2000スプリンターズＳ

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G1スプリンターズＳの反省

G1スプリンターズＳの結果

1 8-15 ダイタクヤマト江田照 1.08.6 --- 35.6 486kg 0 16人気

2 5-09 アグネスワールド武豊 1.08.8 1.1/4 35.4 502kg - 1人気

3 1-02 ブラックホーク横山典 1.08.8 ハナ 35.3 524kg +2 2人気

単勝 25750円枠連 2350円

複勝 2190円　120円　130円馬連 25700円

ワイド 4620円　7390円　220円

予想と見解好材料と不安材料

G1スプリンターズＳの感想
道悪発表を見た時から嫌な予感がしていた。ノーマークの馬が突っ込んでくるような気がしていた。と言ってもまさかダイタクヤマトとは夢にも思わなかった。有力馬が先行し穴を出すならば後方からの馬だと思ったからである。しかし、展開はまったく逆だった。有力馬が控え（先行できず）先行馬がまんまと残ってしまった。こんな展開はとても予想できない。少なくても私のような人間には無理である。今回は素直に諦めるしかないようだ。
勝ったのはダイタクヤマトであった。江田照騎手らしい思いきった騎乗だった。ダメもとで先行し、その一か八かの賭けに勝ってしまった。結果的には外枠も味方した。ユーワファルコンの外で競馬ができたからこそ最後まで粘れたのだと思う。これが逆の位置取りだったらたぶん潰れていたと思う。でも最も大きな勝因は、有力馬が道悪で実力を発揮できなかったことに尽きると思う。前で競馬をする馬が先行できなかったのだからダイタクヤマトにとっては願ってもない展開となった。結局のところ、道悪競馬であればこの馬が一番強かったということなのだとは思う。
２着はアグネスワールドであった。いつもスピードに任せて先行する馬が中団からの競馬となったのだからびっくりである。武豊が「しごいてもしごいてもという感じだった」というのだから、作戦ではなく、馬が思うように走ってくれなかったということになる。海外帰りが響いたのか、道悪が響いたのか分からないので何とも言えないが、日本のラストランがこのような形になってしまったのはちょっと寂しい気もする。アメリカで有終の美を飾ってほしい。
３着はブラックホークだった。この馬も思ったより後ろからの競馬となった。年齢のせいか少しズブくなっているらしく反応がいまいちだったらしいが、それにしても物足りない走りだった。どうも去年のような迫力が感じられないのが気になる。今はマイルの方が合っているとのコメントもあるが、私はピークが過ぎたような気がしてならない。
４着はブロードアピールであった。追い込み馬にはめずらしい道悪得意の馬である。上がり34.5は今回のメンバーでは抜けた数字である。ただ、さすがにＧ１だと直線だけでは届かない。見せ場十分だったが、これがこの馬の限界なのかもしれない。
５着はマイネルラヴであった。私は先行するとばかり思っていたが、意外と後ろの位置取りでショックだった。どうやらスタートでノメってしまったらしい。ということは道悪にやられたということになる。それでも馬場の悪いところを走りながらもよく伸びてきた。実力を出し切れなかったのは残念だったが、これも競馬だと思うしかない。
ユーワファルコンは６着であった。この馬が６着に残っていることでも、先行馬が有利だったことがはっきりと分かる。まあ、それにしても４歳馬にしてはよくがんばった。今後に期待したい。
キングヘイローは７着であった。1200mでもやっぱり休み明けはダメらしい。次に期待したい。
ビハンドザマスクは11着であった。内枠からの追い込みでは展開がきつすぎた。しかも大きな不利を受けてはどうしようもない。今回はあまりに条件が悪すぎた。
スギノハヤカゼは12着であった。道悪は大の苦手なのだから当然の結果といえる。
ベストオブザベストは15着であった。外国馬は走らせてみないと分からないから仕方ない。これでまた甘く見るとまたやられることになるのだろう。外国馬には本当に困ってしまう。
まあ、こんなもんですかねぇ。

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参考
G1スプリンターズＳの予想

結論

　　◎マイネルラヴ
　　○ブラックホーク
　　▲アグネスワールド
　　　△ベストオブザベスト
　　　△キングヘイロー
　　　△スギノハヤカゼ

　買い目（馬番連勝複式）
　　2-5（1,000円）
　　5-9（1,000円）
　　2-9（1,000円）
　　5-7（1,000円）
　　4-5（1,000円）
　　5-6（1,000円）

にへい君の見解

今回のレースは非常に難解だと思う。何を重要視するかによって考え方が変わってくる。本来であれば無難にボックスでいくべきなのだろうが、それだとあまり魅力的な配当にならない。どうせ当たらないならと開き直って思いきった勝負をすることにした。

私の本命◎はマイネルラヴである。言わずと知れた一昨年のチャンピオンである。しかも、タイキシャトルとシーキングザパールを力でねじ伏せての勝利はこの馬の実力の高さを証明している。その後の成績がいまいちであるが、私は去年のスプリンターズＳも今年の高松宮記念もこの馬に◎を打っているように、この馬の能力は半端でないと信じきっている。とすれば、ここで考えを改めるわけにはいかない。今回も意地の◎である。けど、ダメもとという気持ちはあまりない。去年のスプリンターズＳ、今年の高松宮記念に比べれば前走の内容が最もよい。今度こそと思わせるに十分な内容だった。スピード勝負はいまいちというところもあるので今の中山馬場も合っているような気もする。そういうことで、ここは思いきって流して勝負する。もちろん、古馬になってからの活躍を見れば単なる早熟馬だったということもあるだろうから、やっぱり惨敗ということもあり得るとは思っている。

対抗○はブラックホークにする。去年のチャンピオンだし、前走のセントウルＳも斤量59kgを背負って僅差の２着である。叩かれた上積み、斤量57kg、得意の中山コースを考えれば、この馬が連を外すことは考えづらいというのが常識的な見解だとは思う。

単穴▲はアグネスワールドにする。海外Ｇ１を２勝していることからも能力が高いことは明らかである。世界で戦えるくらいだから休み明けも関係ないだろう。仮柵が外されたインコースを果敢に先行すれば楽に逃げ切ることも可能だろう。

４番手はベストオブベストにする。正直分からない馬であるが、とりあえず外国馬は押さえる必要はあるだろう。

５番手はキングヘイローにする。休み明けは走らないことで有名だが、気性的な問題があっただけだとすれば1200mならば好走できるかもしれない。荒れた馬場も得意だし、スタミナもある。中山の1200mは、少なくても中京の1200mよりは戦いやすいはずで、スプリント春秋制覇も夢ではない。

６番手はスギノハヤカゼにする。いちおうスプリンターズＳ２着の実績を持っている。前走の３着で復活の気配を十分に感じた。叩かれた上積みも考えればここも十分に戦えると思う。パンパンの良馬場でないと走らないというのが心配ではあるが、うまくインコースを走れればチャンスはあると私は踏んだ。

７番手はビハインドザマスクにする。勢いはかなり凄いだけに、この馬にやられるかもしれないという気持ちはある。しかし、インコースが圧倒的に有利な中で大外からの追い込みは厳しいし、インを抜けてくるのはもっと難しいと思う。夏場使われていて上積みも見込めないし、ここは苦戦すると私は見た。

あと気になる馬としては、前走復活したシンボリインディ、短距離で活路を見いだしたタイキトレジャー、一発魅力のブロードアピール、安定度抜群のタイキブライドルあたりであるが、掲示板はあっても連対はないだろうという判断を私はした。

あとは基本的にノーマークである。

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G1スプリンターズＳ出走馬

馬名	買い＆消し
ビハインドザマスク（牝５・福永55）	買い	H12セントウルＳ優勝、H12小倉日経オープン優勝、H12北九州短距離Ｓ優勝。現在４連勝中と勢いに乗っている。しかもＧ１馬が揃ったセントウルＳを直線だけの競馬で差し切ってしまったのはあまりに凄い。タイムもレコードならば文句のつけようがない。これは本物だと認めざる得ないだろう。中山コースは差し馬が圧倒的に有利でもある。新しいスプリンターの女王が誕生するのは時間の問題かもしれない。
ビハインドザマスク（牝５・福永55）	消し	まず夏場を休みなく使われただけに疲れが心配である。そろそろ疲れが出ても不思議はないはず。またセントウルＳを勝ったといっても有力馬は休み明けだったわけで相手は確実に上積みを見込めるのに対し、こちらは上積みは期待できない。次に中山コースとの相性だが、かなり後方から追い込む馬だけに、今の中山の荒れた馬場に適応できるか疑問である。
ブラックホーク（牡７・横山典57）	買い	H11スプリンターズＳ優勝、H12阪急杯優勝、H12京王杯ＳＣ２着など。去年まではマイルで活躍していたが、スプリンターズＳに挑戦したらあっさり勝ってしまい、スプリンター路線を歩むようになった。マイルではラストの詰めの甘さが目立ったが、短距離では安定したレース運びができている。好位につけられるスピードもあるし、最後まで走りきるスタミナも持っている。中山コースとの相性も抜群で安定度ならばこの馬であろう。
ブラックホーク（牡７・横山典57）	消し	去年のスプリンターズＳでは完勝したものの、今年のレースでは高松宮記念４着、京王杯ＳＣ２着、セントウルＳ２着など取りこぼしているのが気になる。相変わらず詰めが甘いという印象を受ける。すでに７歳という年齢からも去年よりもさらに強くなっているとは考えづらく、多少実力は落ちていると見る方が自然ではないだろうか。以前は何でかんで先行していたのが、最近は後ろからでも競馬をすることもあり、以前ほどの安定度は期待できない感じも受ける。
キングヘイロー（牡６・柴田善57）	買い	H12高松宮記念優勝、H12安田記念３着、H11マイルＣＳ２着、H11スプリンターズＳ３着、H10皐月賞２着など。ついに念願のＧ１制覇を果たした。気性難のこの馬にとってはこの距離が合っているということなのだろう。去年のスプリンターズＳでも出遅れて直線だけの競馬だったにもかかわらずの３着である。もともとスタミナはある馬なので、出遅れさえなければ、差し有利の中山であれば中京よりも戦いやすいはずである。今年は安田記念も３着と成績も安定してきた。短距離春秋制覇も夢ではないかもしれない。
キングヘイロー（牡６・柴田善57）	消し	まず、休み明けが大きな不安である。弥生賞、神戸新聞杯、毎日王冠などを見ても、休み明けではあまりに内容の悪い走りを見せている。もしかしたら天皇賞かマイルＣＳを本番に考えているかもしれない。瞬発力勝負の短距離戦ではレース勘が大事なものである。また、この馬は気性的に当てにしづらい部分が多すぎる。安定度という点からも不安が残る。
マイネルラヴ（牡６・蛯名57）	買い	H10スプリンターズＳ優勝など。タイキシャトルとシーキングザパールに勝ってのスプリンターズＳ制覇は凄かった。正面から勝ちにいってのものだっただけにその価値は高い。その後のシルクロードＳでもアグネスワールドに完勝しており、その絶対能力は相当高い。最近はだらしないレースが続いているが、前走のセントウルＳで休み明けで0.2秒差の４着ならば復活の兆しと見ることもできる。叩かれた上積みを考えれば逆転もある。
マイネルラヴ（牡６・蛯名57）	消し	最近の走りがだらしない。高松宮記念ではなんと16着惨敗である。もう１年以上勝っていないだけでなく３着すらない。早熟だったと考えたくなるのはやむ得ないだろう。とにかく全盛期の時のような勢いは感じられない。もともとムラのあるタイプで安定度はあまりない。高松宮記念のような惨敗も考えられるだけに軸にはしづらいタイプである。
アグネスワールド（牡６・武豊57）	買い	海外Ｇ１を２勝しているようにその実力は間違いない。日本でもスプリンターズＳ２着、高松宮記念３着と安定度の高い走りをしている。この馬の特徴は天性のスピードを生かした先行力であり、逃げることも問題ない。仮柵が外されることで先行するこの馬には大きな味方となる。中山の急坂も去年２着で問題ないことを証明している。いよいよ日本でもＧ１制覇か。
アグネスワールド（牡６・武豊57）	消し	まず海外帰りというのが気になる。精神的にストレスがあればいつもどおりの走りはできない。レース間隔も３ヶ月ぐらい開いているので、微妙なレース勘が戻っていないということも考えられる。瞬発力勝負のレースではこういうレース勘が重要になってくる。また、中山コースは基本的に差し馬有利のコース形態である。目標にされるこの馬には展開的には有利とは言えない。
マイネルマックス（牡７・佐藤哲57）	買い	H8朝日杯３歳Ｓ優勝、H8京成杯３歳Ｓ優勝、H11クリスマスＳ優勝、H12マイラーズＣ優勝など。３歳チャンピオンが７歳になって復活を果たした。特に別定Ｇ２のマイラーズＣを勝ってしまったのは大きい。まだまだ実力が衰えていない証明である。切れる脚質ではないので中山コースを得意にしている。休み明けを一叩きされ上積みも見込める。
マイネルマックス（牡７・佐藤哲57）	消し	最近になって好走するようになったのは事実であるが、成績が安定しないのは大きな不安である。それにオープン以上の1200mでは入着すら果たしていない。距離は明らかに短いと思われる。大舞台に強いタイプとも思えないし、一発タイプというわけでもないだろう。
シンボリインディ（牡５・岡部57）	買い	H11ＮＨＫマイルＣ優勝、H12京成杯ＡＨ優勝。古馬になってからはいまいちの競馬が続いていたが、前走の京成杯ＡＨでトップハンデで勝ち、ついに復活を果たした。気性的に難しいところがある馬なので、距離が短い方が走るかもしれない。最近はキングヘイロー、ブラックホークとこのパターンでＧ１をもぎとっている。
シンボリインディ（牡５・岡部57）	消し	古馬になってからの走りがいまいちである。前走は何とか勝ったが相手もそんなに強くはなかった。あのレースを勝ったからといってＧ１でも好走できるという裏付けにするのは厳しいのではないか。それに距離1200mも未経験で、スタートからほとんど全力疾走というスピードについていけるかは分からない。揉まれる競馬になると走る気をなくすこともありそう。
タイキトレジャー（牡５・後藤57）	買い	H12函館ＳＳ優勝、H12パラダイスＳ優勝。４歳時は重賞で３着までともう一つだったが、ここにきて２連勝と本格化した印象を受ける。前走の函館ＳＳは好位から抜け出すという横綱相撲だった。距離1200m～1400mでは３勝２着１回３着２回で着外はなしと、明らかに短距離の方が成績が良い。充実の５歳ということもあり、さらに成長している可能性もある。
タイキトレジャー（牡５・後藤57）	消し	現在２連勝は立派だが、しょせんオープン特別とローカルＧ３である。Ｇ１実績もないし、Ｇ１級の相手を破ったわけでもない。この馬の真価を問うレースと言え、あくまでチャレンジャーという立場であろう。間隔が３ヶ月開いたのも気になる。瞬発力勝負だけにレース勘が少し鈍っただけでも走れないものである。好位追走タイプなので大崩れはないと思うが、Ｇ１では決め手不足となりそうな気もする。
マサラッキ（牡８・藤田57）	買い	H11高松宮記念優勝。Ｇ１を勝っている実績は侮れない。1200mで８連対と明らかなスプリンターである。安定度にはいまいち欠けるものの、好走する時は強い競馬をするだけに一発あっても不思議はない。
マサラッキ（牡８・藤田57）	消し	休み明けに実績がないだけに、半年以上の休み明けというのは大きなマイナスといえそう。それに最近の好走は高松宮記念、ＣＢＣ賞でこれらのレースの共通点は、平坦小回りコースだということである。ここ２年ＣＢＣ賞で好走するも、スプリンターズＳで惨敗することも考えると、坂のあるコースが苦手なのかもしれない。関東圏で連対したことがないのも気になるところだ。年齢的にも去年のような走りは期待できないか。
スギノハヤカゼ（牡８・芹沢57）	買い	H9スプリンターズＳ２着、H9ＣＢＣ賞優勝など。２年前は1200m～1400mでは屈指の存在であった。特にＣＢＣ賞では後続を３馬身ぶっちぎる強さを見せた。続くスプリンターズＳではタイキシャトルに屈したものの、その強さは十分にアピールした。１年以上の休みを経て今年復帰し、前走のセントウルＳ３着でやっと復調してきた。斤量も２kg減るし、上積みもさらに見込めるだろう。古豪復活も夢ではない。
スギノハヤカゼ（牡８・芹沢57）	消し	昔は強かったのは認めるが、今は昔ほどの勢いを感じない。前走３着も昔のような切れ味を見せてのものではないだけに年齢的なズブさを感じずにはいられない。パンパンの良馬場でないと走れない馬でもあるので、今の荒れ気味の中山コースもどうか。全盛期もＧ１での勝負弱さを感じさせる馬だっただけに、ここで巻き返しというのもどうか。
ベストオズザベスト（騙６・ホワイト57）	買い	H11ジャパンＣ、H12安田記念と香港の馬が大活躍し、香港競馬のレベルの高さは証明済みである。この馬は香港の短距離のスペシャリストということらしく、安田記念を制したフェアリーキングプローンにも勝ち越している実績を持つ。再び香港馬にタイトルを持っていかれることも十分にあり得る。
ベストオズザベスト（騙６・ホワイト57）	消し	外国馬は環境の変化という敵と戦わなければならない。しかも、この馬は今回７ヶ月の休み明けとなる。いきなり実力を発揮できるか疑問である。結局のところ走らせてみないと分からない部分が多すぎるのである。それにアグネスワールドが海外で２勝していることからも、日本のスプリントはかなりレベルが高いと思われる。この程度の実績の外国馬に簡単に負けるわけにはいかない。
ブロードアピール（牝７・松永幹55）	買い	H12シルクロードＳ優勝、H12栗東Ｓ優勝、H11スワンＳ２着など。基本的に直線だけの競馬をする馬であり、その切れ味は半端ではない。最後方からでも差し切ってしまう破壊力がある。Ｇ１だと前もかなり飛ばすだろうから、展開的にこの馬の一発は十分に考えられる。多少の道悪は気にしないというのも魅力の一つである。
ブロードアピール（牝７・松永幹55）	消し	成績を見ても安定度があまりにない。直線だけの競馬なのでどうしても展開に左右されるということなのだろう。これまでに大きいところを勝った実績もないので、Ｇ１だと荷が重いという感じもする。前走３着も相手を考えると誉められるものではない。勢いもあまり感じられない。
タイキブライドル（牡６・郷原57）	買い	H12マイラーズＣ２着、H12京王杯ＳＣ３着など。2000m以上のレースを除けば３着を外したのは安田記念だけ。安定度はピカ一で惨敗はあまり考えられない馬である。中山コースを得意としており６戦５連対という実績を持つ。1200mも１戦１勝だし、休み明けでも勝っている。流れにうまく乗れればチャンスはあるだろう。
タイキブライドル（牡６・郷原57）	消し	まずマイルに良績が集中しているだけに1200mという距離が心配である。確かにオープン特別を勝っているがＧ１では相手が違いすぎる。レベルの高いレースの流れに対応できるかどうか。それに安定度が高いのはいいが、その反面として決め手がもう一つである。掲示板を確保できたとしても連対まではどうかという感じもする。
ダイタクヤマト（牡７・江田照57）	買い	H12やまびこＳ優勝、H12函館ＳＳ２着。最近は逃げて結果を出すようになってきた。函館ＳＳで２着と重賞でも好走しているし、かなり実力をつけていると思われる。
ダイタクヤマト（牡７・江田照57）	消し	前走のセントウルＳでは先手を奪えなかったように、レベルの高いレースではスピード不足であることを露呈した。好位追走ではこの馬の粘りが生かせないし、かといって無理にハナを切っても中山の坂を越えることはできない。結局のところＧ１では実力不足ということになる可能性が高そうだ。
ジョーディシラオキ（牝４・北村53）	買い	H12チューリップ賞優勝。いちおう別定Ｇ２勝ちの実績を持っていることになる。
ジョーディシラオキ（牝４・北村53）	消し	チューリップ賞はしょせん４歳牝限定だし、メンバーもそれほどでもなかった。しかも道悪だった。その後のレースでは１度も掲示板に載っていないことを考えても、ここはあまりに敷居が高いと言わざる得ないだろう。
ユーワファルコン（牡４・中舘55）	買い	H12中日スポーツ４歳Ｓ優勝。ハイペースで果敢に逃げての３馬身差はなかなか凄い。まだキャリア６戦でまだまだ成長が見込めるという魅力もある。間隔が開いても走れるタイプでもある。古馬との顔合わせは初めてだが、それだけにかえって不気味である。
ユーワファルコン（牡４・中舘55）	消し	中日スポーツ杯もしょせん４歳限定戦である。しかもそんなに高いレベルのメンバーだったとは思えなかった。この程度の実績の馬が古馬との初対決がＧ１というのはあまりに厳しい条件ではないか。逃げて勝ってきている馬だけに先手を奪えなかった時は惨敗もあるだろうし、これだけのメンバーなので先手を奪えない可能性が高いのではないか。

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