G1安田記念の結果
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結論 |
◎スティンガー ○ブラックホーク ▲キングヘイロー △ウメノファイバー △アドマイヤカイザー △シンボリインディ △フェアリーキングブローン
買い目(馬番連勝複式) |
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馬名 | 買い&消し | |
ディクタッド (牡6・オドノヒ58) |
買い | 欧州G1を2勝している実績を持つ。海外でもそれなりの評価を受けている馬である。馬の適性を考慮してレースを選択するゴドルフィンの馬なので、日本の馬場の適性も問題ないはずだ。現に京王杯SCで休み明けながら6着に踏ん張っている。叩かれた上積みを考えれば今回の巻き返しは必至とも考えられる。 |
消し | マイルを経験したことがないのが痛い。海外でもスプリンターという評価を受けていただけに、距離延長がどう出るかが勝負の分かれ目となる。京王杯SCで掲示板を外したことで日本馬との勝負づけは終わったとも考えられる。 | |
フェアリーキング ブローン (騙6・フラッド58) |
買い | 香港G1を2勝した実績を持つ。一昨年2着だったオリエンタルエクスプレスにも勝っている。最近5戦も連対を外していないので安定した走りが信条のようだ。こういう外国馬は走らせてみないと分からないところが多いだけに、未知の魅力はたっぷりということになる。 |
消し | 香港の馬なので当然といえば当然であるが、国際級の実績はない。言ってしまえば実績は大したことはない。距離もスプリント戦を中心に使っており、マイル経験は1度(2着)だけである。距離適性には疑問を抱かざる得ない。環境の変化にとまどうことも考えられるし、走らせてみないと分からないということは、惨敗もあり得るということである。 | |
スティンガー (牝5・田中勝56) |
買い | 京王杯SC優勝、京都牝馬特別優勝、オークスTR優勝、阪神3歳牝馬S優勝。これ以外にも毎日王冠4着、天皇賞秋4着と4歳牝馬ながら古馬の1流どころと互角に渡りあった実績を持つ。こんな馬が5歳になったらどんなに強くなるかと思っていたら、前走の京王杯で上がり33.6という驚異的な末脚で快勝してしまった。天皇賞秋の実績からも距離延長がマイナスになるわけもない。牝馬は勢いが出ると止まらなくなるものだし、連勝の確率が高いかも。 |
消し | ちょっと間隔が開いていたところにあんな激走をしたのでは反動がこわい。1400mであれだけの切れ味を見せたということは実はスプリンターということも考えられる。マイルだと去年の天皇賞秋のような決め手いまいちで終わるかもしれない。そして、武豊からカッチーへの乗替りはちょっと不安だと言わざる得ない。 | |
ブラックホーク (牡7・横山典58) |
買い | スプリンターズS優勝、阪急杯優勝、スワンS優勝など。スプリンターズSを勝ってスプリンターという認識が濃くなったが、もともとはマイラーとして活躍した馬である。現にマイルCSも3着している。勝ったエアジハードが引退したのだから相手はキングヘイローだけ。それ以外には負けられないということになる。前走京王杯SCも2着を確保しており調子は問題ない。安定度の高い馬だけに連は外さないという見方もできる。 |
消し | やはりマイルという距離が不安となる。スピードのある馬なのでマイルだとハイペースでも先行してしまう。それでラストの決め手が甘くなり、2着3着に負けるというのがパターンである。今回も目標にされやすいだけに、どこまで踏ん張れるかが鍵となる。そういう意味では東京の長い直線もこの馬にとってはマイナスかもしれない。 | |
キングヘイロー (牡6・福永58) |
買い | 高松宮記念優勝、マイルCS2着、中山記念優勝、皐月賞2着など。今年の3月にようやく念願のG1制覇を果たした。しかし、この馬にスプリンターという評価はふさわしくない。中山記念や皐月賞の走りからも中距離でもかなり強い馬である。マイルCSでも2着している。そういう意味では距離延長はプラスと見るべきであり、高松宮記念の優勝は能力の違いによるものという評価が正しいのではないか。そうだとすれば、エアジハードがいない今回のレースでは負けられないということになる。 |
消し | 能力が高いのは確かかもしれないが、前走11着に負けているようにムラがありすぎる。最大の原因は外に馬がいると走らないことらしい。が、本当にそれだけか。暖かい季節の実績もないというのも気になる。それに最近スプリント戦で好走している最大の理由は、折り合いがつきやすいことである。マイル戦だと掛かりやすくなるということで中距離でムラが出る理由の1つだと思われる。 | |
マイネルマックス (牡7・勝浦58) |
買い | マイラーズC優勝、クリスマスS優勝、朝日杯3歳S優勝。ここのところ調子がやたら良い。3歳チャンピオンがこの歳になって復活するのは本当にめずらしい。前走のマイラーズCも完勝といえる綺麗な勝ち方だった。高松宮記念も距離が合わないにもかかわらず0.3秒差である。勢いは非常に感じられるだけに注意は必要だ。 |
消し | ここ半年でマイルを2勝したが、いずれもタイムが34秒台だった。時計のかかる馬場に助けられたという評価が妥当かもしれない。それにこの馬は中山阪神のように直線の短いコースの方が合っている。東京コースでの瞬発力勝負だと分が悪い。現に東京新聞杯で13着に惨敗している。 | |
ウメノファイバー (牝5・後藤56) |
買い | オークス優勝、クイーンC優勝、京王杯3歳S優勝。これまでに東京コースの重賞を3勝していることでも分かるとおり、東京専用の馬である。オークスを勝っているが、適性距離はマイル前後だろう。前走も5歳初戦だったにもかかわらず4着に頑張り、東京コースでの強さを見せた。叩かれた上積みも見込めるので逆転の余地も十分である。 |
消し | これまで勝っているのは牝馬限定戦だけである。牡馬混合の1級品相手となると本当に戦えるかは不安である。距離延長も東京マイルは切れ味だけでは難しく、真の底力が必要となってくる。前走の京王杯SCよりは厳しいレースになるのは明らかで、前走4着からさらに上の着順となるとどうか。本当の意味での試金石のレースとなるだろう。 | |
シンボリインディ (牡5・蛯名58) |
買い | NHKマイルC優勝。去年の4歳マイルチャンピオンである。しかも東京マイルでのものだけにその価値は高い。昨冬に復帰してから信じられない不調が続いたが、前走の京王杯SCで掛かりながらも5着に踏ん張るという内容のあるレースをした。やっと復調気配というところだろう。であれば、さらに上昇しているはずで、距離延長も考えると巻き返しは十分にあり得ることになる。 |
消し | 去年のNHKマイルCのレベルが疑問である。もともと混戦で中心馬不在というレースで、あのレースだけで世代チャンピオンというのはどうか。4歳G1は古馬G1に比べると少し評価を落とすのが妥当なのではないか。前走も距離が1400mだから踏ん張れたとも考えられ、マイルでは最後まで持たない可能性もある。古馬になってから1度も連対すらしていないだけに安定度は期待しない方がいい。 | |
イーグルカフェ (牡4・岡部54) |
買い | NHKマイルC優勝。今年の4歳マイルチャンピオンが果敢に挑んできた。4歳馬が有利なのは54kgというその斤量である。この4kg差をどこまで生かせるかが勝負の鍵となる。そして4歳馬の魅力は日々成長をしていることである。前走から1ヶ月でさらなる成長を遂げていることも考えられ、前走よりもさらに強くなっていることは十分に考えられる。スピードワールドが3着したこともあるだけに4歳というだけで評価を落とすのは問題である。 |
消し | しょせん4歳はまだまだ子供という考え方は十分にできるはずだ。今年のマイルCも中心馬不在の混戦だっただけに、このレースを勝っただけでは古馬にも通用する馬とは言い切れない。しかも、この馬は僅差の勝負しかしていない。以前3着したスピードワールドが4歳では大きく抜けた存在だったことを考えれば、3着も厳しいということになる。4歳馬が通用しないとは言わないが、この馬ではどうかというところだろうか。 | |
ダイワカーリアン (牡8・北村宏58) |
買い | 東京新聞杯優勝など。もともと期待されていた馬だったが8歳にしてようやく重賞を制覇した。この馬の持ち味は、やや速いペースを先行して押し切るというしぶとさである。逃げることも2番手でもレースはできるが、とにかく平均より速い展開でないと持ち味が生きない。とはいえ、速いペースを先行して押し切れるというのはその能力の高さの証明でもある。ノーマークだと押し切られることも十分にあり得る。 |
消し | 前走の都大路Sでも2着に負けているように、どうしても決め手がもう一つ足りない。東京新聞杯は何とか勝ったが、そのときのメンバーと今回のメンバーはあまりにレベルが違う。自分のレースができたとしても、あっさり交わされそうだ。望みがないわけではないだろうが、他力本願的なレースになるのは否定できないだろう。 | |
オースミジェット (牡7・四位58) |
買い | ダートの重賞を相当勝っている馬である。先行して押し切るというのが勝ちパターンで勝つときは横綱相撲になることが多い。前走もきっちりと勝っており調子はかなり良さそうだ。 |
消し | しょせんダート馬である。芝での実績がほとんどない以上はここでの好走はほとんど無理というのが常識的な判断だろう。たぶん次へのたたき台にすぎないのではないか。 | |
レッドチリペッパー (牝5・藤田56) |
買い | 中山牝馬S優勝、富士S優勝など。4歳時から能力の高い馬と言われながら、重賞を初制覇したのが昨秋の富士Sだった。この馬はスプリンターだったのかと思いきや、1800mの中山牝馬Sも完勝してしまい、この馬の絶対能力の高さを再確認させられた。鋭い切れ味の末脚がこの馬の武器であり、東京コースは得意のはずだ。瞬発力勝負になればこの馬でも負けはしない。 |
消し | 休み明けとなるのがちょっと痛い。これだけメンバーが揃っているだけに大きな不安となる。また、スプリンターズSで5着している実績を考えると、この馬のベストは1400mのような気がする。1800mでも走れるので全くダメではないとは思うが、マイルだと去年のNHKマイルCのように決め手が足りなくなるような気がする。中山牝馬Sは相手が牝馬だったからということではないか。 | |
フサイチエアデール (牝5・和田56) |
買い | ダービー卿CT優勝、エリザベス女王杯2着、桜花賞2着など。去年のクラシック戦線で渋い走りを見せていたが、エリザベス女王杯で古馬を相手に2着したのが凄い。その強さを証明するかのように、休み明けのダービー卿CTで1.33.0という好時計で快勝し、その能力の高さを見せつけた。前走は惨敗だったが馬体重が増えていたのが敗因だと思われる。理想体重に戻っていれば逆転は十分にあり得るだろう。 |
消し | 前走の惨敗がやはり痛い。理由は何であれいくら何でも負けすぎのような感じもする。せっかくダービー卿CTで強いレースをしたのにもったいないとしか言いようがない。こういうちぐはぐなことをするとどうしても勢いが止まったと見たくなる。去年のG1実績も牝馬限定戦だけなので、このメンバー相手でどうかという感じもする。 | |
ロサード (牡5・高橋亮58) |
買い | 京阪杯優勝、新潟3歳S優勝。京阪杯の走りはインパクトがあった。離れた最後方を1頭だけポツンと走っていたところ、直線だけでごぼう抜きである。これまでの走りが嘘のような爆走だった。このレースから推測されることは、この馬は馬込みがダメで、1頭だけで走らせると能力を出せるということではないか。直線の長い東京コースならば大外から強襲ということは十分に考えられる。 |
消し | 実績は京成杯だけである。京都金杯、東京新聞杯と負けているようにあまりにムラがあるし、結局のところ本当に強いところでは好走していないのである。そういう意味ではG1では敷居が高い感じもしないではない。前走も休み明けとはいえ8着に負けているし、体調面もどうか。 | |
エイシンルーデンス (牝5・野元56) |
買い | チューリップ賞優勝、阪神牝馬特別2着、京都牝馬特別2着。クラシック戦線ではいいところなく終わっていただけに古馬との対戦は厳しいと思われたが、逆に好走するようになった。特に京都牝特ではスティンガーとハナ差の勝負である。逃げてこその馬で、先手を取ると相当しぶとい。 |
消し | 逃げることしかできないのがあまりに痛い。それで勝っていればいいのだが、古馬になってからは2着までである。しかも牝馬限定戦での話である。このG1の舞台ではあまりに苦しいと言わざる得ない。 | |
エイシンルバーン (牡5・秋山58) |
買い | カシオペアS優勝、都大路S優勝。3月に復帰してから徐々に調子を上げてきて、前々走マイラーズC3着、前走都大路S優勝というところまできた。勢いは非常に感じられる。左回りも得意らしい。もちろんマイルもベストだろう。 |
消し | 前走オープン特別を勝ったが、今回のメンバー相手でどうかである。昨秋のマイルCSで11着に惨敗していることからもG1ではちょっと厳しいのではないかという感じもする。現に重賞では1度も連対していないのである。G1で戦うには、何かこれといった武器がほしいところである。 | |
アドマイヤカイザー (牡5・武豊58) |
買い | 京都金杯2着、ラジオらんぱ賞2着。重賞オープン勝ちはないものの、昨秋のマイルCSで4着という実績を持つ。G1級の実力を持っていることは間違いないだろう。その後も取りこぼしているが、後ろからしか競馬ができないのが裏目に出てしまっただけで、直線の長い東京コースならば、この馬の実力を出し切ることができるのではないか。鞍上武豊というのも心強い。 |
消し | 重賞勝ちがない実績というのがかなり気になる。マイルCS4着といっても上位3頭とは決定的な差をつけられていたし、好走だけならば展開次第で何とかなってしまうものである。その後のレースでも勝てないということは、レベルに関係なく好走で終わるタイプの馬かもしれない。とにかく、実績は大したことはない馬である。 | |
トロットスター (牡5・横山賀58) |
買い | シルクロードS2着、やまびこS2着。うーん困った。ちょっと思いつかない。 |
消し | マイルの実績がまったくない。重賞実績も1200mのG3で2着までである。この程度の実績でマイル重賞を好走するのはかなり厳しい。何のために出走してくるのか分からない。 |