敗因だとすればオークスも疑問ということになる。ただ、オークスは直線だけの競馬になるだろうから、こういうスピード馬がこなしてしまう可能性もあるだけに判断が難しいところだ。
  • ５着はサニーサイドアップであった。後方からよく伸びているが、やっぱり決め手がもう一つである。この馬なりにがんばってはいるがこれが精一杯だろう。次のオークスであるが、距離延長はプラスだろうが、決め手重視の展開になることが予想されるだけに、この馬の決め手で大丈夫かという疑問は残る。
  • レディミューズは６着であった。先行した馬が勝っているのだから実力負けだろう。キャリアを考えれば仕方ない結果である。
  • エアトゥーレは11着であった。あんなに出遅れては話にならない。気性的に短距離の方がいいようである。
  • フューチャサンデーは15着であった。まったく競馬をしてなかった。走る気がなかったという感じである。牝馬はこれだから分からないのである。
  • まあ、こんなもんですかねぇ。

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    参考
    G1桜花賞の予想
    結論
    　　◎サイコーキララ
    　　○シルクプリマドンナ
    　　▲フューチャサンデー
    　　△エアトゥーレ
    　　△レディミューズ

    　買い目（馬番連勝複式）
    　　BOX　4-5-13-16-17（各600円）
    にへい君の見解
  • いよいよ牝馬クラシック第１弾の桜花賞である。１人気が意外と勝てないだけでなく、人気薄の馬が突っ込んできて度々驚かされるこのレース。４歳牝馬ということでＧ１の中でも最も番狂わせのあるレースともいえる。キャリアが基本的に少ないだけにデータが乏しく、強いと思っていた馬がＧ１では案外ということも少なくはない。それだけに納得のいく結論を出すことができず、このレースの予想は難解を極める。ましてここまで絶不調の私にとっては自信のある予想なんかできるはずがない。困ったものである。
  • 私の本命◎はサイコーキララである。４戦４勝。オープン特別２勝に重賞１勝。実績的には文句はない。この実績ではこれより下に評価できるわけがない。この馬の連対確率は相当高いはずである。その割に人気が偏らないのは石山騎手だからであることは明らかである。ファレノプシスのチューリップ賞で前科があるだけに、どうしても信じ切れないという気持ちは理解できる。完璧な実績であるだけにそのプレッシャーは半端ではないはずだ。しかも早く仕掛けると最後まで持たないと言われる桜花賞。追い出しをどこまで我慢できるかが勝負の鍵となる。少しでも焦ると取り返しのつかないことになる。そういうことを考えれば、正直かなり不安になるのは否めない。しかし、なんだかんだで走るのは馬である。これだけ実力が抜けていれば多少のミスもカバーしてくれるだろう。それに石山騎手だって何年も騎手をやっているプロである。そんな大きなミスをするはずもない。あまり深く考えずに素直にこの馬から勝負するのがセオリーだと私は思う。ただ、これだけ負け続けるとどうしても軸では勝負しづらいんだよなあ。本当は石山騎手と心中したいところなんだけけど、無難に５頭ボックスで勝負させてもらいます。石山騎手が勝って赤字ならばそれでもいいです。あ、あと言い忘れたけどこの馬いちおうマイルの実績あるけど、今までの走りの中でそんなでもなかったのがエルフィンＳだと思うので、マイル適性に多少の疑問が残るということは言っておきます。
  • 対抗○はシルクプリマドンナにする。私の所属するシルクの馬ということで本当はこっちを応援しようかとも思ったんだけど、実績が違うし、どっちかというと石山騎手に勝ってもらいたくてこの順番にしました。でも、この馬だってチャンスは十分でしょう。前走完敗も1400mの話だし、この馬は大幅に馬体が減っていた。キャリアもまだ３戦と上昇度も見込める。血統的にも距離延長は大きなプラスだろうし、中間の様子だと馬体もふっくらしてきたらしい。そしてＧ１にやたら強いブライアンズタイム産駒である。しかも母父ノーザンダンサーとの組合せはあのナリタブライアンと同じでなのである。とにかくさらに大きくなる要素もいくつも持っているのがこの馬なのである。これまでの走りからも一発タイプというよりは安定度の高いという感じなので惨敗も考えづらい。今回はサイコーキララをマークする形をとるようなので早めに仕掛けてばてることもないだろう。一気のＧ１獲りも夢ではない。ただ、中２週のローテが続いただけにちょっと使い過ぎという感じもしないではない。馬体重が減り続けていたことからも上積みはそんなに期待できないかもしれない。オープン実績も前走だけだし、１戦だけでは実力を判断しづらいものである。あんまり過度に期待するのもどうかとも思う。この程度の実績では惨敗されても文句は言えないと思う。
  • 単穴▲はフューチャサンデーにする。クイーンＣを勝った実績が光る。マイルの重賞を勝っているのだから当然である。しかも内容が凄い。上がり35.8はメンバー中ずば抜けた数字である。次に速かった馬が36.3だったのだからその凄さが分かるだろう。そういうことでこの馬の切れ味は半端ではない。乱ペースになると言われる桜花賞ではこういう切れ味のある馬が突っ込んでくることがよくある。とにかくサイコーキララを力でねじ伏せる可能性を秘めている馬であることは間違いない。しかし、キャリアが２戦だけなのでまだ分からない部分が多く、何とも言えない部分が多いだけにこれ以上の評価はしづらい。惨敗されても文句が言えないタイプであることも確かである。
  • ４番手はエアトゥーレにする。４歳牝馬特別では前２頭が先行していたのに対し、この馬は直線だけの競馬だった。そういう意味では内容のあるレースだったといえる。マイル戦となれば前が潰れる可能性が出てくるだけに前走よりはチャンスがあるはずだ。とはいえ、まだ１勝馬だしオープン連対もない。さらにマイル連対もないのだからさすがに厳しいと思いたくなるものである。しかし桜花賞男の武豊鞍上となれば簡単には消せない。乱ペースを完全に読み切った騎乗をするだけに一発は十分に考えられる。消すかどうか微妙な馬であるが、他に魅力のある馬がいないことを考えると、押さえは必要な馬だと判断した。
  • ５番手はレディミューズにする。チューリップ賞は２着だったが、道悪を大外から追い込んでの結果だけにその価値は高い。良馬場ならばもっと切れる脚を使えるだけに巻き返しも十分である。しかも乱ペースとなる桜花賞ではこの馬のような切れ味のあるタイプが恐いものである。そして何よりこの馬の最大の魅力は母シンコウラブリーという超良血だということである。どうしても潜在能力が高いと思ってしまうものである。しかし、前走もあのレースで後方からしかレースを進められないというのは問題のように感じる。たまたま相手が弱かったから２着を確保できたが、今回のメンバーで同じ作戦ではとても届かない。なんだかんだで良馬場のオープン実績はないわけだし、そんなに期待するのも酷だとは思う。正直なところ人気になりすぎである。まあ、そうは言っても上４頭を負かすとすれば底を見せていないこの馬しかいないという考え方もできるだけに迷うところである。消すことも考えたが、とにかく広く買って的中重視でいきたいという気持ちから押さえることにした。
  • ６番手はマヤノメイビーにする。阪神３歳牝馬Ｓは直線だけの競馬で３着とその潜在能力の高さをまざまざと見せつけた。能力はかなりのものである可能性が高い。しかし、さすがに休み明けは厳しすぎる。阪神３歳牝馬Ｓで勝っているならともかく、３着に負けたことに変わりはないのだから、たとえ人気がなくても休み明けの馬はちょっと買えない。連対したら素直に諦める。
  • ７番手はジョーディシラオキにする。前走チューリップ賞を逃げ切った。道悪に助けられたというのが大方の見解だろうし、私もそう思っている。でも、サニーブライアンがダービーを勝ったように実力が本物である場合もある。重賞を勝つというのは大変なことなのだからそれなりには評価しないといけないものである。でも、やっぱりねぇ。強いと思えないよねぇ。
  • ８番手はチアズグレイスにする。阪神３歳牝馬Ｓ４着、エルフィンＳ２着などオープンでけっこう好走している。前走惨敗も道悪が敗因であれば度外視でいい。しぶとい馬だけにスタミナ勝負になればチャンスはありそうだ。でも、前走はさすがに負けすぎだと私は思う。道悪もあるだろうが、それよりも調子が落ちてきているのではないだろうか。私は巻き返しはないと思っている。
  • ９番手はエンゼルカロにする。函館３歳Ｓ優勝、札幌３歳Ｓ３着、ファンタジーＳ３着など重賞の好走経験がある。能力はかなりあると思っていいだろう。阪神３歳牝馬Ｓは地方馬所属のため調整が難しく惨敗したが、今回は中央所属ということで調整はうまくいっているはずである。本調子でさえあれば十分勝負できそうだ。しかし、前走惨敗はあまりに痛かった。まだ本調子でないのか、それとも単なる早熟馬なのか、よくは分からないが、いずれにしろ巻き返しは厳しい感じがする。
  • 10番手はサニーサイドアップにする。アネモネＳを完勝したが、私は相手が弱かっただけだと思っている。タイムもそんなでもなかったし、マイルではスピード不足だと思う。安定度は高いから掲示板はあるかもしれないが、連対までは遠いと私は見ている。
  • 11番手はベルグチケットにする。スピードのある馬なので折り合いがつけばおもしろいと思っている。うまく脚を貯めて差す競馬ができれば分からない。でも、これまでの走りを見る限りではちょっとそういう走りは期待できそうにない。マイルではちょっと厳しいと思う。
  • 12番手はアルーリングアクトにする。前走直線だけの競馬で５着しており内容は悪くなかった。徐々に調子を上げてきている感じもするだけに注意は必要な１頭だと思う。でも、ＴＲ５着からの巻き返しはさすがに厳しいかな。距離延長も疑問だし、さすがに連対まではないと私は思っている。
  • だいたいこんなところです。
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    G1桜花賞出走馬
    馬名 買い＆消し
    サイコーキララ
    （牝４・石山55）    		 買い 紅梅Ｓ優勝、エルフィンＳ優勝、４歳牝馬特別優勝。４戦４勝の無敗。オープン２勝に重賞１勝。しかもすべて完勝という内容。今回のメンバーで最も凄い実績を誇るのは間違いなくこの馬である。マイルのオープン勝ちがあるのも頼もしい。ローテも中３週で問題なし。ほとんど死角らしい死角は見当たらない。
    消し 不安なのは距離だろう。確かにマイルを１度勝っているので守備範囲であることは確かだろうが、Ｇ１のマイル戦を戦うにはさらに上のスタミナが要求される。1400mの勝ちっぷりに比べると、エルフィンＳの勝ち方が物足りなかっただけに、スプリンターという感じがしないでもない。また、どうしても心配になるのはやはり石山騎手である。４歳牝馬特別は強い勝ち方だったが、桜花賞で同じような乗り方ではラストで止まる可能性がある。まあ、あそこまで強引な乗り方はしないにしろ、焦る気持ちから早めに仕掛けることは十分に考えられる。（個人的には石山騎手に頑張ってもらいたいが）
    シルクプリマドンナ
    （牝４・藤田55）    		 買い ４歳牝馬特別２着。１月末にデビューしてあっと言う間のクラシック候補となった。デビュー戦はダート1800m戦で圧勝。500万下ではダート1200mで圧勝。そして前走の４歳牝馬特別ではサイコーキララに0.3秒差の２着とそれぞれ全く違う条件で結果を出しているだけに、この馬のスケールの大きさがよく分かる。1800mを経験しており、前走で芝も問題ないことを証明しているだけに、距離延長は大きなプラスとなるはずだ。サイコーキララを逆転することも十分に考えられる。そして何より大勝負に滅法強いブライアンズタイム産駒というのが頼もしい。
    消し 前走サイコーキララに完敗したのは大きい。勝負づけが終わったという考え方もできる。実績も前走の２着だけだし、実力が本物だと判断するにはデータが不足しているとも言える。この程度の実績では惨敗されても文句は言えないだろう。さらに最も不安のは馬体重である。前走でかなり減っていただけにこれ以上減るとさすがに苦しい。中３週でどれだけ回復できるかが鍵となる。
    エアトゥーレ
    （牝４・武豊55）    		 買い ４歳牝馬特別を３着し何とか権利をゲットした。サイコーキララとシルクプリマドンナが先行していたことを考えると、直線だけの競馬で３着したことは非常に価値がある。桜花賞ペースと言われるようにハイペースの可能性が高いだけに、距離延長も考慮すると、この馬がこの２頭を逆転する余地は十分にある。母スキーパラダイスという良血だし、森-武豊ラインというのも気になる。
    消し ＴＲで３着に負けていることで勝負付けが終わっているとも考えられる。特にサイコーキララとの２馬身差はかなり大きいかもしれない。また、クイーンＣで７着に負けているようにマイルに距離が延びるのもどうか。マイルでは切れ味が鈍るという馬もいるだけに必ずしも距離延長がプラスに作用するとは限らない。オープン重賞とも連対経験がないことを考えると、Ｇ１でどうかという感じはする。
    ジョーディシラオキ
    （牝４・武幸55）    		 買い チューリップ賞優勝。確かに道悪での勝利だったが、他を寄せ付けない強い勝ち方だった。逃げてこれだけの競馬をするのだから先行して味のあるタイプなのだろう。なんだかんだで阪神マイルの重賞を勝っているのはこの馬だけだし、先行できるということはそれだけスピードがあるということである。道悪だったからといって甘く見ていると痛い目にあうかもしれない。
    消し チュウーリップ賞のタイム1.39.7はさすがに遅すぎる感じが否めない。上がりも38秒もかかっているし、やはりレベルの低いレースだったと思いたくなる。桜花賞ペースと言われるハイペースで先行するのも展開的に厳しい。
    レディミューズ
    （牝４・岡部55）    		 買い チューリップ賞２着で何とか権利を取った。逃げたジョーディシラオキが勝った展開だったことを考えれば、直線だけの競馬で２着したのは大きい。しかも追い込み馬には不利な道悪でのものだけにその価値はさらに大きい。２月にデビューしたばかりというキャリアを考えればよく走っている。キャリア的に次はもっと良くなるだろうし、良馬場であればさらにいい走りをするはずである。シンコウラブリィを母に持つ良血という魅力もある。
    消し チューリップ賞そのものレベルが低かったということが考えられるだけに、ここで２着したからといって過大に評価するのは危険である。負けは負けなわけで先行馬が勝つような展開なのに後方にしか位置取ること自体がこの馬のレベルを物語っている。上がりも38秒かかっているし、この馬が伸びてきたというよりも相手が勝手に失速したという感じではないか。良血馬で人気を集めそうなだけに危険な馬になる可能性がある。
    アカズキンチャン
    （牝４・熊沢55）    		 買い チューリップ賞３着で権利を獲得。中団でレースをすすめ何とか押し切った。阪神３歳牝馬Ｓに出走するなどオープン経験は豊富である。前走でスタミナも証明した。エルフィンＳ10着のあとの３着だから調子が上向いているということかも。
    消し チューリップ賞は不良馬場だっただけにレースのレベルに疑問である。そこで３着ではさらに相手が強くなる本番では掲示板すら苦しい。チューリップ賞以外にオープン好走経験があれば巻き返す余地もあるだろうが、それもない。マイル連対もない。
    サニーサイドアップ
    （牝４・四位55）    		 買い アネモネＳ優勝。貫禄勝ちというレース内容で力の違いを見せつけるものだった。牡馬相手でも好走しているのが心強く、距離も2000mまでこなしておりスタミナには絶対の自信を持つ。クイーンＣで４着に負けているが、左回りが敗因かもしれない。デビューから１度も掲示板を外しておらず、安定度はかなりのものである。
    消し 実績的にはそれほどマイナス要素はないのだが、逆にこれといった魅力もない。アネモネＳもタイム的にそんなにレベルが高かったとは思えないし、相手も弱かった。一発タイプとは思えないだけに、展開うんぬんでチャンスがあるかもとも言いづらい。４着５着が指定席ではないだろうか。
    スプリングガーベラ
    （牝４・後藤55）    		 買い アネモネＳ２着でなんとか切符を取った。まだ１勝馬であるが、オープンで連対したのだからそれなりに評価しないといけない。初めてのマイル戦で好走したのだから距離が合っているのかもしれない。今年に入ってから着順が上がり続けているだけに、調子が上向いているのかもしれない。
    消し アネモネＳはメンバー的にもタイム的にもレベルの高いレースとは思えなかった。そこで負けているのだから本番での巻き返しは厳しそう。しかもアネモネＳ以外のオープンで好走した実績があるわけでもない。500万も簡単に勝てなかった程度の馬である。Ｇ１での好走はあまりに厳しいと思いたくなる。
    エンゼルカロ
    （牝４・田中勝55）    		 買い 函館３歳Ｓ優勝、札幌３歳Ｓ３着、ファンタジーＳ３着。地方馬として函館３歳Ｓを勝った。ここまでなら単なる早熟馬ということになるが、それ以後も牡馬相手に３着、長距離輸送を克服しさらに展開が合わなかったにもかかわらず３着と、その素質の片鱗を見せている。阪神３歳牝馬Ｓも地方馬所属馬の入厩時期等の問題で力を出せる状態でなかった。今回は中央所属ということで栗東で予定どおり調整されているはずである。前走惨敗も実績のある馬だけに、その巻き返しは十分にあり得る。
    消し 前走の12着惨敗はあまりに痛い。いくら休み明けとはいえ負けすぎである。ここ数年の傾向からも前走４着が巻き返しのラインであり、２桁着順からの巻き返しはあまりに厳しい。着順が落ちていることからも、やはり早熟馬という評価が妥当なのかもしれない。
    アルーリングアクト
    （牝４・秋山55）    		 買い 小倉３歳Ｓ優勝。前走５着でやっと復調気配である。１・２着馬が先行していたことを考えれば、直線だけの競馬で５着というのは価値がある。桜花賞ペースで先行陣が崩れる展開ならばチャンスはあるだろう。調子も上向いている感じがするし、一発ありそうだ。
    消し この馬の場合はやはり距離がどうかだろう。マイルを２度走って８着９着という成績だけに不安は否めない。それになんだかんだで小倉３歳Ｓ以外は５着が最高という成績である。早熟馬という評価もやむ得ないところだろう。前走も５着では逆転は苦しい感じがする。
    オリーブクラウン
    （牝４・的場55）    		 買い フラワーＣ２着で桜花賞行きを決定した。外国産馬も出走する混合戦での重賞２着は価値がある。1800m戦だったのでスタミナは問題ない。休み明けを２度叩かれたところなので調子もさらに上がっているかもしれない。他の有力馬との対戦が少ないだけに、このメンバーでは底を見せていないとも言える。
    消し まず1800m以上しか経験していないという距離の問題がある。マイルのスピードについていけるかどうか分からない。前々走で休み明けだったとはいえ500万で４着に負けるなど大物感もあまり感じられない。前走も結局は0.3秒差もつけられて負けているわけだし、そんなに高くは評価できないのではないか。
    カシノエトワール
    （牝４・安藤勝55）    		 買い ダリア賞３着、ひまわり賞優勝。いちおうオープンを勝っている実績がある。チューリップ賞、４歳牝馬特別と惨敗しているが、着順は上げているので徐々に調子は良くなっているのだろう。２度叩かれてさらに調子を上げているはずだ。
    消し チューリップ賞で1.9秒差、４歳牝馬特別でも1.1秒差という大敗を喫している。ここから巻き返すのはかなり苦しい。実績も九州産限定オープンを勝っているだけである。さらに距離実績も阪神実績もない。
    グロウリボン
    （牝４・松田55）    		 買い ファンタジーＳ２着。いちおう重賞で２着している実績は評価しなければいけない。前走惨敗も休み明けでは仕方ない。叩かれた上積みで巻き返しをはかる。有力馬が牽制し合って前が楽できる展開になれば残ってしまうかもしれないが・・・
    消し ファンタジーＳ２着だけではさすがに実績不足と言わざる得ない。このときは逃げたテネシーガールが圧勝したように先行馬有利という展開に助けられただけである。その後の阪神３歳牝馬Ｓ13着、４歳牝馬特別13着を見ても、Ｇ１で好走できるというレベルの馬とは思えない。距離実績もないし阪神実績もない。
    チアズグレイス
    （牝４・松永幹55）    		 買い コスモス賞優勝、阪神３歳牝馬Ｓ４着、紅梅Ｓ２着、エルフィンＳ２着とオープン重賞でなかなかの活躍をしている。1800m〜1600mで実績を残しているので距離は問題なし。阪神３歳牝馬Ｓ４着もそのときの１〜３着馬が休み明けのマヤノメイビーだけだから順番でいけばこの馬が最先着ということになる。前走敗因も道悪であれば度外視でいい。タフな馬というイメージがあるだけに、厳しい流れになればなるほど上位に顔を出してくるような気がする。
    消し 前走10着に惨敗したのが問題である。いくら道悪とはいえ走らなすぎである。12月から月１ペースで使われてきただけに疲れが出たのかもしれない。であれば、この短期間で復調を期待するのは無理かもしれない。まあ、もともと勝ちきれず、大物感がないところを見せていただけに、本来の調子に戻ったとしても、Ｇ１で連対できるほどの実力を持っているかどうかは疑問ではあるが。
    フューチャサンデー
    （牝４・横山典55）    		 買い クイーンＣ優勝。マイルの重賞を勝っている実績は大きい。しかも２戦２勝と底を見せていないのも良い。とんでもない大物である可能性もある。クイーンＣでも後方から一気に差しきるという大技を見せており、ハイペースになりやすい桜花賞では大きな武器となる。
    消し まだ２戦しかしていないだけにどういう欠点があるか何とも言えない。とりあえずクイーンＣのレベルがそれほどでもなかったという考え方もできるだけに、これだけで高く評価するのは危険である。勝ち時計が36秒台とけっこうかかっていることからも、単に相手に恵まれただけかもしれない。
    ベルグチケット
    （牝４・柴田善55）    		 買い 新潟３歳Ｓ２着、フェアリーＳ優勝。新潟３歳Ｓはレコード決着の0.1秒差という素晴らしいものであった。持ち前のスピードで先行して押し切るというのが今までのパターンであるが、距離を考慮して逆にそのスピードを終いで生かせるようだと非常に面白い。前走７着に敗れたのは休み明けだったので仕方なく、一叩きされて大きく変わるということもあるだろう。
    消し 気性的にどうしてもテンが速くなってしまうのがこの馬である。1400mまでならばそれでも辛抱できるのだが、マイルとなるとそうはいかない。阪神３歳牝馬Ｓでも７着に負けているし、距離の壁はけっこう大きいかもしれない。前走７着も0.9秒差はちょっと離されすぎという感じがする。
    マヤノメイビー
    （牝４・幸55）    		 買い 阪神３歳Ｓ３着の実績が光る。ヤマカツスズランが逃げ切ったことを考えれば、直線だけの競馬で２着のゲイリーファンキーとハナ差したのはかなり凄いものである。直線の走りだけならば他を圧倒していた。能力が高いのは明らかなだけにここで圧勝しても何の不思議もない馬である。休み明けも逆にその方が好走する馬だっている。終わってみれば強かったということは十分にあり得る。
    消し 阪神３歳牝馬Ｓ以来４ヶ月の休み明けというのはあまりに大きいマイナスである。去年のスティンガーも中間順調だったにもかかわらず惨敗した。ましてこの馬はエルフィンＳを回避した経緯があるだけに順調に調整できたとは言い難い。この状況で実力を出すというのは相当な能力の違いが必要だ。阪神３歳牝馬Ｓで３着に負けた馬にそんな芸当ができるであろうか。
    パールビコー
    （牝４・上村55）    		 買い 前走500万とはいえ勝っているので勢いはありそうだ。Ｇ１にやたら強いブライアンズタイム産駒だけに一発あるかもしれない。芝は初めてなので意外と大爆発したりして。
    消し 芝実績なし。距離実績なし。オープン実績なし。前々走シルクプリマドンナに２秒差をつけられて惨敗している。常識ではとても戦えない馬である。
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