G3東京新聞杯の感想
うーん荒れるとは思ったんだけどなあ。2着3着か。まさかダイワカーリアンとは。あんなに楽に行かせたら残ってしまうに決まっているのに。とは言え、確かに有力馬は後ろからの馬ばかりで早めに抜け出して勝ちに行くという馬はいなかったから、自分の競馬に徹するしかないよなあ。ということは、私の考えが甘かったということ。自分から動ける有力馬がいない場合は、強い先行馬を狙うべきということかな。また一つ勉強になった。
勝ったのはダイワカーリアンであった。オープン特別でも粘りきれなかったのに、まさか重賞で粘りきるとは思ってなかった。前述したとおり、有力馬が後ろからの馬ばかりで競りかけられるところがほとんどなかったのが良かったのだろう。ロードアヘッドが飛ばしてくれたので、離れた2番手というのも理想的だった。展開に恵まれた勝利といえる。とはいえ、33秒台のタイムも優秀だし、上がり35.5も立派である。この馬が力をつけていることも確かである。ただ、ここから先たとえば安田記念となるとさすがに厳しい感じは否めない。
2着はチェックメイトであった。1頭だけ脚色が違っていた。上がり34.3はもちろんメンバーNo1であるが、上がり34秒台もこの馬だけである。先行有利の展開だっただけにこの2着は価値が高い。ちょっと決め手不足っぽいイメージもあったが、それを払拭する走りだった。これで本格化したと見ていいだろう。今後も重賞戦線で活躍することは間違いない。
3着はバイオマスターだった。私が思っていたよりも落ち着いたレースをした。私はこの馬がペースを乱して、後ろからの馬が有利になると思っていたので、そういう意味では期待を裏切られたわけだが、この馬にしてみれば収穫のあるレースだった。ただ、岡部騎手が「もう少し抜けるところがほしい」とコメントしているので、まだ気負って走っているようである。それで3着なのだから能力はある馬だ。今後も楽しみな1頭である。
4着はエアガッツであった。過去の実績を考えればこのくらい走っても不思議はないが、それにしてもいつ走るか分からない馬である。折り合いがスムーズかどうかがこの馬の走りの鍵ということのなのだろう。ただ、それで4着なのだからさすがにもう重賞では足りないのかもしれない。
5着はキングオブダイヤであった。さすがに底力のある馬である。9歳馬にしてこの走りは立派である。叩かれながら徐々に良くなっているのがはっきり分かる。最近は行きたがることが多いようなので距離短縮も良かったようである。このまま無事にレースを使えれば、ホッカイルソーのような復活劇も十分に考えられる。
シンコウエドワードは6着であった。微妙な着順で判断が難しい。私にはこれが実力という感じがする。
レガシーハンターは7着であった。馬体が絞りきれず本来のデキではなかったようである。もっと暖かくならないとダメらしい。
ロサードは8着であった。私が心配していたことが現実になってしまった。テストしてみたかった気持ちは分かるが、馬券を買っている人のことも考えてもらいたい。この馬は馬込みが嫌いだということは今までのレースでもはっきりしていたと思う。それをあんな普通のレースをするなんて。がっかりである。
シンボリインディは9着であった。この馬の惨敗はなんとなく予感があった。得意のマイル戦とはいえ、古馬実績はないし、NHKマイルCもそんなにレベルが高くなかったと思ったので、惨敗も十分にあり得ると思っていた。まあ、それが現実になったということだろう。今後のことはもう少し見てみないと何とも言えない。
まあ、こんなもんですかねぇ。
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